ちょっと前の話ですが、この前、『イルファーラン物語』を更新したので、Novelwoodさんのデータを更新してきたんですが、ついでにいろいろと出来ていた新しい選択肢を選んだりしてきました。

まず読者対象は、新しく『少女』というのが出来てたので、それにしてみました。最初は十代、二十代、三十代みたいなのしかなくて、う〜んと考えた末、何も選んでなかったんです。
『イルファーラン物語』の対象読者って何歳くらいの人かなあと、よくよく考えて思ったのは、『十代後半の少女から、心の中に永遠の十七歳を住まわせている大人の女性まで』だったんです。
で、『大人』というのも、具体的に想定しているのは、だいたい、これを書いた頃の自分（二十代後半）か、今の自分（四十前後）か、それよりちょっと上までだけど、たとえ五十歳だって六十歳だって心の中に永遠の十七歳がいればOKなんであって、たぶん私も、五十歳になっても、今と同じようにこういうものを読んでいるだろうと思うんです。

とすると、『十代』とか『三十代』とか、選べないじゃないですか。
だから、たぶん、対象読者は、最初のうちは、あまり選択するする人が居なかったんじゃないかと思います。
でも、『少女』ならOKな気がします。『五十代でも心は少女』も、広義の『少女』のうちに入るような気がするから。
きっと、あれらの選択肢が増えて、対象読者を選択する人も増えたのでは？

あと、舞台も『異世界（本格･ヨーロッパ風）』とか『異世界（ライト･アジア風)』とか、いろいろ組み合わせて選べるようになって、あらためて思い至ったんですけど、『イルファーラン物語』て、実はライトファンタジーなんですよね。
私、最初から一貫して、そのつもりで書いたんです。
ただ、失敗して、それらしくなくなっちゃっただけ。

今、あちこちで、本格、本格と名乗りまくっているのは、そう名乗った方が実態を想像してもらいやすくて便利だからです。便宜上の名乗りなのです。
だって、ライトと名乗っておいて、さくっと読めるライトファンタジーを読みたいと思っている人に読みに来てもらったら、たぶん、がっかりさせちゃうと思うんですよ。
むしろ、手ごたえのある本格ファンタジーを読みたいと思って来てくれる人のほうが、『イルファーラン物語』の作風文体になじんでくれる確率が高いのではないかと。
それで常々『本格』を名乗っているだけなのです
。
威張るようなことじゃないけど、『イルファーラン物語』は、『なんちゃって本格ファンタジー』なのです！
……というわけで、とりあえず今回も『異世界（本格）』を選んできました。

あと、悩んだのはテーマ。
前はテーマが少なかったので、とりあえず実態を良く表しそうな『恋愛』を選んでいましたが、『生と死』『友達以上恋人未満』などの選択肢が増えてきてみると、（里菜とアルファードの関係って恋愛というより『友達以上恋人未満』だよなあ）とか、（でもそれ自体がテーマってわけじゃないよなあ）とか、（実は『イルファーラン物語』って『生と死』の物語なんだよなあ）とか、（でも、それはテーマの一部であって、一番大きなテーマはそれじゃないかもしれないなあ）とか……。

よくよく考えて。（今まであまり考えたことがなかったらしい……(^_^;)、『イルファーラン物語』のテーマは、結局、『成長』なのかなと思いました
恋愛がメインといえば恋愛がメインなんだけど、恋愛の過程そのものが二人の成長の過程であり、生と死の物語であるといえばそうなんだけど、生と死を受け入れることがはやり成長の過程であり……と考えると、最終的にはすべてが『成長』に集約されるのかな、と。

でも、結局、今のところは『恋愛』のまま。
広い意味で言えば『成長』なんだけど、それだとあまりにも漠然としていて、結局『恋愛』と言ったほうが具体的で、実際問題として現状が一番良く伝えられる気がしたので。便宜上のテーマといいますか……。
またこれからよくかんがえてみます(^_^;)

ところで、『友達以上恋人未満』といえば、その名もずばり 『友達以上恋人未満』という新しい検索サイト（？）さんが出来たみたいで。
『ファンタジー＆恋愛サーチ』ということで個人的に期待度大なジャンルだし、里菜とアルファードの関係って『友達以上恋人未満』という分類にどんぴしゃで当てはまると思うので、ぜひ登録＆利用してみたいとは思ったんですが、どうも、ほんとにまだ昨日あたり公開したばかりで、サイトの趣旨やシステムなどの説明が全く無くて、いまいちよく分からなかったので、様子見中。

みんなも同じことを思ったみたいで、昨日の夜、見にいったら、登録はまだ全く無く（今は何件かあるみたい）、サポート掲示板にサイトの趣旨やシステムについての質問があって、サイトに規約説明等を表示してはどうかという提案がなされていました。
じきにいろいろ整備されるんでしょう。
私なんかだた見てるだけなのに、そうやってちゃんと質問したり提案をしたりする人がいて、そういう人が新しい検索サイトさんを育てるんだなあ……。サイトを作る管理人さんも、質問する人たちも、偉いなあ。