ToY◎StorY
モクジ|カコ|ミライ
ずっとずっと悩んでいることがあって
そのこともあってか
夜 眠れない日々が続いている。
3時前に携帯が鳴って
なんとなく胸がざわざわしたとおもったら
やっぱり先輩からのLINEだった。
彼から
いつも絶妙なタイミングでLINEが届く。
わたしの孤独を埋めてくれるかのように。
おにいちゃんのように
わたしを見守ってくれている。
そんな関係がかわったのは
あの 秘密のキス の日 からに違いない。
先輩。
わたしたちは、
キスなんてしてはいけなかったのよ。
2015年02月25日(水) |
LINEなんてなければいいのに、と |
つくっては 消し
つくっては 消し
先輩に LINEを送らないように
毎日感情を抑える。
これは 誰にも知られちゃダメ。
目を覚まして。
思い出して。
大切だからこそ、踏み入れてはならないと言うことを。
もうやだ。
先輩に会いたい。
こんな風に思う自分が
情けない。
離れなきゃ。
既婚者にはまってどうする。
甘えちゃダメ。
彼には奥さんがいるんだから。
現実を見てよ。
先輩に甘えたくて仕方ないときは
ぼろぼろすぎる自分のとき。
余裕がないのはわかってる。
つらいこともわかってる。
逃げ出したいこともわかってる。
でも、
彼を頼っちゃダメなの。
ダメなの。
つらいとき
どうしても 先輩をたよってしまう。
頭をなでてもらって
抱きしめてもらって
何度も 何度も キスをする。
涙を拭ってもらって
また、抱きしめてもらう。
そうしてもらうと
わたしはまた 踏ん張ることができるのです。
ほんとはだめなこともわかってる。
むなしい関係だということもわかってる。
それでも精神的にズタボロになったとき
包み込んでくれるのは
1年前のあの日から
いつも先輩だった。
もちろん、キス以上の関係にふみこむことに
わたしたちは恐れを抱いているから
ふたりで会うのを辞めようとしたことだってある。
それなのに、また、戻ってきてしまった。
甘えちゃダメ。
お願いだから、一人で頑張ってよ、わたし。
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