車通勤の通り道で、以前は急カーブの細い坂道だったのが、新しく良い道が出来た場所があります。 坂道一箇所を迂回するだけの、ほんの短い距離なんですが、旧道とバイパスみたいな感じです。 新しい道が出来ても旧道はそのまま残っているのですが、わざわざ細い道を通る必要もないので全く通らなくなり、普段はその存在すら忘れていました。
でも、先日、急に思い立って、旧道を走ってみました。 なんでかというと、そのつづら折り状の坂道は、両側に山桜の木があって、ほんのカーブ一つの距離ですが桜のトンネルになっているのです。 道が新しくなる前は、それが毎年のちょっとした楽しみだったのです。 それを思い出して。
久しぶりに通った旧道には、やっぱりまだあの桜があって、ちょうど満開でした。 あっという間に通り抜ける短い距離ですが、桜のアーチをくぐって桜吹雪を浴びてきました。 通勤途中、たった数秒のお花見でした(^^)
話は変わって創作のほうですが、去年暮れから書いてた『金の光月〜』の続編(というか姉妹編?)が、だいたい書き上がりました。 でも、何だかヘタなんです……(T-T)
書くのにも、すごく難産しまして。 私、書いてる時はだいたい、ヘタでも気にせず常に楽しくノリノリなんですが、今回、とにかく上手く書けなくて、書いてる間じゅう、ずっと苦しんでました。 (実は自分はすごくヘタなんじゃないか、自分で思っていたよりずっとヘタだったんじゃないか……?)と愕然としたり、(いや、もともとヘタだったんじゃなくて、トシのせいで前よりヘタになったんじゃ……?)と不安になったり(^^ゞ
(もしかして、これが世間でいうスランプというものか? 私も人並みに、今まで知らなかったスランプというものを初体験か?)とも思ったくらいなんですが、並行して書いてた里菜竜はいつもどおりに楽しくノリノリだったから、別にスランプなのではなく、前よりヘタになったわけでもなく、ただ、この作品が書きにくかったらしいです。 なんでだろう……。
で、そうやって苦しんで書いたものは、やっぱり書き上がりも不自然なのです。 何かうまくいってないのです。 とりあえず、今のところ、「私は自分で思っていたよりもっとヘタだったらしい」という結論に達しましたが、まあ、ヘタならヘタでしょうがないですね、それが自分なんだから。
そんなわけで、いずれ公開はするつもりですが、まあ、とりあえず、もうしばらく寝かせてみます。 しばらく寝かせて推敲してみれば、少しはマシになるかもしれないし。 それに、初冬の話なので、今UPするより半年くらい寝かせて推敲してからのほうが季節感的にもいいかもだから。
それまでは、もうひとつ並行して書いてた他のを書こうと思います。 書きたいものは常に一杯!
桜の季節ですね。 私にとって、小夏鮎さんの桜ソング、『春の幻』を車の中でエンドレスで聴く季節です! 去年も桜の咲いてる間じゅう、通勤の車内で毎日この曲を聴いてました。 ほんとに好きなんです、これ……。
自主制作盤(なのかな?)で、入手するにはこちらでDL販売を利用するか、ご本人のサイトでCD通販するしかないので、ちょっと人に布教はしにくいんですが、こちらで冒頭部分が試聴できます。
試聴部分には入ってないけど、そのちょっと先に、『それでも消えぬ悲しみ』という部分があるんですが、その部分が、中でも一番好きなのです。 歌詞は『悲しみ』なんだけど、メロディと声や歌い方、伴奏、すべてがあいまって、ものすご〜く、なんというか、甘いんですよ。 ほんのり薄紅色の淡雪みたいな、切ない中にもほわ〜んと甘〜い悲しみなんです。 私の頭の中では、主人公の男性が、宮沢賢治の有名な写真で帽子を被って歩いてるやつ、あれみたいなレトロなファッションのセピア色の後ろ姿で浮かんでいます。
淡いパステルカラーの水彩画(水彩画で『パステル』というのもヘンなのかもだけど(^^;))みたいな曲だと思います。 全体に淡〜い薄紅色をぼかした中に、ところどころ濃い紅が滲んでいる、みたいなイメージです。
あと、もう一曲、ここ数年、桜が咲く度に思い出す歌があって。 ずいぶん昔に『HNKみんなの歌』でやっていた歌なんですが、タイトルも歌手も覚えてなくて、「たしか、誰か歌謡曲で有名な作詞家が作詞してた」ってことは覚えてたけど、その作詞家が誰だったかも思い出せなくて。
先日、あまりに気になったので、いろいろ検索して、発見しました! 作詞は松本隆さんで、歌手は井上あずみさん、『桜、舞う』という曲でした。 MIDIを公開してるサイトも見つけました。(JASRACの許可とってるサイトです) こちら→http://www.h6.dion.ne.jp/~satohdyk/h0673919.html
この曲、当時、そんなにすごく好きだと思ったわけじゃないんですが、後からじわじわくる曲だったらしくて、何年もたってから、桜が咲く度に思い出されて……。 この歌の、傘から出した指先の描写とか、すれちがう時に結んだ視線を『ふと花びらが切り落としてく』といった歌詞が非常に端的で、少ない言葉で映像を喚起する力の強さがとても印象的で、当時、「作詞家ってさすがだなあ」と感銘を受け、ずっと忘れらずにいたんです。
歌詞だけでなく曲も歌も素敵で、ついてる映像(実写)も綺麗でした。 鮎さんの『春の幻』が、紅をにじませた淡い桜色だとしたら、こちらは、透き通った淡い薄墨色に桜色を一刷毛ぼかしたような色合いのイメージです。
あと、もう一曲、私が、特にここしばらく、桜を見ると思い出す曲。 これは知ってる方が多いと思いますが、ユーミンの『経る時』という曲(歌詞はこちら)で、特に最近良く思い出すというのは何でかというと、拙作『桜雪ふる』の、執筆時の脳内イメージソングだったんです(^^ゞ だから、あの作品の舞台は、ホテルのティールームだったんです。 作中に出てくる『老夫婦』は、たぶん、私の頭の中で、この歌の中から出張してきてます(笑)
桜が咲いたので、桜ソングについて語ってみました(^^)
2012年04月06日(金) |
本日の更新&リンク集整理 |
先日、日記で紹介した天菜さんのイラストを宝物殿にUPしました。 白背景バージョンもあるので、ぜひ見てみてくださいね。 背景画像があるのも素敵だったけど、白背景もまだ綺麗なんです。
あと、リンク集にリンクを一件追加しました。 遍識さんの逆命です。
ついでに、リンク集をちょっと整理しました。 リンク切れサイトさんや、休止中サイトさんのうち作品が全部読めなくなっているところを削除しました。 更新休止中でも過去作品が読めるところはそのままです。 Decoさんの名作『平原』が読めなくなってたのが超残念。
あと、リンク先回ってたら、obbligatoの真乃旦さんが三月に商業の新刊出してました! 児童書です。→これ。(別名義ですが) 面白そう! すごいなあ、もうすっかりプロ作家さんなんですね。
あと、しばらく更新がなかったのでうっかりチェックを怠ってたサイトさんが更新してたりも。 うっかりしてた……。後日読みにこう! 楽しみです!
そんなわけで、消えたサイトもあれば、プロになった方もいる。別の分野(音楽とかイラストとか)で活躍中の方も、別の場所(投稿サイトとか二次創作とか)で活動中らしい人もいる。 いろいろだなあ……。 十年くらい前からリンクしてて、今でもサイトがあって、たま〜にでも更新してる人も。(私もリンク先から見たらその分類?(笑))
最終的に、7つのサイトさんを削除しました。 でも、遍さんのサイトが増えてるから、差し引き6つ減。
話は変わって、エイプリルフール小話に拍手ありがとうございます! といっても、どの作品が拍手されてるかわからないから、タイミング的にそれだと思っただけで、実は他の作品に拍手してくれた方もいるかもですが、もしいたら、ありがとうございます!
2012年04月01日(日) |
本日の更新(4月1日だけど嘘じゃないよ!) |
予告通り、里菜竜のエイプリルフール小話をUPしました。 先日、日記で、ヤンデレが暴走して困った……と言ってたヤツです(笑) 結局、最後の最後で、一番ひどい部分はカットして、多少マイルド目に抑えてみました。 ずっと我慢してヤンデレ度8くらいに抑えてたのに、UP数日前の推敲で開き直って10まで行っちゃってみたけど、やっぱり最後の最後で削って8に戻しました……という感じ?
まあ、ヤンデレといっても実際には常軌を逸したことは何も実行に移していない、善良で無害なヤンデレですので。
で、さっき、書き上がったものを読み返していて、大昔、自分が書いた創作裏話の中の『アルファードを彼氏にすると……』というのを思い出して、自分ですごく納得しちゃいました。 (やっぱヤツは私の中で最初からそういう人だったんじゃん、だからしょうがないじゃん……)と。
大昔の私が彼についてなんて書いてたかというと、これなんですが(ページの真ん中辺)。 要約すると、『彼氏又は旦那にすると絶対に浮気をしないし、過保護なほど大事にしてくれるけど、別れ話を切り出したりすると、無言で豹変されて怖い思いをする可能性も』でした。
今回のお話、そのまんまじゃん……(笑)
やっぱり、私の頭の中では、彼のキャラは十数年前から一貫してブレてないようです。
というわけで、無言で豹変する5秒前で踏み止まったお話でした。 これ、里菜視点で書いたら普通に、ただのほのぼのイチャイチャだったと思うんですけど。なにしろ、里菜は何もわかっちゃいないので(笑)
しかし、うちのサイトの場合、ヘタなエイプリルフール企画をやるより、普通に『更新しました』っていうほうが、よっぽど嘘みたいに見えそうですね(^^ゞ
あと、トップページの下の方の検索サイトへのリンクで、このあいだ日記で紹介したorganicさんの母体であるonigiriさんにリンクをはりました。
あ、あと、トップページ上のほうのサイト紹介のところから、携帯の方向けになろうさんへのリンクを貼りました。
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