愚者
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2006年05月16日(火) 旅の空から

 珍しく体調を崩してしまった。
私のモットーとして、体調の悪いときは無理をしてでも
会社に出勤して、体調の良いときに休みを取る。
それが今回は体調不良のため会社を休んでしまった。

 今まで何度となく体調が悪くても、最悪な状態でも
気力だけで仕事をしていた気がする。
気力が無くなったとか、そういったことではないが
この度はいろいろな部分でスランプだと思う。

 日曜日は親戚のお通夜に参列したが、そのときから
体調は最悪だった、が、お世話になった人だけに最後の
お別れをしたかったため、無理をして参列した。
その後、帰宅すると倒れるように寝てしまった。

 今日から出張で家を離れ、遥か遠い空から日記を更新している。
病み上がり、とは言えず未だ体調は最悪に近かったのだが
移動の新幹線で気を失ったように眠れたため、幾分楽になったようだ。

 病は気から・・・というが、確かに気分的な面が
体調を支えきれなかったのだろう。
まだまだ頑張らなければ、と言う気持ちと、もうそろそろ楽をしても
と言う気持ちが交錯する。
ただ気力だけはしっかりと持っていたい、引退するまでは。


2006年05月03日(水) 要領

 昔から要領は良かった。
子供の頃、先輩や友人と訳隔てなく、嫌われ者でも
誰とでも同じように付き合える自分がいた。
それは表面上だけの交流であることは誰にも分からなかったようだ。

 社会人になるまでは、ひねくれていたけど
真っ直ぐにものごとをとらえていた。
社会人になり、真っ直ぐものごとを考えたり
言ったりしてはいけないと教えられた。

 そんな体制とずっと闘ってきたと思う。
でも闘いにはならなかった。
赤子の手をひねるどころか、いくら言っても
企業や社会の常識は変えられない。

 幾度となく打ちのめされ、私は逃げ場を失った。
その場所に追い込まれたことは、私の意志ではない。
でも、逃げている!といつも言われる。
追い込んだのはあなたたちです!と言えない。
言っても分からないのは明白である。

 片足を無くした人の気持ちは健常者には分からない。
でも苦しみを理解しようとすると思う。
その理解しようとする部分が欠落している人たち・・・
何故いつもあなたたちは自分の言うことを正当化しようとするのか?
十分に世間はあなたたちを認めています。

 社会人になった頃、兄とよくいろんな話をした。
今でも兄と話したことが教訓になっていることも多い。
バカの壁という本がベストセラーになったが、兄との会話には
この本に書かれていることそのものだった。
理解しようとしなくても、要領だけ良ければそれがすべて、とは
思いたくないが、それが現実でありその通りでもある。


2006年05月02日(火) 幸福論〜結論

 友人と最後に出した結論は
「そんなこと考えても仕方がないかな?」だった。
成功=幸せと考えるのも安易過ぎる。
では、何を満たせば幸せなのか?
答えはそこにある。

そんなことを考えているようでは、幸せを語ったり
それについて話をする資格などないと思う。
これまでに見てきた、私の目に幸せと映った人々を
思い返すと、金持ちでも会社で成功を収めた人はいない。

 その人たちは誰の目から見ても、良く言えば穏やか
悪く言えば想像するまでもない平凡な人生だったと思う。
それでも、不満や欲はあるにしても、与えられた環境の中で
人生を楽しんでいるような生き方はとてもうらやましい。

まだ私はそんな境地になれない。
仕事を楽しんでいる部分もあるが、仕事に打ち込むことによって
自分の苦悩や痛みから逃避しているのかも知れない。
だから今もずっとあの歌詞を思い返す。

僕はただ幸せになりたい、だから道をあけてくれ。


誠幻