「トブヨウニ」GET - 2004年07月27日(火) 待ち焦がれた「トブヨウニ」を漸く手に出来た。 ジャケットが良いね。この“眼”本当に力あるなあ! 長い前髪と羽で右眼が隠れていて、左眼だけがじっとこちらを見つめている。 様々な色の絵の具がぶち撒かれたような紙にYOSHIIさんの顔が 浮かび上がっているのだけれど、YLFCのCHAT ROOMに出て来る画像を見たら、 これってYOSHIIさん自ら描いた絵だったのか。 鮮やかな色彩が迸っているようで、とても力強く勢いがあるジャケットだ。 内側には、赤の絵の具を頭から浴びて、顔にも体にも赤を滴らせている姿が映っている。 歌詞が書かれている面は、煙草に火を付けようとして、 こちらを見遣るYOSHIIさんの姿が黒地に浮かび上がっている。 格好良いじゃないか!CDは、白。今回のCDは、デザイン全てが素晴らしい。 三つ折のチラシも配られていたが、「BRIDGE」でのインタヴュー抜粋が載せられた内側は、 ダーツを投げるYOSHII、裏表紙は歌詞カードの図柄がもう少しはっきり出ている。 素敵だ! そして、肝心の中身は・・・歌詞を見ながら聴くと格別だね。 “徐々にで そう徐々にでいいから 赤み帯びて目を覚ませピンク” “心ひとつかじって トブヨウニ” 優しいし柔らかい歌声なのに、力強いのだ。爽快なのだ。 聴けば聴く程、この「トブヨウニ」という曲に惹かれる自分がいる。 「BLOWN UP CHILDREN」 “僕らはBLOWN UP CHILDREN ただ生きる BLOWN UP CHILDREN 時の谷間で 何か飲んで” 『僕ら』なのだ。YOSHIIさん自身もそしてこの曲を聴く全ての人達も皆、 「BLOWN UP CHILDREN」の部分を持っている。 心が震える。 「HATE」 『時の谷間』にも書いたけれど “太陽が照らすのは次の夢見ている目 悲しい目 怒ってる目 生きてる目” 戦争だけではない世の中の不条理に圧迫され、それでも生きていこうとする 人間たち全てをYOSHIIの歌声が優しく包み込んでくれているようで 切ないけれどとても癒される心地がする。 何度も言うようだけれど、3曲ともA面で行けるよ! ラジオ生出演 - 2004年07月25日(日) J-WAVEのSPUNKEY JONESにYOSHII LOVINSONが生ゲスト出演した。 DJの落合健太郎さんは、「at the BLACKHOLE」試聴会東京会場での司会も為さってて、 2月の番組生ゲスト出演もあったので、6ヶ月振りとはいえ非常に和気藹々とした雰囲気だった。 1時の番組スタート時にオチケンさんが、 『YOSHIIさんは1時30分位の登場予定だけど未だスタジオ到着してない。打ち合わせ出来てないよ〜。』 とか仰ってたので、「わ、大丈夫?間に合うのかしら?」なんてドキドキしてたら、 30分過ぎの登場第一声が、『今晩は、稲川淳二です。』だったのに笑わせて貰った。 来週ゲスト稲川淳二に『たまーに似てるって言われるから』だそう。 今日の合言葉『テンパった。』時間に間に合わなさそうで焦ったからでしょうか? あと『京都でダーツ』『京都バージョン』 YLFCで扇子拡げて“よろしかったどすか?”と仰ってるけど、YOSHIIさんの中で 今京都ブームなんでしょうか? SPUNKY PUSHのコーナーで静岡での16歳の頃ミュージックテープで嵌っていて、 アナログを漸く 探して手に入れたというベンチャーズの 「スローター・オン・10th・アヴェニュー(十番街の殺人)」を 熱っぽく語っていたのが興味深かった。 YOSHIIさんが敬愛するミック・ロンソンも同名タイトルのソロアルバムで 演奏してるものね。YOSHIIさんの音楽ルーツに触れられた感じがして嬉しかった。 インディーズグループのCDを紹介するコーナーでは、 「ラッキー・サーティーン・フライデー」“仏滅の金曜日”にウケて 『自分が昔こう言う目に合わしてた。まんまとヤられた。』とコメントしていたのが面白かった。 次の「三人組なのにデュエット曲」では、「花嫁(はしだのりひことシューベルツ→正しくはクライマックスです♪)」とか 古〜い喩えを出してたけど、オチケンさんは勿論 聴いてる人誰も知らなかったんじゃないのかしら(笑) 最後のラヴウィンクス「ぼくちん」は、ホントに上手かった。 『好きなだけヒネクレテ下さい。』 ヒネクレテ捻くれて、ポロシャツ着るような大人に為るんですね♪ オチケンさんの「あきらめろ、あきらめろ」に速攻突っ込むYOSHIIさんが 実に可笑しい。 アルバムは来年予定だけれど『何かアクションは起こす。生で感じて貰わないと。』 との言葉がとても頼もしかった。 TRUE MIND - 2004年07月16日(金) 「WHAT's IN?」に「トブヨウニ」の歌詞が掲載されている。 “どうしたのうつむいて どうしたの振り向いて 過去も未来もここにはないんだよ 徐々にで そう徐々にでいいから もっと重たいもの持てるよ” 歌声だけでも、傷つき蹲って前へ進めない者を優しく導くような 温もりを感じていたけれど、こうして歌詞を活字で目にすると なお一層、その思いを強くする。 “もうやめたい?終わらせたい? でも信じたいからここまでついてきたんだろ? 徐々にで そう徐々にでいいから ちゃんと話したい 実際もっと リリカル” ドキッとする。ファンに向けた言葉かと思って。 “LOVE ME?こんなに辛い感じじゃなくて 服ぬごうよ 泳がないか?” 背負い込んだ、抱え込んだ辛く重い塊をYOSHIIの歌声は、ふっと溶かしてくれる ようだ。 “ここが旅立ちでもいいじゃない?” “君のすることに無意味なものなどないって 風に流れる髪にも運命は宿っていて、、、 徐々に” 『君のすることに無意味なものなどない』 何て力強い言葉だろう。 弱く彷徨う者達へ新しい希望の風を送ってくれる。 と同時に、これらの一連の歌詞 “OPEN YOUR EYES OPEN YOUR MIND OPEN YOUR LIFE OPEN NOW”は全てYOSHII自身を歌っているのだろうという気もする。 “心ひとつかじって 飛ぶように” 本当に心地良い。何度も何度も繰り返し聴いて飽きない。 「BLOWN UP CHILDREN」と「HATE」の歌詞も早くちゃんと読みたい。 発売まであと10日あまり。待ち遠しい。 YLFCのBBSで出ていたエアロスミス広島公演中止を受けての 「アーティストの誠実とは?」という問いについて、私なりに考えてみた。 『命に関わらない範囲で)体調や精神状態が非常に悪く、 「今日はいつものライブはとうていできない」と明らかに分かった場合、 その日のライブは中止するか否か。 どちらが、アーティストとして、より誠実か?』 難しい問題ではあろう。 「100パーセントの力を出せないと判っているライブを観客に見せる訳にいかない」 アーティストの完璧を目指す思いは、「ファンに誠実ではない」かも知れないけれど、 言い変えれば己の音楽の理想に対して「誠実」なのかも知れない。 どちらを選ぶのかは、そのアーティスト次第なのだろう。 でも、私個人としては《その日そのLIVEにしか来られない人の為に》LIVEをと願う。 パンチドランカーツアー最終日《3.10》での 足がもつれ、いう事をきかない体を気力だけで前へ前へとつんのめりそうに なりながら歌うYOSHIIの姿を思い出す。満身創痍の体に気力を振り絞り、 YOSHIIの傍らで、背後で楽器を奏でるメンバーの姿、あのステージの4人+1人の姿が 強烈に目に焼き付いている。 あの日会場で懸命の声援を送った者、生中継を食い入るように見つめていた者、 全てのファン達が、ステージ上のアーティストへパワーを送り、またステージから パワーを受け取るという真剣勝負をしていた。 ソロ活動中のYOSHIIがもし、「ライブ中止か強行かという選択を迫られたら」 全く声が出ないという以外なら是非ステージに立って下さい。 立てないなら椅子に座って歌って下さい。 それでもあなたのライブを体感したい。 不意の涙 - 2004年07月11日(日) 7月10日に出た『エアロスミス・ファイル』を読み始めている。 デビューから31年、現在日本ツアーを敢行中のモンスターバンドの バンド・ヒストリー、ディスコグラフィ、過去このバンドに関わった人達の証言、 作家佐藤正午さんの特別寄稿、そしてロック・ジェット誌でお馴染みの面々によるレヴューが 256頁という膨大な紙面に納められている。 THE YELLOW MONKEYのギタリスト菊地英昭氏のインタヴューが載るという事で、 随分前から楽しみにしていた。 菊地英昭=エマさんのインタヴューは思っていた以上に多く収録されている。 まず、エアロスミスの『メイキング・オブ・パンプ』という アルバム《パンプ》のレコーディング風景を映像化したものについて語っている のだけれど、このエアロスミスのレコーディングやアルバム作りの印象を 述べる際に、THE YELLOW MONKEYを『自分たち』と表現した事に、 思わず涙が溢れて仕舞った。長く引用する事を許して欲しいのだが 『ザ・イエロー・モンキーだったら、吉井和哉という奴がいる。で、彼の 頭の中にある音の形を具体的に作り上げていこうとする。これは、エアロスミス でいうと、スティーヴンの頭の中にあるロックをバンドが作り上げていこうとする ところと、全く同じなんだよね。』 バンド休止から3年半、それでもエマさんがTHE YELLOW MONKEYを 『僕ら』と言い、エアロスミスのレコーディング風景を 『自分たちとダブった。』と表現してくれた事に胸が一杯になった。 後半、『ジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードの挑戦』でも、 エアロスミスのレコーディングにおいて、スティーヴン・タイラーが 大きな力を発揮しているという事に関連して、『吉井もそういうタイプ』と 言い切っている。 『サウンドもメンバーをも外枠から客観的に観る事が出来る中心があって、 信頼し合え、より一つの固まり感が出る・・・そしてその中心スティーヴンも あの5人以外のところでは、その才能を充分に発揮出来ない。 スティーヴンの神懸かったかのような存在感はあの5人でしか光らせられない ・・・あのバンド形態が理想だ。』と。 エアロスミスの話をしていらっしゃるのに、THE YELLOW MONKEYのことばかり 思って仕舞って申し訳ないけれど、この『5人でしか光らせられない』の部分から 先日の「bridge」での渋谷陽一氏『4分の1でしかない』発言が重なった。 吉井和哉は、今YOSHII LOVINSONとしてソロとして新しい可能性を模索している。 彼の紡ぐ詞、彼の作り出す曲は魅力的だ。 けれど彼の頭の中に鳴る音を彼は、あのTHE YELLOW MONKEYのメンバー以外で 上手く作り出せているのだろうか? 本当に余計な事を言っているのだろうと思う。 ソロで頑張っている人に鞭打つ酷い言い方だろう。 現在レコーディング中だと伝えられるセカンドアルバムが完成したら、 次は来年早々ライブの予定だというけれど、 ステージ真ん中に立つ吉井の傍らにエマさんではない誰か別のギタリスト、 ヒーセではないベース、アニーではないドラマーの姿があるかと思うと、 どうしても何か落ち着かない、やるせない気分になってくる。 本の中でライブ・ブートレッグ解説に『ライヴ盤においてさえも、エアロスミスは ライヴ・バンドなのだ。』という記述がある。 THE YELLOW MONKEYも日本最強ライヴ・バンドだ。 THE YELLOW MONKEYのLIVEが恋しい。 ジョー・ペリー脱退時の後任ギタリスト、ジミー・クレスポと、 ジョー・ペリー・プロジェクトのヴォーカリスト (チャーリー・ファーレン、カウボーイ・マック・ベル)への インタビューは、実に興味深かった。 ジミー・クレスポが語る『スティーヴンはジョー・ペリーを望んでいた。 ・・・彼らを(音楽の面だけでなく)精神的に生き延びさせた。』という言葉は 重い。ジョー・ペリー・プロジェクトに参加したヴォーカリスト達の証言も、 生々しい。チャーリー・ファーレンは、ジョーにとってエアロスミスが一番であって、 そこに戻りたがっていると感じバンドを去ったと言うし、第三期ヴォーカリスト =カウボーイ・マック・ベルも『いつだってジョーの横に立つのは、 スティーヴン・タイラーだと思っていた。』と語る。 5年近くに及ぶジョー・ペリー・プロジェクトは、ドラッグまみれの暗闇を抜け、 彼の作曲、パフォーマンス、彼自身がクリアに力強く鍛えられて行った事で、 エアロスミスに戻って行けたその過程に必要不可欠な道であったのだろう。 ジミー・クレスポもチャーリー・ファーレンもカウボーイ・マック・ベルも、 エアロスミスというバンドがバラバラだった時代、それぞれのメンバーを支え、 現在の揺ぎ無いモンスターバンドへと押し上げた多大な功労者なのだね。 この人達のインタヴューを目にする事が出来て、とても嬉しく思う。 「トブヨウニ」PV - 2004年07月06日(火) スペースシャワーTV『独占!最速!JET』で YOSHII LOVINSONの「トブヨウニ」を見た。 7/5〜7/11までのスペースシャワーTV先行放映である。 一言で言って衝撃だ。ロケ地、シチュエーション、YOSHIIの扮装・・・ どれも予想だにしていなかった。凄まじいインパクトだった。 『at the BLACK HOLE』は勿論のこと、彼がYOSHII LOVINSONと名乗って ソロ活動を始めてから、私はずっと彼にストイックな求道者の佇まいを 感じていた。生きる事の本質を見つめ深く深く潜っていくような厳しさ・・・ その姿は気高く近寄り難さも漂わせていたように感じていた。 だからこの「トブヨウニ」PVでの彼の姿に、この稚気というか ハチャメチャ感というかが健在な事に嬉しくなった。 サングラスを外す表情からしてアヤシイ。 鍛えた肉体を惜しげもなく(と言うよりは見せ付けるように)晒す彼は、 緑の芝の上で眩しい陽光を浴びながら、この上なく猥褻だ。 以前、LOVINSON COLUMNで『曲とは別にあるものを作っている。 正直とても辛い作業なのだけど、今後の自分にとって それは大切な要素になりそうなので、日々コツコツとやっている。』と 語っていたものは、この自分自身の肉体だったのだろうか。 「SYN」で見せたあの頃の身体とは、明らかに違っている。 痩せていても何かぷにぷに柔らかそうだった身体が、 今や凛々しくシェイプアップされている。 素晴らしい!でもそれ位で私は良いです。 あんまり腹筋割れワレは似合わないと思うから。 とにかく一度見たら忘れられないPVである事は、間違いない。 「トブヨウニ」 - 2004年07月05日(月) 地元ラジオで3週目にしてようやく「トブヨウニ」が紹介された。 “風に流れる髪にも運命は宿っていて Open your eyes Open your mind Open your life 心ひとつかじって トブヨウニ” HPで試聴されていたこのサビの部分から、他の2曲とは違い かなり明るい曲調だと感じていたが、全曲通して聴くと、 (意識の)覚醒・飛翔感というものを強く感じた。 “ここが旅立ちでも良いじゃない” “失くしてしまったものなら急に帰って来る事あるんだぜ” 「bridge」でYOSHIIが「分岐点」と評していたのが良く言い表していると思う。 凄くポップだ。“OPEN”というフレーズが繰り返し響いて来る。 辛さや哀しみを経験した人の、強さと優しさを身につけた大きな暖かさを感じる。 サビだけを聴いていた時は、「BLOWN UP CHILDREN」や「HATE」の方が インパクトがあって、メインはこちらの2曲の方が良いんじゃないかとも 思ったけれど、今「トブヨウニ」を繰り返し聴いていると断言出来る。 この「トブヨウニ」は、メインとなるべくして生まれた曲だ。 書いているうちに、今日受け付け開始したYOSHII LOVINSONファンクラブから 入会手続き完了のメールが届いた。 ちゃんと振込み出来ていて良かった。「SMOKY KAZUYA」が見られるのが嬉しい。 今夜は、スペースシャワーTVで「トブヨウニ」PVも放映される。 どんな映像でこの曲が流れるのだろう。楽しみだ。 続「Bridge」 - 2004年07月02日(金) 『at the BLACK HOLE』を掛けながら、「吉井ついに語る!!」を 読み返している。 「20GO」に始まり「AT THE BLACK HOLE」に至る全10曲、 ひとつの完成された世界だ。繰り返し繰り返し聴いて身体に馴染んだ音だ。 私は、このアルバムが好きだと自信を持って言える。 渋谷氏が『音楽評論家として責任持って・・・最後まで誇りに思える作品だ』と、 そうYOSHIIに言い切って呉れた事が嬉しい。 セールス面で言えば、メーカー側としては期待した程の成果ではなかったのだろう。 YOSHIIの口からでた「反省会」という言葉に少しばかりショックを受けた。 けれどTV出演一切なしで、ラジオ局行脚と音楽雑誌以外の情報誌のみの取材だけでの あの状況は、善戦したのじゃないかと私は思う。 今の音楽シーンで、YOSHIIの曲は異質だ。耳障り良く、流し聴き出来る曲達が溢れる中で YOSHIIの奏でる音と紡ぎ出す詞は、独特の存在を主張する。 『ちょっとの人しか評価してくんない』・・・それで良いじゃないか。 大勢に流し聴かれるよりも、少しではあっても、熱心に耳を傾ける人がいれば。 それよりも私が思うのは、今回の「BLOWN UP CHILDREN」と「HATE」の 出来栄えの凄さから言って、両A面ならぬ「トブヨウニ」とのトリプル発表に して欲しかった。PVも作ってジャケも3種類作って大々的に売り出して欲しい。 それだけの価値のある楽曲だと思う。 そして「SWEET CANDY RAIN」の“もう誰のせいにもしないって”のフレーズに 関しての渋谷氏とYOSHIIの遣り取りにグッと来た。 何だか凄く色んな事を考えさせられた。「SWEET CANDY RAIN」を初めて聴いた 昨年12月から今年1月まで、歌詞考察やらPV探求やら、 私はこの曲に取り憑かれていた時期があった。それぐらい衝撃を受けた曲だったからだ。 渋谷氏曰く「SWEET CANDY RAIN」という曲を作る為のアルバムだったという 『at the BLACK HOLE』から更に一歩進んだ段階へ至る吉井が分岐点だと 表現する「トブヨウニ」この3rdシングルの意味は大きい。 縫い針の首飾りと首筋につけた傷・・・貴方は最高にエロテイックな存在なんですから 『しっかりスターであることも引き受けて』露出して下さい。 それがあなたの使命です。 Bridgeインタヴュー - 2004年07月01日(木) 渋谷陽一様、ありがとうございました。 YOSHII LOVINSONへの肉薄インタヴュー、渋谷氏だからこその成果だと思います。 『at the BLACK HOLE』がYOSHII LOVINSONにとって彼の内面を赤裸々に 曝け出す凄まじい作品に仕上がっている事は、感じていたけれど レコーディング中に救急車で運ばれるというまで、心と肉体を追い詰めて 居たのかと知って、改めてその過酷さに驚愕した。 渋谷氏の言う『一種身体検査』という言葉が興味深い。 モンキー休止後に自分自身と向き合う為のそれだけの時間が必要だったのだねえ。 『4分の1でしかない』だと言い、モンキー休止時の心情を推し量る渋谷氏に ただ『うん・・・ほんとですね。』『うん』と答えるYOSHIIが面白い。 ストーカーか、はたまた親戚のおじさんのように、本人が驚くほど色んな事を 知っている渋谷氏の愛の大きさに感動した。 『at the BLACK HOLE』の分析を本人にFAXまでして下さったとの事、 何て素晴らしいんだろう。YOSHIIさんを引っ張り出して下さって本当に感謝してます。 体を鍛えたそうで少し痩せて精悍な顔つきになったYOSHIIは、 『もうエロティックなものは出て来ない』等とのたまっているけれど、 サングラスを掛け腕を組むその口角の上がり具合も首筋に手を遣るポーズも 最高にエロティックだ。何年か前とは違い、年齢を重ねシンプルな装いの彼には、 内面から滲み出すエロスを感じる。 今回ベースをTOTOの『ハイドラ』で弾いているデヴィッド・ハンゲイトが 担当しているという。 私はまだ「BLOWN UP CHILDREN」と「HATE」を聴いただけで メイン曲「トブヨウニ」を聴いてはいないが、 この2曲ともメイン曲といっても充分に通用する出来映えだと思う。 これらを制してのメイン曲「トブヨウニ」・・・YOSHII曰く 分岐点というこの楽曲に早く触れたい。 この分だと想像以上に早い時期に2ndアルバムが完成しそうな予感も持てるので、 発売の暁には是非また渋谷氏の密着インタヴューをお願いします。
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