昔の話
剃刀が上腕に走る、強くもなく弱くもない力で でも、血が出る、それをみて安心する
担当医師は「切りたくなったらどんどん切りなさい」って
辞めた、止めれた そんなことしてどうするのか、って思えるまで思考が回復したらから。
確かに、切った瞬間血を見るのは楽しいとは言えないけど、落ち着く。 今でも、切ってしまいたくなることは実はある、 だけど、跡は残るのだよ、それを見て人はなんと思うだろうか 私のキズは浅いので目を凝らしてみないとわからないぐらいだけど
リスカは、今や現代病と言われるぐらいで、夏になるとキズだらけの人たまに見かける、思う
「痛いな、どっちかというと心が、痛いな」って思う
起きたら誕生日おめでとうメール
「自分のことで精いっぱいでメールも電話もする暇なくってごめん」
謝らないでよ
いつだって、いいタイミングであなたはいて 心の奥にずっといて 忘れがたい人で
でもね、きっと傷つけてしまう。 私は大切なものを大切なあまりに不本意な言葉を投げつけてしまう
誰か止めてよ、誰でもいいから 取り返しのない言葉をいう前に、
メールの返事返してない
今の私、穏やかに過ごしていたい、相手にも自分がいない未来を見てもらいたいとおもうから
捨てたものを私は意図も簡単も捨ててしまった。
ただただあの時私は人に関わりたくなかったんだ
「大丈夫」だけの一言だって敏感に、ストレスに感じていた。
たくさんのものを捨てた、そして虚無になった...
馬鹿なのかなぁ、愚か者なのかなぁ
光があるとすれば、これから先色んなものを手するだろう
だけど、私は衝動的に全てを捨ててしまいたくなる人だから
だから
だから
いつまでも、一人で寂しさを感じてしまうのだ
貴女はあたしの方なんて見ていない だから、わかっているから 私も見ないようにする
日々が流れて、いずれか忘れる
たぶん、怖いと思ってる 漠然となんとなく怖い
だから考えないようにしてる だけど怖い
それを悟られないよう、平気なふりしてる
体を売ってる女、男
水商売の女
父親から虐待された人
風俗の働いている女
やくざの女になった人
笑顔で話す「自分こんなことしてるんだー」って その笑顔が好きだった、しみったれた感じがなくって
今思うと「あなたも鬱、だったら気持ちわかるよね」って言って来る人より何倍もあの人たちのほうがマシだって思った。
彼女、彼らは笑顔だった、「今日、ラーメン美味しかったぐらい」の口調で辛いことや苦労を喋る、だから私もよく笑った。 同情ほど人を見下す手段はない、だからそんなことするわけなかった。
なんでも笑えばいいんだよ
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