my lifetime



my lifetime
2004年03月29日(月)i can fly so high

もうじき君らの傍らを通り過ぐ私
そう桜の色で世界が淡く染まる時

耳に届く頃には流れた血の鮮やかを知るだけ

また私の事を創造して
ただ私の音を想像して

でもその姿は夜の闇に消え去るでしょう
そして君らの気付いた先には決して居ない

空高く舞う術を得てしまったから

捜さないで信じていて


2004年03月25日(木)雨降ル夜、音ノ中デ

それが例え冗談であったとしてもいい

あたしは信じよう

その言葉に何故か期待が膨らんでゆく

難しい言葉は要らないので

時間をあげたい 守ってあげたい

それが例え冗談であったとしてもいい


2004年03月23日(火)tea break

熱い紅茶が冷める迄 君を待ってみる

未だ口には含めない

いつまで経っても飲めやしない
いつまで経っても来やしない

それでも目の前の紅茶から出る湯気
悲しみの色を生み出す
描くは曇り空の厚みだけ

わざと冷まして飲み干した

本当に君を想うと涙が出てしまうから


2004年03月21日(日)カナリア

カナリアみたく愛せたら
きっと今のあたしはこんなトコにいない
正しき意識ブッ壊して飛び回るのに
どうして枯木の囲いから抜け出さないのか
割れたガラスの丸い破片に足をとられる
折れた感情の腐りかけに年をとられる
抜け出さなきゃ
どうやって?
飛び回らなきゃ
どうやって?
愛さなきゃ
どうやって?

カナリアみたくなれたらよかったのに


2004年03月18日(木)あかいろ選択肢

堅い蕾には何が詰まっているのかしら?
暗い窪みには何が埋まっているのかしら?

そこには赤が詰まってる
そこには紅が埋まってる

温度の異なる赤と紅
香りの異なる赤と紅
形態の異なる赤と紅
生命の異なる赤と紅

君はどちらを選びます?
愛や夢なんて綺麗事は捨て去って考えて下さいね


2004年03月15日(月)a girl: waitin' for me

そらが泣く
青色の線を描く
堕ちる地には少女がひとり
感じたこともない程に優しく美しく刺さる
大切に掬っては硝子ケースにしまう
この瞬間を!
だけれど小さな桃色の花が咲き誇る迄には止んでしまう
果敢無き世界
それでも少女は涙を捜す
もう一度だけ
願っては そらを見上げる
裸足で髪を乱しても


2004年03月14日(日)臨界点

いつかの記憶も薄れてきて
哀しみは濃くなる一方で

二人が並んだ姿が見たい

愛だの、永遠だの、宣う夜更けはあった?
証拠はいらないから
今をハッキリさせて

アイツもオマエも身内を庇う姿勢が嫌い
他人の、あたしらの所為にしないでくれ

自らの意志で動けばこそ
生まれる絆

すべて引っ剥がして、裸にしてやろうか


2004年03月12日(金)我 映 中 鏡

鏡の中で静かに息を潜ませて此方を見てるわたし
面倒な事ばかりでうんざりしてる表情が嘘臭い
熱い熱いミルクティーを流し込んだら髪を束ねて外へ飛び出そう


2004年03月11日(木)歩いて、帰る。

どうも引っ掛かる
釣り針が喉から離れない気分
ほんとは怯えて泣いてるんではなかろうか
ちょっと考えて やっぱり歩き出す

緑が闇を飲み込んでる
暗くて涼しい森の中
轟音は遥か彼方に消え去って 静寂を誘い出す

流れる景色が早過ぎて 確かめる手段捜してる
目を閉じたら知った色に変わって また歩く

どちらに進むのか忘れた 昔のオハナシですから
この光 温度 音 憶えてる
心に帰ったら あの風に酔い痴れよう


2004年03月09日(火)want to know that will be never gray

そろそろ季節が変わっても良い頃だ
陽射しは君に向いた?
青黒く染まった心の夜は炎に負ける

そろそろ親切が伝わっても良い頃だ
兆しはあたしに傾いた?
青白く染まった近頃の空は苦悩に裂ける

繰り返し想う
永遠に満たされることない隙間
俯瞰してる限り続く行為
破けてしまえば真実が見える


2004年03月05日(金)the longest night

砂浜にあるアナタの影
その意志は揺らぐ?
波に乗って遥かな土地へ
高く輝く月はワタシまで届くはずもなく異様な明るみを保つ
ちゃんと応えなきゃと思ってたのに何を言えばいいかわからない
胸の奥に渦巻く気持ちは言葉にしたら薄っぺら
こっちは雪がちらついてる
今夜は冷え込む
痛々しくかじかんだ想いの重なり


2004年03月04日(木)

ねぇ今とっても近くに居るんでしょう?
会いたい
君だって寧ろ未だ私のこと好きなんでしょう?
何も言わなくていいから私と会って

死ぬ程苦しい選択ならば死んでみたら良かったのに

裏切る行為の残酷さ
優しさを重ねる無意味さ

胸を締め付ける君の全て
いっそ忘れて仕舞いましょう
その声も髪も指も瞳も身体も味も匂いも厭らしい程切なくて
順番に記憶から潰してく

だけどきっと
あの時ふたりで聴いた曲は永遠に私に涙を流させるでしょう



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