A Will
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2013年04月29日(月)




解りきったことを、それでも確かめて、
傷つかなきゃ解らないこともある。



とうとう飽きられた予感。


出来れば的中しないで欲しいけど、
当たると思う。こんなときは。





明日、やだな。

会いたくない。




会いたくないよ。


けど、良い。
望んだはず。

強がりだとしても。



辛くなると解って、それでも手放せなかった。
彼が飽きるまでは付き合おうと、
そう決めていたんだから。


そっか。

飽きちゃったか。



キツいし、辛い。


こうなったら、失恋をバネに、
綺麗になるしかないね。








2013年04月17日(水)




期待しない、なんて出来ない。


今も。




けど、連絡しないし近づかない。

なんの繋がりもない他人に、なるんだ。



わたし、あんまり許さないって得意じゃない。

許してしまったほうが、
よほど、容易くて楽チンだ。


けど。ね。

許さない、ようにしたいんだ。



わたしが、わたしを許さない。


手も振らず、さよならだ。


言い聞かせてるの。情けないね。
けど、毎日顔を合わせて、
恋心だけ忘れるのは、まだキツい。





待ちわびてしまう、わたしが嫌い。




2013年04月14日(日)




今まで、男の人のアドレスを消すなんて、
そんなことしなかった。


それも、意識的な消去なんて。


メールアドレスを消した。

番号は、仕事の関係で消せなかったけれど、
私用で電話することなんてないから構わない。



メールを出来ない。

そういう状況にならなきゃ、
わたしは、寂しいなんて理由でメールするから。


返信に期待して、
バカバカしいほど待つから。


いやだ。


待つのも期待も、
それらが報われてしまうことも、
まったく報われないことも。



どっちもいやだ。




女って面倒臭いのよ。

わたしが言ったときに、彼は頷いていた。

きっと、彼の思う面倒臭さとは違う。



困らせたりしなかった。
煩わせることなんて、しなかった。


だから、彼は言う。

嫌いになんかなれないでしょ?

って。
たかを括って、笑う。





そうだよ。
嫌いになんかなれないから。


でも、好きなまま離れることなんて簡単。





面倒臭いのよ、女って。


2013年04月03日(水)




桜が見たくて、夜見に行った。


誰もいない、満開の桜。



風が強くて、吹かれながら、
ふと、このまま死んでしまっても良い、と思えた。


3分後には変わってしまいそうな思い付き。



だって、桜の下だもの。



なんとなく、この世にいなくなった男の子に
想いを馳せた。

会えるなら、何もかも捨てて、
その胸に飛び込む気でいたわたしは、
もう、いない。



けど、あるいは、
やっぱり飛び込んでしまうかもしれない。


会いたくて、会いたくて、
夢でなんか会いたくなくて、

永遠だった、と思ってる。



もうよく思い出せなくて、
大人びて見えた彼。

けど、今、思えば、
息が詰まりそうなほど、あどけなかった。



やっぱり、死んでしまっても良い。


思い残すことだらけで、
未練だらけで、
やり残しばかりだけど。

後悔も、ぜんぶ、置き忘れて、


ふっと、息が止まってしまえば良いのに。






春死なん。


うん。わたしも、息が止まってしまうなら、
それは春が良いわ。


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