喫茶CHAO CHAOにて - 2011年04月28日(木) キャンペーンで新潟を訪れた吉井さんは、 『1970年代ピラフ ノーマルなピラフよりもまろやかな味』という 衝撃メニューがある「茶色系喫茶店」に酷く感銘を受けたようだ。 金沢までの車中で、『チャオチャオ系喫茶店をやりたくなってきた』 →『喫茶CHAO CHAO(←名前決定しちゃってる)』 →『メニューを考えてみました』と 飲み物・食べ物のメニューを始め、 内装・BGM・置いてある漫画まで羅列してあるという 念の入れようが凄かった(笑) 全てが「吉井和哉ならでは」というモノだったけれど、 ただ一点 ☆置いてある漫画 あぶさん(テッパン) ゴルゴ13 実験人形オスカー まことちゃん のうち 「実験人形オスカー」を読んだ事がなかった。 正式名は、 叶精作・画、小池一夫・原作「実験人形 ダミー・オスカー」。 あの「デラべっぴん」の元になった作品だという。 どんなに、ヤラシイのかと思ったけれど、 全然大丈夫だった。エロいけれど下劣ではない。 男のロマンかなあ。 主人公が女性に優しいところが良いわ。 「真実」を求めて旅する主人公が、苦悩する女たちを救い、 そして自分自身の魂をも癒していくんだよね。 (まだ途中までしか読んでいないけれど。) 「ダミーのブルース」 答えてくれ 子どもよ はいと心から言える 素直さを どこへ置いてきたのだ 肩車にのせ 青い空の下を走ってやりたくなるような 子どもたちは もういないのか 答えてくれ 女よ 可憐な乙女たちは どこへ行ったのだ 白いブランコにのせ 髪に野のバラを さしてやりたくなるような 乙女たちは もういないのか 答えてくれ 母よ 家とは家族とは 何なのだ 明日に見る絶望と 訪れる孤独が 保証されているのに あなたは 何を夢見るのか 喫茶「CHAO CHAO」で この「ダミーのブルース」を歌ってくれたら最高だ♪ さあ祝おう「The Apples」 - 2011年04月13日(水) 待って待って待ちかねた「The Apples」を漸く受け取った。 封を開け、CDを掛けて、一曲目の音が鳴り出した瞬間、 Amazonでは月曜のうちに配達された人もいるのにと、 昨日まで焦れていた自分を恥じた。 今日発売日にこうやって聴けている幸せに感謝した。 吉井和哉が鳴らすキーボード、ドラム、ベース、ギターの音、 一つ一つが愛しい。 01. THE APPLE 宇宙船が未知への航海に発進していく様子が目に浮かぶような興奮。 02. ACIDWOMAN “バラだろ?バラが泣くんだろ?baby 都会が嘘をつくんだろう?baby” この歌詞になったんだねえ! 03. VS PVも滅茶苦茶格好イイけれど、これLIVEで演ったら面白いだろうね。 04. おじぎ草 バンドバージョンの「おじぎ草」も勿論大好きだけれど、 この純正吉井和哉の「おじぎ草」は凄い! 吉井和哉にしか出せない楽器の音、詞、歌声。 05. イースター “僕の過ち あなたの過ち たったの45分で人生は変わり” 06. CHAO CHAO ずっと楽しみにしていたこの曲をやっと聴けた。楽しい。 LIVEで盛り上がりたい。 07. ロンサムジョージ 新鮮だ。味のあるギターを弾くんだね。 08. MUSIC 色んなスタイルを思う存分盛り込んで、 吉井和哉がとても楽しそうだと思った。 “どんな時も傷に染み込む 音楽があってよかったな”本当にね♪ 09. クランベリー 初めて聴いた「The Apples」曲の中で一番好きだ。 どこか懐かしいその音もだけれど、 歌詞が凄く刺さる。 “何もかも吸い込めよその穴に創世期よ 三角形の連続の中どれか一つ目が開いてる ・・・・・・ 裸の二人が服を着たらなぜもう逢えないの? なぜ感情 こんなにも与えたの?” この言葉を産み出す吉井和哉こそが、禁断の果実だと思った。 10. GOODBYE LONELY “ウミガメのようにポジティブでいっぱいな涙を 流しながら さあ歌おう” あなたよく涙を流しながら歌うよね。 “GOODBYE LONELY” 11. LOVE & PEACE 「GOODBYE LONELY」のアウトロからこの「LOVE & PEACE」のイントロが 鳴り始めた瞬間、思わず涙が零れた。 やはりシングル曲として世に発表されるべき曲なのだね。 力強く大きな愛に溢れた歌だ。 “おはよう おはよう LOVE & PEACE” 12. プリーズプリーズプリーズ 大大好きな“FINE FINE FINE”を思い浮かべた。 LIVEで超格好良く踊って欲しい。 13. HIGH & LOW ボブ・ディランへのオマージュだろうか。ブルースハーブだなんて♪ 宇宙一周旅行のあのナレーションがこういう形で完成されるとは、 嬉しい驚きだ。 14. FLOWER ミュージックステーションでのあの「FLOWER」、 あれはあれで迫力のある素晴らしいステージだと思う。 けれど私は、このアルバム「The Apples」最後を飾る 「FLOWER」が好きだ。 吉井和哉が奏でたギター・ベース・ドラム、 そこに加えられた弦の音達、そして吉井和哉の 穏やかな歌声。 ソロ吉井和哉が成し遂げた一つの大きな果実だ。 大勢の人々の記憶に刻まれる 「The Apples」だと思う。 耽溺! - 2011年04月08日(金) 「ヘビロテ」を 『蛇、口、手を使ったプレイのことですよっ』と お答えになる吉井さん、大好きです! 早く「The Apples」をヘビロテしたい。 それにしても、たしか犬も猫も怖い筈の吉井さん、 「メカラウロコ10」のパンフレットでは、 大きなニシキヘビを首に巻いてらっしゃいましたよねえ。 凄いわ♪ 吉井和哉掲載雑誌の発行ラッシュが続いているけれど、 何といっても表紙巻頭カラー24Pの 「音楽と人」には、驚かされた。 日本古来から受け継がれて来た伊勢型紙を投影して 映し出された吉井和哉は、それぞれの文様によって 様々な風貌を魅せていて、怖い程に美しい。 特にすっぽりとフードを被ったあの眼の鋭さに震えた。 まごうかたなき和! けれど古さを感じさせない。 途轍もなくモダンだと感じた。 この型紙は、フランス語でも「KATAGAMI」、 「KATAGAMI」が彫刻されている渋紙に必要不可欠な『柿』も 「KAKI」なのだという。 日本でしか生み出せない技術と美の極み、 吉井和哉というミュージシャンだけが生み出せる 音楽の力、相通じるのだろう。 吉井和哉の身に背負った「業」というものが、 光と影によって様々な「変化へんげ」を顕わしている。 インタヴュー記事が「孤独に満たされて」と 題されているが、まだ「The Apples」全容に 触れる事が出来ないながらも、今この「The Apples」を 世に出す吉井和哉は、孤独というものを 大切に抱き締めているのだろうと感じている。 アルバムを聴きながらこの記事を読めていたら、 きっともっと理解出来ていたろうになあ。 《鍋の歌はまだ早いかなぁと思って、 長縄の歌になった》という「ロンサムジョージ」が 今一番気に為っている♪
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