二ノ宮啓吉の区政日記
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2006年12月31日(日) |
平成19年新春を迎えて |
平成19年の新春を迎えて、明けましておめでとう御座います。
昨年は政務調査費問題で「目黒ショック」と言われる、不適切な使途が有り 目黒区民に大変迷惑をかけ、区議会に対して不信を抱かせ心よりお詫び申しあげます。 12月26日に区議会臨時議会を開き、早急に対応すべき事に付いて決議 (領収書の原本添付)を義務づけ、又自冶法100条の2の知的専門家の協力を頂き(使途基準の判断・禁止事項・減額を含めて)ご答申を頂きまして 3月に開かれる第1回区議会本会議までに議員自ら改革に取り組んで参ります。 政務調査費問題を契機に私はビンチヒッターの議長に就任いたしました。 浅学非才の私ではありますが、二十四年間の議会経験をフルに活かして 今までの経験と実績で議会の信頼回復と正常化に向けて頑張って参ります。
今年は統一地方改選の年に当たります、七月には参議院議員選挙と 四月八日は東京都知事選挙・四月二十二日は区議会議員選挙です。 目黒区は投票率ワーストワンの汚名を返上するように、しっかり投票率アップをピーアールしてまいります。 今年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげます。
色紙に書初めを書きました、少し有ります、ご希望の方はメール下さい お送り申しあげます。
目黒区議会の政務調査費に付いてのお詫び
この度目黒区議会の政務調査費の使途基準に合わない支払いがあった事で、数日にわたりテレビや新聞で「目黒区議会」と放映され、又私自身の十五年度の収支報告書も不適切な内容が有りましたので、返納し、深くお詫び申しあげます。目黒区区民及び御支持下さっている方々の皆様の信頼をなくし、区政に対する不信の念を抱かせる結果となり深く反省し、お詫び申しあげます。
今後は政務調査費の使途基準を見直し、より一層透明性を確保に向けて全身を傾けて取り組んで参る 決意です、又今まで議長お一人に責任を負う政務調査費の監査機能を強化し、区議会自らが監査機能を充実する組織を確立して参る覚悟です、どうぞ全区民の皆様のご指導・ご鞭撻を心よりお願い申し上げお詫びの言葉といたします。
十一月九日締め切りの区長への一般質問から端を発し二十日本会議場での一般質問により、公明党区議団六人が辞職願を二十四日に提出されました、三十日の本会議最終日で残念ながら公明党六人の議員辞職と議長が辞任いたしました。 政務調査研究費とは 地方分権推進改革により、地方議会の条例制定権・検査・調査権の拡大に伴い、その役割と責任は大きくなり行政監督機能、立法機能を強く求められており平成十二年五月、第一四七回通常国会において、地方自冶法の改正により第一〇〇条第十三項に「普通地方公共団体は条例の定めるところにより、その議会の議員の調査に資するため必要な経費の 一部として、その議会における会派又は議員の 調査研究に資するため必要な経費の一部として、 政務調査費を支給することが出来る。この場合において、政務調査費の交付の対象・額及び交付の方法は、条例で定める」と規定されております。
目黒区議会では使途基準と申し合わせ事項を制定し月十七万円、年二百四万円を支給される活動交付金で、収支報告には領収書のコピーを添え、残余か出れば返還する規定を設けております。 二十三区内においても領収書の義務付けは目黒区を含めて七区です。住民から開示請求があった場合は全面公開で透明性を保っておりますが、何分大量の資料に監査機能が働かなかった事と「税金である」事の認識が欠け、その上自己責任の甘さが原因であります。 こと細かく使途についての明文規定を設けていないので、調査研究に資する経費として名目が付けば、 私的な用途に使わない限り、広く使える公金である 事を鑑み、およそ議会の役割と全く無関係な内容の 支出することは禁止されております。しかし区民の視点から見た場合、その運用に於いて改善すべき点は多々有った事が今後の検討課題として残されております。又自己決定・自己責任の原則に基づいて対応する条例であり、その点調査研究費の運用等における議員としての認識が欠け、議会自らの監査機能充実も課題が現れました。 今後は政務調査研究費の使途は「政務調査の目的に合うもの」「情報公開」「区民が納得できるか」使途基準を見直して参ります。又明確な規定を制定し個々の支出に付いては領収書の原本を提出し支払い要件を一枚ずつ説明できる報告書とする事が必要と感じました。
又住民監査請求が私にもなされております。 区監査事務局が受理して六十日以内に監査結果報告がなされます、平成十八年年度の収支報告書について私は使途基準に合っており、不適切なものは無いと確信しておりますが、監査意見が出され判断が下りますまでお待ち下さい。
深く反省し、心からお詫び申しあげます。
目黒区議会議員 二ノ宮啓吉
平成十八年十二月七日
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