ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

吉井和哉「Flowers&Powerlight Tour 2011~born-again~」最終公演日本武道館 - 2011年12月29日(木)

例年の「吉井武道館」としてではなく、
「Flowers&Powerlight Tour 2011~born-again~」を
日本武道館で締めくくるというものだった。
2011年今現在の吉井和哉の力の大きさ・強さを見せつけるLIVEだった。
1曲目「Born」での魂を震わせる響き、大スクリーンに映し出される
映像の鮮やかさ、とにかく正に「Powerlight 」照明が凄まじい。
曲に合わせて変幻自在に繰り出される光の渦に見惚れた。
二階南奥という座席だったので、会場全体が見渡せて良かった。
楽しみにしていた「煩悩コントロール」が想像以上に格好イイ。
歌詞が良く聴き取れなかったけれど、配信だけだなんて勿体ない。
MVも作ってCD発売して下されば良いのに♪
余韻にうっとり浸る隙を許さず鳴り響くあのリズム!
ツアーのセットリストを知って、心の準備をしていた筈ながら、
心臓が跳ね上がる。知っていてこの状態なのだから、
不意打ち喰らっていたらヤバいでしょう(笑)
THE YELLOW MONKEYビデオの中で私が一番良く見たのが
「メカラウロコ7」なので、あの妖しくエロい「ロビン」が
発現した姿に狂喜乱舞した。
続く「母いすゞ」は、LIVEでより一層強い力を感じた。
聴きたかった「ダビデ」に酔わされた。
「HATE」この曲が初めて歌われた頃、怒りと哀しみを強く感じたこの曲が
あの頃は個としての痛みがより勝っていたように思うけれど、
2011年末に歌われたこの曲は、個ではなくもっと大きな人達の思いを
吉井和哉が歌っているように思えた。
「クランベリー」これはもう箍が外れて仕舞う。
続いて「RED LIGHT」。
開場前にTV生中継では演らないのでは、という意見を聞いていたので
少し不安だったものだから、このイントロが鳴って感激した。
クネクネ舞う背中の艶めかしさ、エロさ、美しい手指の動き、最高だ!
「ALL BY LOVE」気持ち良かった。良い曲だね。
「バスツアー」不思議な解放感というか浮遊感のある曲だ。
「嘆くなり我が夜のFantasy」
この曲がここに出現して、こんなに嵌るなんて!
「マサユメ」ダチョウ倶楽部登場。
凄い盛り上がりで楽しかったなあ。
ダチョウ倶楽部を追い立てるようにして、そのまま「ビルマニア」へ突入♪
「LOVE & PEACE」
武道館で聴く「LOVE & PEACE」は、あったかくて力強くて
包み込まれる大きな優しさに満ち溢れていた。
アンコール
「星のブルース」
“地球も星も人もみんな生命(いのち)なんだよなあ”とふと思った。
「FINAL COUNTDOWN」が来ると凄く盛り上がって楽しいけれど、
楽しい時間の終わりを感じて寂しくなるから複雑だ(笑)
「FLOWER」
土の中でも花は花。

新メンバー生形真一さん加入によって新しい風が生まれたのだろう。
ナポリタンズがナポリタンズデラックスに進化していた。
「青・吉井和哉」「裏・吉井和哉」的選曲だそうだが、
THE YELLOW MONKEYボーカル吉井和哉、
YOSHII LOVINSON、ソロ吉井和哉の道のりを全て包括した
セットリストだろう。懐かしい曲に違和感は、感じなかった。
余計な事を全く感じる隙さえ無かった。
もうタブーなんて無いのじゃないかな。
「もう一度」という願いは、決して消えては仕舞わないけれど、
可能性は、無限だ♪

01. Born
02. 無音dB
03. VS
04. Next Innovation
05. 煩悩コントロール
06. FINE FINE FINE
07. 母いすゞ
08. ダビデ
09. HATE
10. クランベリー
11. RED LIGHT
12. ALL BY LOVE
13. バスツアー
14. 嘆くなり我が夜のFantasy
15. マサユメ(with ダチョウ倶楽部)
16. ビルマニア
17. LOVE&PEACE

アンコール
01. 星のブルース
02. MUSIC
03. FINAL COUNTDOWN
04. FLOWER







身体を揺らして醜い自意識の - 2011年12月08日(木)

born-againツアー曲について書きますので
ネタバレ危険ですのでお気を付け下さい。



12/3札幌、12/6仙台でのセットリストを目にした。
今回この「After The Apples」を中心として構成される
ステージでは、「jaugar hard pain」の曲が
加わるのではなかろうかと考えていたので、
予想した曲とは違っていたけれど、
「FINE FINE FINE」と「RED LIGHT」が登場して嬉しかった。
その場にいたら間違いなく狂喜乱舞していたことだろう。
「メカラウロコ7」で何度も繰り返し見た
「FINE FINE FINE」でのキレキレの仕草、
「RED LIGHT」のクネクネ妖艶な吉井和哉を目に出来るのだろうか。
武道館が待ち遠し過ぎる。
「FINE FINE FINE」は、めくるめく夜のアバンチュール、
「RED LIGHT」は、少女娼婦の歌だろうから、
新曲「煩悩コントロール」とも繋がっているのだろうと思う。
少し意外だったのは、「嘆くなり我が夜のFantasy」だ。
THE YELLOW MONKEY4枚目のアルバム「SMILE」に
収録された「嘆くなり我が夜のFantasy」は、後にシングルカットされ
B面には今また話題になっている由紀さおりさんの
「夜明けのスキャット」が入っているという異色作だ。
この「嘆くなり我が夜のFantasy」も非常にセクシャルな、
バックストリートな感じがする曲だ。
インディーズの頃からあったのだという。
アルバムに収録する際、かなり歌詞を変えているらしい。
聞き取り難いのだけれど、『悪い爪を欲しがる』が
当初は、『長い爪を欲しがる』。
「THE APPLES」との関連ありそうな『禁断の果実を一つ残らずかじり』は、
『生まれ変わり・・・』と聴こえる。
そして『身体を揺らして全てを忘れるために
ジルバを踊ろう柔らかな唇で』は、
『身体を揺らして醜い自意識のジルバを踊ろう
今夜は僕だけのもの』だった。
『笑われながら永遠に』という歌詞もあった。
『劇薬のミルフィーユを頬張る君が好きだから』
ここは変わっていない。これは本当に凄い歌詞だ。
もしかしたらこれは娼婦ではなく男娼なのではと勘ぐってしまう。
そう言えばこのシングルのジャケットも何やら妖しい感じだったね(笑)
THE YELLOW MONKEYの曲のことばかり書いているけれど、
「After The Apples」の曲をまだ見ていないのだからしょうがない。
早く触れたい。
私は、曲は演奏されてこそ、歌われてこそ、
生き続けていくのだと思っているので、
吉井和哉ソロでどんな曲が出て来ようと
「どんと来い!」ですよ。
どんな衝撃と痛みを伴っていても♪




煩悩コントロール - 2011年12月02日(金)

吉井和哉の2012年第1弾楽曲「煩悩コントロール」が、配信シングルとして2月15日にリリースされることが決定した。

「煩悩コントロール」は、配信開始日翌日の2月16日に発売されるPlayStation3 / Xbox 360用ゲームソフト「バイナリー ドメイン」のテーマソング。このゲームはシリーズ累計出荷本数が500万本を突破した「龍が如く」シリーズを手がけるクリエイター集団「龍が如くスタジオ」による完全新作第1弾作品で、ゲームオフィシャルサイトにて明日12月2日より公開される紹介映像では、吉井が歌うテーマソング「煩悩コントロール」を一足早くチェックすることができる。

家族がゲーム好きなもので、我が家のゲーム機は、
ファミコン、ディスクシステム、PC-FX、セガサターン、
スーパーファミコン、プレイステーション、
ゲームボーイ、PS2、DS、Wiiと、
こうして並べあげると、それぞれのゲームソフトと合わせると、
物凄い時間と労力と金額を注いで来たことに改めて驚かされる。

吉井和哉からのコメント
『自分としては、名越総合監督と何度も打ち合わせを行い「バイナリー ドメイン」という作品が持つ、言いようのない切なさを曲として表現したつもりです。すばらしいゲームの映像と僕が手掛けた楽曲との化学反応を期待していてください。』


これを目にして仕舞ったらば、是非とも自分自身でも
「バイナリー ドメイン」をプレイしてみたいと思うけれども、
オンラインアクションゲームなんて経験ないし、
何よりも子供達の賛同が得られないので、
吉井和哉の為にPS3購入は無理だ。
自分自身の煩悩をコントロールしなくてはね(汗)
ともあれ、明日から始まる「born-againツアー」でも
この「煩悩コントロール」披露があるかもなので期待したい。
これが以前話してくれていた「キラーチューン」なのだろうもの♪


そして、先日ツアーリハ現場をレポして下さっていた
MITCH IKEDA氏の『久しぶりのイエモン曲』という文字に
ワクワクしている。
「After The Apples」に私は、「輪廻」「死と再生」、
「血の匂い」「絶望の果てに見えてくる希望の光」、
そういうものを強く感じているので、
THE YELLOW MONKEYの「jaguar hard pain」と重なる部分が
大きいと思う。
「After The Apples」曲の間に入っていてもおかしくないと思うなあ。
たとえば「セルリアの丘」とか大好きな「遥かな世界」とか。
「The Apples」のアダムとイヴ繋がりで、
ひょっとしたら「smile」から
「エデンの夜に」が来ちゃったりして(笑)
ともあれ、生形さんのギターが加わることで
更なる進化を遂げているであろう吉井和哉の世界が
楽しみで楽しみで堪らない!







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