今月は31日迄あったか…と思いながら、セルフチェックシートの最終欄を記入する。
入院中の一日のスケジュールはこんな感じ。
7時 病室の電灯がつく。 体温を自分で測ってシートに記入。これは朝、昼、夕の3回。 シートには3食の食事量と尿と便の回数の記入欄もあるので、これも自分で記録。 看護婦さんがやってきて、体温を聞いていく、血圧を測る。 さらに看護婦さんが来て、子供の心音を測っていく。
8時 清拭のタオルが配られる 朝食用の熱いお茶が配られる(自分のコップに入れてもらう) タオル回収される 先生の回診がある。体調に不具合があればいう。 食事が運ばれてくる。(この時点でお茶は冷めている)
9時 食事が終わる。 (毎週3回納豆が出て、2回パンが出る。パンがおいしくて仕方ない。もっとパンの日があればいいのに) お腹の張りの検査がある (腹囲にベルトを巻いて、一方は子供の心音と動き、一方はお腹の張りを測定する。双子の場合は片方20分。合計40分の間の張りの回数を見る。張りはつまり陣痛のようなものなので、強かったり回数が多いと、点滴UPに繋がる)
10時 週1回は診察。 (診察室まで車いすで連れていかれて、内診と超音波。この内診で子宮頸管が短くなっていても、これまた点滴UPに繋がる) 診察のない日はこの後延々と暇が続く。
11時 部屋の清掃やごみの回収がある。
12時 お昼のお茶が来る。 13時 お昼を食べ終わる。
14時 午前中の張りの検査で、張りが弱く回数が少なければ、シャワーもしくは洗髪の許可が出る。何時になるかはその日次第。
15時 シャワーの許可が出た場合、点滴を途中から抜いて、血液が固まらない薬を入れ蓋をする。 管を腕周りに巻きつけ、その上からラップとテーピング。 しかしシャワーを浴びるとめっちゃびしょびしょ。
洗髪の場合は、助手さんがやってくれるけど、美容師さんでも何でもないので、非常に不満が残る。
16時 シャワー時間は着替えも入れて30分。体力が落ちているので、その後夕食まで寝てしまうことが多い。
17時 暇か寝ているか。 18時 夜のお茶が来る。 19時 夕食を食べ終える 20時 暇か本か映画か。
21時 消灯。暗闇の中でパソコンで映画か、ラジオや音楽をきくか……とにかく苦痛な時間。
24時 ようやく眠くなる。妊婦さん全体に言えるのは、睡眠時間が短く細切れな事。大部屋だからだけではなく、皆熟睡できないみたい。
***
今日も旦那さんが来ていたが、ベッドテーブルで仕事をして帰って行った。 ああいうのを見ると、私も仕事したいなーと思う。
ケーキの残りを食べる。 今日は夕食前に食べたので、胃もたれもまあまだマシな方だった。
2014年08月30日(土) |
ああ、続きが読みたい。 |
午後旦那が来るのが分かっていたから、本を読むのは我慢しようとおもったけど、やっぱり読んでしまった。
「別冊 図書館戦争1」
うんうん、お前ら幸せだね。ラブラブな生活送ってるね! もう二次創作なんて必要ないね! というのが改めての感想です。 一巻は郁と堂上で、二巻は手塚と柴崎なんだろうなー何て思いながら読んでました。 しかし、やることまでやってくれるとは……恐るべし有川浩。 コミカライズが二社から出ているようですが、絵柄は(特に堂上は)少年誌?のほうが好きかな。花とゆめのほうは少し細すぎるというか。かわいすぎるというか。
***
午後一瞬父母がやってきて、ケーキを置いていった。 と言うのも今日は父の誕生日で、昼に姪っ子がいる間に、ホールケーキを食べたらしい。 地元に古くからあるケーキ屋さんのケーキで、私の大好物。 スポンジケーキというよりは、カステラ生地にチョコレートたっぷり、なケーキです。 苺のやつが好きだけど、今日のはフルーツケーキだったな。ちょっとびしょびしょになっていて残念……。
私はこれでもおいしいと思うけど、母に言わせると、先代の旦那さんが作ったスポンジのほうがより美味かったらしい。 子供の頃過ぎて覚えてないけど、きっと美味かったんだろうな……そのせいで今も好きなんだもの。
***
でも、好きなのと食べられるかは別の話で。 胃もたれで眠れない日がもう3か月近く続いていて、外来の度に胃が痛いことを訴えていましたが、
「お腹が大きくなって圧迫されるから当たり前の事」 「我慢できないほどの痛みなのか?」
と質問されて、
「そうなんですか、当たり前の事なんですね」 「いや、(胃の中身が消化される午前1時くらいまで起きていれば)ガマンできます」
と答えてきた為、一向に薬を戴けなかった。
入院してからも時々胃が痛い事は伝えていたけれど、当たり前と言われて。 夕食後にどうしても食べたくてケーキを詰め込んだら、案の定、ひどい目に合った。 胃が痛いというより、胃液が喉まで上がってきて熱くひりひりするという勢い。 まあ、普通に夕食を残してもそうなるんだから仕方ない。 分かってて食べたんだもの……。
後悔しながら寝て、しかしそれはしなくていい我慢だと知ったのは、これから2日後の話。
34週目にして初めて「お腹が張る」の正体がなんとなく分かる。 お腹の中の子供が暴れまわるので、そのせいでお腹がちくちく痛いのかと思っていたら、あれは張っていたらしい。多分。
この間の検診で、二人が「イ」の字に中に入っているのが分かって、どうせならひらがなの「い」の字に入れば楽だろうに、親に似ておばかさんだなこの子らはと思っていたところ。 男女の位置が逆転しているらしいことも分かり、そうなると第一子に数えられる下敷きになっているほうの性別が変わる訳で、お姉さんと思っていたのが妹になる訳です。
また回転するかもしれないけど……お兄ちゃんに妹って響きがいいかも。好きかも。
私の臍はとっくに真っ平らになっていて、下手するとちょっとでべそ。 腹囲は105センチになりました。 妊婦用に作られたLLサイズの下着でお腹に跡がついてしまうので、多少の事でも圧迫していないか心配。
仰向けに寝るのはとっくにつらいけど、横に寝てても点滴が気になるし、それ以上に、下になっているほうの腹を蹴られるので、ねらんないです。 寝られないけど寝転がっていなければならないので、体が痛い。ゴロゴロ体の向きを変えるけど、その度点滴が邪魔をする。
しかも今日から点滴レベルが2A→3AにUPした。 病室の噂では2Aから始まり、6AでがMAXだそうな。 6Aを過ぎるとマレ…なんとかという薬になり、それは胎児に影響を及ぼすので、あまりお勧めできないらしい。 なので、6Aのまま引っ張るか、子供が大きくなっていれば緊急出産と言うことになる。 引っ張る場合は、食事も寝たまま摂るとか……。 それは勘弁してほしい。 せいぜい大人しく寝ていよう。でも、これをあと3週間近く…か。
もう二か月入院点滴している人に比べたらマシなんだ! とおもえるけど。
このガマンでお腹の子たちが二人とも2000グラムを越えて育ってくれるよう祈る。 今一人は2000越えしたようですが、もう一人がまだ1700ほど。 二人合わせて5000越えしてもいいから、大きく丈夫に生まれてきてほしいです。
***
「図書館革命」
を読了。これで本編は一応おしまいなわけですね! ええ、もう、満足! 充分満足です! という終わり方で大変よろしい!!
私の中でこの二人はもうバカップルと言うことで落ち着いて安心しました。
ほんとはシリーズ通しての検閲と表現の自由と、いかなる目的があっても武器を取るということが正しかったのかと言う事とか、いやいやそれ以前に設定が非リアルすぎるでしょ、とかを語るべきと言うかなんというかなんですけど、完全にキャラ読み(郁の言葉を借りるなら)だったので、そこは割愛。
あー、二次創作サイト読みに行きたい。 本編の終わり方に不満は全くないけど、きっとみんないろいろ想像してんだろうなと思うと、読みに行きたい。 ネット環境がないのがこれほど悔やまれるとは……。
とりあえず明日は別冊を一冊だけ読んで。 明後日もう一冊読んで、と楽しみにちびちび読もう。
なぜならまた借りてきた図書館の本が切れちゃうから。 毎日が日曜日だからな……。
***
二度目の修理に出したDSは戻ってこないしね。 姪っ子が貸してくれた「どうぶつの森」をやってはいるものの、借金を返すたびに閉じてしまうたぬきち商店のお陰で、今日はプレイしても何も進まんな…と言う日があるのがつらい。それ以前に退院したら返さなくちゃいけないわけだから、無駄な時間を過ごしているような気がしてならない。
牧場物語みたいな、自分のペースでどんどん開発していける農地や、サバイバルキッズみたいな、発展に応じてでかけるフィールドが増えるもののほうががいいな。あと体力ゲージもないから、切羽詰った感がなくて物足りないです。
どうぶつたち、あんなに可愛い顔してほかの住人の悪口だの噂だの言うしさ……。
2014年08月27日(水) |
手の震え / 図書館危機 |
宣言通り友人が午後やってきて、手の震えを見てうふふ、アル中のようだねぇと笑って帰って行った。 最近の恋愛の話だとか、いろいろ話しましたが、どうもそろそろ結婚に至るらしい。 なんだか、相手の事を計りかねているらしいけど、その「測りかねている」ところがあるからこそ恋愛中なんだなと思って、ニヤニヤしてしまった。 結婚前の特権だと思うんですわ。 結婚したらただのコミュニケーション不足ですわ。
***
・帰命寺横丁の夏 柏葉幸子
を読んだ。 この人の本、多分初めて読むんじゃないかな。 劇中劇が入っていて、そうなると物語がダレてしまうことも多いけど、その劇中劇も面白くてどんどん読んでしまった。 爽やかさがあって、夏にいいなぁ、課題図書でもいいんじゃあないの、と思ってしまいました。
「ペイ・フォワード」
を見た。シックスセンス繋がり。 あの主人公の子は最近どうしているのやら。 好きな人には申し訳ないが、子供らしい子供を演じているようであまり好きではない。けど映画は良かった特に先生。 あとジョン・ボンジョビは年齢不詳だなぁと思いつつ、あ、このころはまだ若かったんだっけ、と思い直す。
・図書館危機 有川浩
を読んだ。 前作から更にラブ度がアップして、「戦争」と言う言葉に惑わされ、一巻を読みだせないアクションラブロマンス好きな人がいたら、勿体ないから早よ読め。と言いたい。声を大にして言いたい。
しかも後引く終わり方よ……次の「革命」でどこまで二人の関係を持っていくのか楽しみだ。 私だったら行くところまで行っていただいて、自分をすっきりさせるけど! その辺はネットの二次創作隊に任せる感じになるのだろうか。
けど作者さんちょっと同人誌の匂いがするから、ちゃんとしてくれるかもしれない。 すると読者は納得してしまい、二次創作隊の出番はあまりなくなるのであります。
二次創作サイトって、本編でもやっとしている所を想像して創作するから楽しいんだよね。関係が曖昧なほど盛り上がるというか。
「革命」でどうにもならなくても「別冊」が二巻ある訳で(そこも同人臭がかすかに匂うところでもある)、もっとラブラブだとか……。いいね、楽しみだね!
*** 面会時間ぎりぎりに旦那さんがやってきて、一瞬ポカンとしてしまった。 NO残業デーだったので、終業後飛んできたみたい。 5分も居られなかったのに。 でも顔が見られて少し話せてうれしかったかな。
診察日だった。
手術に向けて採血があり、心電図と胸部のレントゲンを一般病棟でとる。 当該病棟以外は立ち入り禁止令が出ている私は、外に出るとき車いすに乗せられる。 ので、今日は一般病棟の通常診療が始まった後の時間にパジャマで車いすで行ったもんだから、これはちょっとした羞恥プレイ。 あの子どこが悪いのよ? とじろじろ見られた。
レントゲンはお腹は鉛のスカートのようなもので隠して撮るんだけど、ほんとに大丈夫かと少し心配になった。
その後検診。 お腹の痛みもないし、どうせ何ともなかろうと暢気に行った。
診察後に先生が言った。 「病棟内歩き回ったりしてます?(ちゃんと安静にしてます?)」 「(ほんとは面会があったりで起きてたけど)いえ、ベッドで寝てます」 「そうかー。じゃあ、今日から点滴かな。歩き回ってるようだったら、病室内安静ってことにしようかとおもったけど」 「!! いや、ほんとは歩き回ってました」 「じゃあ今日から点滴開始でお願いします」
それは引っかけというやつじゃないでしょうか、先生。
そんなわけで今日から点滴チームの仲間入り。 結構ショック。 点滴など一時的にしか刺したことがないし、大概の場合意識を失ってたから、意識がある中24時間挿しっぱなしというのは人生初。 あれはさぞかしうっとうしかろうと、同室の人たちを眺めていたのに……ああ。
左の内側に挿されてちょっと痛い。動きずらい。気になる。 こんなもんなのかな…。
点滴の内容は、今まで飲んでいたお腹の張り止め薬「ウテメリン」という成分が、ブトウ糖液に入っているものを「リトドリン」というようだ。多分。点滴の表面に書いてあるから多分。 直接体内に取り込むことになるので、効果が強くなる。 段階としては5迄あるらしく、数字が大きくなるほど点滴のお値段も張るらしい。
副作用は、飲み薬と同じで動悸、息切れ。その他発熱や咳が出たりとのこと。 そして…手の震えである。
点滴直後はほどんど感じなかったが、昼食中にふと手を見ると、細かくこまかーく震えが来ている。
おお。 これのことか!
もの珍しくて手をかざしてみてしまう。意識すると尚震える気がする。 その後細かいこと(文字を書く、箸を持つ、電源をコンセントに刺すなど)をやろうとすると震えが目立つのが分かった。
逆に本を読んでいたりするとあまり分からない。 捲りにくいページを捲ろうとすると、震える。
面白かったので友人にメールした。 「明日見に行くよ!」と返事が来た。
***
「シックスセンス」 を改めて観た。
映画館で見て面白かった記憶があったのだけど細部を忘れていたので、例のどんでん返しも逆に覚えていて、初期段階で、あ、こっちのほうかと思い出す。 そしてラストで号泣。
4人部屋でカーテンを閉め切り、声を殺して泣いたので、夕食時に聞こえなかったかと尋ねてみたが全然聞こえなかったとの答え。 意外と大丈夫なんだなぁ。
旦那はこの映画、ホラーととらえているらしく、絶対にもうもう観ない、怖い、と言っていたけど面白かったのにな……。
・白雪姫と鏡の女王(ジュリアロバーツの)
もう二捻り半位欲しかったかな。 むかし話のリメイクものって、時々すごく面白いのがあるから期待しすぎてしまったー。 ドリュー・バリモアのシンデレラのリメイクのほうが面白かった。 でも、強いヒロインなところは一緒で、7人の小人を師匠に剣術から賭け事迄習うあたりは楽しめました。
***
で、児童書の話。
・魚料理もどうぞ 瀬尾七重 ・銀の糸編み物店 瀬尾七重
むかしの児童書が読みたくて、でも絶版だからリクエストしないと借りられなくて、待って読みました。 久しぶりに読んで忘れてしまっていることもたくさんあるけど、覚えているシーンもいっぱいあって懐かしかった。 子供が生まれて幼稚園の上のほうになれば分かるかな。読んであげたいなと思いました。
ストーリーにちょっと毒があって、薄ら怖いところも相変わらずです。 それに何だか食べ物を扱ってる話がすごく美味そうなのですよ。 ハンバーガーの看板の話とか。 魚料理もどうぞ、の中のブイヤベースとか。
そう、ブイヤベースと言う食べ物を初めて知ったのがこの本。 凄く食べてみたいと思ったけど、現実の私は魚がキライなので、食べず嫌いのまま。 いつかは、頼んでみたいメニューですね。
本自体も状態が良ければ買いたいんだけども、絶版なんだよなー。児童書って絶版になることが多い。 神田の古書店街に児童書専門店があるけど、あそこまで行く用事もないし……。 ブックオフで見つかったら縁があったと思って買いたいなと思う。
***
入院費が高額になるので、健康保険限度額認定証を提出した。 いまいち制度が分かっていないのですが、あっちこっちから救いの手が差し伸べられている様子。 税金を払っているんだからと言えばそれまでだけど、払わなかったらこういう制度はつかえない訳で、たとえ不公平だったり補助が十分でなくても、とにかく平和な国に生まれてよかったと思う。
2014年08月24日(日) |
時かけ / お見舞いに来てくれた |
・時をかける少女(原田知世の)
を観た。
これが噂の「時かけ」というやつか。角川アイドル映画というやつか。 と、古いだけに期待しないように心がけて観ましたよ。 尾道三部作に入るのかな? 今じゃ多分ああいう風景はなくなってしまったんだろうなと思いつつ、知世ちゃんと、大林作品には欠かせない尾美としのりさんと、あと深町君役の男の子の会話の、古い感じを楽しみました。 台詞そのものが、文章体のままで話し言葉ではないので、すごく違和感を感じるけど、それはともかく、年頃の男女が、友人として親しくても恋愛にすぐには傾かない、さっぱりした感じがいいです。 今高校生くらいを題材にした映画は、何かさっぱり感がないです。
ストーリー的にはいつ知世ちゃんが深町君を好きになったのか分からんのですけども。 だって植えつけられた偽の記憶は、知世ちゃんと尾美としのりの小さいころの記憶であって、深町君と知世ちゃんの記憶ではないのだから、なぜなぜ尾美としのりを好きにならないのかと。
原作を後で読んでみよう。あと、アニメ版の新しい奴も。 あ、知世ちゃん目がくりくりしてて可愛かったです。演技力は良くわかりませんでした。
午後、旦那さんのお母さんとお兄さんと兄嫁さんがお見舞いに来てくれた。 だけでなく、その連絡をしたらうちの両親迄来てしまって、病室で寝っころがっているわけにもいかず、談話室へ。 個室じゃないからなー……。
両親はあちらの家族にあいさつしたかったそうなんだけど、お義母さんはうちの両親がいるとすごく緊張してしまうので、急に顔を合わせてびっくりしちゃったと思う。 2時間くらいいたかな。 座っているとあっという間にお腹が張るので、帰ったら速攻寝転がりました。 入院しておいて良かったのかなあとまた改めて思う。
お義母さんとお兄さん、お見舞いの際に、ペットボトル入りのジュースやらお茶やらをたくさん買ってきてくれて、すごく助かりました。 何だか来客が多いから、そのたびにどうぞと渡すわけで。 在庫がなくなりつつあったから。 亡くなったお義父さんの入院介護をずっとやっていたからか、いろいろピンポイントです。 何だか申し訳ないなと思うと同時に、お嫁に行ったのだから旦那の家族が私の家族なわけで、遠慮しないでもっと甘えたほうがいいのかな、でも里帰りしてるし、父母は父母だし、親離れ(?)というのもどの程度するものなのかなと思ったり。 義母にはもっと甘えることにして、父母にはなるべく甘え過ぎないようにしたいなと思う次第。
旦那さんは面会終了時間迄居残ってくれていて、私のベッドの所で居眠りしたり小声で雑談したり。 今日が終るともう来週の土曜日までは来られないので。 有難いことだなーと思う。
ああ。そういえば一瞬だけれど結構強い地震があって、びっくりしたときちょうど居てくれたので良かった。 前は怖くなかった地震だけど、4年前のあれからかなりびくびくする。
2014年08月23日(土) |
少しずつ体がしんどい |
パソコンの使用は(充電は)一日100円と言う事で、なかなか世知辛い世の中だなと思う今日この頃。 DVDなどモーターのついているもの? はみんなそうらしいですがあくまで申請制です。
日記は数日まとめて書くことにした。 と言うのも、一日100円制度の事ばかりじゃなくて、やっぱり体調的に起きていられないときがあるから。 特に食後は相変わらず動悸があり、指先に力が入らない。 編み物も途中のまま。きっと子供たちが生まれて手が空くまで続きはできないに違いない。
平日は午後2時から面会時間。 今日は姉夫婦がやってきた。 寝ていなくてはと思って、談話室ではなくベッドのそばにいてもらったんだけど、話がついつい、人の悪口のようなものに発展してしまい、後で凄く後悔した。 4人部屋で話が筒抜けだから、というだけではなくて、ごく身近な人間の悪口を言うのはほんとに後からダメージが来る。 途中で遮っておけば良かったか……と思うと同時にこの日はあんまりよく眠れなかった。
フラッシュダンスを観終えて、主人公の女の子が懺悔室にちょこちょこ顔をだしては「懺悔をしばらくサボってすみません」から懺悔を始めるシーンを思いだし、日本にも懺悔室があったら(宗派は関係なく)、案外気が楽になるようなこともあるだろうと思った。 誰かに話してしまえばすっきりするが、話さないと溜まっていくものってあるような気がする。
さてそのフラッシュダンスだけれど、ダンスが好きだけれど正式なバレエ団に入る自信がない女の子と、仕事先の社長と、二人の恋とか勘違いとか擦れ違いとか、そういうものをひっくるめた青春ものでした。 プエルトリカン? なのかな。少し肌が浅黒くてきれいな大きい目をしてる女の子でした。 少し古すぎて感動するまではいかなかった。というのが感想。
オーフェンは3巻まで読み終える。 作家さんサラリーマンと兼業なんだね。遅刻はイカンと思いながらあとがきを読みました。
2014年08月22日(金) |
入院生活をなるべく有意義に |
ただ入院しているのは退屈だし勿体ないので、映画や本をたくさん観たり読んだりしたいです。
というわけで。
・アナと雪の女王
観終える。 あれ、最近のディズニーってこんなに軽いのか。驚いた。 あれあれ。 売れている歌のほうばかり印象が強くて、ストーリーの事は忘れてしまいそうよ。
・フラッシュダンス
を観始める。例の上からバケツの水をかぶるシーンは一体いつごろ? と楽しみにしていたら、めっちゃ最初でしたね。 有名なテーマソングもしょっぱなから。 今後どんなストーリーになっていくのやら。
旦那さんが午後やってきた。 平日なので仕事の電話がひっきりなし。 ベッドに座ると眠くなるらしく、何度も眠りかけては電話と看護婦さんと、いきなりやってきた私の身内に起こされていた。 患者のベッドで寝ようとするのがいけないんだけど。 普通の病棟ならだれもやらないだろうな。けど、うちの病棟では良く見る光景です。
隣のベッドの子が退院して行き、二晩ほど気楽に寝ていたが、今日また新たに入院者。 のびのび暮らしは一晩で終了です。 まあ、隣に人がいてもだんだん眠れるようになってきたと思うんだけど。
ちなみにそちら様女の子の双子だって。 上の二人が男の子だから、ちょうどバランスが取れると言っていた。 やっぱり点滴族で大変そう。
さっぱりとしゃべりやすそうな感じで、あんまり顔をだしてこなかった子もカーテンを開ける様になり、ようやく部屋の4人全員と顔を合わせて喋れるようになった。 やっぱりカーテン閉まってると声掛けしにくいよね。
その中々しゃべらなかった子、喋りたくなかったわけじゃないようで、今日沢山情報が入ってきた。 張り止めを点滴されているが、レベルがあるらしく、最強レベルは金額も最強単位らしいとか、手がぶるぶる震えるとか。 マジか。 と見せてもらった手がほんとにガクガク震えてるよ。書類へのサインもままならないと言っていた。 そうならないように横になってなさいと看護婦さんに怒られる。
2014年08月21日(木) |
図書館戦争シリーズはまりそう |
・図書館内乱
を読み終わる。 やっぱりこれは恋愛ものなんだな!? さすが花とゆめで連載するだけある。と妙に納得してしまった。 やっぱり王子様は王子様なのねとときめく私。いいぞ、好みの展開とキュンと来る登場人物だ。 旦那よ早く続きを借りてきてくれ!
・魔術師オーフェンシリーズ
を読み始める。 うーん、何より中学生の頃に読みたかったかなぁ。 登場人物の中ではオーフェンが一番好きだけど、その他のキャラがわがままで付いていけない。ついていかなくていいのか。 オーフェンよく我慢できてるな。作中一番の不幸者だと思うけどな。 でも、あんまり我慢に我慢を重ねている風もないか。他の事に集中していて外野がわいわい言ってても、時々しか気づいていないようなクールな(?)ところもある様子。 そういうところがいいなと思う。
・アナと雪の女王
を観始める。例の歌のシーンはクライマックスかと思っていたら中盤じゃありませんか。 意外と早いのね。そして決意をして歌うまでのストーリーは意外と軽いのねと驚いた。
午後になって友人がティラミスとポテトチップスを差し入れに持ってやってきた。 借りていたみおつくし料理帖を返して、凄く面白かったと言ったら、もっとゆっくりで良かったのにと言われた。 凄く面白いからこそさっさと返したいわけじゃないですか。感想を述べたいわけですよ。 と言ったら確かにそうだと笑っていた。
それから母が一瞬顔を見せて帰って行った。
昨夜の消灯に間に合うぎりぎりでみおつくし最終巻を読了。 泣いた。 私にとっては最良の結末だったよ。すっきり感ありまくりです。
小説現代は読み切りとエッセイだけ読んで、あとは夢枕獏の連載物をつい読んでしまった。猟奇的なものの書き方美味いなと思うけど、どこかで読んだような内容だった。
ところで外は暑そうだなぁ…。 あとひと月入院するんだと言っていた隣のベッドの子が急展開で退院していった。きっとあの子暑さに驚いているだろうなぁ。
外に出たらあれもしたいこれもしたい、あれこれ食べたいと言っていた。そりゃそうだ、これまでも1月入院していたんだもの。 たった2日だったけど、話すネタはすべて市内のグルメ情報につながっていた。 良く話し合っていた相手で、ほかの同室者は結構静か目なのでさみしいと言えばさみしい。
旦那さんが午後来ると分かっていたので、昼ごろに風呂の予約をしてシャワーを浴びる。 2坪くらいの風呂に、2坪くらいの更衣室兼シャンプー台が置いてある風呂で、お湯をためて入れるバスタブもあるけれど、入浴時間は30分と決まっているので、溜めるとしたら入ったと同時に始めなくちゃいけない。 今はまだ暑いくらいだから、シャワーだけで出ても少し肌寒い程度で済むのでそうしている。が、生まれるころにはしっかり肩までつかりたくなるだろうな。
同室の二人は洗髪もシャワーもダメ、という生活だったみたいだけど、今日はシャワーの許可が出たらしく、すっきりして帰ってきた。
風呂の事を考えるだに、ああ、日本人で良かったなと思う。 飲める位の清潔な水に毎日入ろうとする文化なんてほかにないよね。
旦那は面会時間中ずっといてくれて、担当医から手術についての説明を一緒に聞いた。 副作用が、とか麻酔の後遺症が、とか、帝王切開の場合の危険性だとか、いろいろと説明されましたが、怖いと思ったとしても後に引ける状態ではないので、書類にサインするしかない。
・ヘルニアの場合の麻酔について ・臍帯血について ・自己輸血?について
の三点を疑問に思っていたので追加で聞いて、臍帯血については例がないので後で調べてきますと回答を貰った。 むしろ、身の回りに臍帯血の寄付?をしたことがある人がいるんですか? と聞かれた。 そんな人は一人もいないけど、ポスターを見て、母子ともに何の不利益もないなら2人分もあるし喜んでどうぞと思っていたのですが、病院でも前例がないみたいで、ポスターで見るほど推奨しているわけでもないんだなーと感じた。
私たち夫婦も、臍帯血に付いての知識はさっぱりで、今はネットできる状態にないから調べようがない 白血病の人にいいらしいなー。という程度。 そのうち先生が説明してくれると思われる。
入院二日目。 病院にパソコンを持ち込んだものの、モーターのあるものは一日100円かかるということで、使う日は朝から使おう、なんて思っていたけど結局夕方に。
というのも、午前中に診察があり、その後子供の心拍を取り、とやっていたらすぐお昼。その後少し本を読む内友人がやってきて、二時間以上しゃべって帰って行った。
・みおつくし料理帳最終巻 ・小説現代 8月号 を借りる。
するとあらまぁもうこんな時間。お風呂だわ。ということでシャワーを浴びて。 もうここから居眠りでもしたら夜眠れないのが分かっているので、今漸くパソコンを出したところ。 日記はできるだけ付けられるといいなと思う。 子供は32週で、一人が1880g、もう一人は1550g。一人の成長が少し遅れていて心配はあるけれど、大丈夫とのこと。 ちゃんと診察があるとやっぱり安心。 でも、談話室に2時間もいる私はきっと、不良患者なんだろうなと思う。
朝は卵焼きと焼き魚とのりとご飯。 昼はうどんと天ぷらと花豆の煮もの。 夜は何かな?
あんまりお腹は減らないけど、やっぱり食べるのが楽しみ。
管理入院一日目。
危険なほどお腹が張ったり、子宮経管が短くなったりしているわけじゃないけど、今日から入院してくださいと言われれば、入院するしかないですわ。 だた、確かに、本人にはつらいとかキツイとかないから、ついつい油断してしまいそうになる自宅安静より、確かに病院にいたほうがいいのかもしれない。 里帰りしたときと同じように、自分より家族のほうが安心している。 医者は近いほうがいいし、入院したほうがなおいいし、という感じ。
10時に手続きをして、心拍を2人分(一人20分ずつ)確認して、と諸々やっていたらお昼になった。 おいしくないと聞いていたご飯を旦那さんと一緒に食べてみる。(旦那は眺めているだけ) ナスの入ったカレーの野菜和え、カリカリ梅干しとしそのご飯、みそ汁なし、という感じ。 味付けが薄いかも、とは思うけどガマンできないほどじゃないかな。もともとそんなに濃い味じゃないので。 でも毎日こんな感じだったらさみしいなぁと、プレート全体を眺めてみる。プレートが大きいので隙間が目立つだけで、全部食べるとかなりお腹いっぱいになった。計算されているんだなぁ。
寝ているのが仕事の状態だったので、入院してもそれは変わらないけど、やっぱり暇。 旦那は一度家に帰り、私はその間図書館で借りた本を読む。次に借りたい人がいるらしいので大急ぎ。
・ママはぽよぽよザウルスがお好き 1〜4 少し古い漫画だけれど、それなりに面白い。3,4巻は1,2巻の焼き直しのようなストーリーが多くて残念。
・図書館戦争 前々から読んでみようと思っていた一冊。戦闘ものというより乙女ロマンスでした。これは確かにちょっときゅんとくる。 設定はこうだから、と言われて、はいそうですか、と受け入れられれば楽しく読めると思う。 あと2冊借りてあるので、シリーズを読み終わったら、ネット上の二次創作を読むんだーと楽しみにしている。
その間、4人部屋のほかの3人には旦那さんがやってきて、2〜3時間ゆっくりしていった。 カーテンを閉めて、結構ラブラブしてるぞ。いいのか? と思っていたら、この部屋の住人は、私以外は歩行も極限まで禁止ということで、談話室へ行くという選択がないからそうなるらしい。 廊下に出たら車いすでしか移動しちゃいけないとのこと。入院期間もすごく長いし、大変そうだ。 私にはそこまでの制限はないけど、私語がいいなら次から私も部屋でゆっくりできそう。
で、旦那戻ってこないかなと思ったら、どうやらまた姪っ子につかまったらしい。 夕飯の時間になって、自分の夕飯(カレー皿)を籠に詰めてやってきた。 一緒に夕ご飯を食べたけど、居た時間は30分くらい。 今日の夜の花火大会、姪っ子と行くんだって。どんだけ好かれてるの。
夜になって、帰り際にほっぺにちゅーしてもらっちゃった、というメールが来たよ。 デレデレ顔が目に浮かぶわもう。
自由になる最後の日だ、と思っていたら、父が姪っ子を呼び出してしまい、一日中家の中が騒がしい状態に。 旦那は姪っ子の相手をして戻ってこないし、なんだかいつもは平気な姪っ子の汗の匂いがなぜか胸に来る。
午後は少しだけ旦那と一緒の時間があって、でも、子供の名前を決めなくちゃ、などとやっていたら疲れて寝てしまった。一つの事を集中して続けられない。
そしてまた夜になって旦那大好きな姪っ子が旦那を独り占めに。 しびれを切らせて、旦那返してもらえますかね? と母に言ったら、ようやく解放されて戻って来た。 それで少しだけ二人きりの時間を過ごして、でも体力的に続かなくて結局寝た。 実家じゃなくて自宅だったらもう少しゆっくり過ごせたのにと思うとちょっとさみしい気がする。
次に帰ってくるときには子供付で、ほんとに二人きりになれるのは十数年後から先なんだなぁとしみじみ思った。
4回目の結婚記念日なんだけど、自宅安静と言う事で大した料理も作れないし……でも、ほんの少しだけでもなにかね、と旦那さんに断ってちょっとだけ外出。 4回目は花婚式ということで、ささっと小さい花束を買って帰った。 あとは、裏面に花の刻印がある安ーい安い懐中時計を楽天で。 スマホに代わった旦那さん、腕時計を持っていないので今まで携帯で確認していた時間が確認しにくいらしい。と、バックにでもつけてくれればと思ったんだけど……届いたら、あまりの玩具っぽさに、あげるのを躊躇ってしまった。でも、一応渡した。
ゴロゴロとしていると、旦那さんが帰ってきて、毎年恒例ではありますが、大きい花束をくれました。 ユリとガーベラとバラの。 私がガーベラが好きなのをちゃんと覚えてますね。英才教育の成果が出てますね。
今回はちょっとだけ記念日を忘れかけたヤバかったと言って笑ってたけど、花束は、忘れてもちょっとさみしいかもしれないけど大丈夫ですよ多分。……その日の機嫌によっては。
大きな花火大会がある日なので、忘れるのも難しい日だとは思いますけどね。
毎年膝を突き合わせて頭を下げて、お互いありがとうを言って、これからまた一年よろしくねと言う日。 何か物がなくてもいいから、日付だけは忘れないで欲しい日だなと改めて思う。
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