山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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かつての同級生、いや同期生というべきか、科が違うから。自分は土木工学科、彼は工業化学科だった。盛岡に居住しそのコミュニティで活躍しているというかつての同期生石川明氏が、卒業以来初めて三十数年ぶりに我が家を訪ねてくれた。ブログで私の病気を知り見舞ってくれたものだ。
学生の頃よりかなり恰幅がよくなり一瞬顔をまじまじと見た。確かに面影が残っているし、声は聞き覚えのある石川氏の声そのものだ。
彼とは遊びを通しての付き合いが主だった。マージャンを教えてくれたのも彼だった。休日に外泊届けを出して寮を抜け出して、私の中学の同級生たちにマージャンを教えにいったものだ。土曜の午後から日曜の朝までいわゆる「徹マン」になったりした。こっそり下の(田面木の上舘酒店)酒屋でアルコールを仕入れて遊びに行った。ペーパーバック版の仏英・英仏辞書を譲り受けたのも彼からだった。今でも持ってる。
さて、当時は彼の同級生(工業化学科)たちとバンドを組んだことがある。ドラムの佐々田とリードギターの盛だ。(ちなみにベースは一個上の先輩、ヴォーカルは機械工学科の輩、そして自分はサイドギター)特にリードギターの盛はとてもセンスのいいギタリストだと思った。一度だけ高専祭で演奏する機会があったが、2年から3年に上がるときの進級の問題でバラバラになってしまい解散した。自分にとってはたった一度のバンド経験だった。
その佐々田と盛にわざわざ会ってきてくれ、しかも色紙までしたためて持ってきてくれた。なんという心遣いだろう。本当にありがとう。とても温かい気持ちになった。また石川氏に岩手県地方の話題を聞かされて、いろいろと情報を得た。楽しいひと時であった。
今日またあの日の「つま恋」の総集編を見ながら聞きながらこれを書いている。
もちろん録画をしながらであるが、さっきの曲は「夢一夜」であった。こうせつがソロになってからちょっとヒットした曲だ。こんなすごい女心を表現した歌詞はどうやってこうせつは考えたのかと思ったりしたが、実は作詞者は阿木耀子であった。じっくり聞けば本当にせつない歌詞だ。さすが阿木耀子。だが、この歌を女性が歌ったとしたらどうだったのだろう。どうもイメージがわかない。こうせつだからこそしっくりくるのかもしれない。
こんどの曲は「加茂の流れに」だ。学生時代、ギターを覚えてからはよくかぐや姫をコピーしたが、この「加茂の流れに」は前奏や間奏に綺麗なギターソロがある。とても情緒のある和風のメロディーだ。しかも私にはいかにも京都を感じさせた。
ぞくぞくゲストが登場し始めた。尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」は尾崎が杏里のデビュー曲として提供した曲だそうだ。ちょっとハスキーな少女のような声といくつなのかわからないようなかわいい顔立ちで歌う姿は衰えない。
山本潤子の「卒業写真」はNHKの「みんなのうた」で初めて聞いた記憶がある。荒井由美の曲だが、山本潤子の方が数段いいと私は思う。伸びやかな高音がとても素敵だ。フォークグループ「赤い鳥」のころからこの人の声が好きだった。「竹田の子守唄」や「翼をください」など名曲がある。ハイファイセットでの「フィーリング」も絶品だ。
今度はかまやつひろしだ。なんと喜寿だそうだ。ゲスト全員で吉田拓郎が作った「我が良き友よ」を歌った。古き良き時代のバンカラ学生を歌ったものだが、そんな時代の映像が脳裏に見えるような名曲である。
またみんなで歌ったのが、これも拓郎の「夏休み」だ。簡単なコード進行で、ギター初心者ですぐにできる曲だが、やはり歌詞が良い。みんな指折り数えて夏休みを待っているが、そこにはちょっとせつない思いもつきまとう。少年時代の気持ちに引き戻されそうな歌だ。
そして今歌っているのが松山千春だ。若い頃はかっこよかったが、いまではすっかりハゲてしまった。「初恋」、「長い夜」などいい曲が多くまた声も素敵だ。ただ口が悪い。自分でも「俺から生意気を取ったらなにが残るか。」といって憚らない。それでもなんとかこのコンサートのムードを壊さないでホッとした。
伊勢正三の「二十二才の別れ」が始まった。この曲もギターの伴奏が素敵な、でもちょっと難しい曲だ。これも当時ヒットした。スリー・フィンガー奏法などを覚えたのもこの曲である。
こうせつや正やんが使っていたギターはどんなものかと目を凝らしていると、時々「MARTIN」のマークが確認できた。ほかにもとっかえひっかえ何種類ものギターを使っている。いったい何本持ってきているのか。とってもいい音がする。ナマで聞いてみたいものだ。
さあ、次はなんの曲を歌うのかな?生放送の時にはちょうど小田和正のときに大河ドラマがかぶってしまい、放送されなかったので今回はきっとその部分はカバーされるだろう。さあ、どんなことを言うだろう。何を歌ってくれくかな。
先輩のM坂さんが来てくださった。ブログで紹介していた自社ブランドの羊羹を見て、思わず催促の書き込みをしてしまったのでわざわざ届けてくださったのだ。
なんたってT屋の羊羹に引けをとらないというふれこみだった(?)ので是非食してみたくなったのだ。
M坂さんはその話題の「シチズン羊羹」のほかに「赤ワイン羊羹」、「エゴマのキムチ」、「碧螺春」というお茶、ブランクDVD−R50枚1パック、そして中国系女性ヴォーカルのCD3枚をもってきてくださった。こんなにお土産をもってきてくれる人がほかにいるだろうか。
ちなみに「シチズン羊羹」は「本練」と「小倉」があり、今日は早速「小倉」のほうからいただいてみた。羊羹本体のところどころに出てくる小豆の味がなんともいえなく程よい甘さで美味しかった。T屋の羊羹に勝るとも劣らない美味しさであった。明日は「本練」のほうを試してみたい。それとも赤ワイン羊羹にしてみようか。
今年は中国が建国60周年で、テレビでも盛んに報道されていることから、中国に進出しているM坂さんの会社の話や私が行った25年前の日中青年友好交流の時の話題に花が咲いた。
また先輩は湊中吹奏楽部に籍を置いたことがあり、私の妻も同中同部の出身であることから、吹奏楽部の同窓生の話や恩師である最上哲三先生のことが話題に上がった。
つい最近最上先生を囲む会があり、その席で「宮沢賢治祭」にコーラスのタクトを元気に振っている先生の模様を映したDVDを「これは俺の形見だ」といって妻にくれたそうで、これをM坂さんにお見せした。とてもお元気だと感心していた。
本当に楽しいひと時だった。
今週の午後の衛星映画劇場はマリリン・モンローだ。今は「七年目の浮気」という比較的おバカなストーリーの映画を観ている。
昨日はやはりモンローの「ナイアガラ」という映画だった。ところが昨日は南太平洋で発生した地震による津波注意報のため、NHKは総合テレビからBS1からBSハイビジョンまで津波注意報のテロップと地図を放送にかぶせっぱなしで、せっかくの映画やハイビジョン映像が台無しになってしまった。
録画をセットしていたが、字幕が注意報の地図で隠れたり、ベッドに横たわるモンローの顔をかくしてしまったり、結局録画を中止してしまった。
幸いこの日の映画「ナイアガラ」を10月2日15時から改めて放映するとテロップが入り一安心した。さっそく録画予約をし直した。
だいたいにおいてNHKが放送している五つのチャンネル全部で延々と注意報を通常放送にかぶせるのはいかがなものか。チャンネルの性格からいって総合テレビとBS1だけで充分ではないか。BS2やBSハイビジョンでは私のようにそのときの番組の映像をなるべく綺麗に保存したいと思っている人がいるはずだ。注意報・警報を見たければチャンネルを換えれば済む話だ。
注意報をかぶせている間の番組がもったいない。
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