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あたしがどんなにこれを求めてたか あたしがどんな気持ちで生きてたか あたしがどうやってこれを手にしたか
あたしが一年前どんな気持ちで生きてたか
あたしがどんなに今しあわせなのか あなたにだけは絶対に教えられないけど
あたしを見てくれてた友達が代わりに見ててくれたよ
あたしが今どんな気持ちで生きてるか
あなたにだけは教えられないけど あたしはほっとして嬉しくて 夜中に一人で泣いてしまった
やっとここまで来たんだとか ずっと欲しかった幸せ手に入れたんだとか
あなたにだけは教えられないけど あたしは幸せで あなたにだけは内緒で涙が出たりする
普通で当たり前のこと言って ありがとうとか幸せとか大好きとか 喜ばせたくて言うんじゃなくて 本当に感じたことだけ言って リップサービスじゃない言葉だけ返ってきて それで特別じゃなくて普通で当たり前の幸せ感じて
大袈裟なことも特別なことも何も思わなくて それが価値があるって 忘れてた
だって飾り立てれば粗悪品だって偽物だって 人目引いて惑わせたりできるでしょ
飾らないのに価値があるって それ自体が本物で価値があるってことでしょ
色んなこと 忘れちゃうくらい諦めてたことが 叶う人生になって
今年は決断の歳だった 人生で最悪だった(気がする)真只中で 誕生日を迎えて 毎日泣いてドラッグみたいな幻の幸せが 欲しいような気がして 必死に頑張ってて いつの間にかあたし笑い方忘れてて
新しい歳だからこないだ髪切って 馴染みの美容師さんに今年は 結構バッサリ切りましたよねって言われて それあたしの決断の日だから切ったんだった
新しいヘアスタイルで 晴れてて春で桜の並木を見た時 心が本当に軽くなったの感じて 自転車と電車で出掛けて初めて降りた駅で 死にそうにドキドキして 面白いおじさんのらーめん屋さんに並んでる時に 弟分の同僚から彼に電話が入ったんだった 彼氏ができた日
2回くらい蹴飛ばして追いかけてくる悪霊を 振り切って でっかいダイヤモンドぶっ千切って
あたしは笑い方思い出してた
職場の先輩から彼氏になるのは ずっとそうなるって思ってたけど 実際はなかなか恥ずかしくて でもいつのまにか彼氏になってた
職場から彼氏が消え、親友が消え ひとりぼっちになったあたしは 可哀想な子じゃなかった それくらいあたしは一人でいても大丈夫になってた バカ男(今となっては通称デブ)と一緒だったら できなかったこと
毎日ひとりでひとりじゃなかった 自分と大事なものが揺るがなくなって 強くなってたいつのまにかだった
もしかしたら 彼女として彼氏から指輪を貰うの 人生で最後になるかもしれない って思って 誕生日にねだってみたら
プラチナは錆びなくて ダイヤモンドはこの世の何より硬くて 諦めて忘れてたこと思い出した 現代日本は物に溢れてて あたしと彼の好みが多少違ったって 二人が気に入るものなんて見つかるでしょ 東京なら新宿なら充分でしょ
うれしいことだけど 自然なことで 特別だけど 特別じゃないこと
だって今あたしが手に入れた幸せが あたしの人生そのものな気がするんだ だから心地よいけど馴染むんだ
ちゃんと刺激と安らぎがあるのかな
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