山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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デカドロン2日目、今回は早くもだるい。先が思いやられる。
いとこの佐々木和雄さんが来てくれた。久しぶりといいながらやまぶどうジュースとクジラの缶詰を持ってきてくれた。
造船所で塗装の仕事をしている彼は、今のご時世にしては仕事の量も順調でしばらくは食いっぱぐれがないと話していた。
なにしろ今の話題のトップは適齢期の息子の話だ。いろいろと気を病んではいるが、こればかりは本人次第だ。親父がちょっとアレンジしてみたがうまくいかなかったようだ。
またまた3週間ぶりの通院であった。新築中であった赤十字病院も新しい病棟が完成し、2月1日からの供用開始に向け、今月の末が引越しだそうだ。今の診察室で診察を受けるのも今日で最後である。
ちなみに、これまでの病院の建物は新館と本館があったから、新しい建物は「新本館」だそうだ。市役所の建物の呼び方が紛らわしいように、ここも呼び間違いをしそうだ。
今日は待ち時間が長かった。10時30分に受付をしてすぐ採血をしたあと、診察をしてもらったのは13時10分ごろであった。それでも私の後にはまだまだ患者さんが待っていたので、最後の患者さんが診てもらったのはいったい何時ごろになったのであろうか。待ち時間に疲れてしまい、病気が悪化しそうである。ましてこのごろインフルエンザの患者が多く、いわゆる院内感染しそうな雰囲気である。変なウイルスをもらわないよう気をつけなくては。
松葉保育園の松田園長が来てくださった。保育園の園長であるが、舘消防団の副団長であり、同級生でもある。私が倒れるまでは妻が保育園に保母として勤めていたので、お遊戯会のDVDを見せに持ってきてくれたのだ。このごろはヴィデオテープではなくDVDである。
妻は子供たちの元気に踊る姿を見て感激ひとしおの様子であった。何より売り物は、最後に収録されていた職員による「マツケンサンバ」であった。父兄には大うけ、子供たちはノリノリで大盛り上がりの様子であった。
今日見た映画は「クール・ランニング」。常夏の国ジャマイカから冬のオリンピックにボブスレーで出場するという実話に基づいた話だ。周りのベテランの国々に馬鹿にされながらも、実力を発揮していく。決勝では優勝候補に挙げられながらも転倒、そりを担いでゴールするという感動の物語だ。DVDに保存しておこう。
最近、迷惑メールがとっても多くなった。これまではたまに送られてくるぐらいだったのに、ここ一週間は多いときは一日に10件以上もの迷惑メールが到着する。今日も20件近くの迷惑メールが来ていた。
何がどう迷惑か、というと、まず未承諾広告、そしてアダルトサイト情報メール、などだ。どっちみち内容も見ないで即刻削除されてしまうだから、まったく無駄なんだけどね。
いとこその1のご主人から電話をもらった。契約したメールアカウントが判らなくなってしまったらしい。電話であれこれ質問されたが、結局はプロバイダに問い合わせるしか方法は無いのではないかという結論に達した。
夕方、妻神都市開発部次長がきてくださった。いつもどおり市役所内の内輪話を面白く聞かせてくれた。特に土曜日の新聞では発言をちょっとゆがんで記載されたとぼやいていた。
先日、八戸赤十字病院でお会いした軽米のKさんから返信メールが届いた。お互い闘病仲間、仲良くしていきたい。ホームページもご覧いただいたそうだ。うれしい限りである。
今日は八戸市では「成人の日」であり、確か第2日曜日が「消防出初式」ではなかったか。数日後にきっと報告があるに違いない。期待して待っているとしよう。
昨日で3日のデカドロンが抜けたが、辛さが残っている。筋肉の強張りとだるさがなんともいえない。早くとれてほしいものだ。パソコンを打つのも億劫になるのだ。
今日は今年最初の通院日であった。外は非常に寒く、行き帰りが辛かった。改築が進む八戸赤十字病院は、閉鎖されていた旧正面玄関の出入りができるようになっており、久しぶりに正面から出入りができた。
いつもどおり、採血のあと床屋へ行き散髪をした。少しずつ伸ばしているものだから後ろの部分が寝癖になり、床屋さんも苦労していた。東京都庁の黒田さんの真似だと言っておいた。
診察室では患者で軽米町のKさんにお会いした。彼とは岩手医大病院に入院していたときに同室でお世話になった。こちらの八戸赤十字病院でも同時期に入院していたことがある。移植を勧められているという話を聞いていたので訊ねてみたら、国立がんセンターでセカンドオピニオンを聞いたときに、そこまでは必要ないのではないかということで、今のところしていないのだそうだ。でも彼は移植についてかなり勉強したらしく知識が深そうなので、私がその立場になったときにはぜひ相談したい。そこで電話番号やメールアドレスをお聞きした。そのうちにいろいろと訊ねてみたい。
午後、帰省して正月を自宅で過ごした娘が新幹線で上京していった。自分で自分用の土産を買い持っていった。
謹賀新年
新年早々、地元の新聞デーリー東北新春短編小説第45回に、同級生作家岩舘弘道氏の「彼方の釣り」が佳作に入選していた。
入院していた当時に何度か彼の小説を読ませてもらったことがある。釣りが彼の趣味であるため、それを題材にしたものが多い。以前にも釣り雑誌に連載で投稿した小説も読ませてもらった。面白い作品であった。ぜひ次作を期待したい。
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