A Will
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2012年10月17日(水)




毎日、失恋中。


結局、会える約束には喜んでしまう。



キスされると、嫌われたわけじゃないと安心してしまう。



何故、わたしだったんだろう。


今、それが知りたい。
それとも、他にもたくさん手を出しているのかしら。


なんにせよ、わたしは嫌われていないという範囲でしかない。
好かれることなんてないんだろう。


そりゃそうだ。

そんな始まりだった。
そんな風に始めてしまった。



けど、ほんの少しの期待。

少しは可愛いと思ってくれたのかなって。
少しは、ほんの少し、好きだと錯覚のような感情を持ってくれたのかな。



好き。


きっと言わない。




言われたって困るだろうし、わたしも言ったところで途方に暮れるだけだ。





例えば、出会った順番が彼が先だったなら、わたしきっと好きになんてならなかった。

そんな気がする。



実を言えば、そんなに好みじゃないんだ。笑



恋は盲目。

ほんと、しょーもない。




だから、好きよ。



2012年10月14日(日)




髪を伸ばそう。


普通、失恋したなら髪を切るんだけど。



わたしは髪を伸ばすよ。



諦めきれなくて、
また、毎日顔を合わせて、
身勝手な彼の子供じみた八つ当たりを受けて、

裏腹に、キスされて抱き締められると喜ぶに決まってる。

まんまと彼を満足させるんだ。



目で追う癖。


もう、身を差し出すなんてしない。
彼に軽いと言われたこと、今更気にするなんて馬鹿げてるけど、それでも寂しいんだ。


そりゃ、わたしは、なんなら風俗で働く女の子より(金銭が生じないって意味で)簡単に抱ける存在なんだろうけども。
金銭が生じないぶん、誰彼構わず割りきって抱かれる訳じゃない。



ていうかさー。
普通、手口を明かすかなぁ?

大人じゃないなぁ。




それでも嫌いって言えないわたしは、馬鹿でしかない。




毎日毎日、失恋していたら、いつかなんとも思わなくなる日が来るのかな。



来ると、良いな。






2012年10月12日(金)




たとえば、どうして好ましく思う人を、
好ましく思うままでいられないんだろう。


近づいたら、ろくなことにならないことなんて、
今までの経験から、火を見るより明らかなのに。



本音を言えば、セックスしたい訳じゃない。

ただ、好ましく思う相手に、
わたしも好ましく思われたい。


その程度で良いのに。


どうして、いつの間にか何かがズレて、
わたしは、そのズレを修正できないまま、好意と勘違いを重ねてる。


気付くと、取り返しのつかない事態。



たとえば、ホテルの一室にいたり
たとえば、削除するしかない受信メールや送信メールに溢れたり
たとえば、職場で妙な目配せを受けたりするんだ。



恋は楽しくて、すべてにしたくて、苦しい。


わたしは懲りずに恋をしたい。


新しく、また始めたい。



出逢いは圧倒的に少ないし、チャンスはもっとすくない。

往々にしてセフレコースか。


恋したいだけっていうのが一番難しいよね。



なんで、芸能人とかにはまれないのか。
そちらのが間違いがないのに。


手を伸ばしたら、触れられる相手じゃなきゃ意味がないんだもん。





また、恋はじめたい。


相手。実はちゃんといるんだ。



誰より大切で、当たり前な存在。

触れられるどころか、抱き締められる人。






好きで好きで堪らない、というような焦がれる感じ、なりたいなぁ。




2012年10月11日(木)





待つほうが募る。


けど、もう嫌になったよ。
嫌なんだ。


終わりが見たいと、昨日思った。

そうして、これが終わりだと、今思った。


なら、おしまい。


手もふらず、
さよならも言わず、

けれど、寂しさに泣きたくなりながら、決別しよう。



募らせて溢れて、
そうしてきっといつか枯渇する。



後悔するだろうね。

今だって、もしかしたら、なんて飽きずに期待しているんだもの。



軽々しいよ。

気持ちは素直だ。



未練と悔恨。
そうした慕情。



ねぇ。好きだったよ。

嬉しかったよ。








2012年10月10日(水)



待つ、なんてばかばかしい。

けど、待ってる。
裏切られるだろう期待を抱いて、着信音に一喜一憂。


実に馬鹿馬鹿しい。

けど、ね。
醍醐味よね。



好き。

とは、言わない。


たぶん、そんなルールだ。
違反はしないように、優等生でいられるように。


曖昧な約束。

破っても、守っても、ほんの冗談に出来るから。



ああ。もう、待ちくたびれたよ。
メールも好きに送れない仲ってなんだろう。

いや、都合の良い女ってだけなんだけどさ。


まんまと。

まだ、飽きていないから、まだ嘯いていられるから、
まんまとはまってる。




ねぇ、どっちが先かな。

わたしと、あなたと。



わたしはね、ほんと言うと、早く終わりが見たいんだよ。


2012年10月04日(木)





大切に、壊れないように、扱ってもらいたいわけじゃない。


それでも、体温が上がるのだから仕方ない。



淡い慕情。

手が届かないと知って、けど、手を伸ばせば触れられるから、
その掠める痺れが好き。


抱きしめられる感触も、残り香も、伴う痛みも、
なんの覚悟もないまま拒みきれない理由も、彼が好きなわけじゃなく状況が好きだということも。



すべての熱が冷めて、目が覚めるように、何もかもなかったと思う日がいつか来て、その時わたしは少し寂しいと思うことができるんだろうか。


そうあってほしい。


そうして、彼も寂しいと思ってくれたら、関係としては、成功なのかもしれない。



夏の暑さが終わりを迎えて、余熱さえ奪う秋の涼しさに、
煙草の香りが懐かしくて眩みそう。



向いていないことなんて解り切っていて、
何故、わたしだったのか少し不思議で、

分からなかったと、嘯いていたいよ。



漂って、

ただ酔って、


そう見せかけて、すべてが早く壊れてしまえば良い。



わたしは存外、現実的なんだ。




ロマンチストには、きっと永久になったりしない。





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