僕の空を探しに...星砂

 

 

2002年03月27日(水)

みち




みちを歩いていたら

二つに分かれていた

どっちにいこう・・・



立ち止まって

そこにあった切り株に座って

夕日が沈むまで考えた



やがて



陽は落ちあたりは暗闇に包まれた

ほんのり 月明かり

空を見上げてみた



そこには無数の星がきらめき

月がほほえむように僕をみていた



「どちらに進んでも君は君だよ」

そう語りかけるように・・・


...

2002年03月26日(火)





僕の中の何かが欠けたとしても

     

     
僕は僕でしかないけれど



     
     
僕の中の君が欠けたら



   
     
僕は僕ではいられなくなってしまうだろう


...

2002年03月25日(月)

からだ




        さよならの時の静かな胸
    
        ゼロになる体が耳を澄ませる・・・


 

 ある映画の詩

 今の自分は まさにこの状態かもしれない

 何もない

 悲しみも悲しみと思わない

 苦しみも苦しみと思わない

 寂しさも寂しいと思わない

 静かなのだ



 でも



 この静けさは



 嵐の前の静けさかもしれない



...

2002年03月23日(土)

架空人物




自分が自分でないみたいだ

僕は 本当にここに存在しているのか?



毎日 毎日・・・

心と体がバラバラで



気が付くと夕方だったりする毎日

今までの僕からは考えられない自分



毎日 毎日こぼれ落ちる涙

拭うことすらできず

いったい僕は・・・


...

2002年03月19日(火)





       

       もう・・・

       
   
       たくさんだ

       

       うんざりだ




...

2002年03月18日(月)





   ママゆずりの赤毛のおさげを
   
   鋏で切った

   ・・・・・・・・・・・・・

   髪が無くて今度は腕を切った

   切れるだけ切った

   暖かさにまみれた


 
泣くことさえできなくなったらしい 
この歌の主人公は未来なんていらないと思ったそうだ

僕はこの歌をうたう人を以前は理解できなかった
なぜなら僕は詩を重視してしまうタイプらしいから

でも
ここ最近は この人の曲ばかり聴いている
詩が・・・
染みるのだ
  
   心に

繰り返し繰り返し
僕の心に響く曲達・・・

以前もあった
それまで どちらかというと苦手で
聴かなかったアーティストの曲が・・・
そのアーティストが亡くなったとたんに
すんなり心に入ってきた

僕の心は いったい何を求めているのだろうか


...

2002年03月17日(日)

苛立ち




相手だって わざとしてるわけじゃないんだ

むしろ僕を思ってしてくれてる事くらい わかってる

でも

ほっといてほしいんだ

もう 子どもじゃない

あなたにとって 子どもでも

僕は もう子どもじゃない

だから

必要以上に気を遣わないでほしい

だから イヤだったんだ

言ってしまうのが

こうなる事が わかっていたから

あなたも どう接していいのか わからないのかもしれない

でも 自分も今まで そうだったんだ

ずっと こらえてきたんだ

だから

もう いい

いいんだよ

ただ 何も言わないでさえいてくれたら

僕は・・・

僕の道を歩きたいんだよ

もう 言ってしまった以上 後戻りはできない

だから変な苦しみが

今 僕を襲ってる

やけになってるかもしれない

お願いだから

もう そっとしておいて

僕は あなたが僕をこの世に生かしてくれた事に

感謝するから

できなかったけど・・・するから

僕のために もう気を遣わないで・・・



...

2002年03月16日(土)

風のかたち




大切なものを築きあげるため

どんな風にさえむかっていった


頬を軽く撫でていく風とすれ違い

澄んだ夜空をみあげさせるほど雲を流す風と過ごし

葉をまき散らすほどの風と戯れ

体が砕けそうなほどの突風と戦い・・・


儚く消え去る風たち

次に見せてくれるのはどんな顔

そして僕は

風たちをまとうほどの力が持てるだろうか


...

2002年03月15日(金)

僕という人間




僕という人間は素直ではありません

僕という人間はウソつきです

僕という人間は本当の笑顔を知りません



 そんな僕なのに・・・

 たった一枚だけ

 今見ても 

 くったくなく笑う自分がいる写真があります

 あの日の僕は 

 幻だったのでしょうか・・・



...

2002年03月14日(木)

簡単




  
簡単にはわりきれない

簡単には答えもでない

簡単には変えられない

簡単には・・・



簡単ってなんだ?
 


...

2002年03月13日(水)

たらないもの




高級車

ブランドバッグ

高価な服

大きくて広い家

たくさんのお金



どれだけの物が揃っていても何かたらない



僕は高価な物も お金も
  
大きな家も何ひとつ持っていない

でも・・・

何かがあるような気はする

それがなんだかは わからない


「たらないもの」探す旅はこれから。。。


...

2002年03月12日(火)

言葉




世界各国 いろんな言葉

日本国内いろんな言葉

同じ人間なのに

同じ地球に暮らしているのに

なんで言葉は 共通じゃないんだろう

。。。。。不思議



     傷つけるのも 言葉

     癒すのも 言葉


...

2002年03月11日(月)

擦れ違い



いてほしい時にいない

伝えたい事があっても伝えられない

伝えればいいじゃん・・・

誰かに言えば

そんな簡単な答えが返ってくることくらい

わかっている

それが できない状況

わかるかい?

喉まででかかっている言葉の数々を

喉に手を入れて吐き出したいくらいの気持ちを

全て又 胃の奥にもどすんだよ

わかるかい?

弱いやつって笑うんだろうな

笑えばいいさ



どうしよもない すれ違いが

取り返しの付かないことになる事くらい

誰にいわれなくたって知ってんだ



僕が幼い頃から

体と心で学んだことだからね



そして 孤独になれていくんだよ


...

2002年03月10日(日)

樹海の糸




樹海の森

テレビで よく見る



死を求めて人はそこに行くという


僕は・・・

死なんて求めちゃいない


でも なぜだか

樹海の森から糸が伸びていて

それに絡まりつかれている気がする


糸は あちらこちらに伸びていて

無数の人を引っ張ろうとしているようだ

その糸を切る鋏を持つのは自分



僕は絶対に鋏を手放さない

このさき

どれだけ糸に絡まれても

絶対に鋏は手放さない


...

2002年03月09日(土)

赤い花




自分勝手で わがままでしかないのかもしれない

せっかく与えてもらった この命

苦しくとも

辛くとも

生きたいと願い 与えてもらった この命



その体を自分で傷つけるなんて事は

勝手意外の何ものでもないのかもしれない

だから 生きるよ

僕は生きる






でもさ・・・

花咲くように きれいに 水の中に落ちていく

赤い流れは 自分の中の汚れを追い出すみたいに見えるんだ

もっと・・・もっと・・・

でていけって思うんだ・・・

遊びでも

脅しでもないんだ

罪の償い・・・かな・・・

ごめんよ

僕の体・・・


...

2002年03月08日(金)

傷の痛み



    



      自分でつけた傷


      
      自分がつけた傷



              
       
                        痛い


...

2002年03月07日(木)

忘れ得ぬ傷




僕の左手首には今でいうタトゥーのような傷
高校入学したての頃に安全ピンで掘った

きっかけは
なんのことはない
隣の席の子のまね

かっこよく見えた
いわゆる不良というレッテルを貼られた子だった
☆型に掘った
色はない

その傷は今でもくっきり残っている
生まれて初めて自分に付けた傷
きっと それをすることで
その子のように強くなれると思っていたに違いない

その傷を今日しげしげと眺めた
今度は強くなれるという思いとは 全くの逆の意味


僕は

その☆の横に
無数の小さな傷を付けた

傷つけた代償を忘れぬために

一生背負っていかなければならない傷のために


...

2002年03月06日(水)

出口




   
「出口のない自問自答 何度繰り返しても
     
     やっぱり僕は僕でしかないなら・・・」


僕の人生を救ったともいえる
アーティストの詩である



出口を見つけるはずだった

出口を見つけるために踏み出してみたはずだった



出口は八方塞がりとなって

幕を閉じた・・・


...

2002年03月05日(火)

見上げる



僕は・・・今・・・

眼鏡越に
 
人の手でならされた地球の肌を見ている

眼鏡サイズにしか

僕には見える景色がない


いつだったか・・・

眼鏡をかける前の僕は帽子が手放せなかった

自分を見られたくなかった

誰とも目を合わせたくなかった

それは 暑い夏の日も 黄金色の葉が舞う季節も

北風が吹くようになっても

帽子をぬぐことは できなかった

そんな僕に やっと日差しが差し込み

帽子をぬいだ・・・はずだった


帽子は眼鏡に変わり・・・

眼鏡がなければ僕は ぼんやりとしか周りが見えない

困る

でも 今 その眼鏡さえもいらないような

そんな気持ちが渦巻きながら 

地球の肌を見つめて歩く




   空を見上げる余裕くらいあるよ




本で読んだ たった数文字の言葉

僕の胸に刃のように突き刺さる 


...

2002年03月04日(月)

くもり窓



外は晴れて とてもいい天気

太陽が少しふくらみ始めた桜のつぼみを照らす

子ども達が笑っている


あ・・・

痛い 痛い 痛かったね

幼い子どもの キラキラした瞳が

みるみるうちに 潤みだした

大粒の涙 ぽろり ぽろり


あんなふうに
純粋に泣けたのは何年前だろう


あんなふうに
純粋に笑えたのは何年前だろう


疑うことなんて知らなかった
哀しくなれば 泣き疲れるまで泣けた
泣き疲れて眠ることさえできた
一瞬一瞬が全てで
一生懸命で
優しくて・・・


いつから こんな くもり窓
くもり窓からしか周りがみえなくなった
僕の窓は いつから 磨りガラスになってしまったのだろう


春の日差し
桜の花びら
透き通った窓から見ることはできそうもない 


...

2002年03月03日(日)

写真



あの日も

この日も

そして あの時も
 
脳に心に刻み込まれている

楽しいことばかりが毎日じゃないだろう

でもなぁ・・・

もうちょっと

楽しいことが刻み込まれていたらよかったのにな

楽しいこともあったはずなんだ

きっと


みんな覚えていない


刻み込まれた そのくぼみを

そっと指でなぞってみても

何も思い出せない


思い出せない自分が・・・
写真には たくさん写っている

君は・・・誰・・・


...

2002年03月02日(土)

子守歌



なぜだか ふと 思い出した

一度だけ
眠る時に耳元で歌ってもらった曲がある

けして 子守歌といわれる類のものではないけれど
当時の僕にとって
それは 初めて聴く 心地よい
そして それが最初で最後の子守歌だった

季節にちなんだ歌だった それは
その季節になると どこかで必ず耳にする曲で
僕の胸を毎年 揺さぶる

子守歌

それはその歌ってくれる相手によって
永遠に心に刻みこまれ
永遠に耳に残る歌


...

2002年03月01日(金)





相手が傷付くことなど
何ひとつ気にならないのだろうか

終わったことならば
それでいいのだろうか

傷は・・・癒えることがあっても
消えないこととは思わないのだろうか

一度は笑顔で会えた相手ならば
また 笑顔に戻れるようにとは
思わないのだろうか・・・

人は勝手な生き物

言った言葉など すぐ忘れ
言われた言葉は いつまでも覚えている

ばかだな・・・


自分を自分の手で傷つける人達の
気持ちが初めて わかった気がする


...



 

 

 

 


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≪past
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