ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年09月29日(月) 銀白色に輝くもの/メヒシバのかんざし(追記)

今日、昨日の運動会の代休で娘はお休みです。
かねてから幼稚園に行きたがっていたので、
午後から遊びに行くことにしました。

娘と渡る賀茂大橋。
今日の鴨川はいつもにも増して清い流れ。
先週の金曜日、病院帰りに通った時には茶色い濁流だったけれど、
今日の流れは、なんと透明感のあること!
川底の小石のひとつひとつも、
先日の大雨で洗濯され
なんだかきれいになったように見えます。
今日は風が強い…。
この橋を渡ると、その時々の季節のひとコマを
川の上を渡って来る風で感じたり、
川の上流の山々の景色で感じたり…
うん、やっぱり好きな場所のひとつです。

娘が幼稚園の園庭で遊んでいるのを見ている間に、
ぼつぼつと空から降ってきました。
しかし、真上は青空。
空の一角にある少し離れたあの白い雲から落ちて来たのかしら?
こんなしぐれ方は、秋が深まったような…そんな気配を感じます…
まだ、10月にもなっていないのに。

幼稚園を後にしてお買い物をすませた後、
4時過ぎに、少し高野川沿いを歩きました。
娘とここを歩くのも久しぶりです。
河原には、オギの穂が少し傾いたお日さまの光の中で、
銀白色に輝きながら揺れています。

キラキラと
サワサワと…

まるで静かな音楽を奏でるかのよう…。


娘は、歩きながらメヒシバの草で
かんざしを作って遊びはじめました。
わぁ…懐かしい遊び。
「誰に習ったの?」と聞くと、
「小学校の先生」との返事。
ふふっ、小学校でいろんなことを学んで来ているようです…♪



2003年09月28日(日) 青空のもと/今年も甘い香りが…

秋晴れの気持ちの良い日曜日、
今日は娘の運動会でした。
娘はこの日がとても楽しみだったよう。
今朝はいつになく、しゃきっと起きてきました、笑。

私は病み上がりのため、椅子と日傘持参…。
(お医者様からは紫外線には当たるな、走らないように…と注意を受けました。
はい、先生…私、今は走りたくても走れませぬ…(^^; )

娘の通う小学校は全校生徒が700人程。
うーん、一体どこで体操をしているのやら、
小さい娘は埋もれてしまって、わかりません、笑。
今年はなぜか沖縄調で、全校児童の体操も島唄に合わせて
踊っているような体操をしているような…
なるほど…最近の運動会って、ラジオ体操をしないんですね。

娘はどの種目にも、一生懸命。
身体を動かすことが好きなんだなぁ…と思います。
団体種目の入場のダンスのステップも
人一倍張り切っていている後ろ姿がかわいらしかったです。←親ばかですね、笑。

リレーではバトンを受け損ねるというアクシデントがあって、
ハラハラさせられましたが、
懸命に走ったという満足感は得られたようで、ほっ。

彼女にとって、小学校初めての運動会は
今日のお天気のようにキラキラと輝いて
楽しい思い出となったことでしょう…よかったね…(^-^)

私も無事、お弁当も作れるまで、風邪が治ってよかったです…ほっ
あ、でも、お弁当にデザートがなかったと後で言われましたけど…(^^;
(しばらくお弁当を作っていなかったので、すっかり忘れていました、フルーツの用意。
今度の遠足の時には、ちゃんとするね…。)


運動会の後、夕飯の買い出しに出かけ、
公園の横を通り過ぎようとしたら、ふぁんと甘い香りに包まれした。

あ…

9月の終わり、今年も金木犀が咲き始めました。







2003年09月24日(水) 柚子茶

雨降りの中、今日も幼稚園に出かけました。
とりあえず今ある絵本を分類、整理して
子どもたちが借りやすいように、
テーマごとにシールを貼る…という作業をしました。
在園児のお母さまたちに混じって、
声をかけたら気持ち良く来て下さった
娘の年少時のクラスで一緒だったお仲間。
おかげで楽しい気分で仕事が出来ました。

果てしなくあるように思われた作業も
お昼前には無事終了。
おかげですっきり。
これで少しは子どもたちも本を手に取りやすい状態に
なったのではないかしら…。

来て下さった皆さんの手際のよさに感心。
(この調子で、我が家の整理整頓にも、
つきあってくれないかしらん…笑。)

近くのお店でランチをいただきました。
一仕事終わったあとなので、嬉しいひととき。
食後、何を飲もうかとメニューを見ていたら
目に入ったのが「柚子茶」。
運ばれて来たお茶を一口…甘酸っぱくて、ほっとしました。
柚子のほろ苦さとシロップの甘さが
身体の中で優しく浸透していきます。

このところ少し喉が注意信号…。
「柚子茶」を飲んで、少し元気になった気がします。(^-^)


__________________________________

娘のおけいこに行くため、電車の時間に間に合うようにと
少し無理をしてしまいました。
そういえば1学期も、いつも駅まで走っていってたなぁ…(^^;
頭の骨がひっつくまで、もっと時間に余裕を持たせなければ…と
反省した次第です。




2003年09月22日(月) 明るくなったり、暗くなったり/ 鍵の魔法

朝、カーテン越しに太陽の光がさしたり翳ったり…
外を見なくても、風と雲の動きを感じます。

あ、明るくなった。
あ、今、雲がお日さまを隠しちゃった。
あ、また、明るくなった。

朝食をいただきながら、娘とクスクス…。

娘が学校に行った後、外を見たら
青い空のなか、綿雲が放牧されたように
ぽつ ぽつ ぽつ と…。

そして、相変わらず、部屋の中は明るくなったり暗くなったり…
そんな中、久しぶりにお布団を干しました。


___________________________________

幼稚園の「えほんの会」からもどってくる時間と、
娘が学校から帰ってくる時間…
今日は5時間なので、ちょうど同じぐらいなのです。
考えたすえ、今日はじめて娘に鍵を持たせました。

結局、私の方が帰ってくるのは早かったのですが、
娘は自分で鍵を開けて帰ってきました。
(家の玄関の前に、まず共同玄関の鍵を開けなければなりません。)

鍵を持ったことで、ちょっと一人前になったような気分になったのか、
「今度、4時間の時でも、ゆうちゃん一人で大丈夫。
おばあちゃんに来てもらわなくても、お留守番出来る!
そしてママがいない間に、することちゃんとしておくんだ〜♪」
などと、大きなことを言い出しました。(笑)

ついこの間まで、ほんのちょっとゴミを捨てに行く間も
「寂しいから、お留守番できないー」と言っていたのは誰!?

ちなみに今夜は「ゴミを出しにいってくるよ」と言いましたら
「うんわかった、その間に、ゆうちゃんが(各部屋に)ゴミ箱をなおしておくよ。」
と、たのもしい発言。
おぉ、すばらしき鍵効果…笑。


でも実際のところ、ハハとしては、ほんの5分の御留守番でも心配なんですけれどね…。



2003年09月21日(日) 秋が早足で。

台風の影響からか、お昼過ぎから雨が降り出しました。
雨はしとしとと冷たく降っています。

一昨日の暑さがうそのように、今日は肌寒い。
夕方には長袖のカーディガンを取り出してきました。

そして夕食はおでん…笑。
これからの季節、土鍋が活躍します(^-^)



2003年09月20日(土) あれこれとちょっと動き出した…

先週は一応安静のため、家でおとなしくしておりましたが
(そのおかげで、毎日「ひとコマ」を更新出来たのですが…笑。)
今週はあれこれと用事が多く、
1週間ずっと出歩いておりました。

娘が卒園した幼稚園で、ある程度まとまった数の絵本を
購入出来ることになりました。
水曜日、園に出向き、
夏休み前に園に提出した絵本のリストを再検討し、
購入する本を決めてきました。
この本たちが本棚に並ぶ日が待ち遠しいです。
去年から地道に働きかけていたことが
ようやく形となって実を結び、ちょっと嬉しい♪

金曜日には、小学校で読み聞かせのボランティアや
図書ボランティアをされている方々とお会いしました。
今のところ、1年生の教室に
月に1回、朝の時間(10分間)に入ることになっています。
(子どもたちの反応を見て、今後回数が増えたり、
他の学年にもうごきがでそうです…。)

先生からのご要望は、
なるべく長いお話…10分間のあいだに1冊、
それも出来れば図書室にある本でということなんですが、
うーん…。
さて、何を読みましょうねぇ…!?



2003年09月17日(水) 雀のかわいいしぐさに見とれて

朝食を食べていると、
シジュウカラの鳴き声。
この辺りに、久しぶりに遊びに来た気がします。

ツツピー ツツピー と、
秋の澄んだ空気によく似合う…
こんな日は気持ちのいい1日を過ごせそう♪

幼稚園に用事があったので出町まで出かけました。
賀茂大橋からキラキラと輝く川面を見ていましたら、
河原の草のしげみが動いています。

見ると、スズメたちがちょいと飛んでは
細長い草の上に降り立ち、
重みでひゅいーっとしげみに隠れているんです。
草が自分達の重みでひゅいーっと降りる瞬間が楽しいとでも言いたげに
遊んでいるように見えました。
ふふっ、かわいいの♪



2003年09月16日(火) CTとレントゲン

今日の下校時間…1時45分、
残り遊びはしませんとプリントにはありました。
なのに、娘は2時15分になっても帰ってきません。
(だいたい我が家は学校から5分とかからない距離…)
一体何をしているんだろう…とやきもきしていたら、
ピンポーンとインターホンがなりました。

娘はインターホンの向こうで開口一番「お母さん、頭が痛い」。
それと同時に学校から電話が入りました。
「ゆうちゃん、お昼休みにおともだちに押されてこけて頭を打ち、
今まで保健室で寝てらっしゃったんです。
大丈夫だと思いますが、今日はおうちで様子をみてあげてください。」

…一見、元気そう。(ちょっと安心。)
保健室ではずっと冷やしてもらっていたらしい。
帰って来ても、やっぱり後頭部が痛いと言うので、
再び冷やしました。

「痛い?」
「うん、ちょっといたい…。」
「気分は悪くない?」
「うん。」

うーん、判断に悩むところ。
大丈夫そう…けれど、本当に大丈夫…!?

…約3週間前のこと。
実は私、旅行中に頭を打ったのです。
気絶もしなかったし、たんこぶも出来なかったし、吐きもしなかったので、
そのうち治るだろうと思い、2週間程そのままに過ごしました。
けれどもちっとも痛みがとれません。
やっと重い腰をあげて病院へ行き、検査をしてもらいました。
結果は「頭蓋骨骨折」。
(骨折と言ってもひびのようなものです…。
そんなわけで、このところ、頭にあまり振動を与えないよう、
おとなしく過ごしております…。)

娘は元気そうだけれど、痛いのは痛いらしい…。
自分の頭の骨のうずきも手伝って、
なんだか急に不安になりました。

念のため、保健室の先生にお電話して状況を聞きました。
話をしているうちにやっぱり病院へ…ということになり、
病院で、CTとレントゲンを撮ることに。

結果、CT、異常なし。
レントゲンも…うん、きれいな頭蓋骨。
(この間、自分の頭蓋骨のレントゲン写真を見て来たので、よくわかる…)
ふぅ、よかった。

先生曰く「もし異常があれば、お子さんは寝てしまって起きないか、
記憶が飛んでいるか、吐いたりしますので…。」

(「はい。…けれども先生、どの症状もなかったんですが、
頭蓋骨骨折中の人間が、ほら、目の前に一人いるんですぅー。」と、
心の中で言う私…)

「もし、吐いたり、何かありましたら、すぐにいらしてください。」

(はい、そうします…。)

結果を見てみれば、学校を巻き込んで大騒ぎをしたことに
申し訳ない気持ちになったのですが、
やっぱり検査に行ってなければ、
しばらくは不安をかかえて過ごすことになったでしょう。
頭を打った時の判断は、むずかしいです…。

夜、寝る前も「頭が痛い。冷やして…」という娘。
検査をしてもらった後なので、その言葉にも余裕を持って対応出来ました。
きっと検査していなければ、今頃おろおろしていたかもしれません…。







2003年09月15日(月) 涼風と熱風/ペガススの四角形

窓からはお昼寝するのにちょうどよい風…♪
やっと秋らしい空気になってきました。

夕刻、娘と友人宅から帰ってくると
パパが仕事を放ったらかして(…!)TV見てました、笑。
ちょうど9回裏、なんといいタイミングで帰って来たんでしょ。
そんなわけで、テレビから熱風が吹き込んできました…(^-^)
特別にファンと言うわけではありませんが、
やっぱり優勝と聞いて、
ワクワクと心躍ってしまうのは関西人の血でしょうか…笑。

____________________________________

夜、娘が寝入ってから、ベランダに出てみました。
明るい臥待月、明るい火星…。

しばらくして目が夜空に見慣れてくると、
今夜はいろんな星がまたたいていることに気付きました。
火星の斜め下で瞬いているフォーマルハウト、
北東の低い位置には、黄色っぽいカペラが輝いているのが見えました。

見上げると、星が四角く形作っています。
あ、あれがペガススの四角形かな…と
星座早見盤を取り出してきました。
(↑「子供の科学」9月号の付録 火星接近仕様のんです…)

やっぱり、ペガススの四角形。(^-^)
…そしてその先がアンドロメダ座で…。

「ということはぁ、今夜は、もしかして…、もしかして…、見えるかも…!」
(↑娘の言い方を借りてみました。(笑)
彼女は顔中に期待を浮かべて、こんなふうな言い回しをよくするのです…。)

いそいで(今度は仕事をしている最中の)パパを呼んで来て(笑)、
望遠鏡をセットしてもらいました。
どうも私は利き目が左で、ファインダーがのぞきづらいのです。
次は絶対、自動導入付きのんを買うぞ…!(一体、いつ!?)

探しているのは「M31 アンドロメダ大銀河」。
しかし、月の光が明るいため、うーん、よくわかりません、残念。
もう少しお月さんが細くなってから、また探してみましょう…。

アンドロメダ大銀河♪
そういえば昔、アンドロメダ大銀河を舞台にしたお話書いたことがあります。
(SFファンだった中学生の頃…、なんだかとっても憧れていたんです、
この果てしなく遠いところにある銀河に…ねぇ…笑。)

アンドロメダ座の少し下には細い三角形に星が並んでいます。
なにかしら…と、また早見盤を見てみましたら、
「さんかく座」と言うんですって。
(うーん、そのままの名前…笑。)

夜風がひんやりとして少し寒いほどです。
そして夜空は、秋の星座へと移って来ていたのだと実感…。








2003年09月14日(日) 南極大陸って…/うどんの国

朝、地球儀で娘とエジプトの場所探しをした後、
パパがおもむろに地球儀を解体(!?)しはじめました…。
軸から外して、地球儀をしげしげ…。

パパ曰く「地球儀って、こうやっていろんな角度から見れる方が
絶対おもしろいのに。ほら、こうやって見たら、南極がよく見える。」
(と、南極を上にしてみたり…)

まぁ、確かにこうしてじっくりと南極大陸を見ることって
あまりない気がしますが…。
ふーん、南極大陸ってこんな形をして、大きさはこんなぐらいとか…
なるほど、今まで見過ごしていたような気もしてきました。
あ、ちゃんと昭和基地やみずほ基地、あすか基地も載っているのですね。
(地球儀買ってかれこれ半年経ちますが、はじめて知りました…(^^;)

夜、うどん好きな娘がおばあちゃんに電話。
娘「おばあちゃん、うどんの国って知ってる?」
おばあちゃん「かがわでしょ」
娘「せいかーい! かがわはいったいどこにあるでしょう?」
おばあちゃん「しこく」
娘「あったりぃ♪ じゃあかがわの花は…?」
おばあちゃん「オリーブ?」
娘「あったりぃ♪」
それから延々と地図を見ながら「○○県の花は?」と
クイズを出している娘…
おばあちゃん、お相手ご苦労様でした。

一度、娘をうどんの国へ連れて行かねばなりませぬ…笑。

____________________________________

夜9時頃、居待月がのぼってきました。
ふふっ、お酒を一杯飲んでいい気分になった…
そんな赤ら顔したお月さんです…♪
私もちょっと今夜は梅酒でも飲もうかな。




2003年09月13日(土) ソリダゴとセイタカアワダチソウ




先日、十五夜用に買った切り花。
ススキや竜胆とともに、名を知らない黄色い花が
アクセントとして入っていました。
以前にアレンジメントされた花かごをいただいたときにも
たしか入っていた記憶が…。
たぶん、アレンジメントのアクセントとして
重宝されている花なのでしょう…。

しげしげとながめていると、
なんとなくセイタカアワダチソウに似ています…。
名前を知りたいと思い、手持ちの図鑑を見ましたがわかりません。
こうなるとますます気になります…笑。

セイタカアワダチソウをキーワードにしながら
ネットで調べていましたら、
今日になって、やっと名前がわかりました。

「ソリダゴ」と言うのですね…。
アレンジメントのアクセントとして人気の花。
セイタカアワダチソウとは親戚なんだそうで、
やっぱり似ていたわけです。

ところで、今回、この花のことを調べていて、
セイタカアワダチソウのことを
今まで大きく誤解していたことに気付きました。
セイタカアワダチソウって、
ずっと花粉アレルギーの元凶だと思っていたんですが…
実は虫媒花だったんですね!
(ああ、このことに今頃やっと気付くなんて…。)

今までずっとずっと、ブタクサと一緒だと思ってました…(^^;
ああ、ごめんねー、セイタカアワダチソウさん。
あなたは花粉症とは、なんの関係もないのに。

これでターシャの『輝きの季節』の8月のページも
安心して(!?)見れます…♪
↑今まで、このページを見ると、鼻がむずむずていたので…笑。



2003年09月11日(木) 十五夜お月さん

昨日はあんなに涼しかったのに、
今日になったら再び暑さが舞い戻ってきました。
バスの車窓から見える高野川…日の光でキラキラと
まるで真夏のような風情。
じっとたたずむアオサギ…足をつけてなんと気持ちがよさそうなこと!

川原には、ところどころでススキが揺れています。
あれ、欲しいなぁ…と思いながらも、
バスを降りて川原に出る勇気のない私は、
帰り道にススキと竜胆と、女郎花代わりの黄色い小花が
セットになったものを買って帰りました…600円也、笑。

娘が学校から帰ってくると、手にはススキの穂が…ふふっ。
校庭にあったそうな。
もう穂が開ききっていて、ふわんふわんしたもの…。
魔よけに飾っておきましょうか。

夜、雲が覆っていてなかなかお月さんはお顔を出してくれません。
月を見ないままに、お月見団子をいただきました。
京都の月見団子はこんなふう…




里芋形をしたお団子に、
こし餡がのっています。
あっさりと上品なお味♪



お団子をいただいてしばらくすると、
雲の切れ目から、お月さんがお顔を出しました。
見ているうちに、黒い雲がまた雲を隠しちゃったけれど、
寝る前に、十五夜お月さんに出会えてよかったね…。

娘を寝かし付け、10時を過ぎた頃、
カーテンを開けていた窓から、
さぁーと光が部屋の中に差し込みました。

外の景色がお月さんの明かりのもと、
浮かび上がっているのが見えます。




月の光…明るくてまぶしいくらい…。
どうぞ、世の中を明るく導いてくださいな。

今夜の光は…平和への祈り。




2003年09月10日(水) 待宵は朧月

夜中、雷鳴で目が覚めました。
雷雲がこちらにもやってきたようです。
きのうの夕方に見た幕電…
あれはずいぶんと遠いところで光っているので雷鳴が聞こえないらしいのですが、
それでも見た目には、山のすぐ向こうにある雲のように見えました。
不思議なものです…。
朝起きると、雨模様。
窓からは涼やかな風…やっと秋らしいひんやりとした朝の空気。
昼間は少し蒸しましたが、それでもずいぶんと暑さはやわらいだようです。


夕方の6時半、地下鉄からバスターミナルに出てみると
もう外は暗くなっていました。
(8月は休会していたので)1か月ぶりに行ったおけいこだったのですが、
もう日はこんなに短くなっている…と、実感。
バスを待っている間、BGMは虫の音。
1か月前は、蝉だったけれど。

帰って洗濯物を取り入れようとベランダに出てみると
ちょうど山の端が、少し明るくなっていました。
もうすぐ月があがってくるというサイン
ゆらゆらとゆらめくように光が山の端からもれる時、
なんとも神々しくてドキドキしてしまいます。

「待宵」
昔の人は、きっとこのひとときを
縁側などで楽しんでいたのでしょうね…。
今夜は朧月。
火星は今夜はちょっと離れたところにいて、
雲の合間から、お月さまをななめに見下ろすように輝いています。
きのう寄り添っていたなんて忘れちゃったわ…とでも言いたげな表情で…笑。










2003年09月09日(火) 幕電と月と火星

6時過ぎ、晩ご飯の用意をしていましたら、
娘が「おかーさん! 雷!」と、台所に飛んできました。
そこで、手をとめてしばらく耳を澄ませたのですが、
雷鳴が聞こえてきません。
「ん?」と、私は半信半疑。
「また、光った!」と言うのですが、やっぱり雷鳴が聞こえません。

そこでベランダに出てみると…

あ!
雲の中で、光った!



雲の中で、光っています。
けれどもちっとも雷鳴はとどろかないのです。
わぁ…、不思議な現象…。


『空の色と光の図鑑』(斎藤文一/文 武田康男/写真 草思社)を見てみましたら、
これはどうやら「幕電」という現象だとわかりました。

思わず食事の支度もそっちのけで、この美しい稲光に見とれていましたら、
やがて東の山の端(は)から、黄色い色をしたお月様がのぼってきました。
そしてお月様が完全にみえてまもなく、
今度はオレンジに輝く火星が、月に寄り添うようにのぼってきたのです。

そうでした。
今日は、お月さまと火星が接近する日。
火星とお月さまは、まるで仲良く会話をするかのように輝いています。

幕電を見ながら、月と火星の観望。
なんだか豪華です、笑。




暗くなると
薄紫色をした光が、ぱっと光るので、
思わず「わぁ、きれいねー」と声をあげました。


そして…



月と火星

おつきさまの光が明るすぎて、
デジカメではなかなか上手に撮ることができませんが…。
望遠鏡をのぞくと、月と火星が同時に見ることができます。


そのうち、薄雲が出て来ました。
明るい月の光に照らされて、暈が出来ています。
「ゆうちゃん、おつきさまの周りに虹の環ができたよ♪」
しかし、肉眼では薄雲のなかに隠れてしまった火星も
望遠鏡をのぞくとちゃんと見えるのですね…へぇ…。

その後、望遠鏡が集めた明るい月の光を
手をかざしてみたり…。

ふふっ、今夜はなんだか楽しかったな♪









2003年09月08日(月) 白い月と輝く月と

夕方、洗濯物を取り込もうとベランダに出ると
心地よい風が吹いていました。
目を閉じると、身体を通り抜けて行くような風。
こんな時は、しばらくここに留まっていたい…。

でも、そんな心地よい風が吹いていたのはいっとき…。
娘のピアノの練習を終えて、ふたたびリビングにもどってきたら
もう風は止んでいました。

お月さまが出て来ているかしら…と、窓の外をながめましたら
あ…白い月。
それも、夕焼けでピンク色に染まってたなびく雲の横に。

青い空とピンク色の雲と白い月…
それは夕方の一瞬のこと。
刻々と変わりゆくこの時間帯、
5分後には、ピンク色の雲も青い空も
暮れゆく色の中へと沈んでいました。

そしてしばらくすると、お月様は輝き出し、
きのうよりもその輝きはまして、
今日は黄色みを帯びた光を放っています。
この光を見て、かぐや姫の物語は生まれたのだな…と
遠い昔の人と同じ気持ちになってみるのでした。


__________________________________

今週の生協の注文書に
なんとカタクリの球根が載っていました。
わぁ…自分のおうちのベランダに咲くカタクリ…!
ちょっとドキドキしながら注文してみました。



2003年09月07日(日) 静かな昼下がり…/お月様の光

日曜日の午後、
気温はまだまだ暑いのですが、
今日は風がよく通ったので、まだ過ごしやすい1日でした。
青空も今日は高く見えます。

昼下がり、外ではお日さまの光が暑いよーと言っているのに、何か物足りない…。
そう言えば、あんなにうるさくせわしなく鳴いていた蝉の声が、聞こえなくなったのでした。
ときおり思い出したように、「あ、鳴かなくっちゃ!」と焦って
「ツクツクホーシ ツクツクホーシ」や「ジィー」と
鳴いているのがおりますが…。

静かな昼下がり。
ときおり、下の草むらからかすかな虫の音が聞こえてきます…。

___________________________________

今夜はちょっとふくらみかけたお月様が
東の空にいらっしゃいました。
夜空に明るい銀色の光をはなっています。
夕食後、望遠鏡を出して、お月様を観察。
レンズをのぞくと、クレーターがくっきり。
3倍のバローレンズ×6ミリレンズにすると
のぞく前から、もれているその明るい光にぴっくりします。
そして、望遠鏡の前に手をかざすと、
レンズがあつめたお月様の光を手にあてることができます。
神秘の光を手に受け取ったような気がして、少し心が躍ります。
もうすぐ十五夜…どうぞ晴れますように。

火星のオレンジ色も今夜は美しく見えました。
はしっこがちょっと緑っぽくうつり、
屈折レンズの限界を感じますが…(^^;


___________________________________

パパと娘がお買い物に行ったついでに
友人のところで、紫蘇ジュースをいただいてきました。
飲むと…紫蘇の味。(当たり前か…笑。)
夏バテにききそうです。(^-^)
今から作って飲んでこようかな♪




2003年09月05日(金) 夕刻に…

4時前、スイミングに行くのに自転車で通る道。
オシロイバナがあることに気付きました。
少し花が開きかけています。

6時前、同じ道を帰ります。
開いている花が多くなった。
横を通り過ぎると、
ふっと甘く独特なオシロイバナの香り…。
私たちがプールに行っている間に、
そこの空気がお化粧をしたようです。
…ふふっ、なんだか嬉しいお出迎え。






2003年09月04日(木) カブちゃんの眠る場所は…

今日も日中は暑かったのですが、
夕方になると、
ようやく9月を感じるさわやかな風が吹いてきました。
ベランダのそばでは、赤とんぼたちの飛び交う姿…♪
澄んだ青空によく映えます。

今朝、小学校にメスのカブト虫の亡骸を持って行った娘ですが、
そのまま持ち帰ってきました。
「小学校で埋めかけたんだけど、やっぱり寂しいから…。
おうちの鉢にうめる…。」

こうして、カナちゃんはアイビーの植えてあるプランターに
眠ることになりました…。
(こんな時、土のある庭がないのがつらいところです…。)
このプランター、もう少し涼しくなったら、
春の花の球根を植えるつもりなんですが、
カブちゃんをほじくりかえさないように気をつけなくちゃね…ふぅ。



2003年09月03日(水) おしろいばな/カブちゃんが…

今日も暑い1日でした。
学校から帰って来た娘、ほてってお顔が真っ赤っか。
そのままお風呂場へと直行させ、シャワーを浴びて一段落…。

おやつをいただき落ち着いた頃、
娘が「はい、お土産」と
筆箱からぽろぽろと、何やら黒いものを出してきました。
見ると、それは種。
「あ、おしろいばなの種だね、どうしたの?」
「校庭にあったの、今日、みんなで取った。」
せいかつの時間に収穫したらしい。

「どうして、おしろいばなっていうか知ってる?」
「ううん、知らない」
そこで、種をひとつ割ってやりました。
なかから白い粉のようなものが飛び散ります。

「ほら、白い粉がでて来た。これが白粉(おしろい)みたいだから
おしろいばなっていうんだよ。」
「ふーん、おしろいってなに?」

…ほとんど化粧をしない私。
娘は「白粉」を知らないのでした…笑。

___________________________________

夜、いつものようにカブト虫の世話をしていた娘。
「おかあさん、カナちゃん(メスのカブト虫のこと)が、動かないー。」

数日前から、ちょっと様子が変だったカナちゃん。
ついに動かなくなってしまいました。

「カナちゃん、死んじゃった。」
そういって、娘はオイオイと泣きはじめました。
飼育箱から取り出して、手に乗せて見つめながら…。

明日、小学校に持って行き、
中休みにお友達と一緒に埋めるそうです…。

窓からは火星が見えました。
「カナちゃん、今頃、火星に行ったかもよ。」と言うと、
「うん、はちぞう(←葉祥明さんの絵本に出てくるキャラ)と
一緒だよね、きっと。」と、少し落ち着いた娘。

夏休みの間中、旅行に行く時もずっと一緒だったカブト虫。
娘にとっては「家族」だったのです。

カナちゃんは動かなくなっちゃったけれど、
いつまでもゆうちゃんの心の中に住んでいるよ…。

…カナちゃん…安らかにおやすみ…。





2003年09月02日(火) 不思議な朝顔/アトラスジュニア地図帳

2学期がはじまりました。
9月になってからの方が暑いです…。
2日から娘たちは勉強がはじまりましたが、
こう暑くては、勉強に集中出来ないでしょうね。
きのうも35度だったとか…!

娘は「幼稚園の時は扇風機があったのに、小学校にはないから暑い!」と
文句たらたら。
みんな、下敷きでパタパタとやっているそうです。
(やっぱり勉強出来る状態じゃない…)
うーん、せめて各教室の天井に扇風機がついていたらいいのに…。

__________________________________

娘が夏休みに持ち帰っていた朝顔。
2学期にはまた学校に持って行かないといけないので
旅行で1週間、留守をするときが気掛かりでした。
ベビーバスに水をはり、チャポン!とつけていったのですが…。

旅行から帰って来てきた朝、
どうなっているかしら…と、おそるおそるベランダを見ましたら、
なんと…! この夏一番というぐらいに花をつけて
「おかえり」と出迎えてくれたのでした。

それから毎日、多い時には”とお”以上の花をつけ、
今日はいくつ咲いているか知らん…と、
夏休み後半、すっかり毎朝のお楽しみに…♪

ところでこの朝顔、なぜだか花が長持ちするのです。
家で植えた朝顔はお昼にはしぼんでいるのですが、
この娘の朝顔だけは、夕方頃まで咲いています。
そして…なぜか、お昼過ぎには花の色が変化している…。



朝、咲いた時には、藍色。



昼過ぎには、ピンク色に…。



旅行前は、どうだったかな?(記憶にない…)
花が少なかったので、気が付いてなかっただけかしらん?
持ち帰った時には、巨大な葉っぱが茂るばかりだったし…。
なんだかとても不思議な朝顔なのでした。

今日、学校に持って行っていってしまったので、
ベランダがきゅうに寂しくなりました。

__________________________________

旅行から帰って来てから、旅の余韻を楽しむため、
『新版 アトラスジュニア地図帳 こども日本の旅』(平凡社)を買いました。
娘は九州地方のイラストマップを見て、喜んでいます。(^-^)
ここには、長距離フェリーの「さんふらわぁ」や熊本城など、
この夏の思い出が載っているのでした。

この地図帳、大人が見ていてもなかなか楽しいです。
名所・名園、歴史的建築物や国立公園、
工芸品、それに保護動植物などが、記念切手で表示されていて、
これをながめているだけでも見飽きません。

メモに「3ねんせいになったら、フェリーにのってくまもとにいく」と記して、
机に貼付けている娘。
フェリーの旅がよっぽど楽しかったのでしょう。
うん、また行こうね…。

__________________________________

旅のひとコマ「熊本にて」→こちら♪


 < 過去  INDEX  未来 >


こみち [風の小径]

My追加