ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

THE YELLOW MONKEY -DEBUT 20TH-感想 - 2012年06月22日(金)

20周年企画
リアルタイムで見られたのは、わずかの時間だったけれど
ニコ生24時間放送を体験出来た。
「ニコ生」というものは、初体験だったので、
始まる前までは、音源もCLIPSもライブDVDも全部持っている
ものばかりだし、などと正直あまり期待していなかったのだけれど、
MVやライブ映像にリアルタイムで流れてくるコメントの多さに、
今もまだこんなにも大勢の人々にTHE YELLOW MONKEYが、
愛されているのだなあ!と感じられて嬉しかった。
番組に寄せられたコメントを見ることが出来たのは、
まずフジテレビジョンプロジューサーの三浦淳さん。
この方があの「メカラウロコ20」を作って下さった方だったのですね。
事務所に保管された膨大な量から、あの映像を編集して下さって、
心から感謝しています!
そして2000年5月15日のあの日大ゲリラライブ映像を
撮っておいでだったとのこと、お疲れ様でした。
こうやって当時の生の現場の様子を語って貰えるというのは、
とても貴重だし、本当にありがたいと思います。
続いて山口州治さん。
この方は、THE YELLOW MONKEYのファーストからサードアルバムまで。
そして少し間があって、また「楽園」から一緒に仕事をされた方だ。
初めての時、吉井和哉は、自分の声にコンプレックスがあるらしく、
何度も何度も山口さんに細かく調整を依頼したのだそうだ。
吉井さんはずっと「自分の声が嫌いだった」と、
インタビューなどから知ってはいたけれど、
これはもう相当なものだったんですね。
あの声がイイのに♪
山口さんの「イチオシの曲」が「楽園」で、
久方振りの現場作業の「楽園」時の、
THE YELLOW MONKEYの成長ということを仰っていて、
何だかそのことがとても誇らしいような幸せな気持ちになった。
最後のコメントゲストは、THE BACK HORNのドラム
松田晋二君とギターの菅波栄純君。
どちらも「太陽が燃えている」が出会いの曲だったそうな。
松田君のイチオシの曲「NAI」への熱い語りにジンと来た!

生放送で一番嬉しかったのは、コメントの中で
20日の「昨日から(放送開始の19日)ファン」というものだった。
ニコ生番組でTHE YELLOW MONKEYを知って、そして嵌った人がいる。
あれには、感動した。
活動休止して11年、正式解散して8年近くのバンドに
新しいファンが登場している。
何て素晴らしいことだろう!

「あなたが選ぶTHE YELLOW MONKEY3曲」の結果も発表された。
第一位「JAM」。
これはもう当然の位置だろうなあ。
私が選んだのは、
『BULB』
「球根」は、日本語の歌詞として研ぎ澄まされた
素晴らしいものだし大好きなのだけれど、
「生」と「生殖」と「死」がヒリヒリとするぐらい、
密接に激しく歌われているのは、「BULB」の英詞と日本語訳詞
だと私は思う。
『遥かな世界』
「カサブタを剥がし」「石で性器を潰し」ても君を愛する・・・
この血の匂いと痛みに満ちた究極の愛のカタチ。
これこそがTHE YELLOW MONKEYのロマンチックの極みだと思う。
『峠』
狂気の果ての「虹」。
私は、THE YELLOW MONKEYのラストシーンが
この「峠」の世界だと思っている、

この機会に便乗して私の選ぶTHE YELLOW MONKEYアルバム。
やっぱり第一位は、『jaguar hard pain』。
このアルバムが無かったらこれほどまでには、
THE YELLOW MONKEYに嵌っていないに違いない。
次は、『SICKS』。
病い重い想い!
この言葉に尽きる。
そして『8』。
試行錯誤とも見えたプロジューサーシリーズを経て
このアルバム発表後に活動休止そして解散に至ったから、
この「8」を「バラバラ」だとか「聴くのが辛い」とか、
そういう風に捉えられる事も多いと思うけれど、
私は、このアルバムを残してくれたTHE YELLOW MONKEYを
誇りに想う。これが当時のTHE YELLOW MONKEYが作る最高の
アルバムだったのだと確信する。
愛してます。
THE YELLOW MONKEYは永久に不滅です!










友川カズキ「花々の過失」DVD - 2012年06月13日(水)

『フランス人映像監督ヴィンセント・ムーンがとらえた、
魂に響くひとりの男の美しい人生ドキュメント』
若い頃は、そりゃあもう超絶美形だった友川カズキも、
最近では、流石に年相応に老けたなあ、なんて思っていたが、
このDVDの中で、黒い帽子を被り、黒の長いコートで
雑踏を歩く友川カズキは、美しかった。
ライブハウスで、焼酎?のコップを傍らに、
ギターを掻き鳴らし魂の咆哮をする彼は、神々しかった。
競輪場で券を買い、レースに熱中する彼が、
場に馴染みすぎていて何だか面白かったし、
狭いアパートの一室でTVのレース中継を見ている彼が、
思わず立ち上がって応援して、直後、悔しがっている様子が
本当に可愛らしくて堪らない。
友川カズキ以上の美貌の息子さんが、
初めて父親と3日間旅をするという場面が出て来る。
ずっと家に居なかった父親、ふらりと現れて、
「一年ぶり?」「いえ、3年ぶりだよ」と答えたという
エピソードが切なくほろ苦い。
でも息子さんに「友川カズキ」を知って貰えて、
『より好きになった』と言って貰えて
本当に良かったですねえ!
いろいろな演奏シーンも出て来るけれど、
私が一番感動したのは、かつての遊郭の建物の
豪奢な座敷での友川、そしてチェロとマンドリンという
3人での演奏だ。
あの「ピストル」は、鬼気迫るものがあった。
特別収録されている路上ライブ「A TAKE AWAY SHOW」が凄い。
あれを目にしたした人は、その場から身動き出来なかったのじゃないかな。







ここからは、吉井和哉ファンとしての感想。
友川カズキと吉井和哉とでは、奏でられる音楽も
表現方法も全く違うという事は、良く理解しているつもりだ。
けれど、友川カズキがたった一人でギターを弾いて歌う
その熱量に、同じく吉井和哉がギターを弾いて歌ったとしても、
全然敵わないだろうと強く感じた。
友川カズキの弾くギターは、指板に貼られた象嵌が
とても綺麗だけれど、この間吉井和哉がモバサイトに
写真を載せていたギターより価格は、低いものだろう。
小さなライブハウスで演奏して、打ち上げで酒を呑んで、
そして仕事のない時には、家で競輪を見る・・・
それだけで幸せ!というような友川カズキ。
対して吉井和哉は、私生活で赤ベンツその他多くの高級車、
あまたの女性達、高級ギター&機材達
ライブでは、実力者揃いのバックバンド、大掛かりなセットと照明。
恵まれ過ぎて仕舞ったのじゃないだろうかと、ふと思った。








「THE YELLOW MONKEY -DEBUT 20TH-」 - 2012年06月06日(水)

☆ THE YELLOW MONKEYチャンネル@YouTubeオープン!
 http://www.youtube.com/user/theyellowmonkeyCh
☆ THE YELLOW MONKEY 公式facebook(コロムビア)、オープン!
 https://www.facebook.com/columbia.yellowmonkey521
☆ THE YELLOW MONKEY 公式twitter(コロムビア)、スタート!
 https://twitter.com/yellowmonkey521 アカウント:@yellowmonkey521

☆ ナタリー×レコチョク独占企画
http://natalie.mu/music/pp/theyellowmonkey02


楽しそうな祭りのお知らせだ。
けれど、この公式facebookも公式twitterも
YouTubeチャンネルも期間限定なのだろうか?
祭りが終わったら、きっぱりさっぱり消えて仕舞うものなの?
既に解散しているバンドの結成20周年を祝う企画というのは、
嬉しいような、でもやっぱり切ないものだね。
音源配信もPV配信も、まだTHE YELLOW MONKEYを知らない
人達にも改めて、聴いて見て貰える貴重な機会だとは、
重々思うけれども、折角こうやって大々的に告知するのなら、
かつて発売されたLIVE DVD達、例えば完全収録されていない、
「追憶の銀幕」とか「jaguar hard pain」の完全版DVD、
撮影していた筈の2001年大阪ドーム映像等などを、
全て網羅したコンプリートDVD BOXとかをどーんと、
完全受注販売でもなんでも良いから、出しちゃって欲しい!
今だったらどんなに高くても購入したいっていうファンは、
少なからず存在すると思う。
今しか無いのじゃない?(笑)


「THE YELLOW MONKEY -DEBUT 20TH-」企画のサイトが
発表されて、嫌が応にも今年12月28日の事が
話題に登るようになった。
正直、複雑だ。
私は、ずっと新しいTHE YELLOW MONKEY を見たいと
想い続けて来た。
THE YELLOW MONKEYの新曲を演奏する彼らを見たいと
想い続けて来た。
イベントでたった一度だけ集まる彼らを、
自分は望んでいるのだろうか。


たった一度でも良いのかなあ。
余計淋しくなるかもね。
でも、四人が決めるならそれでも良い。
ヤらずに後悔したまま生きるより、
ヤっちゃえば良い。
批判なんて畏れる必要はない。
その時どう受け止めるかは、
「心心」♪








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