ホームページビルダーと格闘中のMさん。60歳を超えていらっしゃるけれど、とてもパワフル。 パソコンも長くお勉強されたそうで、フォルダの操作などもばっちり。しかし、どうにもホームページビルダーがよくわからないとお嘆きです。
自分なりに持てる知識を総動員して取り組んでも、ホームページ(というよりもHTML)の考え方は独特の世界で、さっぱりうまくいかない、というのは誰もが経験すること。 私も初めのころはとんでもない作り方をしていたものだ(今でもたいした変わりはないけれど)。
Mさんのお話を伺うに、「こりゃあ、サイトのことがよく理解できていないな」とすぐにわかりました。 ホームページビルダーを使うということは、ホームページビルダーの約束事を守らなければなりません。約束事を守っておけば、そう悩まずにページは出来上がります。
とにもかくにもサイトを作らなければなりません。サイト、site、敷地、組織というような意味です。ホームページ全体の入れ物のようなもの。サイトを作成しておけば、HTMLのページはこのフォルダ、画像はこのフォルダと自動的に振り分けて保存してくれます。リンクさせるときも悩まなくても大丈夫。
いったんサイトを作成したのであれば、2回目からは、まずはサイトを開いてから目的のページを開く、または新規に作成という作業手順になります。この約束事だけ守れば、そう悩まなくてもよいわけです。
そうはいっても、HTMLは本来、文字だけのファイルで、画像を貼り付けたとしても、どこそこの場所にある画像をここに埋め込むというおまじないの言葉が実際は書かれているだけです。そのどこそこの場所(フォルダ)が、あっちに移動したり、こっちに移動したりすると、たちまち画像に×印がついてしまいます。 これがWordだと、いったん貼り付けた画像は常にそのページに存在しているわけですが、ホームページの場合は、ここが大きく考え方の違うところ。 この「違い」に気づけば、理解は進むわけですが・・・。
Windowsパソコンなら必ず入っているゲーム、マインスイーパ。 マインはmine、地雷という意味です。スイーパは、sweeper、掃除するという意味。碁盤の目のどこかに埋められている地雷を探し当てるゲームです。探している途中で地雷を踏んでしまうとゲームオーバー。 初級は10個、中級は40個、上級は99個の地雷を探します。
初めの幾つかは運試し。適当なマスをクリックして、そこに地雷が全くなければカパっと空き地になります。そのマスのどこかに地雷が接していれば、接している数だけ、数字があらわれます。「1」なら、そのマスが接している上下左右8カ所のうち、どこか1カ所に地雷が埋まっています。「2」なら2カ所、「3」なら3カ所。 運悪く地雷を踏んでしまうと、ゲームオーバー。再挑戦したい場合は、黄色いスマイルマークをクリックします。
数字をヒントに、地雷が埋まっている場所を推理します。この場所には地雷があると思われるマスを右クリックすると旗が立ちます。もう一度右クリックすると、「?」マークになり、再度の右クリックで何もない状態に戻ります。 こうして地雷の場所には旗、それ以外のマスをすべて開くことができれば、上がり。 経過時間が右上に表示され、初級、中級、上級、それぞれのハイスコア(もちろんいかに短時間で探せたかということ)を記録すると「名前を入れてください」のメッセージが出てきます。
とかちプラザ「キーボードから学ぶパソコン」講座では、ワードを中心に学んでいます。キーボード操作が初めての方が多いので、「指が動かない!」、「肩が張る!」、何文字か打っては、「ハー・・・」。 キーボードを使わなくても楽しめるペイントやゲームを織り交ぜて講習会を進めるわけです。 しかし、ゲームはゲームで慣れないと疲れるもの。ルールがわからないと余計疲れてしまいます。わかればわかったで、どうかすると、はまってさあ大変。
ちなみに私は上級に挑戦中。これがはまるんだ。99個すべて探し出せたのは今までに数度しかないけれど。それで悔しくて、何度も挑戦しちゃうわけ。 気分転換にゲームはよいけど、くれぐれも、はまりませんように。
2004年02月10日(火) |
エクセルでこんなグラフを・・・・・・ |
年に数回、顔を見せるHさん。たいてい「エクセルでこんなことできるかしら」ということでいらっしゃいます。 今日も「エクセルでこんなグラフをつくりたいのだけれど」とのこと。
どんなグラフって、横向きの棒グラフなんだけれど、中央に名前などがあり、左と右に棒が分かれているというもの。 はてさて。
横棒グラフは数値軸を反転させると、左向きのグラフができます。 つまり、項目軸にくるものは同じだけれど、系列の範囲が違う、右向きのグラフと左向きのグラフを二つ用意すればよいわけです。 片方の向きを大きさなどを整えて作成の後、コピー−貼り付けで同じグラフを横に配置させて、範囲を変更、軸を反転、という手順で作成すれば、二つのグラフを並べるのはさほど難しくはありません。 グラフの重ね方によっては、項目軸をそのまま使える場合もあるけれど、今回はテキストボックスで作成することにしました。グラフを作成後、項目軸を消去し、ボックスを作成するわけです。
細かなことをあれこれ手直しして、棒の色まで気を配り、それはそれは美しいグラフが仕上がりました。何かの大会の発表用にお使いになるのだそうです。
しかし、あまりにすっきりできあがっていると、かえって製作者の苦労が伝わらないもの。あちこち枠がずれていたり、大きさがまちまちだったりした方が、苦労したんだな、難しいんだなと思われること、間違いありません。
それにしても、エクセルのグラフの規定の色は、いったい誰のセンスで決めた色なんでしょうね。いつもあのワインカラーがどうにかならないものかと思うし、プロットエリアのグレーもどうにかならないものかと思うわけです。
ここのところずっと、フォトショップエレメンツでデジカメ写真の編集を学ばれているSさん。 確かお母様の、とおっしゃっていたように思いますが、50回忌の写真をみんなに印刷してあげたいから、と写真を数枚、編集し始めました。
お仏壇を前に、Sさんがカメラマンになって3人の方が入った写真とSさんの奥さんがカメラマンになった写真。二人の方は共通で、Sさんと、奥様が入れ代わっているわけ。 そこで、Sさん、「どっちかの写真に、どっちか一人をくっつけたいの。そうしたら、1枚で済むよね」とおっしゃる。フムフム。
これが、カメラマンが一人で、数枚撮ったのなら、同じ背景で継ぎ接ぎすればいいので、比較的簡単ですが、人物の形で切り取ってくっつけるという作業は、言うのは簡単だけれど、結構大変な作業です。
それでも、マグネットツールなどを使い、人物だけを切り取って貼り付け、背景もスタンプツールなどで適当にごまかし、りっぱな合成写真ができあがりました。 奥さんの横にぴったり寄り添うSさん。
写真ほど信用できないものはない時代ではあります。 (もちろん、Sさんと奥様は、正真正銘とっても仲のよいご夫婦です)
昨日6日の夜は音更パソコンサークルの勉強会でした。 会場のすずらんどに着くと、メンバーのAさんとHさんが玄関で待っていてくださいました。そのAさんが、「先生、たーいへんなことになってるの」とおっしゃるではありませんか。 「何事?」と「たーいへん」なことのあれこれを想像する私。お部屋のパソコンがめちゃくちゃになったとか、そんなことは100%ないはずと思いながらも、メンバーの誰かと誰かが喧嘩して困ったことになっているとか・・・。人間、いつも最悪のことを想像しがちです。
聞いてみると、なんのことはない。新たに参加したいというメンバーで、教室があふれているということでした。最悪のことを想像した自分がおかしくておかしくてたまりません。もう笑うしかありません。
2月号の音更町広報に我がサークルが紹介されました。その紹介文の最後に、会長のIさんの「自分でパソコンを持っているけど、操作がよくわからないという人は、いっしょに学びませんか」というお言葉が載っています。これを見た町民の皆さんが、お部屋に入りきれないほど(パソコンの台数分をはるかに上回るという程度ではありますが)集まってきたというわけ。 うれしい悲鳴とはこのこと。 今までずっと老いも若きも、スララララー組も、ポチポチ組も、一緒に机を並べて仲良くやっていたのだけれど、こりゃあ、クラス分けをしなきゃだめかね、という話にはなったけれど、詳細は未定。
北海道の「市」の名をいただいているところで、「音更町」より人口が少ないところは多々あれど、それにしても音更町、おそるべし。
プラザエンジョイスクール、ステップアップパソコンの2日目。 受講対象者はキーボード操作ができる方となってはいるものの、20人からの人数がいると、ポチポチと打つ方から、スラララーと打つ方までさまざま。
どんなに入力スピードが速くても、そもそもの入れ方を間違ってしまうと、どう頑張っても目的の漢字は出てきません。 「大通り」は「おおどおり」で、決して「おおどうり」や「おうどうり」ではありません。 その調子で「王様」を「おおさま」と打っても出てきません。 「続く」は「つづく」、「底力」は「そこぢから」、でも、「著しい」は「いちじるしい」です。
言葉は生き物だから、何年かすると、「大通り」は「おうどうり」という表記が正しく、「続く」も「つずく」という表記が正しいということになるのかもしれません。 もっとも、何年かしたら、キーボードから入力する、などということさえ、しなくてもよくなっているかもしれません。
さて、「大通り」で苦心されていたYさん。今までは右手だけでポチポチ入力していたそうです。1日目にホームポジションの説明をして、指の分担を説明しても、「うーん、片手だけで打った方が早いよなあ」とため息まじりではありましたが、今日は背筋をしゃんと伸ばし、両手でちゃんと打っていらっしゃるじゃあありませんか。こういうお姿はうれしいものです。
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