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アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2003年12月29日(月) そろりそろり

よい頃合らしいので。
そろそろ忘れてゆこうかと。
そろそろ已めてゆこうかと。


そろりそろり ひとつふたつ

いつかカレも みっつよっつ

そしてきれいにいつつむっつ


気づきもしないキミのことも


      だ


            よ。





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2003年12月09日(火) みんな誰かに

人はおそらく、嬉しかったり楽しかったりする思い出と
辛かったり悲しかったりする思い出の、
両方のバランスを保ちつつ歳をとっていくのだろう。
日々の一つ一つがそれぞれ楽しい思い出になったり
悲しい思い出になったり。

けれど悲しい思い出の埋め合わせをしたいのに
楽しい思い出作りがどうしても追いつかない場合は
どうしたらよいのだろう。
そして楽しい思い出の作り方が分らない場合は
どうしたらよいのだろう。

アレコレ色々と試してはいるものの、
どうやらいつも空回りばかりしている。


また疲れてきている。


数年前に服薬自殺を図ったせいで、私は過去の記憶が欠落している。
医者に「命を諦めろ」とまで言われた程の量の薬を飲んだので
まぁそれくらいのことが起きてもしようがないのだろうけれど。

「今の私」はまだほんの5年程度しか生きていない。
それ以前の楽しかった思い出も、悲しかった思い出も、
手元に残ったのはほんの一握りである。

どうせ少ない記憶しか残っていないのだから、
楽しい思い出が残っていてくれればよいものを、
どういうわけだか思い出したくないものばかりが残ってしまった。
バチが当たったのだろうか。

それを「バチ」だと思う事で少しは相殺されないものだろうか。



人は皆、誰かに愛されている、という。
愛される為に産まれてきたのだ、とも聞かされる。




ごめんなさい。
私にはわからない。


わかろうにも「愛」の記憶が、無い。





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2003年12月08日(月) ちょっと待ってくれ。

先日、ふとしたことで知り合いになったヤツがいる。
人懐こいヤツで、お喋りをしながら、アタシの家の近所まで
フラフラとついてくる事もある。

が、この季節、会社の帰りは既に真っ暗だし。
いくら明るい商店街の中の道とは言え、昼日中とは違うんだし。
しかもアタシは目が非常に悪い。






だから電信柱の影はヤメろ。






いきなり肩掴むのもヤメろ。
せめて声かけてからにしてくれ・・・・・。







そーじゃなく。
そーいうんじゃなく。






ふつーーーーーーーーーーーーーに、オドロくから。







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2003年12月03日(水) ただそれだけのこと

アタシの辞書に「期待」という言葉を記すとロクなことがない。
それでもその期待をそのまま抱かせておいてくれれば
騙し続けていてくれれば  よいのに

錯覚することすらいけないのだろうか


よく分らないけれど。

ふらっ、と。
何かにつまづいたのか。
あるいは吹く風に煽られたのか。
よろめいた。
足元ではなく別の場所が。



最近、仕事帰りに会社の近くからバスに乗ることを覚えた。
ぐるりと少し遠回りする間、どうでもいいことを考えている。
それはその日に起きたことだったり、昔経験したことだったり、
自分のことだったり、誰か他の人のことだったりする。

ぐるぐると。
とめどなく。
ぐるぐると。


よく分らないけれど。

本当のことを知るのが果たしてよいことなのだろうか


誰にとって。
自分にとって。
きっとアタシにとってではない。


会社の入っているビルの1階入り口にクリスマスツリーが飾られた。

きらきらと。
ぴかぴかと。

綺麗だなぁ、と見ているアタシの何が本当で何が錯覚なのか


よく分らないけれど。

よく分らないフリをして
一番よく分かっているのはアタシ自身なのだろう。


どうせアタシには縁がないのだ。
と、この間誰かに聞かれた。
「なぜそう決めつける?」


それはアタシが一番良く知っている。



誰も愛していない。
誰からも愛されていない。

錯覚していただけだから。

大丈夫。





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〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
愛してくれる?

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