昨日、東京都現代美術館の企画展『特撮博物館』に行ってきました。 超面白かった! 特に特撮マニアじゃなくても、たぶんオタクじゃなくても十分楽しい展示内容でした。
最初の方の展示は、昔の特撮番組で実際に使った撮影用模型や設定資料、デザイン画等、特撮マニアな人や四〇〜五〇代の主に男性にとって懐かしかったり貴重だったりするんでしょうが、そこから後がまた面白いんです!
庵野秀明の会場限定オリジナル短編映画『巨神兵東京に現る』の上映があって、そのあと、それのメイキング映像や小道具の展示があるんですが、短編映画そのものよりも、そのセットやメイキング、使用した特撮テクニックを映像や体験設備で紹介しているところが、とにかく面白くて。 破壊用のビル模型とか。 繰り返し壊して使える、爆発の専門の模型なんです。 その方式も、ナントカ式、ナントカ式って二種類ある。
私が一番楽しかったのは、撮影に使ったミニチュアセット。 民家のミニチュアとか、ドールハウス的な面白さがあって、ものすごくしげしげと見てしまいました。 細かくてすごい!
ただモノを並べるだけじゃない、映像や体験型の展示を組み合わせて多角的に見せる、いまどきの美術館・博物館の多彩な展示工夫に心底感心しました。
小道具の展示にしても、撮影所の美術倉庫という設定で、まるでディズニーランドのアトラクション乗り場ようにリアルなセットを作って、その中に、雑然と収納されている体で(でも実際にはきちんと配置されている)展示してあったり。 展示スペースそのものが展示品の一部なのですね。
そして、最後には、ミニチュアのセットに入って記念撮影が出来るコーナーが! これは面白かった! ミニチュアセットは、実物を間近にみると、けっこうちゃちかったりするんですが、写真で見ると、瓦屋根とか、すごいリアルで、まるで本物みたいに見えるんです。
そんなわけで、とにかく面白いのでオススメです! 夏休みが終わったからもう空いてて、10月8日までやってます。
話は変わって、WEB拍手ありがとうございました! 連打の方、ありがとうございます、嬉しいです!
2012年09月04日(火) |
『◯◯風あらすじ』祭り |
昨日の日記で、『小説家になろう』掲載作品はタイトルや紹介文でなんとなく見分けがつくという話をしましたが。 先日、ツイッターでSilent Moon 〜静かな夜だから〜の宣芳まゆりさんが、自分の作品のあらすじを『小説家になろう』風に書き直すという試みをやってみてました。 さらに、今時の少女小説風とか、ラノベ風とか、同じ作品のあらすじをいろんな傾向に書き換えてみてて、それがまた、上手いですよ。 それぞれ特徴を捉えていて、本当にそれらしい。
面白がって見ていたら、『イルファーラン物語』でもやってあげましょうかという話になり、昨日、本当にやってみてくれました。 あんまり面白かったから、転載許可を得てご紹介。
★『イルファーラン物語』の『小説家になろう』風あらすじ by宣芳まゆりさん
『いつの間にか異世界に迷い込んでいた平凡な少女,里菜.羊飼いの青年の拾われて,――え? いきなり同居ですか? 陽気でナンパな村男にもほれられて,さらに超絶美形な魔王様が花嫁になるように要求してきて……? 突っ込み属性の里奈の異世界での日常.後半にいくほどシリアスになります.逆ハー,……がんばります.』
思わず笑ってしまいました。 だって、確かに内容はあってる、一つも間違ってないんだけど、なんか違う……!(笑) そして、確かに、なんだかものすごく『なろう』っぽい! 特に、最後の二文が、いかにも『なろう』の売れ線作品のあらすじにありそう。
でも、このあらすじのほうが、私が書いたのより、絶対、面白そう! 逆ハーって言っちゃったら詐欺になりそうだけど『がんばります』なら詐欺じゃないし! あんまり面白いから、一瞬、いっそのこと『小説家になろう』でのイルファーランのあらすじに本当にこれを採用させていただこうかとさえ思ったのですが、このあらすじにつられて来た人には詐欺だと怒られちゃいそうなので思いとどまりました(^^;) 内容的には一つも違ってないんだけど、えーっと、なんというか、ノリの乖離が……(^^;)
さらに、こんなのも!
★里菜竜シリーズのケータイ小説風のあらすじby宣芳まゆりさん
『「竜兄ちゃんって,変なのよ!」♡周囲から変人と呼ばれるリュウとちっちゃなリナの,ちょっぴりオトナなラブストーリー♡「わたし,彼と本当に結婚するのかな?」☆☆☆キュートなラブ☆☆☆』
確かにすごくケータイっぽい!! 半角カナと記号使い、さらにセリフの使用がケータイ小説風あらすじのポイントだそうです。 たった3行で、何か可愛い!
さらにもうひとつ。
★『イルファーラン物語』ラノベ風あらすじby宣芳まゆりさん
『誰もが魔法が使える世界で,唯一魔法が使えないアルファード.彼はその劣等感ゆえに,おのれの肉体を極限まで鍛え上げ,全国武術大会で優勝の栄冠を勝ち取った.しかしアルファードの心の渇きはおさまらない.さらなる高みを目指して鍛錬を続ける男の,至高のバトルファンタジー!』
もはや全く違う作品! 確かに、このあらすじの元作品は、絶対、男の子向けラノベまたは少年漫画でしょう! でも、内容はおおよそ間違ってない!(笑) アルファード視点から見れば、だいたいこんなお話だ!(笑)
そんなわけで、まゆりさんのパスティーシュの才能に脱帽です。
そして、真面目な話、マーケティングというものについて考えさせられました……。 同じ製品でも、訴求したい対象に合わせて強調するべきセールス・ポイントを選び出し、わかりやすくプッシュする。そして、対象層の好みに合わせた表現をする……。 それが自在に出来るって、本気ですごい才能だと思います。 私にはそれができないからダメなんだなあ……(^^;)
そこから、ついでに、『イルファーラン物語』が、実は王道要素てんこ盛りなのになんとなく地味である理由とか、売れ筋要素満載なはずなのになんとなく興業的にアカン感じな理由を考察してみてしまいました。 (別にいまさら書き変えて売れ筋を狙おうとは全く思っていなくて、ただ、面白いから考察してみただけですが)
何が理由って、文体のクドさ硬さや展開の遅さ、初稿が15年以上前の作品であることと作者がまだ若かった当時から年寄り臭い性格だったことによる加齢臭等もあるけど、一番アカンのは、ヒーローがアレだということですね! アルファード、お前の存在が興業的にアカン(笑)!
追記:宣芳まゆりさんが、自作で試みたあらすじを日記に載せてます。 →こちら 面白いです!
2012年09月03日(月) |
アルファポリス・ファンタジー大賞 |
1日から、アルファポリスのファンタジー大賞がはじまってます。 今回、私は参加してないんだけど、お知り合いがたくさん参加してて楽しそう! せめて読み手として参加したいと思います。 投票もがんばるぞ! メジャーなジャンルは投票数も多いので、今回は、一万円は当たらないだろうけど……。 (そういえば、このあいだのミステリー大賞で、また当たって、3回目でした。けっこう当たるし、自分の好きな作品が出版されたら嬉しいな〜と妄想しながら選ぶのが楽しいですよ!)
というわけで、早速初日に見に行って来たんだけど、小説家になろう掲載作品の多さにびっくり! 回を追うごとに増え続けて、前回も多かったけど、特に今回、爆発的に増えてるような……? 最初の1ページめをざっと見ただけで、なんだかほとんど『なろう』作品のような気がして(タイトルや紹介文の雰囲気でなんとなく分かる)、タイトルにカーソル当ててURLを見てみたら、みごとなまでに一つ残らず『なろう』作品だった……(@O@;)
びっくりして、次のページも同じようにしてみたら、こちらも同様。 結局、初めて『なろう』以外の作品が出てきたのは47位で、その後もまたずっと『なろう』が続き、次に個人サイトが出てきたのは70位。 そして、その後もまた当分『なろう』が連続……。
あんまりページ数が多くて、そのへんで挫折したけど、数ページ飛ばして中盤あたりを見てみたら、やっと個人サイトの、よくタイトルを見かける有名人気作品などがちらほら出てくるようになってました。
これは開催初日だから、閲覧ポイントの絶対数が多い『なろう』勢が特に有利になってて、投票ポイントが入り始めた今は個人サイトの人気作品も順位が上がりはじめたようだけど、でも、いま見てきたら、やっぱり最初の1ページはほとんど『なろう』でした。 いやー、びっくりしました……。
2012年09月01日(土) |
Amazonで売ってたびっくりなもの |
こないだ、Amazonで、すごいものを売ってるのを見つけてびっくりでした。 これ。 食用ウーパールーパー(冷凍)。一匹1000円。
物珍しい割に意外とそんなに高くない……ような気もするんだけど、ウーパールーパーの大きさを考えると、高いといえば高いような……。 高いんだか安いんだか分かりません!
ちなみにウーパールーパーは、唐揚げにすると美味しいらしいです。
あと、ワニ肉も売ってました。 こっちは2000円。
そもそも、なんでそんなものを見つけたかというと、ツイッターで、Amazonで丸焼き用の子豚、一匹丸ごとが売ってるっていうRTが回ってきて、それを見たら、下の方の『この商品をチェックした人はこんな商品も……』の欄に、ウーパールーパーがあったんです。 すごいなあ、Amazon。 いろんなものがある……。
話は変わって、WEB拍手ありがとうございます! 連打してくださった方もいるようで、嬉しいです!
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