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お墓を建てたり仏壇を注文したりとまだまだ忙しい日々は続き、
やっと今日、四十九日を迎えることができた。
この忙しさがなければ「家族の死」という壮絶な現実を受け入れられないのだと思う。
家族が亡くなってから四十九日までのスケジュールとはよくできたシステムだと思う。
お父さんは病院のベッドの中で
「ふつさん、少し痩せたんじゃないか?」
と心配してくれたことがあった。 人付き合いの不器用な人だったけれど、時折見せてくれる飾りのない優しさが好きだった。
これからは天国で私たちを見守っていてね。 私たちこれからもずっといい夫婦でいるから。 安心して。
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