ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

柔らかな 密やかな - 2007年02月26日(月)




ポジネガマン」をずっとリピートして聴いている。
2006年12月13日旭川公演でだけ、この「ポジネガマン」が披露されたそうで、
4月に出る「THANK YOU YOSHII KAZUYA Live at武道館」特典の
LIVE音源に収録されないものかと願っていたけれど、残念ながら無理のようだ。
“シャガールが描いた 観覧車に乗ろうよ
 沢山の屋根を見下ろしたい”

Chagal(シャガール)l「La grande roue(大観覧車)」(1911〜1912油彩画・キャンバス)
もっとカラフルな絵を想像していたけれど、
緑と黄色の空、藍色の町に大きく浮かび上がる大観覧車が凄く印象的な絵だ。
観覧車というよりは、まるで高速で回転する車輪のようだ。
運命の輪、人生そのもののよう。

“明日こそ晴れるかな
 止まない雨はない”

「I LOVE YOU」よりも「I NEED YOU」よりも、この言葉が沁みる。





希望という名の あなたをたずねて - 2007年02月21日(水)

昨日明らかになった、エマが吉川晃司のライブツアーに参加決定という事実は、
私にとって想像以上に重いものだった。
いつかこういう日が来るだろうとは予想していたし、それぞれのソロ活動が、
私の願う輝かしい未来に絶対必要なプロセスだと信じてもいるのだけれど、
いざエマが吉井を離れて新しい世界へ出て行くのが現実に為ってしまうと、
自分でも呆れるほど動揺している。
エマが寄り添ってギター弾くのが吉井じゃないなんて、想像つかない、したくない。
エマのギターが大好きだから、エマのギター弾く姿は見たいけれど、
でもやっぱり私には、違うボーカリストを許容出来る余裕が無い。
一般発売までまだ日にちがあるけど、きっと私は見には行かないだろう。
ごめんなさい。

いつの日か、また吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二4人の
THE YELLOW MONKEYのLIVEに立ち会いたいという強い想いがある。
それを「夢」と呼べば良いのか「希望」と呼べば良いのかと考えてみた。
「夢」は、実現が難しそうな事柄を単に想像しているというような
受動的なニュアンスがあるよね。
比べて「希望」は、「実現させたい」という自分の行為が伴う能動的な
イメージがある。
だからこの私の想いは、「希望」なのだろう。

「希望」 藤田敏雄作詞・いずみたく作曲
・・・
希望という名の あなたをたずねて
涙ぐみつつ また汽車に乗る
なぜ今わたしは 生きているのか
そのとき歌が 低く聞える
なつかしい歌が あなたのあの歌
希望という名の マーチがひびく
そうよあなたに また逢うために
わたしの旅は いままたはじまる



私は、その日までずっとTHE YELLOW MONKEYを好きでい続けるだろう。
どんなに吉井和哉と菊地英昭を好きか、日々感じながら想いながら
私の人生の旅を続けて行くのだろう。
“I BELIVE IN ME”




YESTERDAY - 2007年02月18日(日)

吉井和哉がカウントダウン、松山、高松、静岡公演で歌ったという「YESTERDAY」の歌詞を知った。

原詞と日本語訳詞、そして吉井の歌詞を読み比べてみた。
「YESTERDAY」 訳詞:吉井和哉

Yesterday
お前信じてたFar away
雪のように冷たいんだね
Oh I believe in Yesterday

過去にどんなことがあってもね
今 生きてるのは何故
Oh I believe in Yesterday

返したくないよ あの希望の日
返したくないよ あの幸せ

過去にどんなことがあってもね
今 歌ってるのは何故
Oh I believe in Yesterday

返したくないよ あの希望の日
返したくないよ あの幸せ

返したくないよ あの希望の日
返したくないよ あの幸せ

Yesterday
お前信じてたFar away
雪のように冷たいんだね
Oh I believe in Yesterday
Oh I believe in Yesterday
Oh I believe in Yesterday


スクリーンに歌詞が映し出されていたそうなので
「返したくないよ」であっているのだろうけれど、
私としては「帰す」または「還す」というニュアンスを感じた。
あの日確かに感じていた希望も幸福も無に帰させたくない。
何も無かった場所に戻したくないとでも言うような。

ビートルズの原詞の方は、輝いていた日々への
愛惜の情を深く感じるとすれば、吉井のこの歌詞の方は、
『過去にどんなことがあっても・・・俺は今生きて歌い続けていく』
『昨日まで大切にして来た事全てが、これからの俺の人生にとっても
きっと意味のあるものであるだろう、そう信じている』
吉井の歌詞のベクトルは、過去から未来に向かっているような、
そんな気がした。





タトゥーあり - 2007年02月16日(金)

昨日の「吉井和哉TATTOO!」には、本当に驚いた。
何年も前からお尻にスヌーピー入れるとか言ってても、
疑わしいと思ってたし、実際刺青を入れるにしても、普段目に触れ難い
場所にこっそり入れるんだろうと思ってた。
最初にROOMに画像がUPされた時も、ペイントとかヘナかもしれないと、
そう自分の心を宥めようとしていた。
私は、刺青そのものは、嫌いではない。
特に和柄では、大層手の込んだ美しい絵柄も多いし、
痛みに耐えて自分の身に装飾を施すストイックさを感じたりもする。
でも、まさか吉井和哉がマイクを持つ右腕手首にあの図柄を入れるとは
想像もつかなかった。
吉井ならフェニックスが良いのに。
肩や上腕や腰、背中でも良い。
左胸に深紅の薔薇とか(笑)
だけど、吉井和哉のあの白く美しい腕に、あの少し不恰好に見える西洋ドラゴンが
刻まれて仕舞ったのが、私としては大変惜しいと思った。
おいそれとは消せない刺青をようやく彫ったのだから、
吉井としても相当の決意があったろうしデザインも考えた末の事だろうから、
とやかく言うのも悪い気がするけど。
これからあの二つの金の珠を掴んだ青いドラゴンが、
吉井の一部になって生きて行くんだよね。
『THANK YOU YOSHII KAZUYAツアーを終えた記念』と吉井は言うけれど、
吉井和哉集大成ツアーを終えて、BOWINMAN MUSICを離れて独立するという
大きな人生の転機を迎えて、新たに前進する為、とても大切な決意を込めて、
このドラゴンを肌に刻んだのだろうね。
筋彫りだけじゃなくてこの後に色も入れていくのだろうか。
刺青があろうとなかろうと、あなたはあなたの歌を聴かせて下されば
私はそれで良いので、どうぞ思う通りヤッて下さい。
ただどうぞ内臓疾患にはお気を付けられますように!





世の中は進んでいるのに - 2007年02月05日(月)

2月2日高松公演も終わり、今日は4月4日発売予定のDVD詳細も
発表されたというのに、私は未だ1月31日松山公演の
ごめんなさいアンコール「JAM」の前に吉井和哉が2度も口ずさんだという
“さよならは別れの 言葉じゃなくて〜”という歌が気に為っている。
最初にこの話を聞いた時私が真っ先に浮かべたのは、
来生たかおの「夢の途中」だった。
“さよならは別れの 言葉じゃなくて
 再び逢うまでの 遠い約束
 現在を嘆いても 胸を痛めても
 ほんの夢の途中”
THE YELLOW MONKEYという最愛の対象への気持ちを込めた歌。
“希望という名の 重い荷物を”“軽々と”持ち上げる“君”も
“もどっておいで”と告げる“僕”も、どちらも吉井和哉自身であって、
LIVEで歌う今その瞬間も、これから続いて行く音楽の道も
みんな「夢の途中」であるような、そんな気がしていた。
けれど、今日薬師丸ひろこや長澤まさみが歌った
セーラー服と機関銃」の「夢の途中」と異なる部分、
“夢のいた場所に 未練残しても
 心寒いだけさ”を読んで、吉井和哉の心情は、
こちらに近いのじゃないかと考え直した。
こういう事にいつまでもぐだぐだ拘っている自分もおかしいのだけれど、
「JAM」っていう曲の存在は、それだけ大きいのだろうから。
『遠い約束』を心に刻んで、振り返らずに歩いて行ける日が
私にも来るだろうか。
希望という荷物も愛惜という荷物も私には大き過ぎて重過ぎて
持て余しそうに為っている。





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