りんごよ - 2011年03月31日(木) この真っ赤なコート姿の表紙が紹介されて以来、 とても楽しみにしていたけれど、実際手にしてみて、 まず美麗フォトの数々に悩殺された。 大正時代に建てられた古い洋館で撮られたというが、 レトロな装飾の扉や窓や壁を背にポーズを決める 吉井和哉は、滅茶苦茶格好イイ。 特に、あれは何て言うのだ?ブランケット?を 羽織ってギターを抱えている二の腕にヤられた。 20数年前、某雑誌の耽美グラビアに登場した、 あの白くぷにっとした柔らかそうな二の腕! あれから随分時が経って、ロックスターに為って、 本人も取り巻く状況も凄く変わって仕舞っただろうけれど、 この白い二の腕の艶かしさは、変わっていないのじゃないか、 などと変なところで感心した。 肝心のインタヴューは、正直言って、発売されていた筈の、 「The Apples」を聴きながら読めていたらどんなに 良かったろうと思った。 そして当初は、「FLOWER」がシングル候補だったという事に 驚いた。 「LOVE & PEACE」も勿論良い曲だと思うけれど、 「FLOWER」は、シングル曲として、世に出るべき曲だと思う。 ミュージックステーションであの「FLOWER」を観る事の 出来た人ばかりでなく、ラジオでかかる「FLOWER」を 耳に出来る人ばかりでなく、もっともっと多くの人へ 届けられる為に。 LIVEツアー開始に向けて、社長吉井和哉としては、 本当に大変な毎日だろうけれど、是非、「FLOWER」が より大きく咲き開くように考えて欲しい。 CDの流通がまだ難しいなら、まず配信だけでも。 「The Apples」に早く触れたい。 りんご、りんごと思い続けていたら、 山村暮鳥の詩集『万物節』に題名「りんごよ」という詩が あることを知った。 「りんごよ」 りんごよ りんごよ りんごよ だが、ほんとうのことは なんといってもたったの一つだ 一生は一つのねがいだ 一生の一つのねがいだ ころりと こっそりとわたしに ころげてみせてくれたらのう りんごよ 黄金の林檎 - 2011年03月29日(火) 山崎洋一郎氏のブログに載せられているJAPAN次号の予告は、 赤のコートを着た吉井和哉のフォトに 『吉井和哉 黄金のアルバム The Apples』と書かれているものだ。 黄金のThe Apples・・・黄金の果実。 本来ならば、今日、この吉井和哉新アルバム「The Apples」を 手に出来ていたろうにと思うと、とても残念だけれども、 これまでに耳にした収録曲、「ACIDWOMAN」「VS」、 「おじぎ草」「LOVE & PEACE」そして「FLOWER」、 これらに触れて、『The Apples』がどれ程大きな力を持った アルバムなのだろうかと待ち焦がれている。 音楽を生きる者として成長し続けて来た ミュージシャン吉井和哉という一つの樹木に 今、神々しい黄金の果実が結実しているのだなあと そういう風に感じている。 イェーツ「さまようイーンガスの歌」より 彼女のゆくえを探しあて その唇にキスをして手を取り まだらな草地を歩きまわり 時が過ぎるまで摘もう 月の銀色の林檎を 太陽の黄金の林檎を そしてこの詩から名付けられたレイ・ブラッドベリの 短編集「太陽の黄金の林檎」。 時として太陽は一本の燃える樹木、 その金の果実は真空のなかで揺れ、 その林檎をば人と重力がむしばみ、 かれらの信仰はそこかしこに発散する、 太陽が一本の燃える樹木と見えるとき・・・・・・ 今、この短編を読むと、 本来望むべき以上の力を欲して、危機に陥っている 今の人類の状況を照らし合わせて仕舞って、 暗澹たる気持ちになるけれども。 それでも、「LOVE & PEACE」「FLOWER」を聴けば、 希望の光に包まれる想いがする。 ゆったり穏やかに見守り励ましてくれるような。 これが吉井和哉言うところの「父性」なのだろうか。 日曜日に放送されていたラジオ番組「MUSIC FLAG」で 吉井和哉は、THE YELLOW MONKEY時代「太陽が燃えている」「JAM」の頃、 父性が芽生えたと語っていた。 『自分の事ばっかり考えていて、 自分の事わかってほしいとか、それでずっとやってきたバンドだった』と。 私がTHE YELLOW MONKEYで初めて「父性」を感じたのは、 そのものずばりのタイトルだけれども、「FATHER」だ。 自分自身の亡くなった父親への歌だろうけれども、子を授かって、 人の親となる自分自身へも向けた誓いでもあるだろうと思っていた。 『ある時父性が芽生えて、その父性、から出来た曲っていうのが 凄く広がってった記憶はあります。 それと同じような父性が芽生えたのが、「LOVE & PEACE」です。』 親子、受け継がれる血、という事ばかりではなく、 吉井和哉にとって「父性」とは、自分の中で「責任みたいなもの」だという。 『若いアーティストが慕ってくれて可愛がるのも僕の中で父性だし、 こんなに慕ってくれてんのに俺もっとちゃんとやんなきゃだめじゃんみたいな、 のも父性だし、なんかそのファンの子をもっとこう勇気づけて あげなきゃってゆうのも父性』なのだと吉井は語っていた。 堂珍嘉邦さん が『吉井さんは、一緒に飲んでいる時、凄く優しいまなざしを することがある』と話していて、そういう時は、「父親の顔」 しているのかなあとちょっと思ったりもした。 少し前まで「基本的に可愛がってほしい。本当は可愛がってほしい。 ってか、もっと可愛がれ!!」なんて言ってたお方がねえ、 大人になったものだわ♪ と言いつつも、『却下されたけれど最初「ACIDWOMAN」の中間部に 三味線入れてて、「あまりに遊郭すぎる」とボツにしたけれど、 自分の遊郭感・・・その昭和の着物着た花魁とかそうゆう、 自分の中でその遊郭の女性が出てくるのが出てくるのが嫌だった。 けれどほぼ全作出てくる。 それは自分の別の一面なのかもしれない。 だから仲良く付き合ってかないと、 たまに褒めてあげないといけない、 「綺麗だよ♪」って』 「東京カレンダー」で「成仏したかも」と言っていて心配したけれども、 ついに「仲良く」「褒めてあげる」っていうところまで自覚したんですね!? どうぞ末永く睦まじく♪ 『続ける事がやっぱり一番だと思いました。』と語っていたけれど、 音楽しか出来ないと思い定めた一本の道、 どうぞ歩き続けて行って下さい。 遠い遥かな道を。 雑誌いろいろ - 2011年03月26日(土) MAGAZINE情報が更新された。 [3/24更新] 2011/3/23〜 ☆TOWER※店舗によって異なります 表紙&インタビュー記事 2011/3/29〜 ☆bounce※店舗によって異なります 裏表紙&インタビュー掲載 2011/3/25発売 ☆TANK! インタビュー掲載 2011/4/1発売 ☆ぴあ インタビュー掲載 2011/4/5発売 ☆東海ウォーカー インタビュー掲載 2011/4/13発売 ☆スパイマスター [3/22更新] 2011/3/20発売 ☆SWITCH 4月号 2011/3/27発売 ☆GiGS 5月号 インタビュー掲載 2011/3/27発売 ☆B-PASS 5月号 表紙巻頭&インタビュー掲載 [3/17更新] 2011/3/14発売 ☆WHAT'S IN? 4月号 インタビュー掲載 2011/3/14発売 ☆CD & DLでーた 4月号 インタビュー掲載 2011/3/15発売 ☆MUSICA 4月号 インタビュー掲載 2011/3/15発売 ☆bridge 67号 インタビュー掲載 2011/3/17発売 ☆ぴあ インタビュー掲載 2011/3/24発売 ☆月刊スカパー 4月号 インタビュー掲載 2011/3/25発売 ☆東京カレンダー 5月号 インタビュー掲載 吉井和哉探求を志すものとして、 出来る限り捕獲を目指したけれど、 こんなに沢山は、無理だ!(笑) 印象的だったインタヴュー記事の中で ひとつは、「SWITCH」 『様々な時代があり、いろんな人間たちとの ケミストリーが生まれていくものなので、 あのままバンドをずっと続けていたらまた 違っていただろうと思う。同じように、もし 今再結成したらどうなるかなんてわからないですけど、 でも自分がやりたいことははっきりしている。 どんどんハードルは上がっていくけれど、その分 可能性も広がっている。やっと吉井和哉という、 ひとりの音楽人を認めてあげられたような気がするんです。』と書かれている。 《やっと吉井和哉という、 ひとりの音楽人を認めてあげられた》 まだ「The Apples」を手に出来てはいないけれど、 シングル「LOVE&PEACE」や「FLOWER」で感じた 包み込むような暖かさや安らぎは、 ここから来ていたのだろうねえ。 《ハードルは上がっていくけれど、その分 可能性も広がっている。》 この部分が本当に頼もしく嬉しく感じた。 私は、吉井和哉の可能性を心から信じています! そして、「東京カレンダー」 小田島久恵さんのTEXTだ。 ROCKIN'ON JAPANでは、久しくお名前を 拝見していなかったので、大層懐かしい。 大好きなライターさんだ。 『日本のロックの本気のエロスとタナトスを、 極上のスタイルで見せ続けてきた男』 仰る通りですとも! 「LOVE&PEACE」について吉井は、 《この曲を書いているとき、特に 自分の『父性』を意識していましたね。 僕の中には長いこと、魔女のような 悪い女の人が住んでいたんだけど、 アルバムを作り終えてから、成仏したのかも しれない(笑)。今はとにかく若い人たちに 自分の音楽を聴いて欲しくて。『父性』が 目覚めると、そうなるんだと思う。》 と語っている。 「父性」を強調しているねえ。 確かにそれが大きいのだろうと思う。 思うけれども、吉井の中の「悪い女の人」はまだ、 成仏していない筈だ。 一旦眠りに着いたか、或いは、 深く奥底に潜りじっと息をひそめているのだろう。 というか、消えちゃイヤだ♪ a flower waiting for the sun - 2011年03月22日(火) Mステ「FLOWER」の衝撃が今もまだ褪せない。 吉井和哉が歌った「FLOWER」は、あの歌を 受け取った私達一人ひとりが、それぞれの形、 それぞれの色の花を咲かせるのだろうけれど、 Mステ「FLOWER」 “小さいがたくましい花びらのよう 黙って揺れている・・・・・・ 思いっきり真っすぐ咲こう” 見ていて、私はある花を思い浮かべた。 何年か前に独り揺れていたあの花だ。 「39108」の3曲目「Lonely」。 “音もなく揺れてる 揺れてる”「ひまわり」だ。 あの時の花は、綺麗な黄色をイメージしていたけれど、 今この時、吉井が歌う花は、 血の滲んだ色をしていると思った。 赤い血の色と太陽の燃える色を身体に染めた 「向日葵」なのではなかろうかと思った。 Jovannaと名乗っている事でも判るように 私の憧れは、「ひまわり」だ。 「ひまわり」という柄じゃあない癖にだ。 それでも吉井和哉の「FLOWER」を聴いていると、 「真っ直ぐ」「揺るぎなく」 自分なりに咲きたい、自分の命を輝かせたいと、 勇気づけて貰えているように感じた。 「球根」や「BULB」で歌われた、 “愛の光”と“希望の水”が より一層パワーアップして 「FLOWER」という曲に現れているのだなあ。 “自分の血を愛せないと 人は愛せないとわかった” 自分に流れるこの血、 そしてこの私から受け継がれた血、 私という人間を形作って来たもの、事柄、 過去と現在、そしてこれから、 全てをあるがままに受け入れて、感謝して、 慈しんで、、、 そういう暖かなエネルギーを貰えたのだと思う。 ありがとう、吉井さん。 早く「The Apples」発売日決定するように祈っています。 Mステーション「FLOWER」 - 2011年03月19日(土) 3月18日金曜日、ミュージックステーションで 吉井和哉「FLOWER」が初披露された。 通常のMステへ吉井和哉が出演する場合でさえ、 「階段でコケないだろうか」 「タモリさんとちゃんと絡めるだろうか」 「歌詞をトチらないだろうか」etc、、、 そりゃあもう心配性の母親状態になるのだから、 東日本大震災後初のMステ生放送で、 番組開始直後タモリさん始め出演者が勢揃いした あの緊迫感のある場を目にして、 ハラハラどきどきそのうち胃まで痛くなって来る 始末だった。 表情が硬い。緊張の度合いが伝わって来る。 けれど、吉井和哉が歌う番になったら、 「やってくれる!」 ただそう確信していた。 直前にタモリさんの横に座った時には、 声が出てなくてちょっと「あぅ」と為って仕舞ったけれど(笑) 『ひとりでも多くの皆さんの心に 花が咲きますように』 そうコメントして鳴り出したイントロは、 聴き覚えのある音だ。 「バラ色の日々」「Don't Look Back In Anger」を感じた。 『被災者、視聴者の方々へ、少しでも届けばと、一部歌詞を変えて 歌う』とモバ公式で伝えてくれていた通り、「bridge」で 紹介されていた 『相も変わらずにこんなんだ だけど毎日はそれなりにgoodだ』を 『相も変わらずに困難だ だけど毎日をできるだけgoodに』と 変えていたようだ。 穏やかな判りやすい語彙で一つ一つの言葉を しっかり力強く伝えようとする気迫を感じた。 中盤、スタンドからマイクを外し、ハンドマイクにして、 左足で「タンッ!」とリズムを取った時、 電流が走る気がした。 「東日本大震災被災者の方への応援を送る」という事で 照明もセットも控えめである意味緊迫感の満ちていたスタジオを 吉井和哉と彼のバックを務めるバーニー、淳悟さん、 鶴谷さん、そして佳史さんが作り出す演奏が 「希望の歌」で輝いていた。 吉井の瞳が次第に潤んで来て、 この日この場に彼が籠めた想いの深さに涙した。 エンディングがまさかの「SO YOUNG」だった。 ここで思わず「うっわぁー!」と声をあげて仕舞った。 このアウトロは、Mステだけの演出なのかと思ったが、 どうやら「The Apples」収録でもそうらしい。 歌い終えた吉井和哉の遣り切ったかの表情が 誇らしく嬉しく感じた。 「FLOWER」という曲の存在を知ってからずっとずっと 楽しみにして来たが、本当に期待以上の代物だった。 東日本大震災被災者の方達にも、 そしてお茶の間の皆にも、 この「希望の」「愛の」歌は、大きく伝わったに違いない。 昨夜からこの「RomantistTaste」ブログにも 検索ワード「吉井和哉 FLOWER 歌詞」で大勢の方が 訪れて下さっている。 ごめんなさい。 ここには、「FLOWER 歌詞」を全ては、載せる事出来ません。 今は、発売日が延期に為ってしまっていますが、 「The Apples」発売の暁に、是非、 初回盤なら寺田亨さんが描かれた絵本のような ブックレットで、通常盤の歌詞カードで この「FLOWER」の歌詞を確かめていただきたい。 被災者のおられる地域ならば今なら「YouTube」で 昨夜のMステ映像が観られるかもしれません。 余裕が出来たら是非、借りてでも良いから 「The Apples」の最終曲「FLOWER」に 触れて欲しい。 震災の後に私は、ずっと「球根」という曲を 欲していたけれど、昨夜新たな希望の曲を 手に入れた。 「FLOWER」だ。 1996年春、中原繁さんの尽力によりミュージュックステーションで フルバージョン演奏された「JAM」、 1998年初春に息吹き始めた「球根」、 1998〜1999年のロングツアーによって生み出された「SO YOUNG」、 1999年苦闘の末“I WANT POWER I WANT FLOWERS”と歌った 「バラ色の日々」。 これら全ての曲達、道のりを経て、2011年春、 吉井和哉は今「FLOWER」に到達したのだ、 そういう風に感じた。 もっと大勢の人に聴いて貰えれば良いのになあ。 ツアー開催準備も大変でしょうけれども、 是非「FLOWER」のPVを作って、iTunesとかで 配信して下さいよ。 音楽サイトでもどんどん流して下さい。 希望の歌は拡げなくては♪ 寺田亨さん「プチモンド第三巻」出ました。 スピードと浮遊感があって、 とても惹きつけられる絵です。 ガンショがズボン下ろした箇所には、 ビックリしたけれども(^_^;) ラスト10ページの久美子とピエドラの愛と痛み、 『子供は皆、大人になる。一人を除いて』 ジェームス・マシュー・バリー という文字が強く心に残りました。 Le Petit Monde 3 la casa feliz" アップルブロッサム - 2011年03月18日(金) 「bridge」吉井和哉インタヴューを読んだ。 渋谷陽一氏のブログでこのインタヴュー時の様子が 書かれて以来、とても楽しみにしていたけれど、 フォトもインタヴューも予想を上回るものだった。 ソファに載せたリンゴを見やる吉井和哉の組み合わせた手、 胸元の陰影、良いなあ!リンゴを口に当てて笑っているのも 可愛いが、何と言っても一番は、 薔薇の花束を抱いているフォトだ。 編集後記で井上貴子さん曰く、 この写真を『いいなあ!エロい!!』と叫びながら 撮影する渋谷氏に吉井は、 『え〜っ!?赤ん坊を抱いてる手つきなのに、 聖母のような気持ちなのにぃ』と ちょっと不服そうだったらしい。 現場の様子を想像すると笑って仕舞うけれど、 私は、この花束を抱く吉井和哉に、菩薩を見た。 私は、常々、「吉井和哉には、両性具有性がある!」と 感じているが、このインタヴューで、 これまで個人的な「恋」や「愛」を 「生」と「性」と「死」を歌って来た吉井和哉が ここへ来てもっと大きな「慈愛」をも歌う境地に 至ったんじゃないかと感じた。 そうは言っても、菩薩像って時に途轍もなく 艶かしい。 「ワイルド・ライフ」(笑)を脱却して、 悟りを開く修行中の身なれば、この先も 様々なご苦労があるでしょうが、 どうぞその天に与えられた愛の伝道者&音楽のパワーで 衆生を照らして下さい。 インタヴュー記事で一番驚いたのは、 「FLOWER」についてだった。 「FLOWER」の歌詞を書く前に、 近所の花屋さんで買って来て生けたのが 800円のアマリリスだったのだという。 アマリリスって球根だ。 吉井が買って来て生けたのは、何色の花かは 判らないけれど、「アップルブロッサム」という 品種がある。 「APPLE」というアルバムが 今まさに咲こうとしている! 昨夜、モバサイトに「皆様へ」と題された 吉井和哉からのメッセージが発表された。 今夜、ミュージックステーションで 「FLOWER」が歌われる。 モバイルサイトに入会出来ない人にも 是非このメッセージを目にして欲しい。 反転させます。 『皆様へ』 各メディア等を通じて、被害の恐ろしさを日々 思い知らされています そんな中、東北の方々、そして日本全国の皆様から、 逆に励ましのメッセージをいただいてしまい、 申し訳ない想いです トップページにもありますとおり、アルバム発売延期、 一部ツアーの中止は、まずは被災者の方への 安全環境の確保を第一に考えての意向であることを、 どうかご理解ください その他の公演に関しても、今後の状況次第ではありますが、 できる限りのことを現在スタッフ達と検討しています 明日予定のミュージックステーションの出演は、 当所LOVE&PEACEリリースの2月に希望をしていましたが、 スケジュール等の事情により、その時点で 3月18日に持ち越されました 先月、アルバム完成の際に番組のプロデューサーの方が、 FLOWERを聴いて気に入ってくださり、 シングル曲ではないこの曲の演奏を、 快く受け入れてくださいました そして、この度の震災が起こりました あまりの被害に、番組は中止だと思いました しかし、番組の内容を一部変更して、歌で、 音楽でみんなを勇気づけよう、という 番組側の意向だと思いますが、 明日のミュージックステーションは、 現時点で放送される予定です 演奏させてもらう曲はFLOWERです 僕はこの曲を、まだ平和だった日本で作りました 人生を、花のように強く、美しく咲くべきだ、 という願いを込めて作りました 明日は被災者、視聴者の方々へ、少しでも届けばと、 一部歌詞を変えて歌わせていただきます 先日、「僕にできることは歌うことだけだ」と ここに書かせていただきました 僕の全ての力をそそいで、被災者、 視聴者の方々の心の中に、小さな花を 咲かせることができたらと思います ミュージックステーションと言えば、 イエローモンキー時代、JAMという曲のリリース時、 僕が本当に信頼していた、同い年のレコード会社の プロモーターの中原繁が、ほぼフル演奏の交渉を 番組側にしてくれたことが、今でも忘れられない思い出です 偶然か、明日は彼の11回目の命日です いつか必ず東北でライブをさせていただきます 東北地方の方は本当に寒くて辛いでしょうが、 頑張ってください 必ず日本を平和に戻しましょう 僕もできる限りのことをさせていただきます 3月17日 吉井和哉 希望の歌を - 2011年03月16日(水) 『吉井和哉 Flowers & Powerlight Tour 2011 一部公演中止』が発表された。 吉井和哉 Flowers & Powerlight Tour 2011一部公演中止のお知らせ 吉井和哉 Flowers & Powerlight Tour 2011 につきまして、 東日本大震災の現状を考慮し、下記公演の開催を中止と させて頂くこととなりました。 公演を楽しみにお待ち頂いていた皆様には 大変申し訳ございませんが何卒、ご理解賜りますよう お願い申し上げます。 【該当公演】 4月2日(土) 市原市市民会館 4月5日(火) 新木場スタジオコースト 4月8日(金) 仙台RENSA 4月9日(土) 宇都宮文化会館 4月12日(火) 大宮ソニックシティ 上記以降の公演でも、今後の状況を踏まえ中止と させて頂く場合がございます。 (吉井和哉公式モバサイト、オフィシャルウェブサイト)でも 随時お知らせ致しますので ご確認下さいますようお願い申し上げます。 救援物資の優先輸送や安否確認などに利用される 通信環境への負荷を考慮して 3/30(水)発売予定「The Apples」発売延期の報が もたらされた時、ツアー開催ももしかしたら 危ういのではないかと恐れていた事が現実と為った。 地震と津波による東日本大震災の大きな被害、 そして今なお危機的状況が続く福島第一原子力発電所、、、 やむを得ない措置なのだろう。 そうであろうけれども、 開催延期ではなく中止というのは、重い決断だろうねえ。 11日の地震・津波そして原発の事故が起こってからずっと、 胸がふさいで自分の文字を残そうと思えなかった。 音楽が遠い気がしていた。 けれどこういう時だからこそ、今、 吉井和哉の音楽を聴きたいと思った。 思い浮かんだのは、THE YELLOW MONKEY「球根」だ。 “世界は壊れそうになった ・・・・・・ でも希望の水を僕はまいて ・・・・・・ 永遠の中に生命のスタッカート 土の中で待て命の球根よ 魂にさあ根を増やして 咲け・・・・・花・・・・・” おべんとうの時間 - 2011年03月09日(水) 先日吉井和哉がラジオ番組にゲスト出演していて、 番組DJの方に「お薦めの本」を尋ねられて、 この本を紹介してくれていた。 ANAの機内誌に連載されているものが纏められて 一冊の本になったものだ。 吉井和哉曰く、『全国で働く人のお弁当を ご夫婦で取材されていて旦那さんが写真、奥さんが文章というふうに 作られていて、色んなドラマがあって、泣いちゃう時もある』 のだそうだ。 早速取り寄せて読んでみた。 一番最初に登場するのは、牛舎を回って搾った牛乳を 集める「集乳」のお仕事をされている土屋さんのお弁当。 海苔を巻いた大きなおにぎり一個だ。 朝3時に起きて4時過ぎに家を出なくちゃいけないから 「かあちゃんに悪いから」自分でどうやったら早く 作れるか工夫したおにぎり。 夕方仕事が終わってスーパーで好きなおにぎりの具を買ったりして、 家族で夕飯を食べて、たまには自分で「男の料理」をして。 初っ端から、やられちゃいました。 おにぎり、本当に美味しそうだ。 土屋さんとこの食卓は、愛に溢れたあったかいものなのだろうなあ。 その他にも、海女さんや「砂掛け」おばさん、駅員さん、 様々な職人さん方、、、それぞれの生い立ちや 仕事に対する誇りや気概、家族への愛と感謝の心が お弁当の話から伝わって来る。 皆さん本当に良いお顔していらっしゃる。 この写真を撮りお話を引き出した阿部了・直美ご夫妻の 骨折りの賜物なのだろうね。 心がほっこりする一冊だった。 “おはよう おはよう”の 「LOVE & PEACE」と “明日の朝焼きたての パンを出してくれたらいい”の 「星のブルース」両方の愛の豊かさと幸せの意味 っていうものを改めて感じさせられた。
|
INDEX past will 時の谷間 |