山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2011年05月27日(金) |
にっぽん縦断 こころ旅【写真付】 |
久しぶりに日記に向かう。
3月11日の大震災以来、各地の惨状を見るに付け、なかなか日記に向かう気持ちになれなかった。何を書けば良いのか、何を訴えてよいのか、わからなかった。
最近ではテレビのニュースも見たくない。地震のニュースも、津波の話題も、原発の事故も、どれも聞きたくない。
でも、日記を書く気になったのは、NHKのBSプレミアムでほぼ毎日連載している、日野正平の「にっぽん縦断 こころ旅」という番組を見て癒されているからだ。視聴者から手紙で寄せられた「思い出の景色」を求めて、毎日自転車で訪ね歩くという番組である。
彼はいい加減な役柄が多いので、実際の性格もそうなのかなと思っていたら、やはりちょっと軽い感じがいい。なにより顔に似合わない声が魅力的だ。もし自分が女性だったら、あの声で口説かれてみたいかも知れないと思った。
今朝の放送は山形県だった。日本海側を北上しているので、青森県に入っても津軽を巡るだろうが、太平洋側の八戸まではやってこないのではないだろうかと思っている。
それでもいろんな人がいろんな場所に思い出を持っているものだ。それを番組を通して日野正平氏と一緒に追体験する感じがいい。
このあたりでも最近やっと田植えが始まった。田起こしをして水が入ると、それまで眠っていたであろう蛙たちが一斉に目を覚まし鳴き出した。その鳴き声がどんどん数を増し、もうすぐ大合唱になるだろう。夜はほとんど騒音というのにふさわしいほどになる。
でも明け方はとても静かで、隣の庭から聞こえる鶯の鳴き声で目が覚める。耳を澄ますと裏の畑では「ケーン、ケーン」と雉の鳴き声がしている。神社の森からはカッコウの鳴き声が続いている。
とても穏やかな気持ちになっている。
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