友とは何か。愛とは何か。

MAD TIGERの
のも ...
〜〜  ヲ タ ク の 魂 1 0 0 ま で  〜〜


2006年07月31日(月) (d v d *) <テヘ★

っつーことで(dvd)をバカみたいに買い捲った。
仕事が終わるのがいつも22時〜になるため、一切買い物が出来なかったのだが、
久々に通常の時間で上がれたために、調子に乗って買い捲ってしまった。

【普通じゃない(ユアン・マクレガー&キャメロン・ディアス)】
理由:青春時代に見たやつだから。おもしろかったから。

【オペラ座の怪人】
理由:興味があって、ずっと見たかったから。69がまーくんみたいだと言っていたから。

【サウスパーク劇場版】
理由:青春時代に渋谷まで見に行ったやつだから。

【ナイトメア・ビフォア・クリスマス(ディズニー)】
理由:皆見てるから。むしゃくしゃしていた。誰でもよかった。

っつーことで、全部見た。
一気に総評をいきたい。

【普通じゃない】
<サワリ説明>冴えないヘタレ・マクレガーが、突然仕事を解雇され、その日に彼女に振られ、自暴自棄になって社長室を襲う。
なりゆきでそこにいた社長令嬢バキャメロン・ディアスを拉致してしまい、
そのまま逃亡生活を送ることに。
その頃天国では、男女のカップルを作るための刺客が地上に送られようとしていた。

総評:キャメロンディアスのバカっぽい演技は何時見ても秀逸!
そして、ヘタレ・マクレガーが最高。
バイオレンスも胸キュンも織り交ぜた、アッサリ見られる映画だと思う。
★★★★★←ほし、いちゅちゅ!(byマチャアキ)


【オペラ座の怪人】
<サワリ説明>オペラ座の公演のたびに、謎の"オペラ座の怪人"から公演の指示書がくる。
それを守らなければ悲劇が起こり、皆は恐怖とともに公演を続けていた。
ある日、事故にあった主役に変わり、寄宿生のクリスティーヌが主役を変わって演じると、大評判で幕を閉じた。
その夜、クリスティーヌは、ひっそりと自分に指南をし、支えられてきた「音楽の天使」を名乗る男に連れ去られる。

総評:至上まれに見るクソ映画。・・・というか、映像も役者もいいんだが、なにせ話がクソだとしか思えない。
オペラ座の怪人が、こういう話だったとは知らなかったなぁ。
劇団四季も同じような舞台をしてんのかなぁ。
(以降ネタバレします)
だって、クリスティーヌがオペラ座の怪人を「音楽の天使」と勝手に自分が思いこんでいる時点でマズい。
クリスティーヌはちょっとあれか。脳の発育がちょっとあれなのか?
いくら父親から「天使を送るよ」と言われたからって、
怪人の風貌と怪人の怪部屋見たらいくらなんでも気づくだろう。
で、それを信じ込んでるのは置いておいたとしても、その「天使」を選ぶのか「幼馴染の男」を選ぶのかが中途半端。
信じてるんだったら、中途半端に”怪人に気持ちを操られてます”みたいな演出はやめてほしい。
心から信じて、自分から本気で怪人の胸に飛び込んでほしい。
信じてないなら、キッパリとそれを口にして、幼馴染の男と一緒に、怪人と対峙してほしい。

そこいらが曖昧だから、"怪人といると役がまわって来るから怪人にひっつきたいけど、
でも幼馴染が好きなのぉ。名声も恋人も捨てられません〜ッ。"
というバカ女にしか見えん。


良かったところは、声の美しさ。全員が吹き替えじゃないそうだから驚き。
クリスティーヌは完全にその道のプロだって。凄いナァ。
装飾も、歌も、凄かった。
冒頭とあとがきみたいな、白黒画像はいらね。意味わかんね。
☆☆☆☆☆←ほし、ゼロ!(byマチャアキ)


【サウスパーク劇場版】
<サワリ説明>さまざまな人種、たくさんの人々が澄む山間の町サウスパーク。
いつも元気でやんちゃで(下品な)小学生のスタン、カイル、カートマン、ケニーの4人組が主人公。
今彼らが夢中になっているのは、カナダのコメディアン「テレンス&フィリップ」。
T&Pの主演する超下品なバカ映画を見るため、浮浪者に金をつかませてチケットを買わせ、映画を見てしまう。
映画館を出た瞬間から、彼らは「ピー」音しかないような会話をしてしまい、それを聞いた学校が問題にする。
それに懲りず、またコッソリ見に行った帰りに、
ケニーが映画でT&Pがやっていた、「屁に火をつける」を実行し、焼死。
彼らの親は激怒し、子供がそうなったのもカナダのせいだと決めつけ、宣戦布告をし、T&Pを捕らえてしまう。
そして、T&Pの死刑がせまっていた。

総評:永遠のバイブル(笑)。というか、感動もするし、ドン引きもするし、ノレるし、本当に良いと思う。
公開当時見たときと比べ、こんな話だったかな?とちょっと不思議に思った。
本当にすごいアニメだわ、こりゃ。
★★★★☆+*←ほしよっちゅ!ぷらすあナょる!(byマチャアキ)



ちからつきた。
ナイトメアに関してはまたこんど。



2006年07月24日(月) 明日はようやく休みです。

久々のまる一日休み。
唯一の休みが、展示会か、本部での会議か、見本市か、はたまた鎌倉散策やら荻窪でのソバ食いなどに
あてられたため、なんかもう体が休まらなかった。
明日はようやく休みだ。部屋の掃除でもしてダラダラしよう。


先日上記した『鎌倉散策』にオカンと行ってきた。
神奈川県鎌倉市。伯母さんの住む所でもある。
初めは「目的を持たずとにかく鎌倉について、それなりのことをする」というのが「目的」だったんだが、
鎌倉に着くまでの電車の中で寺めぐりをしたくなり、一気に方向が寺巡りになった。

北鎌倉で電車を降り、すぐ近くの円覚寺に行く。
円覚寺は夏目漱石の小説「門」にも取り上げられた、壮大で有名な門を備えた立派なお寺だ。
入場料も取る。
しかも、夏目漱石もここで座禅を組んだらしい。
うおおおぉおおおお!!!!!
一気に上がるテンション。これぞ仏のお導きですよ!!!←何が
座禅を組みたい、マジで座禅組みたい、と思ったが、一般の座禅会はやっておらず、
とってもキュンキュンした気持ちで円覚寺を去ることとなった。
クゥ――ッ!!!

その後少し歩いて東慶寺に行く。元尼寺で、当時の女性の駆け込み寺だったとか。現在は男性もいる。
そこにはなんと、夏目漱石来訪の記念碑とか建ってんですけど!!!!
どうやら夏目漱石が手紙で「ここで立ちションした」みたいな文面を送ったっぽい。
アバウトな解釈でもうしわけない。
行く先々に感じる漱石の足取り。
本当に偶然で、かなり顔がニヤけた。
オカンは興味なさげに、呆れて自分の興奮っぷりを眺めていた。

その後はもう金の亡者と化し、「銭洗い弁天」を目標に歩き続ける。
「縁結び?ハァ!?」である。もうね、金ですよ、金!!
北鎌倉から最短ルートを選んだため、
「切り通し」と呼ばれる歴史的名所を通ることを決意。
切り通しとは、当時の道路でありながら、急な坂、その勾配の激しさのため、敵の襲来を
そこで足止めするという、画期的かつ大胆な代物である。
簡単に言えば。山の急激な谷の部分を利用して作った道路だ。


まず切り通しの一つ「亀ケ谷坂」を通る。道はコンクリで舗装されていた。
通っている人は、自分とオカンと、カップル一組だけ。
急勾配すぎて、のぼりは良かったが下りがすっげぇキツい。
冬になると凍結するらしく、至る所に「凍結注意!」の看板が。
ひええぇ!そんな寒くて凍結するような時期にこんなとこ通る人の気がしれないっすわ。
しかしその緑の美しさと、むせ返るような自生林の香り、苔生した石垣など、
近年見ていなかった景色を体で感じることができた。

その後は切り通しのもう一つ、「化粧坂」である。
ここは本当に酷かった!!
直線距離にして50M程の崖なのだが、それをナナメにジグザグと登りやすくしてある。
んが、舗装は一切ナシで普通に泥の地面。さらには激しい凹凸。
化粧坂と小さい薄汚れた看板がついてはいたが、「これは・・・大丈夫か?」と言いたくなる風景だった。
ちなみに、こんな。←サイト様が開きます。
ずっと薄暗いし、ヒィヒィいったわ!!ンもう!!

切り通しは歩いていると、その鬱蒼とした木々の間に時折お地蔵さんとかがある。
源氏の時代は、ここで本当に矢が飛び交ったり、危機を察知して叫んだり、
戦いで人が死んだり、行き倒れたりしたんだろうなぁと思うと、本当に感慨深いものがあった。
歴史を感じる場所には必ずといっていいほど、「死」が付きまとうものだと痛感した。




で。銭洗い弁天。
最高。もう最高。銭を洗うためのカゴを借りるために、銭を払うんですよ。
本末転倒と思わなくもないが、まぁそれを補って余りあるご利益があるのだろう。
っつーことで、所持金1万3千50円を洗う。
50円は、穴に紐を通して大事にするため。
3千円は、宝くじ用。
1万円は、大事なとき用。
そんな感じで、しっかり使い分けたいと思います。
その後伯母の家のすぐ近くをスルーして、(←寄れよ)
甘味屋に入る。むっちゃおいしくて量が多くて、本当吐きそうになった。
美味しかったんだけどね。本当に。
ただ、それまでの疲れが激しく、うだる暑さを乗り越えた身体にあたる直射クーラーがもうたまらんかったのです。


散々楽しんで帰る。
本当に楽しかった。あーいう休日っていいなぁと、本当に思った。




で、家に帰ってから夏目大先生萌えが再発し、去年のドラマ「夏目家の食卓」をまた見て、
「文豪ナビ夏目漱石」を購入して読みふけり、
「こころ」を読み返したら舞台が鎌倉で鼻血が出そうになり、(海で裸の"先生"に出会い、近寄るのも湘南。)
「AERA漱石がわかる。」を頭から見直し、なんかもう大先生に本当に会いたい勢いになり、
仕事場の平安時代マニア(この人とは芥川小説の服装"水干(次郎が着てるやつ)"などで盛り上がることができる。)
に向かって、「自分はやっぱりあの短い大正時代を駆け抜けるべきだった」と言い、共感を得て大満足。
頭がバカになりそうなくらい、夢中。
でもそれが自分の活動(アウトドア)の活力になっていると本当に思う。


今は、文豪同士の関係にとても興味がある。
ちなみに、自分は昔、夏目漱石の大親友で愛媛県出身の正岡子規の地元だったため、
小学生時代から何度も「しきさんにおてがみをかこう」とかをやらされていた。
小学生で正岡子規と高浜虚子。すげぇ土地だと本当に思う。
ちなみに、自分が夏目大先生の作品に出会ったのは中学校2年の朝自習の時間に配られた
藁半紙の「坊ちゃん」のプリントだった。
松山市で「坊ちゃん」に出会い、道後温泉にもダラダラ浸かり、
その素晴らしさを今更ながらに感じる。そして、もったいないことをしてきたとも思う。
ずっと身近でいられたことを本当に嬉しく、本当に本当にありがたく思う。

うおおおぉおおおお!!!!!
夏目大先生萌え―――――――!!!!!


追伸:現在は通勤時間に三島由紀夫を読んでいます。←浮気



2006年07月13日(木) 功名が辻

なんかもう、よゐちゃんの積極的な姿に、調べずにはおれんくなってもうた!
ンもぉ、乗せ上手なんだからァッ★

つーことで、安田さん主演の功名が辻(←語弊あり)を色々調べてみた。
・・・まだまったくわからんやないか・・・。
でもすげーぞ、もう自分は妄想たくましくしてるから、ほぼ補完できてるよ(笑)。
色黒だったらいいなぁ。
ついでに眉毛も金に染めちゃえばいいのに。←黒龍丸

そして「ぼっちゃん武将」とのことだが、ドS希望です。
10月1日が待ち遠しいよ!!それまでに、ビデオ又はDVDが撮れる環境にしておきたいと思う。

よゐちゃん、ありがとう☆☆興味でてきた。←ゲンキン




明日はようやく休みで、親と車でどっか行く予定だったが予定が狂ったため
おかんと鎌倉の伯母の所に行ってくることにした。
初めは池袋に行かないかと誘われ、見たい店とかない?と聞かれたため、
喉元まで出かかった「し、執事カフェ・・・」という言葉を必死で飲み込み、「興味はない」と答える。
仕事場の元同僚が、友達と行って来たらしい。
すごく落ち着いた雰囲気でよかったと言っていた。
また、カフェを出る時にかけられる言葉が何種類か予約時に選べるらしく、
元同僚は「乗馬」を選択していたところ、
「お嬢様、これから乗馬でいらっしゃいますよね?城の前に―馬の名前―を用意しております。
颯爽としたお嬢様の乗馬姿が、私はとても好きなんですよ。お気をつけていってらっしゃいませ。」

とやらを言われたらしい。ぎゃ、ぎゃ――――!!!
う、うま!

自分としては、若いめがね男子よりも、オヒョイさんみたいな執事がベストです(笑)。



仕事で上司とトラブる予感。
あの野郎(女)、自分のいないところで、遠まわしの陰口をたたきおった。
部下の陰口言って、それがバレるってなにそのダサさ。
「MADに仕事手伝われてるから、言いにくい」とは何事だ。
言いたいことくらい直接言え!!
・・・ということで、明日は知らないフリして厭味の電話をかけてやろうと思う。
休みだが、徹底的に手を抜かない(いやがらせは全力)のが私流です☆エヘッ★



お絵かき掲示板「おまえのナニも俺のもの」に、芥川龍之介「二人小町」より”黄泉の使い”アップ。
あたまの中が萌えさかる(笑)。



2006年07月11日(火) そしてまた休日返上

今日も展示会。ここんとこ休み返上で展示会続きである。
寝ても寝ても、寝たりない。マジで。

なんかもう、いいや。仕事はやるだけやりゃーいいだろ。


んで。
以前の日記<参照>に書いた、水曜どうでしょうの役者がやってる劇に出ていた
悪者で超好みだ、と書いていた人。沼部黒龍丸役の安田顕さんです。画像はこれ。←見て栗。
彼は、今NHKの時代劇に出ております。チョイ役らしいが。
で、今度は巧妙が辻にも出るそうだ。チョイ役らしいが。
<私信ではありますが、よゐちゃん、彼もぜひ見てやってください。役柄もおそらくドSだと思います。>

とにかくもう、時代劇の彼が見たい!
水曜どうでしょうのぐだぐだ寝釣りじゃなくて(笑)。
今度はしっかり見よう・・。


いっぱいやりたいことがある!!
いっぱい取りたい資格がある!!
なんだか時間が足りないと思う今日この頃。

お絵かき掲示板「お前のナニも俺のもの」更新。
さらに芥川龍之介の「二人小町」に出てくる激萌えの黄泉の使い(色の黒い青年で、ウサ耳。マジで。)
を書いていたら、フリーズしました。コノヤロー!!!!!
今度書くときはもっと可愛くかいてやるもん!!
初ウサ耳・(おそらく)初半裸を描いたのに・・・。こういうこともあるさ。



2006年07月07日(金) もうどうしようもない

多忙すぎて(ネットが)どうしようもない。
疲れきって触る気が中々おきない。
パソを弄るのにも、パワーが必要だったのだと痛感している今日このごろです。

ようやく、今週火曜日に3週間ぶりのマトモな休みがとれたが、休みなのに飲み会があり、梅酒ロック2杯とカクテルで嘔吐。
いやー、もうビックリですよ!「チャミスル ジュセヨ」でチャミスル割りをガンガン呑める
(鏡月でも可)MADがですよ、たったそんだけの投入で撃沈。
しかも食事を食べながら寝る始末。どんだけ疲れてたんだよ・・。

とにかく、うっすらと昇進しそうです。
全店舗で扱う商品を見分ける本部の議会に借り出されるという、大役を頂いた。
なにすんだかよくわからんけども。
やれることは全部やるぞ――!!金だ―――!!


で、ボーナスが出たんやけども。
はっきり言って、自分は今の立場の連中の中でボーナスがトップです。ウヒヒ。
理由:チームの仲間が頑張ってくれているから。←オイ
でもそれが本当に大きいよな、と思う。ダラダラ仕事してたら、売り上げなんかよくならないもんなぁ。
それを妬む、違う分野の同じ立場のキモい男がおるんですよ。
たまたま会ったら、ニヤニヤしながら「MADさんどうだった?」と聞いてきたから
本当にボーナスだとは思わず「なにがですか?」と聞き返したら、
「俺が聞きたいのは、あれに決まってんじゃん」と言われ、『こいつそんなに自分のアレの話が聞きたいのかなぁ』と
ちょっと本気で悩み、黙り込んでいたら「ボーナス出たらしいじゃん、だいぶ」と切り込んできた。
もう、その頭に『みんなの共通の話題はボ−ナス』という考えが固執しているのがキモい!!
「いやいや、自分まだ見てないんですよ」といったら、「嘘だ、だって明細配られてんでしょ」と言われた。
本当にその時は知らなかったから、
「配られてないですし、別に催促もしてませんけど」と言ったらすっげぇ不審そうに笑っていた。
てめーに教えたところで、なお更僻まれるだけだろ。

お金はねぇ、愛してあげればあげるほど、帰ってきてくれるんだ!
妬みの対象なんかにしてたら、お金に嫌われて一家全滅だ!あんた地獄に落ちるよ!


と言ってやりたい。細木数子風に。



今日は国際展示場のマニアック祭り「ISOT国際文具展」と「国際ブックフェア」に行ってきた。
これも仕事のひとつと思って、案の定休日返上でがんばる自分。
ブックフェアでは、洋書のたたき売りなどがあり、ドイツ語の本を買ってきたよ―――!!
完全に趣味にはしってるよ―――(笑)!!


で、「嫌われ松子の一生<上><下>/山田宗樹」を読んだ。
上下巻併せて読破にかかった時間、3時間半。鬼のような速さだった。
最近純文学ばっかり読んでるせいで、読みやすい文章をガーッと早く理解して読むことができるようになった。
新聞とかはまだ、専門用語とかが出ると考えなおさないといけないから、そこまで早く読めないけども。
現代小説ならガンガンに読める自信がついたわい。
で、感想を言いたい。ネタバレなし。

松子は幸せを求めて必死に奔走するがゆえに、流されて、結果全てが不幸に陥っている。
いわゆる判断力のないニブい女というのが『松子』の印象だ。
でも、その幸せを求める判断が間違っていると読者や視聴者が思っても、
彼女が「それがベスト」だと思ったからで、末路もその結果だからやり遂げた感は強い。
でも、泣いた。最後の2ページくらいでぼろぼろ泣いた。
後味が悪いのか、爽やかなのか、本当に判断が難しい作品だと思う。
あれを後味が悪いと評価する人が多いみたいだが、自分はあの文章の中に、松子の満足した笑顔が見えるような気がする。
映画も見たいなと思った作品。
★★★★☆←ほし、よっちゅ!(byマチャアキ)
理由:松子の運の悪さは許すにしても、判断の鈍さが理解できない部分がある。


で、「彼岸過迄/夏目漱石」を読んだ。
もうその題名の付け方が適当で素敵!!
「だいたい彼岸過迄連載するから、この題名にした」というアッパレな適当具合。
神経やられるほど神経質なのに、なにこのアバウトさは。
で、内容はというと、就職もせずにいる主人公敬太郎(大学卒業)が、
友人の須永の紹介で須永の叔父の田口に就職口を利いてもらう。
そこから、田口に翻弄され、もう1人の叔父松本に翻弄され、そして須永に翻弄され、田口の娘に翻弄され、
わけがわからなくなる敬太郎のお話。

感想をいいたい。
主人公が誰やら途中から解らなくなる自分語りが入りまくり。
えぇっ、これもう敬太郎の話じゃないじゃん、須永の話ばっかりジャン、という読者の気持ちをしっかり捉えたオチ。
お見事!!やっぱり夏目先生は偉大だなぁ。
★★★☆☆←ほし、みっちゅ!(byマチャアキ
理由:結局自分の頭では理解できない部分が少しだけあった。
また、波乱万丈の愛憎劇を求める自分には、少し物足りなかった。
自分探しをしている人にオススメ。


で、「AERAムック”漱石がわかる。”/朝日新聞社」を取り寄せて読んだ。
かって良かったマニアック本。あらゆる漱石の代表作の謎が、各論評者の視点で解かれている。
自分ではこう思っていたのに、そういう考えがあったのかという発見などはかなり面白い。
そして何より、自分の絶賛する「こころ」の「先生」と「私」の関係に同性愛的な部分があると誰もが
認めているということに驚いた。
★★★★★←ほし、いちゅちゅ!(byマチャアキ)
理由:永久保存版だから。最高だから。




MAD TIGER地味作品集

 私の過去を
絵巻物のように
あなたの前に展開する
   未来を展開する
←鉛筆投票牡丹
MAD TIGERの思考を吸収する







MAD TIGER へ就職口斡旋を催促する手紙を出す

MAD TIGER へ先生の遺書を出す



あなたは 人目の苦悶の人です