たまの日々

2003年04月21日(月) つつじの道

夕方は強い風が吹いていました。
まだ芽吹いたばかりの小さなプラタナスの葉が、
びりびりと音を立てるように震えていました。

今日もとてつもなく仕事がひまで、
なんとなくそわそわと一日をすごしました。

これから、
新しい生活をはじめるんだ、
と想うのはとても気持ちよいです。
数日前まで、考えたこともなかったのに。
不思議にわくわくするのです。
それは、春のせいでしょうか?

そこかしこで、
明るいつつじの花が派手な垣根をつくっています。



2003年04月18日(金) うたう季節

今日も日中は暑いくらいの陽気でした。
私は朝が早いので、
厚手のトレーナーにジーンズといういでたちで出勤。
なのに退勤時にすれ違う大学生たちは、
半袖や肩全開のノースリーブの子までいる。

私の大好きな季節がやってくる。
空も、緑も、花も。
すべて少しうっとうしい程濃くなっていく。

そういうのがちゃんとみれるようになった。
さわれるようになった。

ありがとう。



2003年04月17日(木) 受容


桜のつぼみがふくらんで、
誇らしげに咲いて、美しく散りました。
今は街中の木々が、
桜よりもずっと鮮やかに若緑を広げている。
今日は気温もぐんぐんあがり、
今年初の夏日を記録しました。

その間ずっと、
私は言葉を失った。

苦しい。

私が私を見失っていた。

でも、
もうこれ以上は耐えられないから、
私は言葉を取り戻したい。

私の言葉は、
私のぎりぎりに追い詰められて自分を裏切ろうとするこころは、
人傷つけてしまう。
傷つけまいとして自分を裏切ろうとする私のこころは、
人を傷つけてしまう。

美人でもない、
頭も良くない、
かわいい訳でもない私が、
誰かに大切に想われるためにはやさしくなるしかない。
ただもうやさしくなるしかない。
何ものぞまないで、
ただただやさしくなるしかない。

私のこころは、
どこかだれもいない野原にひっそりとある涸井戸のなかで、
遠くてちいさい空を見上げ続けるでしょう。

そして私は言葉を取り戻す。
それでも私はあなたに繋がる言葉を取り戻したい。
私はあなたに繋がっていたい。



2003年04月01日(火) ルポタージュ

私からみた真実は、
みんなにとっての真実とはかぎらない。

私がもっと公平で、正確だったら。
誰も傷つけないし、私も傷つかないだろう。

けれど、やっぱり。

私には、
自分の日記を正しいルポタージュにできない。


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