ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

『TALI』はCCCD - 2003年09月26日(金)

ボウィンマンから『TALI』のDMが届いた。
『TALI』のジャケット写真が載っていて、CCCDについての注意書きが
書かれていた。
YOSHII LOVINSON デビューシングルが東芝から発売と発表された時点で
予想はしていたし、かなり前にHMVの商品詳細で『TALI』がCCCDである事は
判っていたから、覚悟はしていたのだけれど、改めて
『・・・このCDは通常のCDプレーヤーでの再生を意図して
製作しておりますが、一部の機種では再生に不具合を生じる場合があります。・・・』
等と言われると、ちょっと溜息を付きたく為ってしまう。
CCCDとは要するに、(パソコンで)コピーされる事を防ぐ為に、あらかじめ
特殊なデータ信号を入れて記録データを改変してあるオーディオディスクであり、
厳密に言えば音楽CDとは呼べない代物なんだそうである。
しかも《通常の音楽CDプレーヤー》で再生出来ない場合もあるばかりでなく、
再生出来たとしてもプレーヤー側へは、コピー防止信号というエラーを修正し続けるという
負荷が掛かるわけで多大な影響が及ぼされるのは必死と考えられる。
下手したら壊れる可能性もあるらしい。
それではパソコンで聴けば良いかと言うと、CDに収録されている専用プレーヤソフトで
再生されるのは、パソコン専用の圧縮ファイルだという。
《圧縮ファイル》というのが気に掛かる。
第一うちのパソコンに付けたスピーカーは安物だしなあ。
そのうえパソコン自体にも影響があるかも
知れないという記述もあった。
今年の春にパソコンを買い換えたばかりだから、そんな危険は冒す訳にはいかない。
『TALI』は、どうやって聴けば良いのだろう。
壊れても良いような安いCDラジカセでTRYしてみるしかないな。
でも、こんなに待ち望んだ吉井氏のCDを一番良い音響で聴けないというのは、
非常に残念だし勿体無い事だと思う。
アーティストが発表した大切な音源を、安易にコピーして
ネット上で好き放題遣り取りするなどの著作権をないがしろにするという風潮は、
本当にイケナイ事だと思うけれど、音楽をちゃんと聴きたいと願う一般リスナーが、
機械が壊れるのが怖くて好きなアーティストのCCCDを聴けないという事態が起こるのは、
どう考えてもおかしいと思う。
著作権を守る為にコピー防止CDを導入するならレコード会社側は、足並みを揃えて、
オーディオメーカー、家電メーカー、JASRACなど全部含めて
もっと抜本的な対策を講じて欲しい。
今現在みたいに、レコード会社毎の対応がまちまちで、
例えCCCDでも簡単にコピー出来るような抜け道がある状況では、
CD売り上げの減少は、くい止められないだろう。
吉井さんはCCCDについてどう考えておられるんでしょうか。
ご自宅の高価なオーディオで『TALI』は再生出来ているのでしょうか。
アーティスト本人のCCCDについての考えも是非聞いてみたい。
ソロデビューのシングル発売間近だし、アルバム製作真っ最中かも知れないし、
忙しいのは重々承知だけれども、せっかくYOSHII LOVINSONサイトが出来ているのだから、
ご本人からのメッセージも欲しいなあ。
2年数ヶ月ずっと何もない状況で待ち続けていたのに、先月の試聴会以来、
曲やら肉声やら映像やら、一度享受して仕舞うと、欲求は際限がなくなる
ものだとしみじみ思うけれども。
やっぱり歌番組の出演はないでしょうかねえ。
若い出演者達に混じって一際デカイ人が、ぽつねんと居心地悪そうに
してるのとか、想像すると楽しい。歌番組でいつも背の大きい4人組で目だっていたのが、
ソロで心細そうにしてるのを見てみたい。
いえ、本当は吉井和哉の歌う姿が見たいです。






『TALI』PV - 2003年09月21日(日)

SSTVの「ゴゴイチ」でYOSHII LOVINSONの「TALI」PVが流れました。
山田ひさしさんが「今朝届いたばかり」とか紹介してくれてました。
今日か明日か、と待ちかねていたので本当に嬉しかった。
肝心のPVは、またしても「やられた〜!」という感じ。
8/20の試聴会で『これから音楽一本ってね、行きたいな』と
本人が言っていたように、「楽曲で勝負!」という意気込みが
伝わって来ました。
あれは誰が描いたんでしょう?吉井さんという事はないかな。
とても味のある線画のアニメーションなんです。
「TALI」の歌詞を知った時から、ずっとこの歌詞で一体どんな
映像が組み合わさって来るのだろうか?と実は少し危ぶんでいたの
だけれど、今日このPVを見て感心して仕舞いました。
『結構普通の男女間の歌ではあるけれども、今作って貰っている
プロモーション・ビデオなかなか深い内容になっている』
そう吉井さんが言っていただけの事はある素晴らしい出来だと思います。
映画「ヘドウィグ&アングリーインチ」の冒頭に出てくる
「愛の起源」のアニメーションを思い出させられました。
歌詞だけ見てあれだけ?マークが沢山浮かんでいたのが
全て綺麗に晴れました。
男と女、簡単には手に入らない、手に入れたと思っても、
するりと手の隙間から零れ落ちて仕舞うような不確かな
「愛」を求めて連綿と生の希望を繋いでいく・・・そういう事を
感じました。2年数ヶ月振りの歌う吉井和哉の姿を見たかったのだけれど、
画面に映る彼の姿はほんの一瞬でした。
それは、とても残念だけれど、試聴会の最後に言っていた
『一人のミュージシャンとして、いい音楽を、いい演奏といいテンションで届けたい』との言葉通りのものを今、私は確かに受け取りました。
YOSHII LOVINSONの「TALI」・・・待っていただけの事はありました。
ここ最近の心の雲はすっかり綺麗に振り払われました。
どうもありがとう。




期間限定オンデマンド - 2003年09月15日(月)

YOSHII LOVINSON公式サイトで、9/15(月)0:00〜9/21(日)24:00までの
期間限定オンデマンドによる8/20の試聴会が配信されている。
8/20当日は、吉井さん本人が出て来た事に舞い上がって仕舞い、
音声は録音出来たものの、映像そのものは画面も粗かったし、
夢心地でどうもよく覚えていなかったから、こうして再度チャンスを
与えて貰えて本当に良かった。
先日、「TALI」の後半部分の歌詞を知って、棘が刺さったような思いでいたのだけれど、
今日YOSHII LOVINSONとしての彼が、
『今までの活動とはちょっと違う形かもしれませんけど
本当に一人のミュージシャンとして、いい音楽を、いい演奏といいテンションで
皆さんにお届けしたいと本当に思っております。』と、
それまでのくだけた調子から改まって真面目な表情に切り替わって
話す様子を見ていたら、いくつかの歌詞にこだわって勝手に沈み込んでいた自分が
恥ずかしくなった。
「音楽と人」のレヴューにあった『“育子 BABY LOVE”
“結婚しようよ BABY”というまるでジョン・レノンのように私的な
歌詞・・・』という一文に、縛られていたようだ。

『TALI』の歌詞は、とても個人的な領域でスケールが小さいような気がする、だなんて
随分と偉そうに判った様な口を叩いていた自分が申し訳ない。
THE YELLOW MONKEYで長い間ずっと走り続けてきた彼が、バンド休止に入って、
今までとは随分と違った時間と景色の中で何を見、何を感じて、生まれて来た音楽が
この『TALI』という曲なのだとしたら、そこにはそれだけのモノが紡ぎ込まれているのだろう。
今日の『TALI』試聴会の様子を見て、それからもう一度『TALI』を聴いてみたら、
全ての歌詞がすっと心に沁み通って来た。
“足りないものはなんだろう
夢だけあり余ってるよ”
哀しさも淋しさも人生の辛さも、愛するひとがいれば生きていける・・・やっぱりこの人の
歌には希望の光がある。だからこそこれ程までに心惹かれるのだろう。
LOVINSON公式サイトでは、18日から『TALI』の試聴が始まると言う。
YOSHII LOVINSON本人からのメッセージとかもあると良いのになあ。
HEESEY WITH DUDESでは、HEESEYやMADさん達それぞれのサイトで
本人からの書き込みがあるから、吉井さんも彼等を見習って
まめに書き込んでくれたら良いのにと思う。
パソコンがとても上達したところを私達にも披露して欲しいな。





愛はあり余っている - 2003年09月11日(木)

YOSHII LOVINSONデビュー曲「TALI」全曲をやっと聴く事が出来た。
先月の先行試聴会では前半部分しか聴けなかったから、
早くフルで聴きたいと願っていた。
けれど、後半部分がああだったとは!?正直驚いて仕舞った。
THE YELLOW MONKEYの吉井和哉が作った曲は、ラブソングが非常に
多かったけれども、それらは男と女の愛を歌っているように見えて実は、
バンドのメンバー間の深い信頼と愛情だったり、
バンドとファンとの関係だったり、時にはもっと大きく人間と人間の繋がり、
慈愛や希望や、そういう大きな愛について歌っていたのだと私は思う。
私は、THE YELLOW MONKEYの楽曲の中で特に、
ぎりぎりまで抑え堪えて来た内面の熱いモノが
一気に殻を破って奔出するその激情の凄まじさを感じさせてくれる曲が好きだ。
それらに比べると、この『TALI』の歌詞は、とても個人的な領域に見える。
スケールが小さいような気がして仕舞ったのだ。吉井和哉の事だからきっと
何かもっと違った深い意味が隠されているのかも知れないけれど、
ぱっと見では、吉井個人のパーソナルな歌に捉えられかねない。
それは勿体無い&危険な事なのじゃないかなあ。
『・・・失敗・・・失敗・・・失敗』『一寸先は闇』・・・何とも救いの無い事を。
苦しみ藻掻きつつも懸命に未来を探ろうとしていた「バラ色の日々」や「PEARL」の世界が
開き直って「TALI」に行って仕舞ったみたいだ。
THE YELLOW MONKEYを休止させて、吉井和哉=YOSHI LOVINSON!?が
2年8か月も掛けて
遣りたかった事がこの曲なのか?
まだ歌詞カードもみていないから、私の聴き録った歌詞の意味は違うかもしれない。
「TALI」の意味を探って騒然としていたファンを面白がっていたように、今度は
「TALI」の歌詞で喧々諤々ヤっているファン達を「してやったり。」と
ほくそ笑んでいるかも知れないね。所詮吉井和哉の虜だもの、仕方がないけれど
思うように操られているようで口惜しくもある。
弾き語りだという「スティルアライヴ」も気に為るし、
凝って作っているらしい「TALI」のPVも非常に待ち遠しい。






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