ToY◎StorY
モクジ|カコ|ミライ
あんな日記を書いてからも、
圭ちゃんとはまだお付き合いが続いてます。
ここ数ヶ月仲良しで、しあわせだったけれど、
そんな中、あたしはなぜか、
圭ちゃん以外の男の人と二人で飲みに行って。
圭ちゃんのことにアドバイスをもらったり、
頼れるおにーさんだったYさん。
そんな彼に不意打ちに
うしろからぎゅーって抱きしめられた。
お願い このままで、というあの人の
手を、腕を払いのけて
だめですよーってにこっと笑うわたし。
心臓ばくばく。
少しだけでいいから、手つないでいい?といいながら
強引に手をもっていくあの人。
不安に満ちた悲しそうな目に耐えられず
5メートルだけ、と答えるわたし。
内心びくびく。
それから数日罪悪感が消えず。
圭ちゃんに内緒で会ってたから。
ご飯、楽しかったけど、
もうYさんとは会えない。
会っちゃいけない。
あたしは、
圭ちゃんと恋がしたい。
圭ちゃん、
あたし、好きだよ。
だいすきなの。
もう、会わないから。
ごめんなさい。
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