鴨河童★備忘録
藤誠



 やっと仕事納めです

年内いっぱいかかるといわれていた仕事が今日、めでたく納められました!
わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
晴れて自由の身になれたので明日はコミケに行ってきますよっ!
もう楽しみで楽しみでvv
普段なかなかお目にかかれない人と会えるのがなによりの楽しみなんですが、
本も沢山買っちゃいそう、歴史エリアしか回らないけど。

今日は仕事が早めに終わったので神保町の五萬堂書店へ行き、前から欲しかった『箱館戦争のすべて』を4000円でGET。ちょっと高いけど、ヤフーのオークションにかかったときに1万円越してたので良しとしました。

帰りの電車内で中島三郎助のところだけ拾い読みしてみましたら、あの方の首は福山藩の樽沢信之助という人が切って新政府軍司令部へ持ってちゃったらしいんです。福山兵が中島を狙撃したところ壕の中へ落ちたのでこれを斬った。幹部が首を切るなと制しそのままになっていたものを、あとから樽沢が発見して福山藩の手柄にするために首を斬り落として司令部に持ち込んだらしい。
箱館戦争は近代的な火兵戦の初期段階であったけれども、千代ヶ岱台場は白兵戦だったので、中島の死は流れ弾や砲弾の破片などによる「まぐれ当たりの即物的な戦死」ではなくて抜刀激戦の壮絶な戦死であった。陣羽織の襟に辞世が縫い付けてあったけども、泥水のために墨がにじんで判読不可能…「ほととぎす我も血を吐く思い哉」の句は当人の作かどうがかも分からないけど、この手の風懐は敬愛されるものだと…。

劇団め組の次回公演が徳川慶喜で、大好きな俳優の藤原習作さんが勝海舟をやるというので、勝海舟のチチ小吉さんが書いた「酔夢庵独言」を900円でGET。お父さんは子供の頃は喧嘩ばっかりしてたみたいですな〜。面白いですが。

うちに帰って録画しといた壬生義士伝を見る。実は録画している最中には家に居たんですが、チチが浅間山荘事件の番組(プロジェクト×だ)を見ていたので…
伊原剛史はやっぱり近藤勇に似ていると思われ。

なんだかよく分からないメモ書きになんてしまった…





2002年12月29日(日)



 壬生義士伝

http://www.mibugishi.jp/

松竹のオフィシャルサイトで壁紙がもらえたりするようです。
映画の前売り券はただいま1000円で売ってるもよう。かっとかなくちゃ!
年末、28日から3夜連続で、壬生義士伝のオリジナルバージョンをやるそうな。これは録画せねば!

2002年12月26日(木)



 有馬藤太

ネットで買った「有馬藤太聞き書き 私の明治維新」という本が面白いです。
有馬藤太の聞き書きを編集しなおした本で、編者は上野彦馬の御子孫上野一郎氏。有馬藤太が書いた手紙や日記は西南戦争の折に全部焼失してしまったのだそうな。それで本人が昔を思い出しながら書かせたのが「維新片鱗」という文書で、原書は漢文を含んでいたりするので新たに現代文に編集しなおしたものらしい。
内容は鳥羽伏見のアタリから近藤勇の投降の一件、宇都宮戦線、西南役と、美味しい話がぎゅうぎゅうにつまっております。会話が全てネイティブな薩摩弁なのも雰囲気。「藤太さん」は「とつさん」と呼ばれていたみたいです。

2002年12月19日(木)



 「師走」は「為果す」月なり

総決算なもので凄く忙しいです。その合間を縫ってめ組の舞台に通って、役者さんんとお話したりして愉しかった。エネルギー補給満タンで頑張るじょ!

2002年12月17日(火)



 開幕v

今まさに坂本龍馬の芝居をやってる「劇団め組」のファンになってはや1年と半年。
脚本を書いていらっしゃる合馬百香さんはとってもオトコマエな本を書かれる方で、しかもちょっと腐女子モードなところが気に入ってます。(徹底的にプラトニックですけども)
夏は新選組のお芝居をやり、今、坂本龍馬で、春は徳川慶喜さんを書くらしい。
役者さんたちがまたオトコマエ揃いで、本当に全員カッコいい劇団ってなかなか無いですよ。
強制は致しませぬが、見て嵌ることは必至です。
とくに今やってる龍馬の芝居は、世界一カッコいい佐々木只三郎に会えます。


2002年12月12日(木)



 坂本龍馬の芝居

なんだかあちこちで坂本龍馬のお芝居をやってるみたいです。なんとかボックスとか、今井なんとかさんとか。アタクシはトップページにも張ってますが、劇団め組贔屓です。ファンサイトも作ってしまった勢いです。
役者さんのお話をダイレクトに聞いたりすると、演じる側の面白さも伺えて興味深いです。こちらの坂本龍馬は来週から始まります。
でも会社忙しくていけるかどうか、ひやひやです。
いけますように、いけますように。

2002年12月05日(木)



 ヨコスカ開国物語

今日は浦賀行政センターで行われた講演会に行ってまいりました。
講師は郷土史家・山本詔一さんでありました。山本さんは横須賀市が発行している「中島三郎助」を執筆された方です。あと、神奈川新聞で「ヨコスカ開国物語」なども連載中。伺いましたら横須賀開国史研究会の会長もなさっているそうです。凄いです。
お話はこのまえ放送されたNHKその時歴史が動いた「小栗上野介」から始まり、ペリーが何故浦賀にやってきたのか、その頃の浦賀のようす、明治になってからの浦賀について2時間ほどでしたが、いやあ、面白かったのなんの!
ペリーが浦賀にきたときの様子などは「見てきたんですか、先生!?」といいたい感じでしたぞ。

やはり浦賀の人たちは地元の歴史に対しては真摯に取り組んでいらっしゃる。
浦賀のヒーローといえば中島三郎助と小栗上野介ですが、HNKの番組で小栗が取り上げられたことをとても評価していて、以下はその評価の内容です。

「その時歴史が動いた」でも取り上げられた小栗だが、今度はなんと!正月のゴールデンタイムに長時間ドラマをやるという。横須賀出身の作家・故大島昌宏さんの小説「罪なくして斬らる」のドラマ化である。
NHKというのは世間の標準的な価値観で番組を制作している放送局である。そのNHKが、今まで犯罪者というレッテルゆえに取り上げられることのなかった、もしくは常に勝海舟とセットで語られダメな人という評価でしか語られない人物だった小栗上野介を『主役』に据えて番組を作るのは、画期的なことである!すなわち世の中の歴史観が変わってきたことを意味する。

『新政府が小栗を処刑してしまったのは、やっぱりまずかったんじゃないの?』
『小栗の功績はちゃんと評価されるべきなんじゃないの?』

そういう歴史観を皆が持ってきているということである!これはチャンス!

三浦一族負け、薩長に負け、太平洋戦争にも負け、負けッ放しの横須賀がついに日の目を見る日が来るかも!?がんばろう横須賀市!! 

…激しく意訳しておりますが、こんな感じです。
ちなみに横須賀市長は3年前、群馬県知事とともにHNKの会長さんのところに行って小栗の大河作ってとお願いしに行ったんですと。
でも、同じようなお願いが20と数件来ていてこれは望み薄だなと思ったんだそうな。もし、その新春ドラマが高視聴率だったりしたら、小栗が主役の大河ドラマだってありえるかも! という感じで盛り上がってきているらしい。
市では浦賀行政センター市民共同事業として「浦賀探訪くらぶ」なんていう素敵な活動もなさっている。町中に史跡観光案内板を作ったり、史跡散歩マップを作って領布してみたり、史跡散策会なんかもやっていらっしゃるそうです。凄いです。

あと、浦賀ドックですが、閉鎖になった跡地をマリンパークにしてはどうか?という話も出ているそうです。
横須賀はペリー来航後、観光に来る人が増えたんだけど、その当時から旅行者にわかるように番地を提示したり、ゴミ箱を設置して町の美化につとめたりしていたんですって。

浦賀探訪くらぶでは歴史散歩のホームページも作っていらっしゃいますが、
●神社やお寺は見にいくものではなく拝観するものということをお忘れなく
●建物や墓地には無断で入らず必ず了承を得るようにしましょう
●大声を出したり音楽を流したり迷惑になる行為はやめましょう
●文化財は先祖が残してくれた私達共通の財産です。後の世まで大切に伝えていきましょう。
●ゴミは必ず家まで持ち帰り、よごさないようにしましょう

…と、エチケットが明記されております。流石です。

2002年12月01日(日)
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