なんなんじゃーッ! 今月最新刊やのに近所の本屋には『狂乱廿四考』が無いッ!! あほかー! 売れる本しか置かへん本屋なんか本屋ちゃうわー!
2001年08月28日(火) |
ちばらくと回らぬ舌も八代目 |
最近読み終えた『歌麿殺贋事件』(高橋克彦)の中に”初代坂東しうかの揚巻”を描いた浮世絵が出てきて、それを見たらどーにもまた『傾く滝』が読みたくなって、再読。う、うつくしい。宮永先生じゃないけど、なんて美しいのかしら〜とハマったあの頃と同じくウットリしてしまいました。八代目(団十郎)は勿論のことですが、作品世界がどうにも好き。宮永先生と八代目カップルはいわずもがな、玉三郎(後改めしうか。大和屋)とのコンビが結構好きで。あーこの二人でやって欲しかったよ〜『夜半情浮名横櫛』(通称『切られ与三郎』)!! その勢いでやっぱり『花闇』を読んでしまう。田之太夫(三代目澤村田之助。紀伊国屋)もなんて美しいの〜ってな感じで……右足を落とし、左足を落とし、それでもなお美しく舞台に立ち続け、くずおれてゆくさまが、たまらん!です。こういう、あの江戸幕末期であったればこそ、咲き乱れた頽廃の美を現代に復元させることはおよそ不可能な話なのだけれど、ほんとこの目で見られたらいいなあと思うのよね……。華やかな役者達が、舞台がはねるとご贔屓達に色を売ったという背景が、なんともいえぬ色気を備えた役者を生んだということを考えると、ある条件下の中からしか生まれない美というものが確かにこの世には存在するのだなあ……なーんて。
銀色夏生を久しぶりに買う。 『詩集・散リユク夕ベ』 『そしてまた 波音』
2001年08月22日(水) |
ジュード・ロウに釘付け |
『A.I.』見ました〜! オスメントくん超カワイイ! 愛するマミイに森の中においていかれるシーンでは涙腺ゆるみっぱなし。しかしそれもこれも、ジュード・ロウ扮するジゴロのジョーが登場してからは、もうそっちに釘付け(笑)「さよなら、ジョー」ってアンタ、さよならなのぉ〜ジョー!! と思ったのは私だけではあるまい……( ;^^)ヘ.. なんていうか思った以上にファンタジーというか、ファンタジックな部分がスピルバーグで、それを超えた非常に哲学的な部分がキューブリックなのかなあ、という印象を受けました。よくわからんながら……。ロボットと人間の愛をテーマに描こうとしたのがスピルバーグで、愛とは何かという普遍のテーマを追求したのがキューブリックな感じ……結局ラストはデビッドがロボットであるということ自体はそれほど重要じゃなくなってて(勿論、ロボットでないとストーリーは成り立たないのですが)、デビッドの幸せってなんだろう?ってことに行き着いたように思うんですよね。 テーマが分断しててわかりにくかったよーな気もするかな……。
2001年08月15日(水) |
ヤングピープルズ?コンサート |
行って来ました京都コンサートホール! 佐渡さん超!かっこよかったです〜 すごく素敵なコンサートでした。 主役はこども。 でもだからといって、子供向けというんじゃなく、こどもに本物を聴かせる。 常々思っていることですが、本でも、音楽でも、こどもだからといってけして、大人の考える「わかりやすい・やさしい」ものに作り替えたりせず、本物に触れさせる。そういう姿勢って絶対こどもに伝わると思うのです。 私がお世話になったものでいえば、学研の学習シリーズであったり、キンダーランドの音楽教材だったり。すごくわかりやすいんだけど、内容は大人でも知らない専門的な領域にまで踏み込んでいたりする。 大人がこういう姿勢でものを作り続けていくってすごく大切なことですよね。
2001年08月10日(金) |
ミステリー作家のウハウハ印税生活?! |
昨日というか正確には今日、録画した『おんなじ穴』を見ました。「ミステリー作家の……」という新聞のテレビ欄の文句にもしかして? と思ったら綾辻・有栖川・北村三氏によるトーク番組でした〜。だから好きなんだ関西テレビ!(笑) 久々にまたいろいろ読みたくなってしまいました。 未だに有栖川さんの『四聖獸殺人事件』、後編しか見られなかったのが悔しい。・°°・(>_<)・°°・。『真冬の夜のミステリー』とかね……。予告とか見て知ってただけに、とり逃した自分が……嗚呼。おかげさまで(?)『安楽椅子探偵』シリーズは全部見てるんですが、役者さんが劇団の方のみだった1作目がお気に入りです。
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