私は母に似てきていると感じている。 今は、悪い事ではないと思う。
母は家族以外の人に対しては意外と冷静に見ている。 自分が小姑の立場である事も受け止めていて、 越えてはいけない一線を頑張って守っているように感じた。 私ができるのは愚痴を聞くことだけだ。 子供がいてよかった、と母は言ったけれど、 こういうことも、家族がいてからこそなのだと思う。 私の立場が母の気持ちを少し楽にしたのだろうか、 そうであったなら嬉しい。
実家は居心地が良く、許してもらえるけれど、 それでも、歳をとって自分が作った家族がいて良かったと思いたい。 居心地が良くなると離れなければいけないなんて。 もし、今いる場所から離れたい!と本気で思うことがあったら、 そこでの居心地を良くすると、離れたいという希望が叶うのだろう。
だからこそ、私は今の場所の居心地をよくせねば。 会うは別れの始まりで、さよならだけが人生だけど、 家族がいたなら、そう私は考えている。
リセットボタンは結構大きい。 いざ決断、と思っても悩む。 そもそも自分の意思だけでリセットボタンが現れるわけでもない。
私がそんな事で考えている中、職場の環境が目に見えて変わってきた。 社長は本気だ。 良いほうに向かっているように見えるから、 今の環境を手放すのは惜しい。 けれど、これが20年続くか…というか、 自分の精神状態が20年ここでこの状態で持つか、と考えたときに、 それは無理だとやはり思う。 かといって、それだからリセットボタンに簡単に手が伸びる、 というのは安易だとも思う。 なんてことをぐだぐだ考えている。
ああ自分は小さい奴だ。
リセットボタンが見えた。 幻覚なのか本物なのかもわからないけれど、 セレクトボタンなのかもしれないけれど、 なんちゃってなものかもしれないけれど、 今私の目の前にはそれらしきものがある。 いざ目の前にしてみると怖いな、とも少しは思う。
明日、それがどんなものなのかを確かめてくる。
あけましておめでとうございます。
今年はこうなるといいな、と願っている事がある。 そうなるためなら、リセットボタンを押すことに何の抵抗もない。 自分が積み上げてきたものがもしあるとするなら、それは、 どこに行っても、形は変わっても何かしら役に立つはずだと思っている。
私は無謀な事を思っているのかもしれない。 でも、それは今しか見ていないから無謀に見えるだけで、 長い目で見たらそんな時期があってもいいはずだと信じている。
今の願いが現実になることを祈って、今日の日記としよう。
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