ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

My Foolish Heart - 2006年02月14日(火)

NHK-BS2「週刊なびTV」で放送された2/8 Zepp TokyoでのLIVE映像を
何度も繰り返して見ている。たった2分程の短いものだけれど、
「FINAL COUNTDOWN」の音が鳴り始め映し出されていく、
汗に濡れたグレーシャツ姿の吉井が歌う「HIKARETA」、
ギターを爪弾きながら歌う「BEAUTIFUL」のLIVE映像だ。
名古屋のあの初日より一層吉井の表情が穏やかで余裕が増しているようで、
1/25から2/28までの全16公演中、この2/8 Zepp Tokyo公演がちょうどツアー前半の区切り目、
とても良い状態で折り返す事が出来た事を喜んでいるようだ。
2/10、2/11にZepp仙台へ参加して来たお友達の報告を聞くと
両日とも吉井もエマさんも絶好調で、それはそれは盛り上がって楽しかったそうなので、
今度のこの「My Foolish Heartツアー」も是非DVD化して欲しい。
DVDでは、ツアーファイナルが映像化される事も多いようだけれど、
今回は2/23と2/24の武道館での映像を入れて欲しい。
吉井さんを初め、初武道館になるバーニーさん、そして勿論エマさん、
そしてネギさんやしーたかさん、柴田さんらのサポート陣も
これらの年齢層のミュージシャンにとって「武道館」という場所には、
ある種特別の意味があるに違いない。
吉井和哉は、「武道館」が格別似合うロックミュージシャンだと思うから是非、
彼の「吉井和哉」としてのスタートに立つ「武道館」映像を記録して欲しい。

本当の事を言えば、今回のこの「ツアー」へ名古屋初日と大阪城最終日しか
自分は行かれないという事が、内心遣る瀬無くて堪らなかった。
今頃は、長い列がついているだろうか、入場始まった頃だろうか、1曲目が鳴り出す頃か、などと
遠く想いを馳せる度、何故自分はこの日常に埋もれているのだろうかと虚しくなった。
けれど今日届いた「Rock in Golden Age」の『ロック少年「俺ロック」』のコーナーの
早川義夫さんのコラムを読んで、心のもやもやが晴れて行った。
このところ私は、吉井ファンだ、THE YELLOW MONKEYファンだ、と言ってサイトを作り、
延々「Romantist Taste」等という日記を綴っている自分は、どうなんだろう?と考えるようになっていた。
何か意味はあるのだろうか、と。
けれど、早川義夫さんは
『僕は僕を知りたくて音楽を聴いたり、本を読んだり、恋をしたり、人と話したりしているんです。
・・・・・・ではなにを歌うべきか。自分の心です。
自分にしか言えない言葉、自分にしか出せない音です。』と仰っている。
私がこの「Romantist Taste」が書いているのは、私がTHE YELLOW MONKEYや菊地英昭や
吉井和哉という人がもたらしてくれる様々な想いだ。
拙いだろうが、これは人まねではない私自身の想いだ。
吉井和哉が音楽を遣り続ける限り、そしてそれを私が受け取る事が出来る限り、
この場所を続けて行こうと改めて決意した。
『音楽には感動というジャンルしかない』早川さんはきっぱりと言い切っておられる。
『感動するかしないか、音楽か音楽でないか』
人を色分けしたり、先入観を持ってみたり、そういう邪念はきっぱり捨てたい。
柔らかな心のままで吉井和哉の紡ぐ音楽を感じて生きたい。




EYESCREAM - 2006年02月03日(金)

ロック・フォトグラファーが切り取る美しき男たち
「Beautiful Rockers」特集が組まれた雑誌「EYESCREAM 」を買った。
デヴィッド・ボウイやマーク・ボランを撮ったフォトグラファー
鋤田正義氏が撮りおろした吉井和哉が表紙だ。
インタヴュー中で吉井が『自然にすぅーっと、レンズに本当に吸い込まれました。
・・・始まり方と終わり方が凄く自然で。優しく○○○されたような感じ・・・』と
語っていたけれど、唇に指をあて首を傾げた顔、ギターを抱いてこちらを見つめる目、
マイクをあしらい、ギターを片手に、どれもとても瑞々しい吉井が息づいている。
吉井のインタヴューの後に載せられていた鋤田正義氏のインタヴューで
『自然に出てくる」その人自身の魅力、華というのかな、そういうものが一番美しい』のだと、
デヴィッド・ボウイやマーク・ボランを撮った時の話と共に
『吉井さんにも感じましたけど』と仰って下さった事が、本当に誇らしく嬉しく思った。
吉井自身にとっても素晴らしい経験だったろう。
インタヴュー内容も、「吉井和哉」の原点をしっかり見据えるに至った覚悟と
自信が感じられて、流石にこの表情に表れているのだと感じた。
「BEAUTIFUL」という普遍の愛を歌えるようになったのは、
THE YELLOW MONKEYの休止、YOSHII LOVINSONとしての活動と葛藤、
正式解散・・・ここ何年かの吉井和哉の過ごして来た時間の濃さゆえだと思う。
お母様に「(車を飛ばして)生まれて初めて
文句を言いに行った」というエピソードは、ちょっとグッと来てしまった。
「心が晴れた」と仰っているけれど、
吉井自身だけでなくお母様にとっても、とても良かったと思う。
『気持ちは思っているだけではなく、ちゃんと言葉にして伝えなければ』
選んで来たのは自分自身・・・だから何が起ころうときちんと受け止める
・・・それが「愛」。
「ある愛の詩」じゃないけれど「愛とは決して後悔しないこと」なんだよね。
私自身の愛はどこにあるのやら。





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