いつもより早く眠りについたら夢を見て、それが記憶に残った。 早く眠るって贅沢なことだ。
亡くなった祖父と(もう一人誰かいたかも)電車に乗って実家に向かっている。 夢の中では、実家に向かう電車は途中で後ろの車両が切り離されるため、 (実際には実家へ向かう電車での切り離しはない) 祖父に「ねえじいちゃん、いま乗っている車両だと切り離されちゃうから、 停車できるところで乗り換えようよ」と言い、二人で一旦電車を降りる。 すると電車は発車しだしてしまい、あわてて、 「ちょっと!車両が切り替わるから乗り換えるのに!電車止めてよ!」 と叫んだところで電車が止まり、ドアが開いて乗ることができた。 電車は昔のベージュと赤の懐かしい車両だった。 朝起きて、この電車、乗りそびれていたら私生きていないかも、と思った。
もう一つ。 なぜか小学校の体育館がのど自慢会場になっており、そこへ母と向かった。 会場では年齢層が高めの人々が集っており、檀上でソロで歌っている。 見知らぬお婆さんが「私だけの十字架」を歌っており、 うまいねぇ、と母と言い合い、感動している。 母は私のほうを向いて「あんたも歌のコンクール出るんじゃなかったの?」 といったことで、私はあ!練習していない!とはっと我に返る。 歌う予定だった歌は「グロリア(調べたら「荒野の果てに」だった)」。 朝起きて頭がしっかりした後に、 自分の生命にちょっと危機があるのかも知れなくてちょっと怖い、と思った。
ちょっと不思議な話なので書き留めておくことにした。 最近は睡眠時間が短すぎて、夢を見たとしても覚えていない。 会社で書類作成していて強烈な眠気が襲うときに、夢か現か、 という感じでパラレルワールドが頭の中で再現されることがあるけれど。
と書くとなんだか本当にやばいみたいだ。 というか本当にまずいような気がしてきた。
今朝は普段より早く目が覚めてしまって、体も心も疲れた、とふと思った時に、 弱弱しい子供の声で「負けないで」と聞こえてきた。 そんなに今の状況はまずいのか、私はそんなに疲れているのか、 そんなこと言ってくれる人もいなかったな、と思ってちょっと泣いた。
睡眠時間をもうちょっと確保したい。
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