新古今東西お笑い見聞録



M-1短評

2006年01月05日(木)

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて総評を書こう書こうと思いつつ
もう5日になってしまいました。
何かと忙しくビデオを見返す暇もなく
しかしながら多少は書かなければということで
それぞれの漫才を思い出しながら短評を
ということで順番は漫才をした順番
()内は個人的な採点という感じで
書いていきます。

●笑い飯(95)
昨年がっかりさせられたと評したものの
今年はオーソドックスな漫才のいいところに
笑い飯独自の笑いを完全に融合させた形に
なっていました。
トップバッターでこの漫才をしてしまったおかげで
後続が非常に物足りなく感じてしまうほどの
出来だっただけに非常にうれしく思いました。

●アジアン(89)
以前見たときは終始不細工ネタだったのが
不細工ネタは最後のひと押しにという感じに
なっていたのは非常に好感をもてました。
最初の笑い飯に高得点を与えたせいで
アジアンも引っ張られてしまいましたが
枕からまぁまぁな流れで今後の成長を期待と
言うところではないでしょうか。

●南海キャンディーズ(90)
昨年からの成長は全くなしと言ってもいい気がします。
このままこれを続けるのであれば今年以降は
かなり厳しいのではないかという気がします。

●チュートリアル(93)
旧Baseメンバーの上手さは健在といったところ
しかしそこに+αがなかった気がします。
まぁ上手い漫才をするという印象だけで
パンチ力というか勢いに欠けるというか・・・。
知っているときからの成長はしてないかなと・・・。

●ブラックマヨネーズ(96)
ほんとにびっくりしました。
こんなに上手くなっているとは思ってもいませんでした。
何よりもすばらしいと思ったのは彼らのギャグ
「ヘイヘイオーライ」と「ズボリ」がなくなっていたこと
これまで漫才を見ていたときにどうしてもそこで
流れがいったん途切れる感じがして嫌だったのが
今回は流れ、間、テンポ、落ちともにすばらしかった。
これを見てしまった以上この後出てきてというのは
厳しいなと思ってしまうほどの完璧な出来だったと
今思い返しても思います。

●品川庄司(85)
順番がわるかったとしか言いようがない気がします。
正直前であの漫才をされたらよほどのことがないと
面白いと思えない気がします。
何よりも全てにおいてブラックマヨネーズに劣っていた
これが全てではないでしょうか。

●タイムマシーン3号(80)
期待はしていなかったもののそのとおりでした。
まだネタの練り方が甘いというか
非常にわかりやすいもののアジアンの不細工ネタでは
ないですがデブネタで引っ張りすぎというかなんと言うか。
もう一つ展開がほしかったのは確か。
これからに期待というところでしょう。

●麒麟(95)
笑い飯と同様昨年を大きく上回るというか
正直麒麟は、はじめて見たときからネタの
ベクトルは全くかわっていないのですが
今回はほんとに最後バチィっと決めてくれました。
今回の漫才はいかに落ちが大切かということを
再確認させてくれるものではないでしょうか。
とにかく1発のパンチでKOされたという感じの
ここ数年で1番の漫才だったと思います。

●千鳥(90)
はなから敗者復活を考えていなかったのか
神宮球場と同じネタでした。
ただスタジオは暖かいからか
敗者復活できたしという安心感からか
神宮球場のときよりも良くできていた気がします。
まぁ千鳥らしいというか
千鳥ワールドを追求していってほしいものです。

っと駆け足で短評を書きましたが
もう一度ブラマヨの漫才と麒麟の漫才を
見返して総評として書きたいなぁと
思っています。

あと最終決戦の分も残っていますし
あわせて書きたいなぁと。

とにかくブラマヨの漫才はすばらしかった。
の一言に尽きるM-1だったと思います。

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