日日雑記
emi



 突然ですが

3月いっぱいでサイトを閉鎖することに致しました。

手直しを考えていましたが、いったん下ろそうと思います。
相互リンクしてくださっている方へは、後日ご挨拶に伺わせていただきます。



今月は更新はありません。
4月以降はブログのみ継続予定です。

長年のご愛顧、まことにありがとう存じました。



管理人 拝








2008年03月07日(金)



 サブプライムと並んで

最近頻繁に耳にするのがガスプロム。
ロシアの天然ガスの生産・供給において世界最大の半国営独占企業です。2006年4月には、時価総額がマイクロソフトを超えて世界3位になったそうです。

日本に限らず格差社会は世界のあちこちで顕著ですが、ソ連解体で昔日の栄光何処へと思っていたロシアがあっという間に巻き返した事実に、天然資源を持つ大国の底力を見せ付けられた気分です。

ガスプロム報道に伴ってオリガルヒという言葉もよく聞くようになりました。
これはロシア新興財閥を指し、中にはマスメディアを使って国民の支持を左右する者までいるそうです。



お金は、それを上手に管理・運営できる能力やキャパのある人のところへ集まると言いますが、持たざる者の常として、嫉妬羨望は拭いきれなくて。
成金の外国人が休暇に家族そろって来日し、上限ナシの遊興されてくとなんかハラ立ちません?

逆に、バブル時に浮かれた日本人がロックフェラービルやゴッホの名画を買い漁ってた頃、海外も同じように冷ややかな目で見てたんだろうなーと思います。世界の田舎者と言われても仕方ないよね。
お金持ちになるのは悪いことじゃない、でも遣い方を知らないと無用の反感をかう――ま、これも負け犬の遠吠えなんスけど。



いえね、なんだか今月出費が多くて。
人間、心意気がいちばん大事だなんてほざいてた自分が恥ずかしいの。
同じくらいお金も大事って、このトシになってやっと素直に認められるようになったんだもん。

ただなんでもかんでもお金に換算したり、価値基準のいちばん上にお金を設定するのは、どうしてもガマンできない……そういうことなの。









2008年03月06日(木)



 乙女座の星の下に生まれたものは

盗賊と商業の神メルクールの祝福を受けるそーですが(『ブリキの太鼓』に書いてあった)ダブルオーにおいてはどーなんでしょか。
いや、何話めかの冒頭でそげなセリフを聞いた記憶があるので。




ヤフーによると、9年間続いた連載が終了し大騒ぎになってる一方、同雑誌で休載中の作品が再開し10週は続くと騒がれてるそーです(苦笑)。

そっかー、リョーマさまったらまたアメリカに行っちゃったのねえ。
タテ組みの歌詞(?)が乱舞したり部長が微笑んだ(!)り、ラスト部分がカラーというのも珍しいのでは。
「○○王子」のきっかけになったマンガだけど、当初は「この絵でどこまで引っ張れるんだろう」と、かーなーりー疑問視してました。

やっぱ、その後のアニメ化で認知度上がったのが大きいんじゃないかしら。あたしもマンガ連載だけだったら、ナチュラルにスルーだったと思いますわー(酷;)。アニメも後半1年くらい観なかったし。正直、厭きちゃったのよ、ええ。


正直ついでに言わせてもらえば、連載最初からストーリーが全部出来上がってる作品は息切れもなくたるみもせず、読者の気持ちを惹き付けたままラストまでまっしぐらに行けるけど、途中の人気の上下動に展開が左右されると蛇足が増えちゃうのよね。物語の肉付けというより、単にメタボになっちゃうだけ、みたいな。


あたしみたく短気な人間は、余計なものはなるべくそぎ落として欲しいので(究極俳句が理想だもん)取って付けたような第二部や新章は白けるのですよ。
『ヒカ碁』23巻の唐突な終わり方は今もってナゾだけど、あれで切り上げてしまうなら、17巻完結の方が”名作”の度合いは高かったと思います。



世の中には終わらない物語などというものはなく、ニーチェが導き出した「人生は無意味」が真実なのかもしれません。

だけどそれじゃ人は生きていけないのよ。
だから共感や意味や救済を物語に求めるのです。

そのためにも出来のいい物語が読みたいの。
それはインテリジェンスでタイトでクールじゃなきゃいけないの。
ただダラダラ長いのはお呼びじゃないの。

誰だってそうでしょう? 違う?





などと言ってると、NHK「暮らしの中のニュース解説」で、マンガ雑誌不況に新たな風と題したトピックスが!
例のサンデーとマガジンのタッグは、一般にも興味津々のようです。

マンガ雑誌低迷の原因として
 ゲームの人気
 ケータイの普及
 秀作の減少
が上がってました。
中でも、絵的な質は高いのに内容が伴わず、均一的で面白みに欠けるという致命的な状況を憂える声が多いとか。

これに対し出版社側は、個性的な才能を発掘するための新人賞の設定、バラエティに富みマンガ本来の楽しさを伝えるハイレベルな雑誌の創刊などで立て直しを図っていくようです。


ひとりで楽しめる安価な娯楽といえば、かつてはマンガがいちばんでしたが、最近はゲームやケータイなどのライバルが増え、マンガ自体も飽和してあっぷあっぷな感じ。

「支持が高いのは正義のしるし」と思っていたけど、人気のケータイ小説はどう贔屓目に見ても価値も意義も見出せない昨今、マンガ業界も不連続のパラダイム・シフトが進むことを願います。









2008年03月04日(火)



 小さなマグ

先日雑貨売り場を流していると、新年度向けお弁当グッズあれこれが紹介されていました。

かわいい柄のお弁当箱やおはし、お手拭やバッグに混じって、ごく小さな保温マグを見つけました。

タイガーブランドのそれは高さ13センチで、容量は200cc。小さめのバッグにも入る、なかなかオシャレな仕立てになっています。
色は3色あり、ピンクが欲しかったのですが売り切れで、本日ネット通販してみました。


子どもが大きくなり、お弁当を持って出かけるような用事はとんとなくなりましたが、梅が咲き、桃が咲き、桜も間近な季節になると、なんとなくウキウキした気分になりますね。

もう少し暖かくなって風もおさまったら、おむすびとお茶を持って近くの公園へ読書にでも出かけようと思います。






もやしもん6巻、魔女2巻、皇国全巻、ぼくらの8巻、と揃いました。これで今月の鋼19巻を買ったら、しばらくマンガはいいハズ(だよな)。

あとはー、コイルのムック、サディスティックDVD、カエラちゃんとジェッジさんのCD、ラルクおにーさま方の写真集とツアーパンフ、ちょっと先だけどポー「小鳥の巣」CD……こんなもんか。

ああそろそろ収支決算したい、イロイロと。






伊勢物語の第六段「鬼一口」の解説を探していましたが、よく調べたら4冊に亘った内容を勝手にひとまとめにして記憶していたようです。
つか、あたしの書棚にはなんでこんなに関連書ばっかあるんだろ;






終わったんですか、テニプリ……うわー;
単行本も20巻あたりで自主卒業しちゃったし。

”ビューティフル・ドリーマー的”学校生活において今後進級があるのかどーか、そこいらが気になります。









2008年03月03日(月)



 明け方のリアルな夢

hyde兄さんとkenさまの、やたらリアル&ヤバめな夢を見てしまいました。前夜の「それでもボクはやってない」がいけなかったのかしら;
思い出すだけでこう……きゃーきゃーきゃー;;;




えーゲフンゲフン;
気を取り直して本日買った本です。
 

■五十嵐大介『魔女(2)』(IKKIコミックス)
マンガ夜話で取り上げられたためか、ずーっと品切れ状態だった『魔女(2)』やっとこ再版されました、やれやれ。
9Pで、EVA中のアストロノウツのバイザーが砕ける絵、もうこれだけで満点っしょ♪ この孤独を見よって感じ。


■世界の歴史16『ヨーロッパの栄光』(河出文庫)
こちらも品薄のものから随時買ってます。
とはいえ全巻揃える予定はなく、自分が好きなとこだけー、えへへ。


■小塩節『銀文字聖書の謎』(新潮選書)
小塩先生の本を初めて読んだのは中学生のときでした。当時ドイツにハマっていて、片っ端から図書館で借りてたのね。
先生の書く、平易かつ明快な文章が好きで、NHKのドイツ語講座なども拝見してました。

さて、本書ですが。
ギリシア人やローマ人がバルバロイと呼んだ北方民族のひとつ、ゴート族。彼らはゲルマン民族大移動の中で虐殺・殲滅され、「ゴシック(ゴート的)」という名称だけを残し、地上から消滅してしまいました。

しかし彼らはもうひとつ偉大なものを残していたのです。それはギリシア語をゴート語に翻訳した聖書。そしてこれこそが、のちにヨーロッパを形成するゲルマン民族のキリスト教信仰に決定的な影響を与えることになりました。
タイトルの銀文字聖書とは、まだ印刷技術のない6世紀に、東ゴートのテオドリクス大王の勅令により、古代ゴート語の聖書を羊皮紙に銀色文字で書写させたものだそうです。

本書はこの銀文字聖書のテクストとなった、最初のゴート語訳聖書を著した司教ウルフィラの生涯を中心に、キリスト教の成立、発展、布教の流れが言語学を交えて書かれています。

現在3分の1読了しましたが、メッチャ面白いです〜!
ときどき差し挟まれるウンチクの数々も目からウロコ(”ライバル”の語源て河川”リバー”の利権争いから来てるんだって)。

ホント、歴史って興味が尽きませんねー。




あ、近々コイルのロマンアルバム届くようです(お知らせメール来た)。
楽しみ!









2008年03月02日(日)
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