日日雑記
emi



 ほとんど詐欺だ@とくばん

午前中からビデオの予約入れておいたのに〜〜〜、明ちゃんとマリちゃんの出演時間トータル3分でっせ(T-T)。まあ湿度管理しないと明ちゃんの髪型に異変が…のくだりは大受けでしたが。

今はああだけど(←ものすごく失礼;)ソロデビューの頃の明ちゃんてスレンダーの美形だったのよ。CDジャケットなんか別人ですもの(本人も言ってるくらい)。博兄さんは平幹ばりの渋さだし、なじょして明ちゃんだけあんな…(以下カット)。

さて9月もあと一日。
明後日はいよいよ鋼が最終回です。
気もそぞろなんで、イラストでも描いて少し落ち着こう。

2004年09月30日(木)



 捨てる!体力

ヤル気はあるんだけど、いかんせん体力がおっつかないで伸び伸びにしてました。さすがにどこをどう押してもモノが入らなくなり、昨日今日と大整理敢行。恐ろしいのは画材や書類をのせていたクロゼットの天板の支えが片方壊れてしまっていたこと。そーよねー、フツーのご婦人はこういうとこに帽子とかバッグを収納するわよね。完全に積載過量でした;

まず、もう読まない本やマンガ(含む同人誌)を片っ端から放出。スクラップ帳も古くなったものから順次廃棄。ここまででダンボール(大)3箱分に及びました;

続いて原稿以外のネームやらコピーやら描き散らしたラクガキ類、これがけっこうたくさんありました。スケッチブックも潔く処分です。ついでに引き出しの中からガラクタ類を一気に出し、全部ゴミ袋に突っ込みました。
結局4時間もかかってしまい、もうくったくたですー。

捨てる技術で大事なのは「一応中身を確認しよう」と決して思わないことかな。「これ何だっけ?」の段階でダカダカ捨ててしまう。どうせ忘れてるモノなんだから大したことないのですよ。
引越しがあると否応無しに処分しますが、なければモノは溜まる一方。定期的に捨てることが大事だなあと思います。

…ところで今回困ったのは「手紙」。最近メールばかりだけど、それ以前の大量のハガキや封書をどうしたもんだか(-_-;)。

2004年09月28日(火)



 咽喉が痛い…;

昨日行き帰り小雨にあたったからかなーと思ってましたが、違う。

単にしゃべり過ぎなんだっつーの#

あう…。

家族以外誰とも話さない日の方が多いので、あたしはたいへん口数の少ないオンナなのです。しかし環境さえ整えば誰よりもしゃべります(ヲイ#)。確かに昨日は通常の100倍はしゃべった気が。だんだん声も出なくなってきました;(会う人みんなと「50話観た?」で話し込んだからなあ)

そういやエド本のタイトルで面白いの見かけました。
「豆は腐っても豆腐」
…確かにね。

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暑い暑いと叫んだ今夏、ようやっと季節に順当な気温になって参りました。外は羽織るものがないと寒いくらいなのに室内は半袖で充分。ここいらのギャップが人間生活をダラクさせる原因のひとつかも。
ああもう2時近いか。今日まだ何にも食べてないや…さてどうしよう;

2004年09月27日(月)



 ZENKOKU運営委員会終了!

あいにくの小雨模様でしたが、猛暑に比べれば冷房効くしずっとラクでしたよぅv
ということで本日、鋼オンリーに参加して参りました!遊びにいらしてくださった皆さま、ありがとうございます♪

11:00開場と同時にウェストミンスターかいと思わせる鐘の音がリンゴーンリンゴーンと重っ苦しく鳴り響き、続いてバッハの「トッカータとフーガ」をBGMに怪しげなアナウンスが……
スタッフ雰囲気作りすぎ;

参加サークルが当初より倍増して2000いくつ、配置を見てみるとエド受とロイ受で全体の5分の4が占められておりました。その間のごく一部「エド中心・オールキャラ」に配置されたあたしたち。
カタログ眺めながら「こんなにあるのに、アレもコレも選りどりみどりなのに……なじょしてこんな狭い範囲でしか動けないあたしっ!」と心で泣きました。今日ばかりは自分のノーマル嗜好が恨めしかったです。もう半分ヤケでローラー作戦だったわよ!ええ、しらみつぶしよっ!!
おかげさまで楽しい本がいろいろ買えました。帰宅して検分したら男と男がチュウしてるのが2冊混じってたり…チッ#

今回ギリギリ前日にコピー本を作るというハメになりました; 売り物が一冊じゃ寂しいので何か描こうと考えていたのですが、ネタが全く浮かばなかったんです。ダメでも仕方ないか…でもずーーっとわだかまってて。二日前に突然話を思いつきマンガじゃとても間に合わないので急ぎSSにまとめました。CGでカラー表紙もつけ、やっつけ仕事の割にはそれなりの体裁に。でもさ、PCがあると「やろうと思えば出来ちゃう」ので、いつまでも諦めがつかない弊害が強いかもですね; 
そんなこんなで世にも稀(見た限り他になかったくらい稀)なエド×シェスカ本、買ってくださった方は是非あたしとお友達になりましょう!


来夏の映画に向けてまだまだ勢いが続くだろう鋼、もしかして個人参加してたら笑ってやってください〜(^o^;)

2004年09月26日(日)



 面白かったのがりすかなの!

いや〜いやいやいやいや、買ってから2ヶ月してやっと読みました、西尾維新「新本格魔法少女りすか」(講談社ノベルス)。

う。
なんていうの、感想とかもうどうでもいいじゃん、なんだけど。
痛快でした、メチャメチャ。読んでて腰が浮いちゃうくらい、ワクワクしたの久しぶり!
西尾さんの常套手段「関係性の必然の秘匿」が全面に押し出されていて、行間からそれを推測するスリルがたまらんワケよ。

主人公(つか、一人称担当)創貴(キズタカ)少年の絶望的に強烈な信念が、これでもかこれでもかこれでもかっていきおいで怒涛のように攻めて来るのが信じられないくらい感動的なんだなあ。

りすかの秘密(笑)は言うなれば「一発逆転お約束」的にとらえてしまっていいと思う。それよりも重要なのは、創貴とりすかの複雑なようで単純で限りなく純粋で不純な結びつきに尽きます。
親子よりきょうだいより深い「血の絆」と、探り合い疑いながらも互いを知ろうとする健気さが満ちあふれた猥雑極まりない作品なのでした。

2004年09月23日(木)



 ユーミンデビュー秘話がドラマ化

きらめく才能が集まるサロン的存在であったレストラン「キャンティ」を舞台に描かれる音楽×ドラマ「あの日にかえりたい。〜東京キャンティ物語〜」が日本テレビで放送されます。

番組のイメージソングを提供しナレーションも担当するのが松任谷由実。自伝的エッセイ「ルージュの伝言」で自身のキャンティとの関わりについて触れていることもあり、ユーミンのデビュー秘話も紹介されるそうです。

■「あの日にかえりたい。〜東京キャンティ物語〜」
10月10日(日)22:00〜23:30放送 日本テレビ系
出演:内山理名、他 / イメージソング&ナレーション:松任谷由実 / 音楽監督:武部聡志 / 原作:野地秩嘉「キャンティ物語」(幻冬舎刊)


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イタリアン・レストランの老舗「キャンティ」は港区麻布台にあります。初代オーナー川添浩史は華族の出身で幼少時に川添家の養子となり、稀有な国際人と言われた人物。その人柄や皇室にまで及ぶ幅広い人脈と深い見識により彼を敬愛する多くの文化人・芸能人が店に集いました。三島由紀夫、安部公房、黒澤明、岡本太郎、小澤征爾、篠山紀信、加賀まりこ、安井かずみ、坂本龍一、松任谷由実、田中康夫、久米宏、黒柳徹子、浅利慶太…常連客を挙げればキリがありません。そして浩史と共に彼らを惹きつけてやまなかった女性――それが梶子夫人です。

梶子は裕福な家庭の出身で、戦後彫刻の勉強をするため単身イタリアへ渡り現地の男性と結婚。しかし欧州旅行中にイタリアに立ち寄った浩史と恋におち、お互い家族をふり切って再婚します。ちなみに浩史の先妻は伝説のピアニストとして名高い原智恵子でした。
日本へ戻ったふたりが1960年に開いたレストラン・キャンティは梶子による本場仕込みのイタリア料理が評判を呼び、徐々にサロン化していったのです。

梶子の並はずれた審美眼や洗練されたセンスは、若い女の子にとって羨望の的でした。女優加賀まりこは梶子にあこがれ、梶子と同じようなファッションに身を包んだそうです。当時、梶子はイタリア語でおばちゃんをさす「タンタン」という愛称で親しまれていました。作詞家安井かずみはこのように回想します。
「美術や音楽、ヨーロッパの歴史、能や歌舞伎、タンタンが話すことすべてについていけないとダメなのよ。ファッションだけ詳しくてもダメ。そしてタンタンについていけないってことは、大人になれないってことなの」

浩史が他界したあと梶子はひとり瀟洒なマンションに暮らし、その言動は端から見てもおかしくなっていったそうです。誰に看取られることもなく、ある日ベッドで冷たくなっているのが発見されたとき、まだ46歳の若さでした。

そんな野地秩嘉氏の「キャンティ物語」がドラマ化。
ユーミン中心に展開するのは、多分視聴者にまんべんなく知名度が高いためと思われます。彼女のかずかずの曲(しかも音監武部さんだ!)が流れる中、人間関係がどんなふうに取り上げれるのかとても楽しみですv

2004年09月22日(水)



 暗黒館の殺人読了

着想から出版まで8年、総工費(違)2500枚に及ぶ綾辻行人氏の大作終わりました〜〜〜はァ。そうなの黒尽くめのメフィストもコナンくんも中村青児も覚えていたんだけど、肝心の館シリーズはすっからかんに忘却の彼方なのよ〜〜(T-T)。
ま、でも、詳細は忘れた方が再読の時お初同様な楽しみがあるからいっか、ってことで(安直)。

館シリーズは1987年の「十角館の殺人」から始まり、暗黒館まで含めて7冊ございます。あとから知ったのですが、綾辻さんのデビューはミステリー界において新本格派ムーブメントが一気に押し寄せたご大層な「事件」だったそうです。

あまりこの業界に詳しくないんだけど、江戸川乱歩や坂口安吾、横溝正史らのどちらかというと伝奇がかったおどろおどろしい雰囲気の作品が低迷し、その後松本清張や森村誠一ら「社会派」が長い間ミステリーの中心だったのですね。その反動というか昔ながらの「探偵」が事件を解決する物語を回復する動きが散見されるようになり、島田荘司の出現をきっかけに多くの書き手が次々秀作を発表するようになりました。
一時の狂乱めいたブームは落ち着いたものの、探偵小説の復権は確固たるものとなり現在に至ります。

館シリーズの内容忘れちゃったのは、読んだのが10年以上前なのと手元に本がないせいなのでした。それでもデビュー作「十角館の殺人」だけは犯人もトリックもちゃんと覚えていたりします(^_^;)。
今回の暗黒館は既刊の館シリーズ全体をリンクする内容で、ボリュームも手伝ってかーなーりー面白かったです!もしかして社会派の方が読み「なんだこれは」と思う部分が多々あったとしても(多々あるんだなーこれが;)新本格派はこういうものなのだと割り切ってくださいませね。

とはいえ清涼院流水以降、新本格ですら眩暈するようなめくるめく展開があったりまえになってしまいましたので、暗黒館なんて「ほとんど王道」って感じでしたよ。
館シリーズの他に囁きシリーズもあるのですが、手っ取り早く綾辻ワールドを楽しみたい場合は「霧越邸殺人事件」(新潮社)をオススメいたします。

秋の夜長に背筋凍るミステリーはいかがでしょうか…ふふふふふ。

2004年09月21日(火)



 お誕生日おめでとう、ヒカルv

わーそれは「けえき」ですねヒカル。
いいなあ、わたしも欲しい、欲しいです、ヒカル〜〜〜vv

…ってオマエどーやって食うんだよ、佐為。





お誕生日、ちょっと幻のプレゼント。
それはキミとアナタとあたしに。


2004年09月20日(月)



 9月末の千住三兄妹情報

■千住博 
28日(火)PM11:00 NHKBS2 BSこだわり館・日本美の再発見『77枚の大宇宙−千住博と大徳寺聚光院のふすま絵』

代表作である大徳寺聚光院別院襖絵を中心に、創作への情熱や制作秘話が語られる予定(笑)。最近駅前書店ではPOP作戦が展開され著作「絵を描く悦び」(光文社新書)が大々的に取り上げられております。
直にお話ししてちょうど一年、益々のご活躍に胸が躍りますv



■千住明・真理子
30日(木)PM18:55 TBS「とくばん」特別出演

こちらは「うたばん8周年記念とくばん」にご出演の明・真理子兄妹。多分中居クン主演の「砂の器」の音楽を明くんが担当したつながりでしょう。
石橋さん&中居クンのツッコミに二人がどう対処するか見ものです!加えて真理子ちゃんの会話初期段階一人称「わたくし」がいつ「あたし」になるかも楽しみ(^.^)。

2004年09月19日(日)



 連続殺人事件勃発中

綾辻行人「暗黒館の殺人」下巻に入りました。さすがに新本格派の一翼を担うだけあって、読みやすくどんどん進めますvさあ次の犠牲者は誰?

昨日はすっかり精神的に参ってしまい何をする気も起きなかったけど、一晩寝たらだいぶ落ち着きました。
買ってきたマンガ「フルーツ・バスケット15」と「デーモン聖典4」をばりばり読んで更に元気(^.^)。こういう時ヲタクな逃げ道があるのってありがたいです。

イノセンスのDVDが届き、ひとりでゆっくり観たいと思っても昼間眠くてなかなか時間がとれません。明日にはユリイカ別冊の西尾さん特集号が届くし週末はイベントだし、スケジュールきちんと組んでかからないとドミノ倒しの予感(ーー;)。でも眠いのよ〜、夜間睡眠時間3時間じゃ死んじゃうって。

鋼のアニメフィルムブックが発売開始だそうです。以前相方と話したのは、こういった書籍はその後同人する際に資料として役立つけど、単なる読み物としては再読率低いよねってこと。脚本集も出るらしいし、ファンとしてはお財布と相談しないとムリですわね(あたしの場合はそれプラス置き場所だな;)。

エゴ・ラッピンのニューアルバム「merry merry」がオリコン4位に入りました〜パチパチパチ☆ 前作と比較して目玉商品(笑)はないけれど、全然違うことやってやるな意識とクオリティの高さは群を抜いています。こういう作品を支持する層が多いことがなんだかとても嬉しいのでした。

2004年09月18日(土)



 全てが悉く狂気めいた一日

心身ともに疲労困憊した本日、帰りの電車の乗客の一挙手一投足が全て狂気めいて見えてしまった。

帰宅しても尖った神経がおさまらない。
耳元で繰り返す立て板に水のようなとうとうとした正論。地獄に近い人間には呪縛のようである。

明確な夢や希望がない人生は無意味なのか?
そう言い切れてしまう人生もまた、無味乾燥な気がする。

2004年09月17日(金)



 物欲の果てる底なき

今後のお買い物予定。

1.西尾維新「ネコソギラジカル」上中下巻
2.別冊ユリイカ「西尾維新特集号」
3.ハガレン研究所DX
4.ハガレン・コンプリートアルバム
5.ハガレン2005年度カレンダー(コミックス版)
6.テニプリ2005年度カレンダーA・B(アニメ版)

そいでもって本日は「イノセンス」DVDが到着します。

ヒカ碁カレンダーですが…毎年アニメの絵柄は自分的にイマイチだったりして…。アニメとコミックスどちらもある場合は結構悩みます。5、6あたりにあたしの苦悩が忍ばれるかと(ーー;)。

これでSEEDが始まれば、またぞろ蟻地獄確定かな…。

−−−−−−−−−−−−−−−

本日レンタルしてきたCD。

1.EW&F GREATEST HIT’S+2
2.井上陽水 GOLDEN BEST
3.井上陽水 PLATINUM BEST
4.小島麻由美 愛のポルターガイスト
5.小島麻由美 面影

あとイーグルスのベストも…と思ったんだけど、聴ききれないので次回に回しました(笑)。ダビング用のMDも合わせてCD1枚購入するより安い。業界が揉めるのも分かるよーな気がします。

秋の新番組に備えてアニメ雑誌などチェックしてたら、なんだか頭がグルグルしちゃってダメでした。宇宙戦艦ヤマトの企画がとうとう始動したという記事で更にグルグル…(@_@)。
「運命の種」はどれを引っくり返してもキラがいない!出ないってことはあり得ないと思うの…思いたいんですけどっ!まさか因果地平の彼方に行っちゃったなんてないよなー、だって「種」なんだからさ(ーー;)。
アスランそっくりのキャラで続きだと思って読んでたら違うアニメでした…タイトル覚えてないや;キャラデザ担当が平井久司さんなので似てるのは当然でしょうが、ほとんど区別つかないのはいかがなものか。別にいーけど。
雑誌FrauはCLAMP特集でした。一見するとなんの雑誌か分からない(笑)表紙です。メンバー微妙に名前変わってるなあ。
以上全部立ち読みで済ませたコンビニエンスなあたし。

とりあえずハウルはヤバそうだ!アレは絶対転ぶ自信ある!ハウルのルックスはもちろん、声がキム様じゃ抗う術がありませんことよ。

2004年09月15日(水)



 暗黒館の殺人

「シリーズ最大・最深・最驚の『館』、ここに落成」
「ミステリ作家・綾辻行人の全てがここに結実」

上下巻の帯アオリを見るまでもなく、発売日を待って書店になだれ込んだあたしではありました。だっていったい何年ぶりの新作だよ〜〜!(T▽T)!
最初はAmazonさんに予約しようかとも思ったんだけど、どうしても自分で買いに行きたくなりまして。ええ、ひな壇飾りのハリポタなんぞにゃ目もくれず(笑)。

カバーデザイン=京極夏彦、図版作成=小野不由実、なんて贅沢。
中村青司の館、東西南北二階建てパワーアップしてるしっ!
江南(かわみなみ)すなわちコナンくん出てるしっっ!!

至福だわv

2004年09月12日(日)



 アニメ夜話最終夜

どうしたんでしょう、昨夜までとは打って変っておとなしくなってしまいました、メンバーズの皆さま!やはり現在教育で再放送中なのが微妙な抑制をかけるのでしょーか。

つーことで最終夜は『カードキャプターさくら』(1998)でございます。幸か不幸かこの作品、アニメはもとより原作も読んだことがありません。理由は〜いろいろあるんですが〜、え〜やっぱ漏れ聞こえる情報から「可愛いすぎて逆に小憎たらしい」とゆーのが正直なトコロで…。その上腐女子的萌え要素を確信犯的に配置してるのも小賢しかったり……ああ、ファンの方ゴメンナサイ;

『レイアース』は少し読んだのですが、アレも確か「なかよし」連載でしたよね。女の子三人組が変身してどーのこーのという…あたしコレ全然だめでして。どこがダメってキャラが全員真っ正直すぎ、こっ恥ずかしくなってしまうの。『X』の小鳥に至っては「あーキミもう明日っから出てこなくていーから」なーんて思っちゃうくらい鬱陶しかったです。ピュアとかイノセンスとかも、やり過ぎると嫌味だよーって感じで。
その点『東京バビロン』の北都ちゃんは「世界なんかどうでもいい、ただ昴流が幸せになれば」というある種利己的な基本姿勢が好きなんです。物語最後の星ちゃんのセリフもよかったし、あのまま『X』でヘタに対決させず放っておいた方が含蓄の深いマンガだったんじゃあ…と残念なくらいです。

とはいえ『CCさくら』が番組で紹介された通り最近の魔法少女モノとしてヒットしたという事実は、まだまだこういった傾向を求め受け入れる層(大きなおともだちと一部の男性ファンは除く;)があるんだなあと少し嬉しく思いました。

「CLAMPは同人出身ということもあり、テキストを二次的に創り直すことに長けている。それゆえオリジナリティがないと忌避されるか、二次的創作技術の水準の高さを賞賛されるかどちらかに評価が分かれる」というオタキング岡田さんの発言が、あたし個人の感想と全く合致します。正直『東京バビロン』を最初に読んだときも「コレって帝都物語の…」と、つい思ってしまいました;

もちろんCCさくらの視聴対象である女の子たちはそんな楽屋裏は知らないでしょうし、いっしょにご覧になってるお母様がたの多くも。
しかし夜話においてはあくまで業界及びオタクマニアの視点で作品を解体するのが目的ですので、CLAMPの創作過程は周知の事実として皆わきまえています。
その上でこの作品がオタク萌えを引っ張り出す理由をキャラの設定や人間関係、ファッションの有効性、その他いろいろ多角的に検証しますが、番組内では確証にたどりつけませんでした。それは多分司会の岡田さんのモチベーションの低さが第一かと思いますが、メンバーズの押しが一様に弱かったことにも原因がありそうです。

所詮「かわいー萌え」の理由付けなんて理屈じゃムリなんじゃあ…そんな気がした今回でした。
とにもかくにもアニメそのものを観て体験しないと何も手掛かりはありません。でも余計な情報がありすぎて、素直に作品を楽しめないってゆーのもあるし…。
ものすごーくぶっちゃけた話、同人あがりの作家の物語にどうしても期待できない先入観が、受け手としてのあたしの問題点なんだと自己反省した次第です。

2004年09月10日(金)



 アニメ夜話第三夜

深夜だというのにテンション上がりまくりの一時間。第三夜は「あしたのジョー」でございます。ゲスト交代はオーケンと山田吾郎さん。なんとなくアド●チック天国風?

さて、キタさん同様カミングアウトを先にしてしまうと、あたしって「あしたのジョー」ちゃんと観てないしマンガもほとんど読んだことありませんの。マガジン連載中はまだ「アレは男の子のマンガ」って意識が大きかったし、格闘技みたく肉体的に「痛い」もの苦手なんですよー。叔母が好きで母の実家に遊びに行った時だけ、ちらちら読んでいた記憶があります。

番組内でも話題になりましたが、ジョーのライバル力石徹が死んじゃったとき、寺山修司等が中心になってお葬式をあげたというのがもの凄く印象的でした。そして今回テーマソングの作詞も寺山だったと初めて知り、驚いております;

第二期のアニメは出崎さんの演出で放送前からかなり話題になっていました。やけにキラキラが多いなあと思ったら、同時期放映されたベルばらも出崎さんで、そういや雰囲気がそっくりでしたわ(笑)。
当時ちばてつや先生の大判のイラスト集も発売され興味半分で買ってみたら、ジョーがえらくかっこよくて惚れ惚れしました。ちば先生はペン入れしないにも関わらず、下描きの段階で細かくデッサン描写するそうです。イラストではその線が残っていて、水彩の色もとてもきれいでした。白木葉子のファッションも、少年マンガにしてはかなり洗練(笑)されてるほうではないでしょうか。

そして今回面白かったのは、上記ヒロイン白木葉子のポジションについて。ゲストさんの間でも彼女の要不要について賛否両論でしたが「白木葉子は男を破滅させるファム・ファタル。しかし彼女の不幸は自分を必要として欲しい人から全く省みられず、しかもその人の崩壊を見届けねばならないこと」という意見にハッとさせられました。「全然悪気なく貧乏人に施しをして相手を傷つけるところが、『愛と誠』の早乙女愛と同じ」は観ているあたしも同時に思い当たりましたよー。
階級性恋愛って昔は多かったテーマだけど、良くも悪くも平等社会になってしまった今ではかえってノスタルジックなのかもしれませんね。

今夜はいよいよ最終夜、「カードキャプターさくら」でございます。NHKここへきて手前味噌か楽屋落ち?とも思いましたが、原作もアニメも全く知らない部外者はおとなしくメンバーズの解説に耳を傾けたいと存じます。

2004年09月09日(木)



 アニメ夜話第二夜

ルパン三世のものまねをしてみてと言うと、90%の人が「ふ〜じこちゅわ〜ん!」とやるそうな(笑)。
そんなこんなでNHKBSアニメ夜話第二夜は「ルパン三世カリオストロの城」(1979)でした。昨日とゲスト3名が交代(国生さゆりには驚いた!)したものの、テンション全く落ちず(^0^;)。

「宮崎アニメのキャラは止め絵で見たら全然つまらない。ところが動き出すと俄然魅力的なんだ、やっぱりアニメは動かなきゃダメなんだよ」
そーよねー動いてナンボよね!ルパンの滝登りシーン観ながら思わず手を叩いておりましたさ;

今回の大爆笑は、カリ城以降原作者のモンキー・パンチ氏が監督した作品について。その中でルパンが女を撃つシーンに若手スタッフが「えっルパンは女は撃たないでしょう」と言うと「オレのルパンは撃つんだよ、オマエの言ってんのはカリ城だッ!!」と激怒なさったって話。パンチ氏はカリ城を高く評価してるけど、その後描き辛くなったのも事実と言っておられるそうです。

もうひとつは、クラリスみたいな理想的美少女は現実にはいないですよね?という質問に対し宮崎さんは「いるんだよッ!!」と、これまた激怒なさったって話(^_^;)。しかし「カリ城のお話はせいぜい3〜4日の間。それくらいなら誰だってネコかぶれる」と立派な補足があったそーです、あははははー。

総論として真面目な宮崎、無頼派の大塚、この二人が組んだことで絶妙なバランスの作品になったこと、短期間(たったの4ヶ月)制作であったがゆえに、ぎりぎりの才能が引き出されたこと等が挙げられていました。
ところが今や傑作の誉れ高いこの作品、公開時は興行収入最悪だったのですって、ビックリ。

当時はSFばやりで特にアニメはSFでないとダメと言われてたそうです。確かにルパン劇場版第一作目「ルパン対マモー」もSFテイストでした(こちらはヒットしたらしい)。ところがカリ城のいきなり古城だお姫様だという展開は、ピカレスクなルパンファンには不評だったらしーんですねー。

キャラはそんなだし物語のあちこちが辻褄合わないカリ城。でも宮崎氏が作家として最もはじけていた時期の勢いが感じられ、「未来少年コナン」と並んで彼の最高傑作と言っていいとのメンバーズの結論に深くうなずいたのでした。

さあて、今夜は「あしたのジョー」。
深夜なのでくれぐれも「立て、立つんだジョー!」は控え目に(笑)。

2004年09月08日(水)



 BSアニメ夜話

昨日から始まったNHKBSアニメ夜話。司会は誰かと思ったら、マンガ夜話レギュラーのオタキング岡田さんでした。

第一夜は劇場版「銀河鉄道999」(1979)。
4人の強力なゲストさんによる多方面からの分析や解説、こぼれ話がとっても面白かったです。
画面からあふれ出るクオリティの高さは、当時単なるアニメ好きにすぎなかったあたしにさえ、制作スタッフの名前を深く刻み込みました。お話やキャラクターは元より、動きも背景も音楽もなにもかもが圧倒的な迫力で「アニメってすごい」と心底驚嘆したものです。
そう思った理由をひとつひとつ丁寧にときには楽屋落ち的に岡田さんたちが語ってくれていて、あたしも仲間に入りたい〜!とTV観ながらずっと思っていました(笑)。

今回いちばん印象に残ったのは「999の第一作と第二作を隔てるものは、市川崑が関わっているかどうかだ」という話。第二作を観てかなりがっかりしたことを思い出し、編集や構成の力って大きいんだなあとつくずく感じました。

好きな場面。
1.食堂車でメーテルと鉄郎がステーキ注文するところ。ご飯のシーン観てると自分も食欲出てくるので嬉しいのです。
2.冥王星の氷の墓場にしゃがみ込んで泣いているメーテル。氷に影が映りこんでいるのがきれいな形だなあとうっとりします。
3.プロメシュームママのドレスに流れる宇宙(笑)。黒と青のコントラストがきれい。ドクター・バンのペンダントも同じカラーで印象的です。
4.番組でもビデオ解説されてたハーロックの肩ふりふり歩き。あれは強烈です。
5.メーテル星崩壊シーンのバックに流れる音楽、あれは後世に残る名曲だよ!いまだにサントラレコード引っ張り出して聴くもん。
6.そしてもちろんラストのホームをいつまでも走り続け「メーテル〜〜!!」と絶叫する鉄郎。「さらば、少年の日よ」のセリフでは必ず泣いてしまいます。ゴダイゴのテーマソングもよかったよね。

メーテルの名前はエーテルとメーターの合成らしい、と語られていましたが、「青い鳥」のメーテルリンクから取ったとの説もあるそうです。
「私はあなたの思い出の中にだけいる女。私はあなたが少年だった日の青春の幻影」そう言い残し旅立ってゆくメーテル…ここを観て初めて「銀河鉄道」と銘打った理由がはっきり分かりました。


さて今夜は「ルパン三世カリオストロの城」。これも語りだしたら止まらないなあ〜(あたしが)。楽しみ楽しみ♪

2004年09月07日(火)



 CLAMPの…

マンガ(つか、イラスト)を夜中に眺めていたんだけど。
彼女たちのマンガで最後までキチンと読了したの「東京バビロン」だけだったりします(^_^;)。

最初ウィングスに連載されてた「聖伝」を見て、まあなんてくどい絵でしょうが第一印象でした。その後も大なり小なりで、かろうじてバビロンはオッケーだったのです。昴流ちゃんのやさぐれ具合が気に入ったってこってすね(ヲイ#)。何も変化がなく、ボーダーだけが一気に下がる結末がとても新鮮だったのを覚えています。

にしても、発表する作品次々アニメ化の快進撃はすごい。作品によって絵柄や描線を変化させたりカラー手法を統一する凝り様もお見事です。
オールキャラ総出演は松本零士や和田慎ニがよくやってましたね。元々が同人出身ということからして、オリジナルテキストの読み替えが多いのも頷けます。

ところでCLAMPって短編集あるんでしょうか? そも短編作品があるのかしらん。
一度、魔法も異界も呪いもSFも事件も事故も伝説も、ついでにやたら物分かりのいい家族も無い、フツーの子供が受験前に過ごす冬休みの状況を淡々と描いた24P作品なんかを読んでみたいです。

2004年09月06日(月)



 糸車の針で指を刺す…の意味

お姫様の誕生日に招待されなかった魔女が怒り「糸車の針が指に刺さり100年の眠りにつく」という呪いをかけられてしまう…有名な眠れる森の美女(いばら姫)のお話です。この「糸車の針を指に刺す」とは、少女の自慰行為を象徴していると知り随分驚きました。書かれていたのは渋澤龍彦氏「長靴をはいた猫」であります。
突然渋澤の話かい、と思われた方ごめんなさい。なにしろ国内において彼と幻想文学のカリスマ双壁と言われた種村季弘氏が亡くなってしまったので…。

とはいえ種村の著作は数冊しか読んでおらず、どうこう言えるような読者ではありません。そんな中オリジナルサイトで著作「謎のカスパール・ハウザー」を紹介しました。
そしてどうした偶然だか、昨日届いた鋼オフシャルファンブック4の中に「ラースのモデルはカスパール・ハウザー」なる記述を見つけため息をついてしまった次第です。

ときどきこうした情報の連鎖が発生することがあります。しかも全くかけ離れたジャンルで。リンクしている本人の趣味嗜好が無意識に反映されてるとしたら、結構怖いなあと思います。

2004年09月03日(金)



 「空の境界」読了。

読む前からいろいろウワサを小耳に挟んでいたため、どうしても色眼鏡がかかってしまうんですが(-_-;)。

文体は平易でヘンにひねってもおらず好感がもてました。登場人物へも無理なく感情移入でき、タイトな部分とそうでないとことバランスも良かったと思います。
所々のひっかかりが少しずつ蓄積して軽いストレスはあったものの、全体の質を貶めるものではありません。以上、長所でした。

上巻前半章の構成が少し分かり辛かったです。年表の書かれた栞が付いていたのは、時間軸が混乱するのを予測してのサービスなんでしょうか。
あと核心の伏線の位置が遠すぎてミステリー的な作為にはどうかと。まあ覚えていられないあたしの頭が悪いんスけど。
各章ごとに独立したお話を断続的にweb連載していたためと思いますが、上下これだけのボリュームは必要ない気もしました。商業化にあたってもう少し削いでもよかったのでは。以上、気になったところ。

内容に関してはどこをかすってもネタバレの危険が高いのでパスですねー。何故かといえばキャラや設定で、カンのいい方にはある程度物語の推測が成り立ってしまうからです。作者の奈須きのこさんは同人ゲーム作家というだけあり、随所にゲームの論法が生かされてる感じです。

そーね…最終章で逆ロミオとジュリエット的なものを経てたどり着くラストは結構性質(たち)悪いとだけ申し上げておきましょう(笑)。

2004年09月02日(木)



 ヒカルの9月

9月になりました。
子供も学校が始まり久々に家にあたしひとりだけです。ああ、静か…。学校は二学期制なのでまだ前期のまま。おまけにすぐ期末テストがあったりして(^_^;)。これから公立の小中高校は随時二学期制に移行していくようですね。試験回数は少ないけれど試験範囲は広い。生徒諸君にはどちらがいいんでしょうか?

  ☆

長らく9月はこれといった思い入れのない月でした。3年前のちょうど今頃、諸般の事情で最初のサイトを泣く泣く閉めるハメになりました。落ち込んでいてもしょうがないし何か書いてみようとした途端、TVニュースの画面に貿易センタービルに突っ込む飛行機の映像が何度も何度も映し出されました。
再度の出鼻をくじかれ投げやりな気持ちが続いていた中「ヒカルの碁」と出会い、今こうしています。

もう一度やってみようか、な気持ちにさせてくれたヒカルに感謝しています。今月20日はヒカルの誕生日。18才になるんだね、おめでとう。キミの愛するすべてのひとたちにどうぞよろしく。

  ☆

Amazon検索してたらエゴラッピンのニューアルバム発売情報が!やった〜前作から2年ぶりですの〜ッ!!早速予約しちゃったわよ(^o^)丿
タイトルは「merry merry」9月8日発売です。エゴファンは乞うご期待♪

  ☆

う…その上15日には小島麻由美のニューアルバムも……; け、計画を立てて購入せねば破産してしまうぞ、あたし!


2004年09月01日(水)
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