* 世界一ついてない日常
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2002年02月01日(金) 正しい不良になるために・入門編

今日から不良です。
新しいことを始めるのはなんか清々しい気分です。

じゃーん。
金色ヘアカラーとポマードも買ってきました。
それからタバコ、酒、ボンタン、
金のチェーンリストにネックレスにヘビーな腕時計。
バイクは高くて買えなかったので、
自転車を改造してうるさい音出すことにしました。

いえーい行くぞ!夜露死九!
「おい!」
あ、昨日の不良だ。
「お前だって不良だろうが!…って、なんだその格好……」
だって君が不良になってこい、つったから。
ちゃんとわかってるでしょ?
「わかってない!」
えっ。
「今時ポマードもボンタンも眉ソリもやってるやついねーよ!
 しかも夜露死九って!もっと流行を気にしろよ!」
流行があったのか!
「そう。それからその偉そうに見せびらかしてるタバコと酒!
 あんたハタチ越えてんだからダメだよ!普通だよ!」
あっ そうか。
「それからなんだよその趣味の悪いヘビの時計!」
ヘビーな腕時計。
「遊んでんじゃねえんだぞ!」
ご、ごめん。
おかしいな。なんか違ったらしい。
「ちょー、もう、オレの服貸してやるから来い!」
連れて行かれる。

なんだ、普通のアパートじゃないか。
「……何を期待してたんだ」
いや、ほら、全館トゲトゲでBGMにロックかかってて、
ドアとかも黒と金になってて廊下にはうんこ座りしてて、
部屋にはガソリンが撒かれ壊れた酒瓶鉄パイプも散乱し、
昼飯も金縁の黒い皿でスプラッタにケチャップまみれ
「するかよ!ていうかそんなアパートやだよ!」
なんで!
「お前な、不良つーもんは、一人のときは普通の人なの!」
そ、そうなんですか?!
「迷惑する人が周りにいてこその不良だろーが?
 誰も見てないのに不良してもしょーがねえだろ!」
そうか…不良ってサービス業だったんだ…
「ちょっと違うがな。ほら、服」
普通!!
「いちいちうるせえな!
 よく見ろ。ここ、チェーン仕込んであるんだ」
おっ!
「…急に嬉しそうな顔すんなよ。おい振り回すなって」
これが武器ですね!敵はどこですかっ!
「…。お前ゼッタイRPGかなんかと間違えてるだろ。
 いいかこれは脅し用!こんなもん町中で使えるか!」
恥ずかしいから?
「んー。まあな。
 それに武器使ったら一般人とも互角になるだろーが」
じゃスタンガンは?
「よく知ってるな。あれは地味だから脅しにならねーの!」
催涙スプレーは?
「あのな、女子中学生じゃねーんだぞ!ったくバカが。
 じゃ、行くぞ!」
おうっ!
パパラパパパラパ〜♪
「……なんだよそれ」
パパラパ。昨日徹夜で用意しました。えらい?
「えらくない!チャリにカセットテープ、
 しかもお前の声じゃねーかよ!」
だってレンタル屋にないし。
「くそっ バカは不良よりたちがわるい。」
ごめん。
「まあいいや、兄貴んとこ行くぞ。ほら地図。
 事務所行くのはオレも初めてなんだ。」
パパラパパパラパ〜♪
「それはやめろ!!」

なんだかひどく迷惑をかけている気がするのだが、
とにかく私は彼についていくことにした。かくして入門編・完。


2002年02月02日(土) 正しい不良になるために・基礎知識編

彼のお兄さんのところへ行く道すがら、
さっそく彼は私に、不良になるための指導をしてくれた。

「いいか、これがガンつけ、ガン飛ばしだ」
こう?
「なんだよハトが豆鉄砲食らったような顔して。
 もちょっと凄みは出せねえもんか?」
ぬぬ…。こうか!
「おいなんか白目になってるぞ。別の意味で怖いだろ」
細める……
「何ニヤニヤしてんだよ」
……。結構、難しいですね。
「まあな。みんな練習してんだ。『眩しい』顔すんのがコツだ」
眩しい……
「もうすぐだぜ。お、おい妙な顔やめねーか!
 あっ ほら対向車に笑われたじゃねーか!おいこらっ!」

到着した。
「このビルだ。えーと、4階の…花屋の隣だって」
花屋!!
「うるさいそこに反応するんじゃねえ!」
しかも1階はコンビニ!!
「うるさいな!」
階段を上っていきます。
2階は生け花教室!!ねえホントにここが事務所なんですか?!
「うるさいっ!オレも恥ずかしいんだから言うな!」
3階は空手道場……
「へっ、バイトで護身術やってんのさ。」
でも小学生対象って書いてある。
「黙ってろコンチクショウ!!」
怒鳴られる。
舞台裏は見ちゃいけなかったのかな。

──わかった!

これは警察を欺くための仕掛けですね?!
どこかにある鎖を引っ張ると薄暗い秘密の地下室に……
「…ねえよそんなの。」
え?
あっ!これがお兄さんでしょうか。ガタイのいいサングラス。
「おい礼二郎、コイツかい新しい舎弟ってのは」
「いや、舎弟っていうか…」
よろしくお願いします!
「…不良は脅してナンボの世界や。
 ひょうたんみてえなその顔、なんとかならんのか」
なんともなりませんね。生まれつきですから。
「広報部ねー…使えっかなー」
「ごめん兄ちゃ…兄貴、オレ、バカだけはどうも苦手で。」
「ああバカはタチ悪いよな」
なんです人のことバカバカって。
「とにかく兄貴に任せるよ。煮るなり焼くなりしてくれ」
あれ、帰っちゃうの?
「バカ。宿題があんだよ。じゃーな!」

さて、かけだし見習い不良の私、
一人ヤクザな事務所に取り残されてしまいました。

てなわけで基礎知識編・完。


2002年02月03日(日) 正しい不良になるために・応用編

「言っとくがな。ここはただのヤクザな事務所じゃねーぞ。」
おおっイキナリ日記にまで因縁つけてきた!
「別に因縁じゃねえんだが…まあいい。いいか、目指すべきはだな…」
ヤクザ・オブ・ヤクザ。
「あっなんでわかった!?」
兄弟ですな。
「チャラチャラした芸能界がヤクザ稼業の最たるものとすれば。
 俺は堅実なヤクザを目指す!」
ちょっと想像つきませんが…
「日常業務は慈善活動寄付金集め」
ショバ代?
「似たようなもんだな。
 あと臨時業務としては、オヤジ狩り狩り、カツアゲアゲ」
ん?
「頭悪ィな。オヤジ狩りを狩る。カツアゲされたらやり返す!」
ああ!
「そういうわけだから、町をうろつくのが基本業務だな。
 勤務時間は9時から5時!」
夜の9時ですか?
「なんでだよ。ヤクザ・オブ・ヤクザがそんな時間に出歩いて
 いいと思ってんのか。夜9時には寝るんだよ!!」
え──っ?!
「体が資本だからな。さて面接は終わりだ。お前、何ができる?」
鼻の頭をなめられます。
「……ったく礼二郎め、なんでこんなバカ拾ってきやがったんだか。
 じゃオドシもケンカもガンつけもスゴミも全然?!」
あ、英検6級です。
「…くその役にも立ちゃしねえ。ていうか俺は3級持ってるよ。
 6級じゃ小学生以下じゃねーかよ……」
あとけん玉とか。
「いらねえよ。ああ、それからあだ名決めねーとな」
源氏名!!
「……なんか違う。つまりな、俺は修太郎だから“シュウ”」
じゃ私“マイ”にすれば
「二人合わせて“シュウ” “マイ”♪ ってなんでだよッ!!」
じゃ“クリーム”。
「ちがうだろ! もー、俺がつけてやる。“ひょうたん”」
……なんか弱そうだなあ。
「“バカのひょうたん”と名乗れ。」
バカノって名字ですか?
「もーいいよそれで。組長を聞かれたら、俺“牙のシュウ”」
はーい親分。
「じゃ明日から仕事始めな。てめー、今日は帰れ。なんか疲れた。」

かくして“バカのひょうたん”は意気揚々と家に帰る。
夕飯は、サンマとみそ汁。


2002年02月04日(月) 正しい不良になるために・実習編

道はちゃんと憶えてます。花屋の隣ね。
ここ、看板も何もたててないけど、不良事務所。
今日から私は“バカのひょうたん”としての不良な人生を……
……なんかイヤな名前……人生を送るのです。

「ああああ、来やがった。あーあ、マジかよ、ちくしょう」
なんか歓迎されてませんね。
「もー、いいや。
 今日は現場実習ってことで、もう行け。な。“ひょうたんツギ”」
いつの間にかツギもあてられました。
で、何をすればいいですか?パチンコ店に裏ロム入れとか?
「いらんことばっか知ってやがる。入れねーよそんなの」
それじゃ裏ビデオ入れますか?
「入れてどうすんだよ。とにかく指示待ち人間じゃ駄目だ」
そうか。
街へ繰り出します。

「おうおうおう兄ちゃん、フザけてんのかそのカッコ」
からまれましたね。
いやフザけてなんかない、真面目に不良やってんですよ。
「…ど、どこがだよ。
 とにかくここはオレらの道だから、通行料寄こせ!」
これはカツアゲ?
「……聞くな。」
カツアゲは!
「あっ何をする?!」
アゲ返す!
「うわーん、アゲられたー!」
効きますね、あげパン。きなこ鼻に入ると苦しいもんね。

歩くことしばし。
「てめえ!オレの弟が世話になったそうだな……」
さっきのカツアゲ少年の兄のようです。
「小学生相手になんてことしやがる!なーヒドイよな、勇坊」
えーと、これ、因縁つけてるの?
「……オレに聞くな。」
因縁は!
「あっ何を…?!」
つけ返す!
「つけんな──!ていうかワケわかんねーよ!!」
勝利。

とまあ、こんなかんじで実習してきましたが。
親分、いかがです?
「……やはりこの世で最強なのは、バカなのか──!!」
泣き出してしまいました。
「苦節ウン十年、最強の華を求めて努力した俺の苦労も、
 技術も、努力も、バカには敵わないのか!!」
え…あの、どうされ……?
「やい“かんぴょう巻き”!」
あれ、そんな名だったかな。
「弟子にしてくれ!!」
は。え? ええ──?!
「俺は強くなりたい。もっともっとだ!そのためになら…
 バカに魂売っても構わない!!」
ちょ、え?
バカって…私のこと??!ええええ!?
「だからあんたについてくぜ、“かんぴょ巻き”!」

なんかえらいことになってきたな……。
強面の弟子ができたところで、明日に続く。


2002年02月05日(火) 宗教始まる。合言葉は「世の中マヌケだ!」

さて、昨日から不良事務所を畳み、
うっかり私にバカの弟子入り志願してしまった修太郎さんですが。
実はまだ、ここにいるんです。
弱ったな…。バカなんてどう教えればいいんでしょう…。

「何を仰います師匠!」
ああ…。
というか…私ってそんな記録的バカだったんですか?
「! バカは自分のことをバカと自覚しない!みんなメモれ!」
あ、待って…。
カリカリカリカリ。
……しかも計算外だったのは修太郎さんにも弟子がいたことで、
のっけから十三人の大所帯。
まあ、バカになりたいってんなら、協力するのが筋でしょう。
不良を教えてくれた恩もありますし。
でもいいのかなこんなんで日本の将来…。
「! 総帥は現在の日本に危惧を抱いておられる!」
あっ!
ちがうのちがうの!
「そうだ。現在の日本ではバカが絶滅しかかっている」
「俺たちが復興させねば」
ああ〜。
かくして布教活動に出発。コスチュームはヒゲめがねハゲかつら。

「あ!」
ん? あ、昨日のカツアゲ因縁兄弟?
「昨日のバカだー!」
ああっ!ちがうんだよこれは!怖がらないで!
「そうとも恐れる必要はない」
……修太郎さん?
「君はただ自分の理念で計り知れないものに対しての
 畏怖そのものに怯えているのだ。自分の心に忠実になれ!」
「目が覚めました!!」
ウソ!?
「名のあるバカとは露知らず!昨日の無礼をお許し下さい!」
あ、ああ、そう…
「オレもバカになります!」
おいよせよ、ろくでもない道だよ。
「いーえ!たとえ茨の道だろうと弾圧加えられようとも、
 私は解脱したのでございまするですわん!!」
あーあーあー慣れない言葉使うから。
「今度からバカ大将と呼ばせてもらいます!!」
……。
また信者が増えてしまった。
ひょっとして世の中…
私の思っているよりもずっと、マヌケなものだったのか?
「至言!」
「メモれ!大将語録に加えろ!」
あ…
「『世の中マヌケだ』……うーん、深い」
「感動しました!」
あーあーあー、彼らもよくよくのバカだな…
「!」
しまった聞こえちゃった?
「お褒めいただいた!」
「恐悦至極です!」
「じゃ我々は1段階解脱したということで、バカ1段ですね!」
もう、どうにでもして…。


2002年02月06日(水) さあみんなで唱えよう!せーの、世の中マヌケだ!

…ノリとは恐ろしいものです。
私はとうとうバカ教の教祖になってしまいました。
警察が取り締まろうにも、バカなので破防法が適用されないのです。
こまったな。
ね、どうしたらいいと思う?
「どうもしません。百万人の信者があつまってるんですよ!」
つれていかれる。

うおっ?!平日なのにすごいなこれ。なんかバザーでもすんの?
「教祖のお題目を待ってるんです。はい、マイク」
ええっ…なんかあったっけ。
あっ行かないで!ちょっと!こんなステージに置いてかないで!
『マーヌーケ!マーヌーケ!』
おお?!なんだ!なんか大合唱してるよ!!?
ブーイングされてんのかな…
「教義じゃないですか。『世の中マヌケだ』」
なんでそんな広まってんの──!!?
『マーヌーケ!マーヌーケ!』
うるさいっ!どうせ私はマヌケですよっ。
『マーヌーケ!マーヌーケ!』
もー、どうにでもなれ、世の中マヌケだ!!
『マヌケ──!!!!』

ああ…こんな大ごとになるとは思わなかった。
ホントどうしよう。
「この勢いでアメリカやアフガンにもバカを伝導しましょう!
 バカは戦争を終わらせるのです」
どうして?
「兵士はめんどくさくなって家でゴロゴロ、まちがって戦場へ出ても昼寝、
 銃を撃とうとして饅頭を売ってしまう始末」
すごいなバカって。
「ただし平和条約を締結しようにも漢字が読めません」
だめだなバカって。
「だめですか。じゃあ大挙して東京にでも押し寄せてみましょう」
東京?
「国会議事堂を制圧するのです」

以下次号!(って、これ日記じゃなかったっけ…?)


2002年02月07日(木) バカ教団、国会議事堂を制圧!

そんなわけで、制圧しました。
(注・この事件はテレビではやってません)

「教祖。どうぞ。」
なんかふかふかの椅子〜
なんですかここは?
「バカ内閣成立、おめでとうございます!!」
……は?
「教祖、今度から総理と呼ばせていただきます」
なんですと?
「官房長官は爆笑問題が務めますのでご安心を。」
…いつの間に。
「それで、文部科学省はK大のK教授。
 どうしてもやりたいといって聞かなかったので」
ごめんなさい。
「総務省はくじ引きでイリオモテヤマネコになりました」
いい加減だなあ。
「大丈夫です。郵政三事業は魔女のキキちゃん氏が補佐します。
 ネコつながりです。」
いいんだよそんなことどうでも。
「厚生労働省はばいきんまん氏。
 ばいきんのなんたるかを知り尽くしています。」
……そりゃ知り尽くしてるよ。
「環境省はゴジラ氏。破壊のなんたるかを以下同文」
日本語通じるのかよ。
「外務大臣はMr.ビーン氏。くまちゃん氏もいっしょです。
 いや驚きましたよ、英語ぺらぺらでまるでネイティブです」
まるでじゃなくってそうなんだよ。
「防衛庁には百匹のゴキブリを配置。
 つやっこいボディと最速めざしたフォルム。最強です」
あーあーあー!
こんなの率いて、どう改革断行できるんだよ──!!

……その後バカ内閣は、前代未聞の支持率0.12%を誇り、
          (↑中心票はイリオモテヤマネコ保護委員会)
バカ教団と共にわずか3時間にて壊滅したのであった。

           <完>


2002年02月08日(金) そして勇者は旅に出る。

あー肩凝った。体重い。
なんででしょう。昨日慣れないことしたからですね。
不良も教祖も内閣も、やっぱ向いてなかったみたいです(日記参照)

……ちがう?

何、私、何着てんの?中世チックな、これはヨロイ?!
なんでこんなっ恥ずかしいっっ

『君は選ばれた戦士なのだ』

なななななんだっ?!ナレーションが辺りに響きます。

『悪の大魔王を倒さねばいけない』
そんな人知りませんよっ!勝手にしてくださいよっ!
『なぜなら君は由緒正しい勇者の血族』
いや、うちは代々農家やってんですが。
『行け!大魔王を倒し、世界の平和を守るのだ!』
そんなこと自衛隊に言ってくださいよ!大体あんた誰ですかっ!
『幸運を祈る』
終わった。なんだってんだ、いったい。

チャララララララララー♪

なんだこの音楽っ!なんで黒くなるのっ!
『スライムがあらわれた』
え──??!
しょーがない、えい、踏め!踏め!
『スライムに1のダメージ。うわー弱っ』
あんたに言われる筋合いじゃないよ!!
えいこのプニョプニョしやがって、どうせ水だろ、レンジ加熱!
チーン。
『スライムをやっつけた。』
パパラパッパッパッパー♪
『勇者はレベルが上がった』
うるさい!
『力が1あがった。守りが1あがった。賢さはあがらなかった。』
ほっとけ!
『HPが3あがった。MPが1あがった。ズボンがさがった。』
わっ下げんな!

でもこんな野っ原で、どこ行けば……
あ、なんか城がある。
きっと街もあるんだな。王様にでも会ってみるかな。
てくてく。

こんにちはー
『勇者は大魔王の城にたどり着いた。』
ええええ!!?
『無謀である。』
あんたが言うなよ!
『だが勇者なんだから何か考えがあってのことに違いない』
ねえよ!
『ここで昼休みを取らせていただく』
ナレーションが昼休み取るなよ!しかもこんな佳境で!
『それもそうだな。
 ならば続きは明日にしよう。乞うご期待』

だからあんたが言うなっての──!!


2002年02月09日(土) 魔王があらわれた!

──魔王が あらわれた!
最終決戦。はたして勇者は魔王を倒し、世界を救えるのか。
イキナリこれ見てなんのこっちゃという方は、昨日の日記を熟読すること。

──魔王は ぶきみな光を はなった!
──勇者は まごまごしている!
──魔王は おおきく いきをすいこんだ!
──勇者は まごまごしている!
──魔王は おおきく いきをはきだした!
──勇者は やっぱり まごまごしている!
──魔王は おたけびをあげた!
──勇者は ごめんなさいまちがえました とさけんで にげだした!
  しかし まわりこまれて にげられない!
──魔王は ようすをみている!
──勇者は おびえている!
──魔王のこうげき! 勇者に15のダメージ!
──勇者は はらをたてた!
──魔王のこうげき! ミス!
──勇者のこうげき! プレステ本体に3のダメージ!
──魔王は なかまを よんだ!
  じんけんほごいいんかい があらわれた!
──勇者のこうげき! ミス!
──じんけんほごいいんかいは だいたい魔王という
  みょうじだけで さべつするのは いけないといっている!
──魔王のこうげき! じんけんほごいいんかいに47のダメージ!
  じんけんほごいいんかいを やっつけた!
──勇者は 魔王とはみょうじだったのか とたずねた!
──魔王のこうげき! つうこんのいちげき!
  勇者に55のダメージ! みょうじじゃなくてなまえだった!
──勇者は せっとくを こころみた!
──魔王は これもしごととわりきってくれ といった!
  魔王のこうげき! 勇者に31のダメージ!
──勇者は そんなんでしねるか とさけんで じだんだを ふんだ!
──魔王は ようすをみている!
──勇者は おれはしらん とさけんで なきべそを かいた!
──魔王は ほのおのいきを はきだした! 勇者に12のダメージ!
──勇者は こげた!
  勇者は やけくそになって パルプンテを となえた!
──ものがたりが おわった!!

        <完>


あー…ちょっと…変な夢見ちゃった……。
でもパジャマのそでがこげているあたり、なんかあやしい……。


2002年02月10日(日) 世界で最もどうでもいい

今日は日曜日です。
だからテキトーにいきましょう。

それにしても、私、もっとタグとか使ってみたいのです。
むずかしいのです。
こんなんだったら
(例)<じ=赤なれ.でかさ=てきとう><え=なんか,リンク=あっち>
私も使うと思うのですが。
誰かビルゲイツさんに頼んでみてください。

そういえば、存在自体はた迷惑なこの大アホ日記ですが、
そろそろカウント300いきますね。スロ──ペ──スなりに。
そうですねー300踏んだ方には
バツゲームとして一日分書かせるというのはどうですか。
…え?却下ですか?
そんなこといってサボりたいだけだろって?
ていうかそもそも日記だろって?
そういえばそんな気もします。
でも 読者みんな共謀して299!とかにして待ってて
私が自爆するのを待つ!とかされたら恥ずかしいなあ。

あ、そうだ。
せっかく来てくださったんだから、お茶でも出しましょう。
お土産代わりに「ウソじゃないこと」を書いておきましょう。
1. おみくじの良い順は、大吉→吉→中吉→小吉→末吉→車だん吉(大穴)である
2. ハサミが切れなくなったら→アルミホイルを切ると復活する
3. 馬券を確実に当てる方法→全部買う
4. 私の好みのタイプ→自立してて黒の似合う人。随時募集中。

……。
今「世界で最もどうでもいいことを知ってしまった──!」
とかいう顔しませんでした?


2002年02月11日(月) 間違いを探せ!えのつく言葉でGO!

間違いを探せ!えのつく言葉でGO!

えびえさえびせんえびフライ、
えんそくえんぴつえんかいそうかいそうかいやマヤカイヤ、
えんまさまえんびふくしかしそのじったいはえんらくししょう、
エスパニョールエスじがたえもにゅーにゅーさんきん、
えいごペラペラパラパラピラピラ、
エストックエスキモーエスビーナスビーボンビー、
えぐちようすけえなりかずきえびすさん下の名前わすれた、
えりまきトカゲふりむきトカゲやみつきトカゲ、
エーアイはエエ愛のものがたり、
えぼしにぼしひぼしうめぼしさんばしびしばし、
えんとうきょうぎのエールはメール、
えきにはえきべんとうだいにはとうだいべんってなんかやだな、
ええかげんにしなさい。


2002年02月19日(火) 日本史で正誤表

あ──。また長いことさぼりました。
皆さんお久しぶりです。今日は何しましょうかね。
そういえば、昨日新しく歴史の教科書を買ったんですよ。
これで…
……ん? なんかはさまってるよ…。
んーと、なになに?

“以下のページの訂正をお願いします”
あ、正誤表かあ。誤植があったんだな。どれどれ。
                       
“2ページ……誤:「目爺」
→ 正:「目次」”
はは…。こんなのってあるんだなあ。

“5ページ……誤:「卑弥呼は邪魔台国を…」
→ 正:「卑弥呼は邪馬台国を…」”
うーん、気持ちわかるけどね。

“33ページ……誤:「かぐや姫が竹の中で小さなお爺さんを見つけ…」
     → 正:「お爺さんが竹の中で小さなかぐや姫を見つけ…」”
…やなとこまちがったな。

“同ページ……誤:「並み居る皇子たちに求婚されたお爺さんは…」
     → 正:「並み居る皇子たちに求婚されたかぐや姫は…」
勘弁してくれよ…

“46ページ……6行目「そのころ台頭した平清盛…」のふりがな
       誤:「はら たいら」
→ 正:「たいらの きよもり」”
そんなの台頭してどうするんだよ。

“78ページ……誤:「義満の建てたキンカクシは」
→ 正:「義満の建てた金閣寺は」”
誰だよここ校正したのは!

“134ページ……誤:「信長は延暦寺をやきもちし、」
→ 正:「信長は延暦寺を焼き討ちし、」”
あーあーあー、惜しいけどちがうし。

“196ページ……誤:「幕府はペリョーの要求に」
→ 正:「幕府はペリーの要求に」”
いらんこと書かない!

“206ページ……誤:「長州の桂大五郎は」
→ 正:「長州の桂小五郎は」”
勝手に大きくしないの!

“同ページ……誤:「坂本龍馬と大岡慎太郎は」
→ 正:「坂本龍馬と中岡慎太郎は」”
だからなんで大きくするの!

“236ページ……誤:「ひまわり組やすいせん組の」
→ 正:「見回組や新撰組の」”
幼稚園かと思ったよ。

“342ページ……誤:「二十二箇条の要求を中国に」
→ 正:「二十一箇条の要求を中国に」”
増やすなって!

“429ページ……誤:「爆裂!とびきり張り切りちびまる子ちゃん」
→ 正:「サラエボ事件」”
どうやってまちがったんだよ…。

“570ページ……誤:「ピカチュウ、サトシ等のポケモンを」
→「、サトシ」削除”
おいおいサトシは人間だろ?

“572ページ……誤:「モンスターボール、サトシを投げて」
→「、サトシ」削除”
投げないの!ていうか何2ページも使ってんだよ!

“581ページ……誤:「パソコン、電子レンジ、サトシ等の電化製品…」
→「、サトシ」削除”
電化しないの!なんなんだよ!

“表紙……誤:「新しい日本の歴史」
→ 正:「新しい目本の歴史」”
あほ──っ!!!


2002年02月20日(水) 「 」と私

私は、「 」が嫌いだ。書くのもイヤなくらいに嫌いだ。
特にまるまると太ってるやつは大嫌いだ。
触覚がぶっといのはもっともっと嫌いだ。

でもちょうちょはすきだ。
小学生のころちょうちょを守るために
悪ガキと取っ組み合いしたぐらいだいすきだ。

「 」とちょうちょには天地の開きがある。
天地がひっくり返ってもここはひっくり返らないでほしいものだと思う。

まず飛び方がみっともない。
ちょうちょがひらひらひらなら、「 」はぶさぶささぶさ。
ちょうちょをさわるとこなこなするが、「 」は…さわりたくもない!

色もなんかおかしい。
よくて灰色わるければ黒オレンジ。たまにおぞましい目ン玉模様なんてついてる。
あんな趣味したやつとはつきあえない。

そもそも、葉脈形の触覚がいけない。
あれをいっぱい集めたプールに飛び込めと言われたら、死んだ方がマシだ。

それに、なぜかやつらは家の中に入ってくる。
しかも私がいやがってよその部屋に光つけると、ついてくるんだぞ!
どう考えても私がいやがるのを面白がっているに違いない。

それから、体が妙にまるまるつやつやしているのも気色が悪い。
腹に残った節くれがうごうごしているのなんて、想像するだけで失神しそうだ。
だってちょうちょを見ろ!
羽が飛んでいて、体はちょうつがい程度にしかない。あれこそ飛ぶべきものだ。
いもむしもまるまるつやつやしているが、あれは私をいじめたりしない。
しかし「 」は、あの図体で飛びたいと言いやがった!その結果があれだ!!


……以上の理由によって、私は「蛾」が嫌いである。


2002年02月21日(木) 名言を残そう!

名言。

偉いヒトなら大体 自分のをもっています。
たとえば、「地球は青かった」「人間は考える葦である」「世の中マヌケだ」。
そこで私は考えた。
そして、
名言を残せば偉いヒトになれるんじゃないか!?という結論に達したのです。

よーし、考えよう。
まず主語だが……「世界」「地球」「人間」「たまねぎ」……
やっぱり「人間」に決定だろう!
で、
「人間は」。
この後をどう続けるかな……。

「人間は、哺乳類だ」
だから何だって感じですね。

「人間は、笑う」
あっちょっと良くなってきたぞ。

「人間は、地球のかけらだ」
いい感じだぞ!

「人間は、英語でヒューマンである」
ちがうちがう、そんなこと言いたいんじゃない。

「人間は、蛾が嫌いだ」
おいそりゃオレの話だよ。

「人間は、青かった」
青くないよ!

「人間は、神ではない」
おおっ否定形もけっこういいな。

「人間は、髪ではない」
なんか趣旨ちがってきたな。

「人間は、生きるためにうまれた」
よしかっこいい!この調子だ!

「人間は、死ぬためにうまれた」
ああ…感動だ。名言にふさわしくなってきたよ…。

「人間は、トイレに行くためにうまれた」
なんか急に冷めたよ。

「人間は、一本の樹だ」
あ、こういうシンプルなのいいんじゃない?

「人間は、タンパク質だ」
シュールだね。でも理科の教科書に載ってそうだ。

「人間は、タニシだ」
うーん…読めなくなってきたぞ。

「人間は、何だ?」
…なんなんだよ。

「人間は、人間だ」
よし!!!!


2002年02月22日(金) 朝起きると、直径1メートルのたまごがあった。

朝起きると、枕元に直径1メートルのたまごがあった。

生んだ覚えはないから、何かが置いてったんだろう。
でもなんでここに来たんだろう。
こんな貧乏学生の、しかもこんな汚い部屋に。
何がうまれるんだろう。

──ゾクッ。

なんだ?!この悪寒は!?
ここで「エッグ……」とか呟いたらサガフロ2の世界だろうがって
オレ何言ってんだよ。混乱してる場合じゃないよ。
おい窓開いてるよ。寒かったのこのせいかよ。

──コツコツ。

!? ええ?! なに?! うまれるの!?

──コツコツ。

ひいいい!! 鳥か、は虫類か、それとも宇宙人?!

──コツコツ。入ってますか。

おいおいなんだ、トイレじゃないんだぞ。しかも入ってるのそっちだろ?!
……。
……しゃべった?

──コツコツ。入ってますか。

あーっ…い…入ってます。
答えたけどどうしよう! こわいよ!
これはきっとエイリアンか宇宙人か火星人かそのへんだよ!

──パリ。

ぎゃ──っ!! てっぺんにヒビ!!
急げガムテープで補修だ! 絶対に生まれさせるな!

──パリパリ。

今度は下だ! ダメだ間に合わない! 窓から捨てろ!
よいせ、よいせ…って重っ!!
なにこれ持ち上がらない! 誰か警察呼んでー!

──メリメリメリ…

うひぃ──ッ!! メリーさんのヒツジじゃないんだぞ!
やめろやめ…っ! 出てくるな! よくわからんがヤバイ気がする!
ああこれで地球はオシマイ、地獄の日々が始まるのだ……

──ハァイ!

………なんだ?フレンドリー?
穴からのぞくはつぶらな瞳。その姿は、さながらフーセンまんじゅう。
たいしてわるいやつには見えないが。

──ママ!

えっ! やっぱこの展開だとそうくるわけ?!

──ママ!

かくして私は…平凡な独身男子大学生の身ながら、
なりゆきでママになることになりました。私の運命やいかに!


2002年02月25日(月) 男子学生ママになる!

さて金曜日から、得体の知れないもののママになった私です。
なったからにはしょうがないので、
この土日は日記も書かず、すべて育児のために費やしました。
読者のみなさん許して下さいね。

さてこのエイリアンですが、
試してみたところ主食はワカメ、それも生ワカメらしいのです。
乾燥ワカメ戻したやつは食べないのです。むろん昆布もダメ。
──ママ!
あーはいはい、今ママは日記書いてるの。
──おなかすいたのー。
かわいこぶってもダメ!さっきあげたのはどしたの!
え、もうなくなった?
すげー食欲。
ああ…でもどうしよう。
今日はK教授の講義なので、さぼれないんですよ。
なあ、お前さ、ちょっと留守番…
──ママといっしょに行くのー。
ええっ!
そんな、頼むから。ねー。たった5時間でしょー。
──その5時間で死んだらどうしてくれる。貴様それでもママか!
うわっ。性格わるいなーお前…
ていうか私は別にエイリアン生んだ憶えはないし…
──そんなっ…ヒドイわ、ママ!
へいへい、今度は泣き落としですかい。
悪いがな、私だって将来がある!単位オトしたりすればそれこそ…
──つべこべ言わんと連れて行け!
  それとも貴様、地球がどうなってもいいのか?!
ひいぃいいっ!
エイリアン、本性あらわしやがった!
──くくくくく…さあ、どうするね。
……。
ううっ。地球と単位にはかえられない。
私は旅行用かばんを取り出してきた。
──ママ、ヒドイわ!こんなのにつめ込もうっていうの?!
やかましい!
──児童虐待よ!
児童じゃないだろ!
だいたいNASAとかに見つかったらそれこそ切り刻まれるぞ。
──なるほど一理ある。ではこれでどうだ。
ぬ、ぬっ?!
エイリアン、人間の赤ん坊に姿を変えた!
──文句は聞かぬ。おんぶひももある。
おんぶひも?!!
ちょ…それだけはやめてくれ!!学生なんだぞ私は!
──口答えする気か!
……いいえ。

かくして学校へ。
覚悟はしていたが…さっそくK教授に発見される。
「おい、君、なんだねそれは!」
すみません、これには深──いわけがありまして……
「講義に関係ないものをみだりに持ち込んで!」
その…地球のためでもあるんです。
「君の言っていることはわからないよ」
ああ怒ってる──!
……。
気は進まないが、講義の間だけ誰かに預かってもらおう。
サークル棟に向かう。

おはようございまーす…。
「?!」
固まる空気。わかってた、わかってたんだけど…。
「なんだそりゃ?!」
「お前の子か?!」
ちがうんだけど…成り行きというか…。
──ママ、おなかすいたのー。
うわバカ!
「……ママ?」
「……ママって言った?」
ちがう!これには深────いわけが!
「やっぱお前の子じゃねーか!」
「言えっ!パパは誰なんだ!ひょっとして俺か!」
ちがう!…だからこれは、その…なんだ。
とりあえず持参の生ワカメを口に押し込んで…
悪い、こいつ預かって!
「何ィ?!無茶言うなよ!」
この前 代返してやったろ!
「変な代返したからあれは無効だ!」
「そうだよママなんだからちゃんとしろよ!」
うるさいっ!任せたからな!
ダッシュで逃げる。

あー、ようやく解放された。
子育てがこんなに疲れるなんて思わなかった。
さて、講義へ行くか。
そしてA201室に走り込みセーフ、おもむろにかばんを開けると…
──ハァイ!
…いた。お約束すぎる。

かくして私は今日の講義をすべて諦め、家路についたのだった……。


2002年02月26日(火) 男子学生ママになる!パート2

もう泣きたい。
なんで22の身空で子持ち主夫しなきゃならんの。
──ママ!
せめてパパにしてくれよ!
──おなかすいたのー。
せめて乾燥ワカメにしてくれよ!
──貴様、さっさとしろ。地球が惜しくないのか。
せめて普通の赤ちゃんにしてくれよー!
塩ワカメを水洗いし、フーセンツヅラに持っていく。
…そういやこのエイリアン、名前ないんだよな。
ハッ、いかんいかん。
それこそヤツの思うつぼ!情にほだされれば最後だ。
……でも名前くらいつけてもいいかな?
“ふーせんまんじゅう”!
──貴様、まだわかっていないようだな。
気にいらない?
──私こそが1999年7の月に降りてくるはずだった、
 「恐怖の大王」であることを!
なんだ、名前あるなら言ってくれよ。じゃあ呼ぶなら大ちゃんかなー
──少しは驚け。
え? あ。そうだね。
でも…そしたら、なんで2002年2月22日に来たんだ?
──いやんママったら、いけずしないのー。
おい答えろよ!
──寝坊したんだ文句あるか!
ありません。
けど…それはそれとして、今日こそ学校に行かせてもらうぞ。
──愚かな。地球よりも単位が欲しいか。
大学生だからな。
──あーん、ママのバカ!もう知らない!
うるさい、黙って教科書に挟まれろこのやろう。
ムギュ。
ふー、なんとか入りました。いざ学校へ!

つって、今日は3時間目「韓国語B」と
4時間目「クリスタルサイエンス入門」しかないんですよね。
韓国語〜♪韓国語〜♪
アンニョンハセヨ!オソオセヨ!チョヌンイルポンインイムニダ!
チョフィヌンテーハッキョエソ、ハングゴルルペウムニダ。
ハングゴヌンチュルゴプスムニダ。
レッツハングゴ。
…あっ。
「『レッツ』ヌン英語イムニダ。」
そうでした。お許しチュセヨ。

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こ・こ・で!思いつき韓国語講座〜!
えー、物話?の途中ですが、読者の皆様にハングゴ講座!
語順は日本語と同じですから、比較的覚えやすいですよー
私……チョ
〜は……〜ヌン
日本人……イルポンイン
〜です。……イムニダ。
韓国語……ハングゴ
〜を……ルル
勉強してます……ペウムニダ
〜ください……〜チュセヨ
ね、簡単でしょー。
応用編。
ありがとう。……カムサハムニダ
ごめんなさい。……ミアンナムニダ。
ちょっとすいませーん!……ヨボセヨー!
これください。……イゴチュセヨ。
ここ、どこですか?……ヨギ、オディイムニカ?
いくら?……オルマエヨ?
こんにちは!……アンニョンハセヨ!

時はワールドカップ!みんなも韓国語でいこう!
思いつき韓国語講座・完。ちなみにここはウソじゃないです。
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授業がおわりました。
次はクリスタルサイエンスですね。
……。
……。
…やめっ!帰ろう!
先生は大好きだけど、何語しゃべってんのかわからん!
よーし、大ちゃん帰るよー
……大ちゃん?
おかしいな、どこに……
「おーい!ボール借りてるぞー!」
大ちゃん!!
あーあーあー、サッカーボールになっちゃって。
ごめん、オレ帰るから。返してくれる?
「おう。じゃーな!」
…ええと。
──やはり…どうあってでも死にたいようだな、人間ども!
はい、諫早湾の高級ワカメ。
──やっぱもうちょっとの間だけ待ってみてやろう…


2002年02月27日(水) 男子学生ママになる!パート3

「恐怖の大王」をペットにしました。
さわるとクッションみたいにふかふかする、妙な生き物です。

──もう、ママったら!ペットじゃないもん!
なんか知らないけど、私の子らしいです。
──ごはんはまだぁー?
主食は生ワカメです。乾燥ワカメは生意気にも食いやがらない。
──貴様、その言いぐさはなんだ!
しかも怒らせると人格?変わります。
──地球が生きるも滅びるも貴様次第なのだぞ。
だそうです。
けっこう私も扱い慣れてきました。
──おい…このワカメ安いやつだろう!
  ウニがかじった穴つきの最高品質ワカメを寄こせ!
あほっ!ママにも生活があるんだぞ!
──ごめんなさいママ…
よし。
じゃ、ママは学校行くから。
──行かないで、ママ!いい子にしてるから!
なあ…
どうでもいいけどさ、せめてパパにしてくんないかなあ…
──ママー!
だあああっ!!無意味に後ろ髪ひかれる!!
しょうがないな。
私は筆箱を取り出してきた。
──ヒドイっ!そんなのに押し込もうっていうの!
やかましい。
ギュム。

かくして学校へ。と…?誰でしょう、あれは。

「お前か。恐怖の大王は」

はい?
え? え、え、え、ちょっと!!
「ちょっと来てもらおう」
窓を黒くした車に、押し込められてしまいます。
でも、えーと、ちょっと待て。
大王はオレじゃない!オレはむしろ被害者だ!
いきなりママにされて為すすべもないというあまりの情けなさに
日記から「パワー全開」を取っ払ったくらい被害者だ!
「よくわからんが、じゃ、お前は何者だ」
大王のママだ!
「ママ?パパじゃなくて?」
ママだ!
「十分あやしいわ!NASAブラックリストに追加だ」
なさ?
ってNASA?!
「ちがう。ニッポン アンビリーバボー 世界の終焉防止 案内所の略だ!」
……。
「恐怖の大王が世界を滅ぼすという情報を得た。従って君は拘束される。
 ママならば何か知っているはずだろう!」
うん。
主食はワカメで素材は綿、その性格たるや二重人格
「ウソつけ!」
だってホントなんだもん!

──ママー。

や、やばい!!
──ママ、おなかすいたのー
おい出てくんじゃない!
「!? なんだ?お前、そこに何を隠している!」
──ママー。
「地球外生物と見た!全員戦闘準備!」
え、ええっ!
なんでだよなんでだよなんでオレまで包囲されるんだよ!
「なにお前、地球内?」
うん地球内。
「ウソつけ!普通の人間がミドリガメになったり長靴になったり
 標本にされたり勇者になったり、総理大臣になったりするか!」
ああっ人の日記読まないで下さいよっ!!
「攻撃目標セットオン、ターゲットは恐怖の大王とそのママ」
ママは無実だ!
──ふはは、愚か者め。
げっ大ちゃん!恐怖の大王モード入ってる!?
──そのような攻撃が効くと思うか。試してみるがよい!
それでオレはどうなる?!
「撃てっ!!」
ぎゃ──────っ!!

バキュバキュン!ガン!ドォン!

…作者は死んでしまった。

            <完>


2002年02月28日(木) やっぱり生きてた

……あれ? おかしいな。
なんで日記が書けるんだ。私、昨日死んだはずじゃなかったっけ。

──そう…ママは蘇ったのです。

大ちゃん?
──私の大王の力でもって。
なんか人格どっちでもないぞ。
──そう、私は神。私は愛。私は宇宙。
はー…偉くなったもんだねえ。
──とりあえずお腹すいたのでワカメをください。
でも主食はワカメなんだねえ。

…ハッ。

おい地球!地球どうなった!
──ふふふ…
ふふじゃなくって!ニッポン案内所の奴らはどうした!
ていうか何!?なんでここ真っ暗なの?
──日記の背景は元から黒ですよ。
そーじゃない!なんで真っ暗なんだ、ここ。

!! ま まさか……!

──なかなかおいしかったですよ…
食べたな?!食べたんだな?!
──海の程良い塩味に、酸性雨がピリリと辛い…
あ──ッ やっぱりだ!
この野郎! 吐け! 吐け──っ!
──なぜですかおいしかったのに。
読者の皆様に申し訳が立たぬわ! さあ吐け! やれ吐け!
──宇宙の太母ともあろうお方がなんて下品な。
知らん!
ていうか、オレは男だ!花の大学生だ!さっさと地球を返せ!

『見苦しいぞ。落ち着きなさい』

おい今度は誰だよ?!
──これはご機嫌いかがです、天にまします我が父よ。
『ああ、我が子よ。』
大ちゃんの…パパ?
………そ…そーすっと……
『待たせたね、我が妻よ』
知らん!オレは知らんぞ!
『落ち着きなさい、地球なら大丈夫だ。
 世界は宇宙の中で、何一つ変わらず生き続けるのだ』
妻ちがう!
『私は万物の創世主。全ては私の意のままに』
なってたまるか!
かくなる上は…大ちゃん!これをっ!
『何をする!!』
下剤だ!
『宇宙に下剤飲ますやつがあるか──ッ!!』


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