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| 2002年02月10日(日) | ひさかたぶり |
忙しくはなかったけれど、なぜか一週間も間があいてしまった。
ＣＭについての日記が多いのに、ＣＭ＠ｎａｖｉというサイトがあるのを昨日初めて知りました。関東地方で放映されているＣＭのデータバンクらしいのですが、サービスの大半が有料でしかも半端な額ではないので、素人にはちょっと・・・無理かも。プロ向けらしい。
ところで、バーモンドカレーのＣＭが変わった。露出回数の多さも手伝って頭にこびりついて離れなかった(ただし買いたいとはちっとも思えなかった）”Ｔｈｉｓ ｉｓ ｍｙカレー”編と比較すると、まず共通点として小学生と思しき子供たち(とケイン・コスギ）を使っている点、リズム感を重視している点が挙げられる。一方、背景に大きな変更が見られる。前作では派手な衣装に合わせて、額縁のような色鮮やかなペイントが用いられていたが、新作では、なんと言うべきか、まぁ元気な教室とでもいった風景である。”辛くない誰でも食べられるカレー”という商品のコンセプトからすれば、誰もが通ったことのある学校という身近なものの方が、小さな子供を持つ親層に安心感を与え実際の購買により結びつくのかとも考えられるけれど、前作は秀作だと思っていただけに残念。洗練されていないが、かといってケバ過ぎないし、ショボくもない。
飛躍するけれど格好いいもしくは洗練されたＣＭを作ることはプロの技術を以ってすればわりかし簡単なんだろう、と思う、多分。例を挙げるとムービー携帯のＣＭ、あれはあまりに安易な気がするけれどもかといって芋くさくはない。クリエーターは価値を作り出す存在である、もしくはそう信じられることで成り立つ存在なのだからと強引ながらに考えてしまう。とりあえず生活感を消せば何とかなる。音をシンプルにするなどの手法を利用したちょっと前のカゴメ野菜生活、ＪＲ東海、少しわざとらしいところではユニクロ、セガなど。またＫＤＤＩのシニカルなイメージやザカクテルバーなどのＣＭでの永瀬正敏のイメージ等の”過去の評価の蓄積”を利用した、最近目に付くコラボレーション系？といわれるのも手っ取り早く作れそうな気がする。かなりの数の諭吉が飛び交ってそうだけども。
