たまの日々

2003年08月26日(火) うさうさの甘い生活

うさうさが新しいうちに慣れてくれた!!
ごはんもふつうに食べるし文句もいう。
そうでなくっちゃこのこじゃない。
私は自分の都合で前の家をひきはらって、
新しいうちにきたけれど、
うさうさにとってはなんの関係もないワケで。
ハナハダメイワク。
といっているかもしれない。

ひとつ問題がある。
うさうさはフローリングがニガテだ。
つるつるすべって歩きにくいから。
今のうちはフローリングシート。
そんなに滑らないけれど、
畳ほど安定もしない。
だからなかなか、
部屋の中を探検しようとはしない。
そういう意味で、
うさうさは以前より少し不幸せだ。
うさうさごめん。

それでも私は、
朝が遅くなった分、
帰りが早くなった分、
うちによくいるようになった分、
うさうさにたくさん会うことが出来る。
たくさん話しかけることが出来る。
それが私はしあわせだけれど、
うさうさはどうだろう?

うさうさが確実にひとつしあわせになったこと。
だいすきな乾燥フルーツを毎日もらえるようになったこと。
たとえ忘れられそうになっても、
ちょっと訴えればすぐに思い出してもらえる。
うさうさにとって、
ほんのすこし甘い毎日なのである。



2003年08月25日(月) 旅行特集

旅行特集を組んでみた。
1位が東京ディズニーリゾート、
2位が北海道
3位が沖縄
以下京都、東北、etc
まあ想像通り。
問題はといえば、
企画した張本人の私が北海道も沖縄も行ったことがないってことくらい。

最北端は中学の修学旅行で行った日光東照宮。
最南端はなんと鹿児島!!と驚いても、
それは会社の出張。遊び0。

まあいい加減な編集者。
会社で出張命令出るなら喜んで実地研修してくるのだけれど。
そうもいかないのよねえ。

で、適当に作って逃げる私。
ずるい私。

今日は実家へ遊びにいってきた。
リフォーム中で足の踏み場もない。
とにかくいろいろ積み上げたむこうで、猫だけがうれしそうだ。

かえってきたら鳴らない電話が蛍の点滅。
留守電だ!
台湾からの国際留守電。
でられなくてごめんなさい。
そんなころ、
ちょうど銭湯のひろーい湯船で、
どこまでも続く水のさざめきを、
たぷんとつかって聞いていました。

おうちにかえってくると、
うさうさがちょこんとまっていました。
これから少し遊んで早めに寝ます。

明日からは天気がよくないそうです。
確信犯で、かさを持たずに出掛けよう。
少しは旅行気分で。



2003年08月24日(日) 契り

今日はひとりで缶ビールをあけながら日記を書いています。

ついさっき、
友人のゴスペルを聞きにいってきました。
みんなたのしそうにうたっていました。
うらやましかった。

最近、うらやましい、と思うことが多い。
イケナイ傾向だ。
ちいさくちいさくまとまっていく自分がここにいる。
怖くて仕方がないのだ。

どうしてなのだろう。

理由がおぼろげにわかる。
私には怖いことがたくさんある。

信じてる、感じてる、理解している。

でも。

でも足りないの。
そういうのはワガママだってみんなは言うの?
約束をした。
きっと守ってくれる。
だけど。

信じられない訳じゃない感じない訳じゃない理解してない訳じゃない。
言葉にして何が足りないのか言うのはむつかしい。
この気持ちを理解してもらえるよう説明するのはとてもむつかしい。

どうして伝わらないのだろう?
言葉に、態度にしているつもりなのに、
どんな答えもかえらない。

こんなはずじゃなかった。
前はこんなんじゃなかった。
みんな変わってしまった?
私が変わってしまった?

原因はひとつじゃない。
いろんなものが混じった空気のような。

この空気がわからないのは、
きっとみんな関心がないからだ。
どうしてうまくいかないんだろう、
私がする約束は。




でもわかってる。
決して過去には戻れない。

きっと私がわるいんだ。

だって誰にもいえないもん。




2003年08月21日(木) 曲者たち

今の会社に行くようになって1年と少し。
正式採用になって1ヶ月と少し。
初めの頃と比べれば、
解らないことはどんどん減って、
あののんびりとした社風にも違和感を感じなくなった。
新入社員や他部署のえらいひとからみたら、
すっかり溶け込んで何年もいるようにみえるらしい。
それでも、
社外で個人的にだれかと会ったりしたことはない。
プライベートで飲みにいったこともない。
だれとでも話せるけれど、
誰にも深入りさせない。
それは、切ない派遣社員の習慣。いままでは。
けれどこれからも、
ともだち、なんてできない気がする。
今の仕事だって、基本的にひとりでやってるんだし。

昨日色校を返し、明日には念校をチェック。
編集長は課長で、私の上司が他にひとりいるけれど、
私がどんなに長く休んでも、
私の仕事をかわりにやってくれることはない。
1ヶ月、約20ページ、
いろんな人に原稿を依頼したり、
自分で企画したりデータをあつめたり、
その他いろいろ細かい作業は私の担当だ、
私の上司は堅い内容の記事のとき、相談にのってくれたり、
ニュースのページだけはつくってくれる。

社内は基本的に同期と、
同じ仕事をする仲間たちでグループを構成している。
特に同期というつながりは強くて、
とてもうらやましい。
派遣上がりの私には同期と呼べる人はいない。
まあ従業員番号からいけば、
今年入社の22歳、新人くんたちが私の同期となるのだろうか?

派遣社員の私には、
同期と呼べる人はいなかった。
でも、こんな私でも同僚と呼べる人はいる。

大学卒業後正式採用になった出版社。
私はいちばん下っ端だったけど、
よく面倒をみてくれた1つ年上の先輩がいた。
彼はまだあの業界にいるらしい。
街ですれ違っても解らないかもしれないけれど。

彼と私の関係はすごかった。
私にとって彼は上司で彼にとって私は部下で、
プライベートで二人で飲んだことは一度もないし、
ケータイに相手の番号を登録することもなかった。
(必要な場合だって不便なことだってあったのに!!)
きっちりと線を引く必要があった。
なぜなら彼は私の考えていることを失礼なくらいよく解っていたし、
私もまた彼の考えることが気持ち悪いくらいよく解った。
こんな人間に出会ったのは初めてで、
お互いよくそのことで相手を不気味に思ったり怖いと思ったりした。
けれど、会社はどんどん傾いていって、
私たちの足場が狭くなればなるほど、
お互いの気持ちが解ってしまう。
こっそり泣いているお互いを、
他の同僚からかばいあったことが何度もあった。
言葉に出さなければ、
すごいふたりだったかもしれないのに、
解りすぎることが本当に嫌でよく反発しあった。
そんな彼は今どこにいるのだろう。
少しは私のことを覚えていてくれるだろうか?
友達ではなかったし嫌いだったけど、
彼ほどの同志はいなかった。
私はとても救われていた。

友達のいない、
性格の悪い私だけれど、
ときどき、
ものすごく私をなだめるのがうまいひとがいる。
理由はわからない。
私はそのひとたちをくせものだとおもう。
私のように根性のねじまがったやつを、
納得させるなんて本当にすごいひとだとおもう。
そして、
もうひとつ不思議なのは、
その曲者たちは決して私を友達にしてくれない。
だから電話もしてくれない、連絡もない。
そして、
偶然再会すると、
まるで会わなかった時間などないように会話が出来る。

彼らは今、どこで何をしているのだろう。
たまには私のことを思い出してくれるだろうか?

愛する曲者たちは、
どこで何をしているのだろう。




2003年08月19日(火) ちいさなかぞく

引越して2ヶ月以上。

先週のお盆休み初日にやっとうさうさを新居にご案内。
これでやっと、全員集合です。

うさうさははじめ部屋があまりにも今までと違うことに驚き、
必死で見知った私のひざの上に逃げてくる。
慣れてよ、
なんて私の言葉は受け入れられるはずもなく、
ひざが消えたと思ったらあとはひたすら壁際移動。
部屋の中をお散歩する気にはなってくれません。
そのあとは、
小屋に入れても、ご飯をあげても、大好物の乾燥マンゴも、
みんなみんな気に食わないらしく、
ただぢいっとしているだけ。

それでも2、3日後には少し慣れて、
今日からは食欲も全開!!
私もひとあんしんです。

名前も住所も電話番号もメールアドレスも、変わった。
免許証も保険証も、
私を証明するものは全部変わってしまったけれど、
私自身は何かが劇的にかわったわけじゃない。

その証拠がうさうさだ。
うさうさの、私に対する態度は、何一つ変わらない。
私には、それがうれしい。



2003年08月12日(火) 抜け道

梅雨が明けたかと思ったらもうお盆休み!!
先月は会社をたくさん休んだけど、
かわりにやってくれる人はいないので、
まさに文字通り机の上に紙類の山ができていた。

その山を少しずつ崩したり積みなおしたりより分けたり、
新たな紙の山をもらったりしながら必死に片付けて、
なんとか日常業務が落ち着きました。

この必死ではたらいていた数週間、
何とか乗り切ることが出来たのは、
会社の最寄の駅、
改札を出るとすぐそこにある大きな公園、
まだ温度の付いていない空気を割いて、
大股で歩くあの抜け道があったから。

朝もまだ早いのに、
驚くほど大きな蝉の声や、
犬を散歩させる人々、
サッカーグランドの早朝練習。
夏色の木々の葉。
そういったとても正しいものを横目で見ながら、
会社へ急いだ。

これからも、通る、
私の大切な抜け道。



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