ToY◎StorY
モクジカコミライ


2014年03月31日(月)

忘れよう。

忘れよう。

忘れよう。

どきどきは、してないの。

でもね、

あの人のぎゅうも、ちゅーも、

すっごく すっごく やさしかったんだ。

好き好き好き とかじゃない。

あの人がくれたのは 安心感。

不安で毎日泣き続けていたわたしにとって

救いをくれたの。

でも、だめだ。

離れないと。


2014年03月26日(水) 相手

夏までずっと支え合ってきたひとがいる。

すっごく不器用なひとで

ことば足らずで

誤解を受けやすいひとだったから

わたしがそばにいなきゃ、って思ってた。

彼もわたしを大切に大切にしてくれた。

時には厳しいことも言うけれど

つらいとき、声をかけてくれるのは彼だった。

そんな彼に職場を離れる決意を話したのは梅雨の時期のこと。

その人、は

わたしの直属の上司だったのだけれど

その話をした飲み会の日から

少しずつ 少しずつ 関係がかわっていったように思う。

お互いが 変な風に意識しだすようになってしまったのは

きっと、あの日が境目。



そう。忘れられないキスの相手は 彼。

理性の塊のわたしたち。

まさか、本当にこんなことするなんて

お互い思ってもみなかった。

越えてはならない一線があったのに

一歩 踏み出してしまっただなんて。

きっと、これ以上進むことはないけれど

もう 引き返さなきゃ行けないのだけれど

彼にもう一度 抱きしめられたいと思う自分がいる。

でもね、だめなの。

だって、彼には奥さんがいるのだもの。


2014年03月25日(火) たからもの。

わたしは

みんなが思ってくれているような

純粋で 素直 なオンナノコではないのだと思う。

この日記には いろんな男の子が登場している。

だいすきだった「佑ちゃん」

そして本気で追いかけた「ひさくん」。

佑ちゃんにはこの間心揺さぶられたけれど

そこから進展することもなく、3ヶ月がたとうとしている。

「みっことは遠距離やから、

 まだなにも未来が見えない。

 だから、付き合おうとか言えない」と彼は言う。

わたしも佑ちゃんとどうにかなりたい、と

今はそんなに思っているわけではないので

なんとなく、彼の言う言葉の意味がわかるので

そうだね、こまったね、と頭を悩ませた。



わたしは、佑ちゃんには甘えることはない。

でも、ホントは 誰かに甘えさせてほしくて仕方ない人間。

ぎゅっと抱きしめて。

強く 強く 抱きしめて。

うでの中でねむりたい。
 
そう。わたしはよわくて もろい人間なのです。



12月、あのひさくんがぎゅうって抱きしめてくれた。

不安なとき、「おいで」と言って

腕の中に招き入れてくれたの。

ほんとうに心が救われた気がした。

あたたかなうでのなか

鼻と鼻をこすりあわせる。

しずかに しずかに 縮まる距離。

お布団の中で こっそり キスをした。

大好きだったひと。

尊敬し続けるひと。

恋人になりたい、とかそういう感情はないけれど

ただ ただ 

その瞬間は 宝物だと思った。



その瞬間と同じくらい

忘れられないキスをしたのは昨日のこと。


みっこ |MaiL

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