2008年06月27日(金) |
お礼&WEB拍手の時代 |
「いつも心にジャガイモを」のWEB拍手をぽちっとしてくださった方、コメントくださった方、ありがとうございます!
このWEB拍手、しばらくしたらあそこから外して、サイトのトップページにでも持ってこようかなあ。 今まで、うちでは、WEB拍手は、前述の超隅っこに一個あるだけで、サイトトップとか作品目次ページとかの、普通置くような場所に置いてなかったんです。
WEB拍手って、本来の目的とはちょっと違うんだろうけど、ちょっとした連絡手段として手軽で重宝ですよね。 私なんかは、もともと掲示板大好きだしメルフォの利用にも比較的抵抗が少ない方のはずだったのに、最近、WEB拍手の手軽さに慣れすぎてしまったら、ちょっと一言言いたい時に「ああ、ここにWEB拍手があったら……」と思うことが多くて、やっぱりメルフォや掲示板は敷居が高いんだなあと実感しています。 ずっと「掲示板書き込み魔」だった私でさえそうなんだから、普通の控え目な人は、なおさらでしょう。
いえ、最近、知り合いの管理人さんが作品をアップしたので見に行ったら面白かった時に、作品直下にWEB拍手か一言メルフォがついてれば記名なり無記名なりで何か一言残してくるところを、掲示板と独立ページになってるメルフォしか無かったりのでそのまま黙って帰って来ちゃったというようなことが一度ならずあって。 長い立派な感想があれば掲示板に書くんだけど、連載物の途中の一回だったりすると、「大好きな作品で、いつも面白いけど今回も面白かった、更新されててうれしい、続きが楽しみ」くらいしか言うことがなかったりするので、そんなのわざわざ掲示板に書くほどのことじゃない気がして気が引けてるじゃないですか。 拍手があれば遠慮なく「さっそく読みました! 面白かったです! ○○さんカッコいい! by冬木」程度の、掲示板に書くほどでもない馬鹿っぽいコメントを入れられるのに……とか。
うん、やっぱ、今、時代はWEB拍手だよね……。 (激しく今更……(^_^;))
そんなわけで、WEB拍手の有用性をとみに強く感じるようになった今日この頃なので、うちもそろそろトップにつけてみようかな、と。 ちょっとした事務連絡みたいなのにも便利じゃないですか? よし、そうしよう。……そのうち(^^ゞ
おおっ、このタイトルで日記書くの、久しぶりだな〜!
企画参加作品『テルの物語』全6回、一挙アップしました。 企画サイトにも、さっき投稿してきました。 『ジャンル』って、本編のジャンルなの? 番外編のジャンルなの? ちょっと迷った末、本編でも番外編でもどっちでも通用しそうな『恋愛ファンタジー』で出してきました。 番外編だけだったら、舞台が異世界なのとテルが『旅人』な以外には特にファンタジー要素もないのでラブコメで登録するところだったけど。
というわけで、ラブコメです。 本編未読でも読めるように、本編に影響を与えないように、本編のネタバレをしないように……と一生懸命工夫して、書き終わってふと気づいたら、全く本編の紹介になってなかったです……(^_^;)
そのかわり、よく考えたら、内容が、本編の前半と全く同じ! 底抜けにノーテンキでいろいろ大雑把な人たちばかり住む異様にのんきな異世界の、その中でも特にのどかな田舎の村で、デカくてゴツくてブサイクな田舎のイモ兄ちゃんと恋をする話。 ほ〜ら、全く同じだ!(笑)……orz
まあ、とりあえず、世界観と作風の紹介にはなってるでしょう。
相手役のシゼグは、昔キリ番企画でやった読者参加企画『イルファーラン観光ツアー』で参加者のゆめのみなとさんにジャガイモをプレゼントした自警団のシゼグ君の曾孫設定で、曾孫と言っても、実態は、キャラの使い回しです。 『ジャガイモを見たら俺を思い出してくれ』のセリフも、『観光ツアー』の時のセリフから。 まさかこのキャラでバリバリの恋愛シーンを書くことになるとは、自分でも予想外でした……(^_^;)
いや〜、楽しかったです! 末尾にWEB拍手もつけてみました。 私、WEB拍手は一人一つしか借りられないと勘違いしてて、サイトの複数箇所に同じものを付けると拍手がどこから送られてきたから分からなくて不便と思ってたんですが、あれ、一人当たり幾つでも借りられるんですね。 別々のをつければ、どこからの拍手か分かりますよね。 というわけで、二つ目を借りてみました。 あんまり何箇所も付けると、解析画面が全部別だからチェックが面倒そうだけど、二箇所くらいなら平気だし。 気が向いたらぽちっとしてみてください。
2008年06月21日(土) |
新ジャンル:不細工? |
『テルの物語』参加作品、楽しく書いてます。 書いてるうちに、何か、成り行きで、思いもよらない新境地を開拓してしまったような気がします。 自分でびっくりです。 はたして、『不細工』というこの新ジャンル(?)に、需要はあるのか!? ……どう考えても、無いですよね(^_^;)
『テルの物語』参加用番外編、書いてます。 すっごく楽しいです♪ やっぱり、書いてる時は楽しいなあ……。 ああ、幸せ……v
前にやった『イルファーラン観光ツアー』のノリの、ごく気楽な、ちょっとしたお遊びにするつもりです。 zeroさんや姫様が素晴らしいシリアスな力作をお出しになってるので、ちょっと気が引けちゃうんですが……、まあ、いいや。 いろんなノリのがあっていいんじゃないかと。
内容は、一言で言えば、『異世界ウルルン滞在記』(笑)です。 旅人が物語世界を訪れるという設定上、普通に書けばだいたいそのパターンになってしまうと思うのですが、だから、みなさんはいろいろ切り口を工夫してバリエーションをつけてくると思うのですが、私のは、本当に何のヒネリも無くて、たぶん一番ありふれたパターンだと思うので、せめて早めに出したいです。
……が、ほんの掌編のつもりで書き始めたのに、例によって、けっこう長くなりそうなので、ちょっと時間がかかってしまうかも。 たいしたストーリーもないのに、なんでだ……(^_^;) これじゃ連載モノになってしまう! 連載したら、完結するまで企画に参加できないんですよ!(完結済み限定だから) なんてこった!
柏秦透心ぃズの柏さんからまわしていただきました。 そういえば、バトンって、ひさしぶり! ちょうどいいタイミングでの親馬鹿心のリハビリに、楽しく回答させていただきました♪
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【ルール】 もとから親馬鹿の方もそうでない方も、極限まで親馬鹿になりきって自作品を語り倒して下さい。 連載中でこの先のネタバレになりそうな項目はぼかし&スルーOKです。 一度答えた人に回すのは、指定する作品が違えばOKです
■ 指定:『イルファーラン物語』
完結済みの長編異世界ファンタジーです。
■ いつごろその作品は生まれましたか?構想はどれくらいですか?
生まれは約15年前(!)。ホントです。 構想期間は、大昔のことなので、忘れました……。 ほんの思いつきで書き始めたので、わりと短期間だったと思います。 で、初稿はたしか、だいたい一年くらいで書き上げ、その後、長年、ワープロの中に眠らせてあったのを、約6年半前の2001年9月にネットで連載開始。推敲・改稿しながら約4年かけて連載して、2005年の12月に完結させました。
■ どんな話なのかご説明を
普通の女子高生が突然異世界に飛ばされて、そこで恋をしたり旅をしたり冒険したりするという、ものすご〜く王道パターンな異世界召喚ものファンタジー。 分類すれば、児童文学寄りのヤングアダルト向けエンタメ系ライト・ファンタジー、あるいは、少女小説(……の、つもり)。 そのわりに、文章は無駄にクドい!(笑) 作風は地味。描写&説明過多、テンポ極遅(笑)。
■ この作品で描(書)きたいもの、キャラ等はありますか
書きたかったものは全部書ききったぜ!
とりあえず、異世界で仲間と旅をしたり冒険したりして、冒険の過程で淡い恋が芽生えたりもするようなお話が書きたかったのです。 『冒険』の中身は何でも良かったのですが、「ファンタジー世界で『冒険』といえば『魔王を斃す』だろう、これ常識♪」と思って、魔王を斃す話にしました。
細かい要素としては、自然いっぱいの異世界の風景や、異世界の人々の暮らしのディテイル、ドラゴン、魔法、剣を持った勇者様、黒衣の魔王、地下迷宮、荒野の旅、野宿と焚き火と兎シチュー(←これ重要!)、淡いからこそドキドキのもどかしい初恋……等々、このお話で書いてみたかったものは全部、上手く書けたかどうかは別として、詰め込めるだけ詰め込みました。
まあ、実際に書いてみたら、ちょっと予定と違う風になっちゃった部分も多々あるけど――主に、ヒーロー役のはずが何故か田舎のイモ兄ちゃんになっちゃったアルファードとか、シリアスを突き詰めすぎたらギャグと紙一重になりかけちゃった(私の脳内では既にすっかりギャグになってる)魔王とか、あと、冒険成分が少なくて日常生活と心理描写ばかりとか――。
でも、最終テーマはちゃんと描ききったはず。描ききったつもり。
■この作品の好きな所など
私が楽しんで書いているところ(笑) 作品としてはアラだらけなんだけど、書き手が、自分が書きたいものを書きたいように何の遠慮もなく思いっきり力いっぱい書いているが故の熱気と勢いが、アラなんて関係ない勢いで迸ってるんじゃないかと。 あと、自分が書いたんだからあたりまえだけど、いろいろと、自分の好みに合っているところ。
■設定などで気を付けた所
とりあえず、世界設定については、世界設定そのものが目的じゃなくあくまで物語の舞台としてテキトーな背景世界があればよかったので、あまり設定を説明しなくても分かりやすく、違和感なく馴染みやすいようにと、なるべく普通でありふれた、よくあるRPG的な『なんちゃって中世ヨーロッパ』風異世界の世界観を踏襲しようと思ったんですが、『中世』だと、いくら『なんちゃって』でいいんだと開き直っていても、住んでる人の頭の中身からして違うはずなので、自分ではうまく想像できず、結局、近世〜近代になっちゃいました。
つまり、一言で言うと、なるべくありふれた普通の設定にするように気をつけました。
主人公も、読み手の自己投影のための器としての無色透明型主人公を目指して、なるべく普通の、平凡で標準的なヒロインするよう気をつけたつもりだったんですが、どういうのを『普通』と思うかは人それぞれで違うので、必然的にそれなりの個性は出たかと。
■特に力を入れた(入れる)、または好きなシーン
里菜が水に浮かんでるシーンとか、里菜が見た魔王の夢のシーン、荒野を旅して幻影を見るシーンなどの、幻想的な描写の出来るシーンは、ここぞとばかりウキウキと張り切って大いに楽しんで書いたので、思い入れがあります。
■その他、作品内でこっそりこんな事がやりたかった(やりたい) というのはありますか
やりたかったことはみんな、おおっぴらにやりましたけど……『こっそり』やったことといえば、番外編『ユーリオンの手記』ですね。 最初は本編に『幕間』として組み込むつもりだったんですが、『裏・イルファーラン物語』というか『本当は怖いイルファーラン物語』みたいな内容なので、悩んだ挙句、本編に入れてはちょっとまずいだろうと、番外編にしました。 番外編だけど、連載時には、『本編に入れるならここに入れる』というタイミングで本編を中断して連載し、その後、引き続き本編を戻ったので、連載をリアルタイムで追ってた人には『こっそり』じゃなかったと思いますが、完結後に読みはじめた人にとっては、『こっそり』に見えるんじゃないかと。
■作品にオープニングテーマ、エンディングテーマ、挿入歌を付けるとしたら
オープニングというのとは違うんだけど、私の脳内では『イルファーラン物語』全体のイメージ・ソングになってる曲があって、『恋はみずいろ』なんです。 なんでかというと、作中、第五章の祝宴のシーンでローイが歌う歌が、このメロディにあわせて作ってあるから。 そのいきさつは、こちらの創作裏話で詳しく語ってます。
■この作品内で一番気に入っているキャラと、その理由
好き嫌いを超えて思い入れが強いのはアルファード。 今まで他のバトン(オリキャラバトンとかキャラバトンとか)でもさんざん語ってるんですが、『こういうキャラを作ろう』と意図して造形したんじゃなく、自分の中のどこかからやむにやまれず自然発生的に浮上してきちゃったキャラで、「この人は私が好こうが嫌おうが関係なく最初から『こういう人』としてどこかに存在していて、私はそれを発見してきただけんじゃないか」という気がするくらい、私にとっては確固とした実在感のあるキャラなのです。
■この作品内で一番好きなコンビまたはカップリングと、その理由
もちろん、里菜&アルファード。 この二人を書いてると、非常に落ち着くというか、居心地が良いです。 「共に古馴染みの気の置けない友人二人がカップルになってて、その家に遊びに行って寛ぐ」的な親しみと安心感があります。
■この作品内でこっそり推したいキャラと、その理由
『いいひと』系ならローイがオススメ。 お調子ものだけど、やるときゃやります。
敵役なのに連載中に読者人気ナンバーワンだったのは魔王。 魔王と里菜にくっついて欲しいというコメントも多かったです。
それから、個人的に、私が自分の萌え要素を託したのは、実はユーリオン。 メインヒーローのアルファードが外見的にあまりにも自分の趣味とかけ離れたタイプだったため、他のキャラで、こっそり自分の萌えを吐き出してみました。
ロリコンさんにはニーカ、気の強い美少女がお好みならリューリ、動物好きなら牧羊犬ミュシカをどうぞ!
■この作品内でこっそり推したいコンビまたはカップリングと、その理由
こっそり……。里菜とアルファードは当然ながら公認カップルだし、あとは特にいないような……。 魔王×里菜というカップリングは人気が高かったかも? 私も書いてて楽しかったし。 武骨なアルファード相手では望めない、危険な香り(笑)の微エロティシズムを、こちらに担当させました。
■キャラクターの声イメージはありますか
里菜だけは、脳内に声のイメージがはっきりあるんですけど、それが、例えば声優さんや女優さんでいえば誰の声に似てるのかが分からないのです。 他は特に無し。
■その他、ここがオススメ!誇れる!というポイント
『完結している』『ダウンロード版もある』 異世界召喚というジャンルで完結している長編は、それだけで、わりと希少価値なんじゃないかと……。
■この作品がゲームになるとしたら(ジャンル、会社等)
第四章だけなら、古典的なRPGになるかも。 地下のダンジョンを探検して武器を手に入れ、ドラゴンや雑魚モンスターを斃して魔王の居所に辿り着いて、最後の決戦。 途中でちゃんと中ボスのドラゴンを斃しておかないと、ラスボスである魔王の所に辿り着いた時に、レベル不足で負けちゃうんですよ。ちゃんとドラゴンを斃してレベルアップして、『ドラゴンの血』というアイテムでHPを回復したり防御力を高めてから行かないと。 あ、そもそも、魔王の部屋のドアにはトラップがしかけてあって、これも、ドラゴンを斃してないと回避出来ないから、魔王と対面する前にゲーム・オーバーですね。ドラゴンを斃してあればトラップは無効化できますよ〜。
ちなみに、これら↑の妄想は、私の脳内では、『ファミコン』の映像で展開しています(^_^;)
あとは、『どうぶつの森』みたいに、イルゼール村にただのんきに滞在するだけのゲームとか、アルファードとローイと魔王その他からお相手が選べる恋愛シュミレーションとか、あとは、羊と牧羊犬の育成シュミレーション(時々牧場にドラゴンが出る)とか?
■この作品がアニメになるとしたら(時間帯、会社等)
東京12チャンネルの平日の夕方の4時半〜6時半くらいとか、でなきゃ休日の朝とかの、お子様枠にやりそうな気がします(笑)
■別の表現媒体(小説は漫画、漫画は小説、ゲームは小説か漫画等)になるとしたら (描いてほしい作家さん、出版社等)
う〜ん、分かりません……。 とりあえず、あんまりきらびやかな絵や洗練された絵、今風な絵は似合わないかも? (要するに、ダサい絵が似合う?(笑))
■その他こんな展開を夢見てみる(音方面、グッズ等)
う〜ん、思いつかないです。
■作品関連で1つだけ願いが叶うとしたら
う〜ん、いっぱいあるような気がするんだけど、いざ考えてみると思いつかないです。
■次にバトンを回す人(作品の指定付きで)
これは、一つの作品・シリーズを愛着を持って長く書き継いでいる人に聞きたいですね〜。
姫様御殿の姫様こと、わたなべりえさんに『エーデムリング』シリーズで。 夢紡ぎの歌の松木響子さんに『永遠の恋人』で。 Shafts of Shiningとみ〜さんに『アリューザガルド』シリーズで。 後ほど渡しに行きますね。
他にも、親ばかしてみたい人がいたら、ぜひ拾っていってくださいv
追記: とみ〜さんの回答はこちら。
2008年06月14日(土) |
『親バカ心』リハビリ中 |
実は先日から、『イルファーラン物語』が恥ずかしくなって、ちょっと落ち込んでたです。 ちょっと用があって第一章をちらちらと読み返したら、いや、もう、恥ずかしいのなんのって。
うわ、恥ずかしい! なに、これ! 私、こんなの書いてたの!? 書いて、公開してた(……というか、今もしてる)の? が〜ん……( ̄ロ ̄lll)
……ってくらいの勢いでした……(^_^;)
何しろ15年前の作品ですしね……。
でも、ヘタだから恥ずかしいんじゃないんですよ。 ヘタなのは今だって同じくらいヘタなんだから、そんなことをいちいち恥ずかしがってたらキリがないです。 今よりヘタだから恥ずかしいんじゃなくて、何か別の理由で恥ずかしいんです。 なんていうか、いたたまれなくて直視したくない感じ。 何か、「しーっ、見ちゃいけません!」とか言われて目を逸らされてそうな、こんな恥ずかしいものをワールドワイドに晒し続けている作者が気の毒になって目を逸らしたくなるような……(^_^;)
たぶん、後半は、今でもそんなに恥ずかしくないと思うんですが、この、第一章の、特に前半は、異様に気恥ずかしい……。 主に恋愛絡みのシーンが恥ずかしいですが、それ以外も全体的になんとなく恥ずかしい感じ。
くりかえし言いますが、別にヘタだからじゃないんです。 そんなの最初から分かってるから、今さら気にしません。 どうも、画面の向こうに、まだいろいろと開き直れて居なかった当時の私の照れや羞らいや青さや自己陶酔が透けて見える気がするのが、いたたまれない原因じゃないかと思います。
あと、いたたまれなさを我慢して、よくよく分析してみるに、特に、なんとかしてキャラ(特にアルファード)を美化しようと頑張ってるところが、落ち着かなくてムズムズする感じですね。 今じゃ、アルファードなんてどうせイモだと割り切ってるんだけど、当時は、まだ、カッコいいヒーローとしてプロデュースしてあげようという親心が多少はあって、その親心が空回りしてる、その空回り具合が、何か見ていて気の毒で、痛々しくて、いたたまれない……。 「だって、そんなに一生懸命売り込もうとしたって、どうせアルファードだよ? あなた本当に、自分で書いてて、そいつをカッコいいと思ってるの?」みたいな!
でも、最初から『相手役の男はダサダサな上にダメダメです』とか言っちゃったら、乙女な皆さんは誰も読んでくれませんよね?(笑) いや、それはそれで、かえって、キワモノ的な興味を引いたかもしれないけど(笑)
でも、でも、自分にとっては恥ずかしくても、読んでくれる人の中には、このお話を好きだと言ってくれる人がいっぱいいて、中でもとりわけ、この、私にとっては超恥ずかしい第一章が特に好きだと言ってくれる人もいたりするのです。 だから、きっと、まだ若くて青かった自分の姿が透けて見える気がして恥ずかしかったりするのは本人だけで、読むほうは作者の姿なんか透視せずに普通に作品として読んでくれ、たまたま趣味に合わなければ「なんじゃこりゃ」とか思うだろうけど、たまたま趣味に合えば楽しんでくれるのです。 たまたま趣味が合う人が何人かでも楽しんでくれるなら、この作品には、ちゃんと公開しておく価値があるはずです!
……と思ったから、取り下げる気は一切無かったけど、でも、日ごろは自作に対して無駄にポジティブすぎる私にしては珍しく、ちょっぴりしょげてたのは確か(^^ゞ
そうしたら、そんなタイミングで、たまたま立て続けに、ネット小説書影リンク集でいつのまにか『イルファーラン物語』にレビューがついてたとか、お勧め掲示板などで『イルファーラン物語』のタイトルをあげてくれてる人がいたとか、知らないサイトさんがいつのまにかこっそりリンクしてくださってたとかの、勇気の出るものを発見して、わ〜ん、ありがたいです〜(T-T) 2年も前に完結した作品なのに、今でも、こうして、読んで面白がってくれる人がいるんです。 なんてありがたいことなんでしょう。
そうですよね、考えてみれば、私が読み返す前と後とで、別に作品そのものに変化があるわけじゃないのです(当たり前だけど)。 変ったのは私の方であって、作品そのものは別に変っていないんだから、他の人にとって面白いかどうかは、私にとって恥ずかしいか恥ずかしくないかとは関係ないんですよね! 公開してさえいれば、たまたま趣味に合う人が面白いと思ってくれる可能性は、今も、これからも、常にあるんですよね!
……そう開き直ったら、また元気が出てきたような気がします。
今回、『イルファーラン物語』の前のほうを読み返したのは、番外編競作企画『テルの物語』に『イルファーラン物語』の番外編で参加したいと思ったからなんですが、そのために、もう一度、頑張って、親ばか心を奮い立たせます!
で、これもまたちょうどいいタイミングで、柏さんから『イルファーラン物語』を指定して『親ばかバトン』というのをまわしてもらっていたので、とりあえず、それで、親ばか心のリハビリ・トレーニングをしてみようと思います。 というわけで、近日中に、バトンに回答します。
このあいだ、長らくお世話になってきた検索サイトのノベルウッドさんが閉鎖して、私は今は作品登録してないし、リンク集から削除だけして対処済みのつもりでいたんですが、ふと気が付いたら、思わぬところに思わぬ影響が!
ノベルウッドさんでは共有しおり機能というのを提供してて、『イルファーラン物語』の第三章以降は、そのしおり機能対応になってたんですよ。 で、ノベルウッド消失に伴って、そのしおりが、機能しなくなってた! ノベルウッドが閉鎖すると、同じサーバー上にあったしおり機能も使えなくなるんだということに、ずっと思い至らずにいました……。
あの機能に対応していた人は他にもいると思うけど、忘れてる人、多いんじゃないかなあ?(^_^;)
というわけで、しおり機能へのリンクを削除しなくちゃならなくなったんですが。 いつものように一括置き換えソフトでその部分の文字列を削除しようとしたら、出来ないんです。 そういえば、あの機能は、各ページごとにリンク先に『第三章ー1』とか、該当ページが入ってて、ページごとに文字列が違うから、一括で削除出来なかったんです。 手作業で一ページずつ削除していかなきゃ……。 一ページごとはたいした手間じゃないんですが(数行の文字を削除するだけ)、ちりも積もれば山となる。 いったい何ページあるんだろう……。 うひゃ〜……。
何日かかけて、ひまひまに、少しずつ作業していこうと思います。 それまで、しおり機能へのリンクをクリックするとリンク切れ表示が出ると思いますが、ご容赦ください。 作品も登録していなかった検索サイトさんの閉鎖で、こんな余波がくるとは……orz
……なんてこと、ここに書いても、今現在読んでる最中の人がたまたましおり機能を使ってて、その人がたまたまこの日記を見る確率は果てしなく低いですが(^_^;)
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