ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2010年12月29日(水)

20年前に知らなかったことを母から聞いた。
と書くとちょっと大げさだけど、姉の元彼の話だった。

姉には高校時代から彼氏がおり、20年後の今なぜかそういう話になったが、
母から聞いた限りでは、私が思っていた彼氏は彼氏じゃなかったらしい。
私は中学時代の同級生だとてっきり思っていたが、
高校時代の通学途中で出会い、共通の知人を通して知り合ったという。
ご丁寧に母は元彼の名前まで教えてくれた。
姉とも弟とも両親とも恋愛の話をしたことは一度もなかったから、
姉の恋愛を母が知っているとは驚いた。

いやー、身内だけどさわやかな話だ、と思って母から話を聞いた。
その彼と結婚したわけではないからいつの間にか別れたんだろうけど、
爽やかでいいなと思う反面、私の学生時代には色恋沙汰はなかったので、
かなりうらやましいと思った。

姉家族が大変だという話が大脱線してこんな話になってしまったけれど、
母とは最近そういう昔話が増えていて、その時間が楽しいと思う。
あのときああだった、というのを聞くのは、
手品の種明かしを聞いているようで、胸のすく思いだ。



2010年12月27日(月)

あらやだ、前回の日記で、その前に同じ内容で日記書いていた。
本当に加齢って嫌だわ。

前回の日記の事は実際にも2度目だったけれど、
嫌だと思ったポイントが全く同じで、とにかく心底嫌だった、
というのがよくわかる。


結婚がしたいのか恋愛がしたいのか、
同じ地獄なら結婚して地獄がいいか独身で地獄がいいか、
どっちも答えは「結婚」だと思っていた。
けれど、あながちそうでもないらしい。

歳をとっていく中で独身を続ける自信はなかったけれど、
かといってすっぱり結婚と恋愛は別と割り切ることもできていない。
相手が結婚に対して躊躇している事を、どこかで安堵している。

自分の感情がどこへ向かって、その感情の落としどころをどこにするか。
全然決まらない。優柔不断なのは彼でなくて私だ。
自分が結婚したいという強い意志をもつのなら、
相手をその勢いで押し切ろうとするはずだから。



2010年12月17日(金)

同僚からの社内メールに顔文字があった。

ちょっとバカにしてるの?と思ったりしたが、
「どうでもいいことばっかり目くじら立てて」と言われそうで、
彼女をとがめる事ができなかった。
そもそも顔文字くらい許せよ、というのが世間の常識かもしれないし…

適齢期を過ぎた女性は私しかいないため、仕事でうるさいことを言うと、
「だから結婚できないんだって!」と思われそうなのが本当に嫌で、
メールのほかにも色々言いたい事もあるが、抑えている。

社内メールに顔文字は怒った相手には逆効果だし、
共有パソコンだからプライベートな事を書かないで欲しいし、
2通に1通の割合で文章に愚痴が一言書いてあるし、
もうなんていうか、メールが来ると私の何かが磨り減る。

そんな事を知ってか知らずか、彼女はいつもパワフルだ。
きっと何かを吸い取っているんだろうとか色々と思ってしまう。
私だけがカリカリしている。疲れたな。


彼氏と会うのにちょっと気が乗らない。



2010年12月13日(月)

高校時代からの銀歯とさよならすることにした。

問答無用に銀歯にされてしまい、お金もないために諦めていたが、
私は大人になったんだからお金は払える!と今頃思い立って、
見えるところの銀歯をどうにかしたい、と通っている歯医者に言った。

・保険適用できるけど、歯をかなり削り、その上にすっぽりかぶせる
・保険適用できないけれど、歯は銀歯のときと同じだけ残る
のどっちがいい?と聞かれた。

前者は前に経験があったが、どういうわけか歯の根元がぽっきり折れてしまったことがあったので、後者にすることにした。

歯ができてくるのが楽しみだ。
今まで、口をあけたとき銀歯が見えることがコンプレックスになっていたから。

さよなら銀歯。さよなら2010年。


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襖 [MAIL]