初日 最新 目次 MAIL HOME


りょうちんのひとりごと
りょうちん
MAIL
HOME

My追加

2014年06月29日(日)
Vol.818 質量保存の法則

おはようございます。りょうちんです。

質量保存の法則とは。化学反応の際、反応する物質と生成する物質はまったく異なる物質であっても全質量は等しく、反応の前後で物質の全質量は変わらないという法則。中学の時に習ったけど、スチールウールを燃やして鉄と酸素を結合させて酸化鉄を作る実験だったっけ? もうすっかり忘れちゃったな。
さて。我が家の家庭菜園が今年もすこぶる絶好調だ。青じそはすでに食べ切れないほど繁殖しているし、かぼちゃも日に日につるが伸びて毎日大きな黄色い花を咲かせている。プランターでの栽培なのに、土の中で育つ玉ねぎやじゃがいもが小さいながらも収穫できた時は本当に驚いた。芽が出てからまだ数年しかたっていない柿や夏みかんやアボカドはさすがにまだ実がなるほどではないが、去年よりは確実に大きく成長している。我が家では収穫したものはそのまますぐに食卓に並ぶため、収穫のよろこびが食べる楽しみへと直結している。
とはいえ、忙しい毎日の中で家庭菜園ばかり気にかけてはいられない。米の研ぎ汁と野菜くずは土に返すようにしているが、本当は丹精込めていろんな野菜や果実を栽培したいのに、草むしりすらろくにできないでいるのが現状である。だが、結構ほったらかしの放任主義でも案外すくすく育ってくれるので、俺としては手もかからずうれしい限りである。いや、もっとぶっちゃけて言うと、青じそもキャベツも去年栽培していたものが勝手に花を咲かせて種を落としたものだし、ピーマンもかぼちゃも料理した食材から出た種を放っておいたら芽が出てきたものだし、玉ねぎやじゃがいもに至っては埋めておいた野菜くずが勝手に自生して実がなったものだと思われるのだ。
土に返した米の研ぎ汁と野菜くずが、時間をかけて変化し再び食べ物となって食卓を潤してくれている。今まで当たり前だと思っていたことだが、良く考えると植物って本当に不思議だ。土に返した分だけ食べることができるのならば、これこそまさに質量保存の法則なのかもしれない。我ながら、究極のエコだと思う。