四行散歩
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やみそうな雨 でも夜になってもなかなかやまない そんなにくよくよしなさんなって 星が遊びに来てくれたよ
一週間を洗い流す 全自動洗浄機 いやなことだけ流してくれる ステキな洗浄機 大切なものは ながされてしまわないように しっかりと 抱きとめておこう。
ドアの目から入ってくる太陽の光 壁に「おはよう」と小さな円を描く すぐに消えてしまう光の円 今日も地球をひとまわり
♪今夜は星空がきれいですよ! その言葉に引っぱられて外へ出た 見上げると 瞬く星に大宇宙 星といっしょにラジオが見えた。
風 ビュゥーーーと 飛んで来て ガタ ガタッと 届けて行く 今夜はいそがしそうだね
一粒は 地球に向かって 一粒は 自分のために
♪お〜さむこさむ 山から小僧が飛んできた
このあとどうなるんだったろう? こんなうたにもっと接したいな
わすれないように しないとね
冷たい空気が 冷たい風にのってやって来る 冷たい空気が 辺りを冷たくして去って行く その後にもまた 別の冷たい空気がやって来る これは きっと 冬のおもてなしのつもりなのだろう
冬の寒さが もどって来たね 今までずっと冬休みだったんだ そろそろ雪 降るかなあ あわててわすれて来てなければね
ふと夜中に目が覚める時 それは誰かが自分を呼んだから 知らない誰かが どこかで呼んだ ちがうカタチで 応えてあげよう
音符のように 言葉が並ぶ 音符のように 言葉が揺れる 言葉のように 音符は語り 音符のように 言葉は繋がる
4行をポケットに 散歩する 外はいつもと おんなじ風景 何かがあるかも しれないけれど なんにもないも 味わおう
4行をポケットに 散歩する 外はいつもと おんなじ風景 何かを探して みるのだけれど なんにもないしか ないときもある
4行をポケットに 散歩する 外はいつもと おんなじ風景 見えるものを 言葉にすると 感じるものが 見えてくる
4行をポケットに 散歩する 外はいつもと おんなじ風景 感じるものを 言葉にすると 見えないものが 見えてくる
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