カルモチン

2002年03月19日(火)   =哀するひと=

気づくと 月夜に駆け出していた

すっかり弱り果てた身体  鞭打って




 「ひとめだけでも 見せて」

   門を叩く手 汚く



まんまるな 月 

よく似た あのひと を見た

ああ もう だめなのか






「月夜の晩 
      悲悲悲 と
           ヨワムシ鳴く」



2002年03月14日(木)   =別離=

 “一日一日を ただ淋しさを   ”
  何かでまぎらわして生きている。
  これより大いなる 堕落なし。 
 


 女は 清くなくてはいけない。

 僕がどんなに汚れていても、だ。

 女など いらない。

 ただ 僕は 

 僕というものを 惹きたてる

 美しい声と やわらかな乳房と

 無知な笑顔が在ればいい。

 女を愛してなどいなかった。

 僕は 僕自身の才能以外

 愛せないようだから。
  
<I様>

今朝も独り  声を上げて 泣きました。
会いにいらしてください。どうにかなりそうなのです。


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