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りょうちんのひとりごと
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2015年11月30日(月)
Vol.835 高校野球は逃げていかない

おはようございます。りょうちんです。

例年ならば。11月の下旬になると高校野球もオフシーズンに入り、それと同時に今年の観戦記録を見返しながら俺の中で一年の総括をおこなう季節である。だがしかし、今年の俺の高校野球試合観戦数はゼロである。実は今年、一度も高校野球を見に球場へ足を運んでいない。去年までは仕事の休みの調整までかけて、遠方でも構わず高校野球観戦に出向いていたというのに。多い年は年間100試合以上も観戦した年もあったというのに。高校野球観戦がいちばんの趣味で、自称高校野球オタクと言っていた俺だというのに。実は、これには少し理由があるのだ。
朝早く起きて目的の球場へ車を飛ばし、スコアをつけながら試合を観戦する。ひいきのチームを応援したり注目の選手をチェックすることもあれば、予想外の試合展開に驚いたりすることもある。確かにどんな試合でも観戦自体楽しくて充実感はあるのだが、何年も同じことを繰り返しているうちに、高校野球観戦は楽しまなければいけないという強迫観念みたいな気持ちが、知らぬ間にココロのどこかに芽生えてきてしまったのかもしれない。もっと肩の力を抜いて高校野球をより楽しめないかと思い始めた時から、それまで続けてきた俺の高校野球観戦のスタイルを一度やめることを常に考えていた。仕事が忙しくなった今春、そしてついに俺は高校野球観戦から距離を置くという選択肢を選んだのだ。
球場に足を運ぶことはもちろん、TVでの高校野球中継からもなるだけ情報が入らないように努力はしていたのだが。正直言って気になって仕方なかったこともあった。特に今年の夏の選手権では、多数の注目選手が甲子園で活躍して世間を騒がせた。事情を知らないバイトくんからは質問されたり、「今年はどこに観戦に行ったんですか?」なんて聞かれたりしたこともあった。
俺から高校野球観戦を取ったらどうなるか、ある意味実験的ではあったが、結果として良かったこともある。高校野球観戦以外にも楽しいことはたくさんあり、趣味の幅がさらに広がった気がする。高校野球は逃げていかない。また観戦したくなったら、いつかふらっと球場まで足を運ぼう。それが来年かどうかはまだわからないが。