dead letter  < dearest letter 




.   say   .



みんな言う

私は「優しい」って


だけど

中途半端な優しさは

誰も守れないし

何も出来やしない


ただ最悪なだけ





.   お願い   .



いかにも

綺麗な言葉をもっと並べて





.   空隙   .



小さなひび割れしか埋めれない

私の言葉





.   代償   .



好きなものがどうでもよくなる

そんなことざらにあるって

私は知りすぎた


確信が持てないんじゃない

痛いほどに確信してる


変わらないものなんて無い

無くならないものなんて無い

絶対などありはしない





.   atonement   .



あなたが幸せになればいい

許されない罪の償いに





.   幸せに   .



「幸せになれるよ」

あなたはそう言って

私は尚更
幸せになっちゃいけないって思う


嘘をついては

見抜きあっていた


絶対などはありはしないと





.   醜塊   .



解体途中の 元 マンション

そこにあったであろう沢山の『温もり』はもう無くて

冴えきった満月を映すのみ


濁った窓ガラス

ひび割れた外壁

錆び付いた門扉





.   cling   .



一緒にいなくなれなかった私は

その場所で今も





.   fragile   .



全てが剥がれてしまった時のため

必死で装って


ホンモノ以上のニセモノは

ある種芸術で





.   存在   .



形として残せるもの

残せないもの

私は残せないものの中に居ていたい





.   久遠   .



残酷な流れ


気が付けば

私はこんなにも

あなたを忘れてる


遠い昔で

遠い未来で

永遠で





.   弱志   .



広すぎる空を

切り裂けない飛行機雲

諦めて空にとける





.   Requiem   .



ガラスの檻に突き刺さる

命から切り離された花


死にゆくのを

見守るように

労わるように


それでも繋がれて





.   不確かな未来   .



好きだ とか

大切だ とか

愛してる とか


いつか

嘘になるんでしょう?


いつか

嘘になってしまうから





.   陰陽の間   .



あなたの聞きたくなかった真実

あなたの聞きたかった嘘


どっちがより残酷だなんて

私にはわからない


ただ両の言葉だけが散らばった

生ぬるいはざまで





.   essentia   .



ただの嘘つき





.   depression   .



流れる雲

動けぬ月

まるで私





.   searching   .



いつも いつも いつも

何か

大切なものを忘れている気がする


私に足りないものは何ですか





.   旅の途中   .



忘れてきたもの

忘れてゆくもの


置いてきたもの

置いてゆくもの


捨ててきたもの

捨ててゆくもの


壊してきたもの

壊してゆくもの


まだ それでも

旅の途中





.   point of difference   .



あなたの言いたかった事

私の言いたかった事


伝わらなかった言葉に

どれほどの違いがあるというのか





.   雨   .



私より

雨の方が

冷たかった


少し

嬉しかった





.   oblaat   .



色々な言葉に包まれた真実


真実の嘘、嘘の真実



 私に何を伝えたかった?





.   魔法   .



人生

そんなに甘くないけど

何とかなるもんだ

って。


今までだって

ちゃんと

何とかなってきた

って。


「大丈夫大丈夫大丈夫」

その魔法は今でも少し有効だから。





.   Second-Guessing   .



「変わる」こと

「変わらない」こと

「変わろうとする」こと

「変わらないでおこうとす」ること


正解でも間違いでもなくて


でもそんなことはどうでもいい


だって

結果論でなんて話したくない



結果が大事だとしても






.   the lowest   .



最もから

変わりたい。



貸してくれますか?





.   オナジトキ   .



 なんで?

同じ時
同じ事

 おもう?





.   笹舟   .



沈まないように

小さな願いを
ふわっとのせる

いつか大海へ





.   Kritik   .



気付けばそれは

自身への言葉





.   define   .



その馬鹿らしさは
嫌と言うほど知っている

その意味のなさも

私の中の何かが
それを辞めないのは
続けるのは

怖いから





.   秋雨   .



私がいなければ

あなたはもう少し幸せだったのかもしれない


私がいなくなれば

あなたはもう少し幸せになれたりするのかな




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