diary of radio pollution
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2004年02月29日(日) 赤、緑、そして29日

夜更けに降リ出した雨が暗く思い1日を描けば、そこに不思議な話が加わる。

随分前から楽しみにしていた東京のバンド"アンデルセンズ"が、京都にやってくる日。もちろん仕事は休み。にしていたはずなのに、数日前に勤務する破目に。で、またそんな時に限って、普段ありえないような残業に出くわす。とにかく、次々にやってくる仕事に行く手を阻まれる。少しずつ確実に片付けながらも時間が過ぎてゆく。そして、次第に悲しくなる。

ここまで来ると、物質的な考えはどこか遠くに飛んでしまうような、しかし、横目で時間を見つつ。一心不乱に最短で行けるであろう手段自転車を漕ぎながら一路都を南下。

到着すると、おとぎ話は最終章"スワン"。春の訪れを見届け終了。もちろん、信頼できる方々の推薦通り、たった最後の1曲だったけど今を満たすにはあまりに十分な演奏、そして歌。また次回、出会える楽しみを残す。その後、今日一日を簡単に覆す楽しい時間を与えていただく。

"スワン"−ギリシャ神話で白鳥は、その身の最後に歌う。素敵なタイトルですね。

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2004年02月25日(水) お久しぶりですね 梅の花

街の風景に淡いピンク色が添えられる。

梅の花と民家の庭先でバッタリと出会う。視覚的な春の訪れを横目に車の運転。どこか心のゆとりを感じながら、窓を開け放つ。
このままどこまでも気持ちよく行きたいな。と思う午後。

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2004年02月23日(月) 着いてすぐ帰るの?

道を歩いていると、なぜだかアスファルトが白っぽく見える。

今日の京都は移り変わりの激しい天候。晴れていると思ったら雨。雨かなと思ったら晴れる。そして、あられが降る。でも、午前は暖かかった。

天気も良いので午前に出かけることにする。窓から差し込む陽光はきついので、暖かさを確信する。なぜなら、先週は暖かかった。今日もまたそうであるはず。

調子にのって春の装いで外に出てみる。気持ちよい。素晴らしい一日を実感しながら自転車を漕ぎだす。が、少し肌寒く感じる。よくわからなくなってきたので、立ち漕ぎをして体を温め気持ちをまぎらわす。空を見上げると、雲はものすごい勢いで動いてゆく。どこへ向かう。

その後、用事をすませ家路へと向かう中、雨が振り出す。でも、晴れだす。
しばらくして、十分に温められたアスファルトに冷たい雨が降り注ぐ。すると、アスファルトから湯気が立ち上がり、辺り一面白く覆われる。空は恐ろしく澄んでいる。

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2004年02月18日(水) 街中で若い楽器所持者を見るとつい嬉しくなる

昼下がりの大通り。信号待ちをしていると一台の自転車が目の前を横切る。漕ぎ手の少女の背中にはズッシリとしたエレキギターが1本。自転車の前かごにはエフェクターケース。

一瞬の出来事だったのですが、その彼女にまつわるとても勝手なショートストーリーを考えたりしながら信号待ちしていました。

さて、ほんとうの彼女はどんな音楽を奏でるのでしょう。

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2004年02月15日(日) 案の定、春

今朝の朝刊に目を通すと、春一番の記事。やっぱりね。

日々の暮らしの中で気候や自然の移り変わりを注意深く観察していると、このようなアンテナがやや敏感になるような気がします。まるで、縁側で毎日同じ庭を眺める老人。

とにかく、太古の人々は自然界の変動にとても敏感であり、そして今よりも美しく恐ろしいものを見て感じていたことでしょうね。

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2004年02月14日(土) んん?春?

家の扉を開け放つと同時に香る、芳しき春。

早々と春がやってきたような気候に、つい笑みがこぼれる。少しこもった暖かい空気が、肌にまとわりつくような感じ。しかし、それもつかの間。夕刻には暖かい雨が降り出す。

寒ければ雪だと思いつつ。春近し。

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2004年02月13日(金) やはり躊躇する

冬の透き通る陽射しの中、探し物を求めて繁華街に出かける。

さて、探し物とは楽器。
今弾いているギターとベースはまともに弾けるのか?というといやはや何とも言い難いところですが、新しい楽器にチャレンジしてみようかなと思い立った次第です。

結局のところ、それはあまりに高額なので買えず、自転車でフラフラお買い物して帰ってきただけなのですが、天気が良かったおかげで気持ちよい一日でした。

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2004年02月10日(火) 倒壊

アメリカのタワーレコードが破産法申請。と、これはただごとではありません。
まず、日本のタワーとこのアメリカのタワーは完全独立しているので、近所のタワーがつぶれるとかはないのですが、これが今の音楽業界の出来事と考えるとやはりただごとではありません。
レーベルを持っている人間とかは圧倒的に少ないですが、音楽業界の人間といえば少なからずおります。この方々は危機感を感じていると思います。なぜならば、それだけCD等が売れないという現状の結果が今回の原因の一つでもあるからです。

これでけ大きな会社がバタバタ潰れる時代なので、もちろん小さな輸入レコード屋もまた厳しい時代です。大型店も良いですが、輸入盤店にしか入らないようなレコードを探しに行くのもいかがでしょうか?今度の日曜日とかはどうですか??きっと素敵なレコードやCDに出会えるはずですよ。

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2004年02月05日(木) 気分は雲の上

これを買いている今もiked氏とイギリスに行きたいねと話が盛り上がる。もちろん、目的はイギリスに行くこと。しかし、飛行機好きとしてはそのロングフライトもまた魅力的。

ニュースでシンガポール航空の記事が目に留まる。シンガポール−ロス間ノンストップ16時間フライト。フライト好きにはたまらないキャッチコピーだと思う。もちろん、飛行機好き。フライト時間は長ければ長いほど良い。
でも、どこにも行けない毎日は寂しいね。

仕事先からの帰路。夜空を見上げながら歩くと月や大小様々な星達がきらめいています。その横を赤や青の人工灯を点滅させた飛行機が横切ります。1台、2台と、多いときには視野に4台も。
今、その飛行機の窓から下を除く人間と見上げる人間は?と想像しながら歩いていると、ニヤニヤなぜか笑みがこぼれたユナイテッド好き。

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2004年02月03日(火) 追憶

一通の葉書が届いた。
葉書は冬の太平洋を渡ってはるばるここまでやってきた。
葉書には見覚えのある素敵な字が仲良く並んでいた。
葉書は太陽光に照らされ仲良く写る夫妻の写真だった。
葉書には「いつ いしょにさんぽいきませんか?」と書かれていた。

メキシコの友人夫妻から便りが届く。元気そうでイイ顔をした二人の写真が印象的。最近、ふと彼らと過ごした時間を思い返す日があった。すでに遠い遠い記憶になってしまったとその時は感じたけど、今は案外近いと思える。

今日の京都は暖かかった。この写真の光のように。

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2004年02月02日(月) 突然の英会話

今日の早朝(土曜日の深夜)。夜通し仕事をしていると突然PCのチャット上で呼びかけられる。普段繋がっている人たちはぐっすり寝ている時間。だれかなと見てみると、先日の日記でも書いた手紙を書かなければならない友人からだった。

彼はアメリカ人で去年の夏に渡米した際に知り合った。そして、1回ずつメールを送りあって、こちらが送る番で止まっていた。すると最近、しびれをきらしたのか、彼からメール届く。なんでも、バンドを組んだらしく活動を始めたという内容だった。その際に、リンクがはってあったサイトに彼のチャットIDがあり呼びかけてみたがその時は留守。そして今日の朝になって互いにオンラインだったので突然呼ばれたのである。

しかし、相手が日本人でもある程度文章を考えてタイピングしなければならないのに、もちろん共通言語は英語。頭フル回転の約30分。日本の自分の家なのに、アメリカの他人の家ぐらいの疲労感でした。でも、これは実に楽しい!

そして、最後に彼は"GOOD DAY!!"と締めくくる。いやいや、もう寝るよ。

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